幼稚園保育園の年長さんは最後の年ということで、思いっきり園生活を満喫していることと思います。
それと同時に小学校入学へ向けての準備も徐々にしているところでしょうか。
最近では「ランドセルは年中さんの時にもう買ったよ!」
なんてお子さんもいる程、学用品は早いうちからどんどん揃えているお家もあるようです。
ただ、学校で使うものと違って、
生活習慣などは少しずつ小学校へ向けて整えていく必要がありますよね。
私も過去幼稚園で年長児の担任をしていましたが、
その際は小学校の先生と連携しながら、入学へ向けての細かなことを話し合っていました。
そこで今回はその経験を元に、
- 小学校入学までにどんなことができていれば良いのか、
- 学校の先生が望んでいることはどんな事なのか
をお話したいと思います。
年長さんが小学校までにできていて欲しい7つのこと
早寝、早起き、朝ごはん
幼稚園保育園と違い、学校は登校時間がちゃんと決まってっていますよね。
もしかすると今、園に登園している時間には学校の1時間目が始まってる!
なんて方も居るかと思います。
そんな方は少しずつ起床時間を早めていき、
朝スッキリ起きる為にも早寝を習慣づけてください。そしてしっかり朝ごはんを食べる時間を確保してください。
やはり睡眠がしっかり取れている子や朝ごはんをきちんと食べている子は集中力もありますし、
記憶力もぐんぐん発達していきます。
挨拶や返事がしっかりできる
挨拶はコミュニケーションの基本です。
おはようやこんにちはなど以外にも、いただきますやありがとう、ごめんなさいがしっかり言えると素敵ですよね。
また名前を呼ばれて大きな声で返事が出来るのも大切です。
学校では意見を発表したり、朗読をしたり声を出す機会も沢山ありますのでしっかり身につけておきたいですね。
人の話がきちんと聞ける
先生やお友達が話をしている時、最後までじっくり聞けるようにしましょう。
何かをいじりながらでは無く、
しっかり相手の顔を見て聞けるといいですね。
お家でもお子さんが話しかけてきた時に
「今忙しいからあとで!」ではなく、
お父さんお母さんがじっくり話を聞いてあげることが大切かと思います。
自分の名前が読み書きできる
これは女の子は割りと得意な子が多いかと思います。
保育園幼稚園でお友達と手紙のやり取りなんかをすると、
どんどん上手になっていきますよね。
「あいうえお」が全部書ける必要はありません。
最低限自分の名前さえ読めて書ければ十分です。
ただ、ここ数年は小学校の先生もなかなか大変なようで、書く方は名前だけで大丈夫だけど、読む方は「あいうえお」を全て読めるようにして下さいという学校も増えてきているのが実態です。
鉛筆を正しく持てる
これはとにかく初めのうちにどれだけしっかり教えるかでとても違います。
くせが着いてしまうとなかなか直りません。
鉛筆を正しく持つことで字も書きやすく、姿勢も自然と良くなります。
自分の意志を伝えることが出来る
自分の思っていることを伝えるのは大人でも難しいですが、
低年齢の子どもである程、気持ちをしっかり伝えられることが重要です。
授業で分からないことがある時、
先生や友だちにすぐ聞けたら理解度は大きく違ってきますし、
理解できないままだと授業をつまらなく感じ、集中力の低下にも繋がりますよね。
衣服の着脱、持ち物の整理整頓が一人で出来る
要は生活習慣が確立しているかです。
これは日々の積み重ねですから、苦手なようであればお家で根気強く教えてあげて欲しいです。
特に整理整頓はとても大切です。
学校で使う道具はどんどん増えていきますし、
算数などで使うおはじきのように小さい物も沢山あります。
整理整頓が出来ていないと授業中スムーズに準備出来なかったり、
無くしてしまいがちです。
また自分のものをしっかり管理するというのは集団生活でのマナーでもあります。
以上のようなことを小学校の先生方は望んでいます。
補足として、
- 本をたくさん読んだり
- 食事中は座っている
などのけじめもついていると良いかと思います。
また、親子で通学路を一緒歩くのもぜひやって見て欲しいです。
何度かやって慣れたら、親は少し離れて歩いてみたり、
危険なところはお子さんと一緒に確認しておいて欲しいなと思います。
まとめ
長々と書いてしまいましたが、
どの項目も小学校へ向けてぜひチャレンジして欲しいです。
ただ勘違いしないで欲しいのは、
上記のことが出来ていないからといって駄目と言うわけではありません。
少しずつチャレンジしていく中で、
お子さん自身が小学校へ向けて前向きな気持ちを高めていくことが1番大切だと思います。
その上で出来ることが増えていれば自信もつきますよね。
きっと幼稚園保育園でもサポートしてもらえると思うので、
焦らず少しずつお子さんと取り組んでみてくださいね。
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