コエンザイムQ10を効率的に摂取するために…吸収率をチェック!

細胞の中でエネルギーを作り出すのに必要な酵素、コエンザイムQ10。

もともとは美容関係のサプリメントとして有名になったため、
「自分にはあまり関係がないかも」と考えている人は少なくない様子。

しかし近年になって、コエンザイムQ10が不妊症に働きかける効果について
様々な研究が進められています。

特に男性不妊症への効果には大きく期待出来る部分があり、
妊活中のカップルにとっては見過ごせない成分となっています。

今回はコエンザイムQ10の効率的な摂取について考えてみたいと思います!

コエンザイムQ10ってなに?

そもそもコエンザイムQ10がなにか、というところからチェックしてみましょう。

コエンザイムQ10とは、細胞の中でエネルギーを作る働きをする酵素のひとつ。
ビタミンとよく似た働きをするビタミン性物質です。
発見されたのは割と近年で、日本では当初心筋梗塞の治療薬などとして用いられてきました。

しかし15年ほど前からサプリメントでの使用も認可されたため、
現在では多くの人がコエンザイムQ10のサプリメントを愛用しています。

⇒参考資料:コエンザイムQ10-わかさ生活

コエンザイムQ10をしっかりと摂取すると、
エネルギーが作られやすく疲れにくい体になると言われています。
また高い抗酸化作用があるため、
活性酸素の悪い働きを抑制し、妊活にも効果があると考えられています。

反対にコエンザイムQ10が不足すると、
疲労やお肌の老化、免疫力の低下などを引き起こすと言われていますし、
心臓疾患との関係も指摘されているため、ぜひ積極的に補っていきたい栄養素です。

しかし、コエンザイムQ10は普通の食事からの摂取が難しいと言われています。

コエンザイムQ10が摂取しにくいのはなぜ?

厚生労働省からの報告によると、
コエンザイムQ10の目安の摂取量が見えてきます。

多くの国で1日30mgの摂取で健康効果が得られていること、
そして健康食品としては1日60mgの摂取を勧めるものが多いこと。
加えて300mg以上の摂取で健康被害が出かねないという内容のため、
1日30mg~60mgが目安の摂取量ということが出来そうです。

⇒参考資料:コエンザイムQ10の安全性-厚生労働省

たった50mg程度、という気がしますが…
実はこれを食品に換算すると大変な量になってしまいます。

コエンザイムQ10は食べ物に含まれる量がごく少ないため、
1日の目安量を食べ物から摂取するには、
コエンザイムQ10が多く含まれていると言われる牛肉でも
1㎏ほどの量を毎日食べなくてはいけません。

正直に言って、不可能に近い量と言えそうです。

加えてコエンザイムQ10が体内に吸収されにくい性質を持っているという点も、
摂取を難しくしている理由に挙げられます。たくさんの食品を摂取しても、
そこに含まれるコエンザイムQ10がすべて体内に吸収されるわけではないんですね。

それでコエンザイムQ10のメリットをしっかりと受けるためには、
吸収率を良くして摂りいれるというひと工夫が必要なんです。

コエンザイムQ10の吸収率をアップさせるにはどうすればいいの?

コエンザイムQ10の吸収率を高めるために、
まずはサプリメントの使用を検討するのは良いことです。

食べ物のみから必要量を補うのが難しい栄養素ですので、
すでに1日の摂取量がぎゅっと詰まっているサプリメントは
手軽でさらに効果的。

パートナーと一緒に妊活中であれば、
男性にも女性にも効果があると考えられるコエンザイムQ10を
一緒に摂取すると、気持ちも前向きになれていいかもしれません。

さらにサプリメントを選ぶときには、
購入しようとしている商品の吸収率についてもチェックしてみましょう。

コエンザイムQ10を販売している多くのサプリメントの会社では、
吸収率をアップさせるための何らかの方法が取られています。

特に吸収率アップに成功している商品では
「還元型」「発酵技術」といったキーワードと共に、
吸収率を特に高めていることを押し出していますから、選びやすくなっています。

加えて油に溶けやすい性質を考えて、食後にサプリメントを摂取したり、
コエンザイムQ10の働きを相乗的に高めると言われる
ビタミンC・ビタミンEも一緒に配合されているものなどを選ぶとより効果的。

価格や天然成分・合成成分といった内容だけに惑わされず、
しっかりとしたサプリメント選びをしていきましょう!

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