妊娠中に必要なビタミン・ミネラルってなにがあるの?

妊娠中、ママの体は通常の時と大きく変化します。

そのため、妊娠中は体が必要としている栄養素がたくさんあるんです。
なかには通常時の何倍もの量を摂取する必要があるものも!

今回は妊娠中に必要なビタミン・ミネラルについて調べてみました。

妊娠中のプレママさんも、妊活中のベビ待ちさんも…
赤ちゃんとママに必要な栄養素について考えてみましょう♪

赤ちゃんの先天性異常を防ぐために…葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12

赤ちゃんの先天性異常のひとつ、神経管閉鎖障害のリスク低減のため、
妊娠中は葉酸の摂取が勧められています。

そしてこの葉酸とともに、わたしたちの体の中で働いてくれるのが
葉酸と同じビタミンB群の仲間である、ビタミンB6とB12です。

お互いに補い合い働きあうこのビタミン、3つが上手に働きあうと
心筋梗塞などのリスク低減にも役立つと考えられています。
どれかひとつが多くても効果があまり出なくなるということなので、
この3種のビタミンが協力し合って体の中で働くことが分かりますね。

ビタミン12そのものにも、造血作用があり貧血の予防に効果があります。
妊娠初期には貧血が起こりやすくなりますので、
ビタミンB12を積極的に摂りいれて貧血の予防をするのは大切です!

そしてビタミンB6もまた、妊娠中に特に大目に摂取した方が良いビタミン。
タンパク質の正常な分解を促すこのビタミンは
妊娠中に摂取することで、妊娠高血圧症のリスク低減や
つわりの緩和にも役立つのではと考えられています。

葉酸サプリには一緒にビタミンB群も含まれている商品も多いので、
一緒に手軽に摂取できると嬉しいですね♪

妊娠中に不足する栄養素!鉄分・カルシウムもしっかり摂りいれよう

妊娠中は、母体が取り入れた栄養素のいくつかが
お腹の中の赤ちゃんのために消費されるようになっています。

それが原因で、ママが体調不良に見舞われることもしばしば。

例えば妊娠中に、貧血に悩まされる女性は少なくありません。
貧血からくるたちくらみやめまいは、
転倒してお腹の赤ちゃんの命が危ぶまれる可能性もありますので
なんとしてでも避けたいところ。

妊娠初期の貧血も、多くの場合は鉄の欠乏からくるものですので
鉄分をしっかりと摂取して、貧血への対処も忘れないようにしましょう。

さらにカルシウムも妊娠中にしっかり摂りいれたい栄養素です。

妊娠中は赤ちゃんの骨などを形成するため、
母体のカルシウムが次々に赤ちゃんへ流れてしまいます。
それで妊娠中から出産後にかけて、多くの女性がカルシウム不足からくる
骨密度の低下に悩まされてしまうようです。
出産の後に歯の調子が悪くなるというのも、このカルシウム不足から来ているんですね…

妊娠中は通常時に比べて1.5倍近くのカルシウムの摂取が必要と言われていますから、
特に意識して摂りいれたい栄養素だと言えるでしょう。

妊娠中の過剰摂取に気を付けたい栄養素とは?

しかしどんな栄養素も、とにかく摂取すれば良いというものではありません!
中には過剰摂取によって、胎児に悪影響が及ぶものもあるので要注意。

例えば有名な栄養素ですと、ビタミンAがあります。

妊娠中にビタミンAを過剰摂取すると、
胎児の奇形症のリスクが高まると言われています。
レバーは葉酸もたくさん含まれる食品ですが、
同時にビタミンAも多く含まれるので注意が必要です。

加えてビオチンの過剰摂取も、胎児の奇形症のリスクを高めたり
子宮の収縮などの副作用があるのではないかと考えられています。
反対にビオチンを妊娠中は大目に摂取することを勧める声もあるため、
判断はなかなか難しいところ。

しかしどんな栄養素も、過剰摂取は体に良い影響を与えません。
サプリメントなどを使用するときは用量を守り、
バランスのいい食生活も心がけていきましょう!

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