高齢出産のリスクってなにがあるの?気になる症状を確認しよう

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女性の晩婚化が進んでいる中で、
出産についても高齢化が少しずつ進んでいるようです。

全体的な出生率の中で、高齢出産が占める割合はじわじわと増えています。
加齢によって卵子も老化するという情報が出てはいても、その数は減ることもなく
最近では新しく赤ちゃんが生まれた人のうちの約2割が高齢出産だとも言われています。。

中には50台以上で出産する超高齢出産という言葉もあり、
妊娠・出産の高齢化はこれからも進んでいく可能性があります。

しかし気になるのは、高齢出産に伴うリスク。
実は高齢出産には、さまざまな病気・症状を発症するリスクがあるんです。

高齢出産のリスクってどんなものがあるのでしょう?
気になる症状はしっかりと情報収集して、出産に備えていきましょう♪

高齢出産っていくつから?

高齢出産は、35歳以上で初めての出産を経験する人に使われる言葉です。

20年ほど前は30歳以上での初産の方を対象に高齢出産と言っていたようですが、
時代の移り変わりとともに、5歳年齢が引き上げられたようですね。

今後も時代の移り変わりに伴って、年齢が変わっていく可能性も…?

しかし年齢層が上がるにつれて、やはり避けられないリスクがあるようなんです。

高齢出産のリスク①…妊娠糖尿病

高齢出産のリスクのひとつが、妊娠糖尿病。

怖いことですが、もともと糖尿病ではなかった方が
妊娠と共に起きるホルモンバランスの崩れが原因で
糖尿病になってしまうことがあり、それが妊娠糖尿病と言われています。

この妊娠糖尿病、若い方の妊娠でも発症する事がありますが
高齢出産だとその確立が高くなると考えられています。

とくに肥満体系の方や、家族に糖尿病の方がいる場合は要注意。

軽い症状の場合は、妊娠と共に改善することが多いのですが
糖尿病がそのまま続いてしまう場合もあるようなので、
軽く見ることができないリスクです。

高齢出産のリスク②…妊娠高血圧

妊娠高血圧症候群という症状をご存知ですか?
以前は妊娠中毒症と呼ばれていたので、そちらの名前の方が有名かもしれませんね。

以前は高血圧に悩まされていなかった方が、
高血圧や尿蛋白になってしまうことをいいます。

はっきりとした原因がまだ分かっていない妊娠高血圧ですが、
高齢出産の場合そのリスクが高まるのは確実なようです。
40歳以上での出産の場合、その発症率はなんと3割にもなると言われており
原因が分からない分、対策方法も限られているのが恐ろしいところです。

高齢出産のリスク③…染色体異常

染色体異常とは、遺伝子の中に含まれる染色体が
本来の数から多かったり少なかったりする症状で、
赤ちゃんが障害を持って産まれる原因になることが分かっています。

染色体異常による有名な症状としてダウン症がありますが、
その他にも重大な疾患を引き起こすことがあり、
残念ながら赤ちゃんが長く生きられない可能性もかなり高くなってしまいます。

ちなみにダウン症児が生まれる確率をみると、
20歳での出産の場合は1500分の1以下の確率であるのに対し
45歳以上での出産の場合は、その確率が30分の1にまで大幅に増加。

超高齢出産の場合、染色体異常のリスクはかなり高くなることが分かります。

ちなみに染色体異常を避けるために、葉酸サプリが効果的と考えられています。
妊娠してからの摂取より、事前に摂取を続ける方が良いそうなので
妊活中の女性は要チェックですね。

高齢出産のリスク④…流産可能性の増加

高齢出産による大きなリスクのひとつが、流産の可能性。

流産はもともと、その他の妊娠のリスクに比べて確率が高く
20代の方の妊娠でも1割近くの人が流産してしまうと言われています。

しかしこれが30代以上の初産だと2割以上、
45歳以上の初産の場合は5割…つまり半数の方が流産してしまう計算になるのだとか。
これは大変な確率です。

こう考えてみると、高齢出産のリスクはやはり避けられないことが分かります…。

しかしそれでも、やっぱり諦めたくない妊娠・出産ですから!

食生活の改善や適度な運動、
葉酸サプリメントやビタミンDのサプリメントなどを使っての健康管理などを総合的に行って、妊活を進めていきたいですね。

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