ご存知ですか?赤ちゃんと食べ物アレルギーの本当のこと

大切な赤ちゃんにアレルギー症状が出ないよう、
食べる物も直接肌に触れる物にも気を遣っている方は多いかもしれません。

しかし食べ物アレルギーに悩まされる赤ちゃんは後を絶ちません。
一説には10人に1人という割合で、
赤ちゃんはなんらかのアレルギーを持っているという意見も。

出来れば産まれてくる赤ちゃんには何のアレルギーにも悩まされないで、
どんな食べ物もおいしく食べさせてあげたい…

とはいえ、妊婦さんと赤ちゃん、アレルギーと食べ物の関係については
まだまだ分かっていないこともたくさんあります。

今回は赤ちゃんと食べ物アレルギーについてよく耳にする話と、
本当のところについて調べてみました。

妊娠中の食事で赤ちゃんにアレルギーが出るって本当?

産まれてきた赤ちゃんに食べ物アレルギーがあることが分かると、
多くのママは自分を責めてしまうようです。

なぜなら妊娠中に食べたものが原因で、
お腹の赤ちゃんにアレルギーが出るという話があるからです。

あの時あれを食べなければ…とか、もっと量を控えていれば…とか、
友達のママは控えていたっていうのにわたしは…とか、
どうしても「あの時こうしていれば」という思いに悩まされてしまいます。

しかし実際には、妊娠中に食べたものが
赤ちゃんのアレルギーの原因になるという科学的根拠は見つかっていません。
実際にどれだけ摂取に気を付けていても、食べ物アレルギーが出てしまう場合もあれば、
反対にあまり気にしていなくてもアレルギーに悩まされない場合もあるようです。

卵や牛乳、小麦や甲殻類…
様々なアレルゲンとなる食べ物があります。過剰摂取には気を付けたいですが、
もし赤ちゃんにアレルギーが出てしまって、さらに妊娠中にそれを食べていたという場合でも
あまり自分を責めないようにしましょう。

赤ちゃんの時に出る食べ物アレルギーは、
成長と共に少しずつ緩和される場合があります。

難しいかもしれませんが、前向きに療法に取り組んでいきたいですね。

離乳食を遅らせたほうがアレルギーが出にくいって本当?

赤ちゃんの育て方については様々な意見があります。
そして年数と共に全く反対の意見に変わっていく場合もあります。

アレルギーと離乳食を取るタイミングについても同じことが言えます。

例えば昔は母乳のメリットが特に強調されていましたが、
近年では生後1年を超えて母乳を与えると、
逆に食べ物アレルギーを引き起こしやすいと言われています。

また赤ちゃんの食べ物への意識を高めるために、
早めに離乳食を与えることが推奨されている時期もありましたが
近年では生後半年以降から少しずつ移行していくようにという指示が一般的です。

この考え方も今後変わっていく可能性はありますが、
最新の、そして信頼できる情報を常にチェックしながら行動するのが良さそうですね。

食べ物アレルギーが出たら、とにかく食べさせないのが大事?

食べ物アレルギーが出てしまった場合、とにかく食べ物を食べさせない…
いわゆる食物除去を治療法として行う場合があります。

しかし食物除去は、医療機関によるきちんとした診断と指示を得て行うのが大切。
独自の判断で行う食物除去は、
赤ちゃんの栄養不良を招いてしまう可能性もあるからです。

また反対に、パパやママがどれだけ食べ物アレルギーのことで気を付けていても
周りの大人がアレルギーに対する理解が少ないと、
むやみにアレルギーの元になる食べ物を与えてしまうことも起こり得ます。

善意からではあっても、それは赤ちゃんの命にもかかわる行為。
しっかりと気を付けるとともに、よく接する方からの
食べ物アレルギーに関する理解を得られるように努力していきましょう。

赤ちゃんの食べ物アレルギーは本人だけでなく、
親になるわたしたちにとってもつらいもの…
しかし治療の見込みに目を向けて、落ち着いて対処していきたいですね。

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