「未妊」という言葉をお聞きになったことがありますか?
近年になってところどころで聞かれ始めるようになったこの言葉。
わたしたちの妊娠への意識をちょっと変えさせる、新しいキーワードです。
未妊っていったいなんでしょう?
未妊と不妊の違いってなに?
妊活に取り組んでいるあなたも、新しい視点から妊娠について考えてみませんか?
未妊ってなに?不妊となにが違うの?
未妊という言葉は、妊娠や出産に関する多くの書物を出版してきた女性ジャーナリスト、
河合蘭さんが名付けた新しいキーワードです。
妊娠適齢期を迎えている・あるいは適齢期を過ぎていたとしても、
さらには将来的に妊娠・出産したいと思っていたとしても、
現在の自分を取り巻くいろいろな状況を考えてまだ妊娠を望まない…
そんな考え方を未妊と名付けています。
この考え方、共感される女性も多いかもしれませんね。
仕事の状況、家族の状況、経済的な状況…
いつかは赤ちゃんを産みたいけど、今では無いという悩みは
あまり珍しいものではと思います。
生理的な理由で妊娠が出来ない、
妊娠が難しいという状況で使われる不妊という言葉とは違って
わたしたちの意識も関係する、デリケートな意味合いを含んでいる言葉ですね。
未妊という言葉…こんな使われ方もしています
この未妊という言葉の響きが、
妊娠を望んでいるのになかなか赤ちゃんを授からない女性に好意的に受け止められ、
最近は少し違う意味合いでも用いられるようになってきているようです。
例えば、妊娠が不可能というイメージが起きてしまう不妊という言葉よりも
未だ妊娠はしていないけれど、将来的には出来るという未妊という言葉の方が
赤ちゃんが出来にくい今の状況を積極的に捉えられるということで、
不妊治療中でも未妊という考え方をしようという動きもあるようです。
さらに東洋医学と結び付け、
不妊を西洋医学で治療する不妊治療とは違い
漢方や体調改善を主にして妊娠しやすい体づくりを進めることを
未妊と呼ぶ方もいらっしゃる様子。
日本では新しいキーワードを使って、
今まであった問題や状況へのイメージを変えるというのがかなり一般的ですから、
この未妊という言葉もこれからどんどん広まっていくかもしれませんね。
未妊と不妊、わたしたちの意識の違い
未妊という考え方をすることによって、
わたしたちの妊娠への意識や行動はどう変わっていくのでしょうか?
本来の未妊という意味からは、
妊娠への環境を整えることの大切さや難しさが感じ取れます。
将来的には妊娠を…と考えながらどんどんと時間が経ってしまうと、
次には高齢出産とそれに伴うリスクの問題と戦わなければならなくなってしまいますし…
現代だからこそ起きる、出産のタイミングについての悩みは大きいですね。
不妊ではなく未妊という考え方をしよう!という意味合いでは、
不妊治療を積極的に見ることができるのが、
赤ちゃんを授からないというストレスの軽減に役立っていいかもしれません。
未だ妊娠していないだけ、という意味で用いる未妊という言葉は、
ベビ待ちという言葉と同じ印象が得られます。
赤ちゃんを待っている、ママとなる準備をしている…
そんな明るい見方も、ある程度の期間をかけて妊活する力になりますね。
あなたは将来的には妊娠を望んでいるけど、今は違うと思っている人?
そろそろ子供について意識してきたけど、まだ妊活まではと思っている人?
今すぐにでも赤ちゃんが欲しいけど、まだ授かっていない人?
妊娠についての考え方も悩みも人それぞれですが、
情報収集はきっとマイナスにはならないハズ!
あなたも未妊というキーワードをきっかけに、妊活についていろいろ考えてみませんか?
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