保育士目線の保育園選びのポイント2つと我が子を同じ保育園に預けたくない理由。

保育士又は幼稚園教諭等の保育の現場での仕事経験のあるママさんが仕事を探そうとするとき、ほとんどの方が保育関係の仕事を求めるという事が多いようです。

しかし、仕事復帰をしようとすると同時に、まずは何から始めればいいのでしょうか?

  • 仕事が決めてから、子どもの保育園を探す??
  • 子どもの保育園が決まってから就職活動??

私の場合は仕事を決めてから保育園を探し始めました。

子どもの誕生日の月に慣らし保育、翌月から仕事を始めるというのが私の理想的な流れでした。
それに合わせて早めに動き始めていたところ、結果的に私の就職が先という事になりました。

慣らし保育って?

慣らし保育とは、保護者の仕事復帰(もしくは、勤務開始)の時期に合わせ、事前に保育を開始して、初日は2時間、3日目は昼食まで、1週間後にはお昼寝まで、10日後にはおやつまで食べて最後まで、といった具合に少しずつ預ける時間を伸ばしていく期間の事です。
保育園の方針や、入園から保護者の仕事開始までの期間、子どもの慣れ具合などによって、預ける時間の延ばし方は異なります。

私はもともと、就職先がどこになろうとも、自分の勤める園には初めから子どもを入れるつもりは全くありませんでした。
その気持ちは今でも変わらないので、子どもの保育園の園長から「うちで働かない?」なんてよく言われますが、丁重にお断りしています。

自分が勤める園と同じ園には子供を入れたくない理由

やっぱり気を遣ったり、使われたりするのが嫌

なぜかというと、若い先生(年数の浅い先生)のクラスに園長の孫が入ってきたとします。
先生は園長の孫というだけでどんな子だったとしても気を使います。

また、そのお子さんの親御さん(園長先生の娘さんやお嫁さん)に対しても無駄に気を使います。
連絡帳ひとつ書くにも、園長が見ているんじゃないか、製作の完成度を気にしているんじゃないか、運動会は目立つ楽器にさせようか、組体操は一番てっぺんにしようか、発表会の配役は・・・・・などなどです。

もちろん他の保護者の目もありますから、全ての行事で一番良いポジションというわけにはいかないので、
そこは上手くバランスをとりますが、本当にいちいち気を使います。

これはあくまで私の経験上での話ですが、ここまで偉い方の身内の担任になることは無いにしても、先輩保育士の子供が園にいるというだけで若い保育士さん気は使ってしまうと思うのです。

これが私が自分の子供と同じ園に就職、入園という選択肢をはじめから持たなかった一番の大きな理由です。

それに、親の立場として、保育園に言いたい要望や意見などもいいづらくなりますし、
何かあって仕事を辞めたとき、気まずくなるので。

普段接する保育士に我が子が気を使われながら保育されるのも嫌ですし、
自分自身も職場の上司や先輩のお子さんに変な気を使いながら保育するのは嫌なんですね。

保育士の私が行った失敗しない保育園選び

保育園の良し悪しを決めるのは保護者自身なので、こんな園が絶対良い!こんな園は絶対ダメ!というのはありませんが、大まかなポイントを紹介したいと思います。

子どものお迎え連絡に寛大か?

どこの保育園でも、お子さんの体調が悪くなったら親御さんの職場に連絡をして、お迎えをお願いしますよね?
そこはお互い様、という気持ちで「迎えにいってあげて」と言ってくれる職場であってほしいですね。
気持ち的余裕と、人員配置の余裕が必要にはなりますが。

人間関係は良好か?

母親だって人間です、職場の人間関係が悪かったら、絶対に子育てに響きます。
我が子にしてあげたい保育をしているか?
綺麗ごとかもしれませんが、これは私の経験上、子育て中の保育士にとってはかなり重要だと思います。
オムツ替えや、食事の与え方、寝かしつけ方などで、こんなことうちの子がされていたら嫌だな・・・・と思う場面があまりにも多い現場は居ても苦痛なだけです。

気になった保育園の行事には思い切って参加してみる!

私は自宅から車で15分程の園に就職し、子どもは入学予定の小学校の学区の保育園に入園を決めました。

その園は子育て支援なども無く、園の中に入る機会は無かったので、立地だけで選んだ部分もありましたが、入園願書を出す少し前に夏祭りがあると聞いたので、足を運んでみることにしました。

行事での雰囲気は普段の保育の雰囲気とはまた違いますが、
園の中に入る良い機会だと思うので、入園希望の候補に入っている保育園の行事はチェックしておくと良いかも知れません。

もし、一般の人も参加OKの行事であれば、堂々と参加しちゃいましょう!
掃除は行き届いているか?先生は若い先生が多い??年配の先生が多い?保護者の前で堂々と後輩を叱っているベテラン先生はいないか?などを私は無意識に見てしまいます。

まとめ

子育て中のママだからこそ、親御さんの気持ちに寄り添って、一緒に共感できることもあります。
そして、保育士として働いているからこそ、我が子と一緒に歌える歌、楽しめる遊びもたくさんあるんです。
お給料とは別にいただける子育てスキルも身につきます。
時給○○円だけでないプライスレスなものも手に入れられるママ保育士さんがたくさん増えると良いと思います。

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