副作用に注意!妊娠中、過剰摂取に気を付けたい栄養素は?

運動やダイエット、食事療法…

体のためにと思って行ってきたことが、
やりすぎが原因で逆効果になってしまうことは珍しくありません。

妊娠中も同じだと言えます。

母体のため、赤ちゃんのためと思って取り入れてきた栄養素が
過剰摂取によって副作用をもたらしてしまうことが有り得るのです。

妊娠中の過剰摂取に気を付けたほうがいい栄養素はなんでしょうか?
どんな行動に注意したほうが良いのでしょうか?

一緒に考えてみましょう!

妊娠中の過剰摂取は要注意…脂溶性ビタミン

気を付けたほうが良いビタミンの中に、脂溶性ビタミンがあります。

ビタミンはその性質で大きく2つに分けることができます。
それが水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンです。

それぞれ体の中での働きは少し異なるのですが、
今回注目したいのは、2つのビタミンの蓄積についてです。

水溶性ビタミンはその名の通り水に溶けだしやすい性質を持っているため、
食べ物から摂取する場合は調理の過程で失われやすく、
さらにある程度の量を摂取しても、尿で排出されてしまうことが多いと言われています。

しかし脂溶性ビタミンは尿による排出が進みにくく、
過剰に摂取した分は体内に保たれ、さらに蓄積していきやすいのです。

そのため脂溶性ビタミンはそもそもの摂取量も少な目で良く、
逆に言えば過剰摂取が体に毒になりやすいとも言えます。

それでは脂溶性ビタミンの中には何が含まれるのでしょうか?

脂溶性ビタミンのひとつ、ビタミンAに要注意!

脂溶性ビタミンは大きく分けて4種類。
ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKです。

その中でもビタミンAは、特に妊娠中の女性が摂取に気を付けたいビタミンです。

妊娠中はビタミンAを通常時よりも摂取する必要がありますが、
同時に過剰摂取によって、
お腹の赤ちゃんの奇形症リスクが高まるとも言われています。

特に動物性の食品に多く含まれるレチノールには要注意。
レバーやウナギなどによく含まれていますが、
食べ物だけでなくマルチビタミンのサプリメントなどに含まれていないか、
それによって過剰に摂取することにならないか、確認する必要がありますね。

ビタミンAが少なすぎても危険!?ビタミンAはどうやって摂取するの?

過剰摂取によって催奇形性があると言われているビタミンA。
しかしビタミンAの摂取量が少なすぎても
奇形症リスクが高まると言われており、摂取が難しいビタミンです。

しかしここで安心できる情報がひとつ。

基本的に脂溶性ビタミンであるビタミンAは動物性食品に含まれますが、
植物性食品に含まれるある栄養素が、体内に取り入れられることによって
ビタミンAに変わるものがあるんです。

その栄養素がβカロテンです。

βカロテンは水溶性ビタミンであるため、
多く摂りいれても尿による排出も多い栄養素です。
それである程度の量を摂取しても、βカロテンは問題なし!

ビタミンAの摂取面のみを考えると、あまり効率は良くないものの
ほどよくビタミンAを摂りいれたい妊娠中の女性にとっては
とっても助けになる栄養素と言えるかもしれませんね。

ビタミンDの過剰摂取にも要注意!何に気を付ければいいの?

脂溶性ビタミンの中にふくまれるビタミンDも、実は注意が必要な栄養素。

本来ビタミンDは赤ちゃんの骨の成長に欠かせない栄養素です。
妊娠中は通常時よりも多めの摂取が必要ではありますが、
やはり過剰摂取によって奇形リスクが高まるとも考えられています。

しかしビタミンDに限らずですが、余りに偏った食生活をしていない限り
食品から得られる栄養素で、過剰摂取にまでなることは稀です。

やはり過剰摂取の危険を一番招いてしまうのは、
間違ったサプリメントの摂取です。

用量を守ることはもちろんですが、
複合的にビタミンなどが配合されているサプリメントを重ねて使用することで
特定のビタミン・ミネラルが過剰摂取になってしまわないよう気を付けましょう。

細かな栄養素にまで目を配るのは大変かもしれませんが、
それも大切な赤ちゃんのため!気を付けていきましょう♪

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