BYDの車って、デザインも内装もガジェット感があってワクワクするし、お値段も手頃で最高じゃん!……と、先日ディーラーで実物を見て夫婦でテンションが上がっていた我が家。でも、家に帰ってネットで口コミを調べていると、「中国車は売るときに価格がつかない」「リセール最悪」なんて不穏な噂を目にしてしまい、一気に怖くなってしまいました。
「いくら新車が安くても、手放すときに大損するなら手が出せないよ〜!」と頭を抱えるママ。確かに、コスパだけで飛びついて「安物買いの銭失い」になるのは絶対に避けたいところです。特にBYDは日本に入ってきてまだ歴史が浅いブランドだからこそ、数年後にどう評価されるのか、私たちのような一般家庭には全く読めません。
そこで、「だったら自分たちで徹底的に調べて、本当にBYDは売れない車なのか、どうすれば買い叩かれずに済むのか白黒つけようじゃないか!」と、理屈派のパパが立ち上がりました。
この記事では、BYDの購入を検討してリセールの壁にぶち当たった我が家が、体当たりで調べて分かったリアルな査定事情と、業者に安く買い叩かれないための防衛策を赤裸々にまとめます。すでにBYDに乗っていて「そろそろ手放そうかな」と考えている方にとっても、我が家の検証プロセスがきっと役に立つはずです。
BYDのリセールは悪い?我が家が調べて分かったリアルな相場感
「で、結局のところBYDって数年後に売ろうとしたら二束三文になっちゃうの?」
夜、子どもたちが寝静まった後のリビングで、ママが不安げに聞いてきました。我が家が一番恐れているのは、数年後に乗り換えようとしたとき「あ、この車は値段つきませんね」と業者に冷たくあしらわれることです。
パパが中古車市場のデータや実際の買取相場を夜な夜なリサーチした結果、結論から言うと「リセールがめちゃくちゃ良いとは言えないけど、決して売れない車ではない」という現実が見えてきました。
国産人気車やテスラほど相場が安定しているとは言いにくい
正直に言います。私たちが調べてみた限り、ハリアーやアルファードのような国産の人気車種、あるいはEV界のパイオニアであるテスラのように、「数年乗っても買った値段とそこまで変わらない!」という魔法のようなリセールは、今のBYDには期待しにくいのが現実でした。
日本市場におけるBYDは、ATTO 3、DOLPHIN、SEALなど魅力的な車種を次々と投入していますが、まだブランドとしての歴史が浅いため、中古車業者側も「この車、いくらで買い取れば確実に利益が出るか」というデータが十分に蓄積されていません。業者は損をしたくないので、相場が読めない車に対しては、どうしても弱気な(=安い)査定額を出しがちなんだそうです。
ただし「売れない車」ではない
「なんだ、やっぱり安く買い叩かれるんじゃん。じゃあBYDはやめようか……」と肩を落とすママ。
でも、ちょっと待ってください。リサーチを進めると、「BYD=価値ゼロで売れない」というのは完全な誤解だということが分かってきました。実際の中古車サイトを見てみると、BYDの車はちゃんと流通していますし、値段もしっかりついています。
それに、BYDは日本国内で「認定中古車制度」をスタートさせています。メーカー自身が中古車の価値を保証して再販するルートができつつあるということは、これから少しずつ相場が形作られていく証拠。「中国メーカーだから絶対に売れない」なんていう極端な噂は、ただの都市伝説に近いと私たちは判断しました。
リセールは車種・年式・走行距離・補助金・保証で変わる
では、何が査定額を決めるのか?これはBYDに限った話ではありませんが、最終的な価格は「どんな状態で乗っていたか」に大きく左右されます。
私たちも過去に車の査定で痛い目を見たことがあるのですが、走行距離が極端に多かったり、年式が古くなったりすれば、どんな車でも価値は下がります。さらにEV特有の事情として、後で詳しく書きますが「バッテリーの状態」や「国からの補助金の処分制限」などが複雑に絡んできます。
つまり、「BYDだからリセールが悪い」と一括りにして思考停止するのではなく、「自分たちの車の状態を正しく評価してくれる業者をどう探すか」が、家計を守るための最大の鍵になるんです。
BYDのリセールが不安視されやすい理由と我が家の葛藤
「でもさ、なんであんなにネットでは『リセールが悪い』って言われてるの?火のない所に煙は立たないって言うじゃない?」
ママの疑問はもっともです。我が家も、最初はデザインとコスパに惹かれて「これだ!」と思ったのに、ネットの評判を見て急ブレーキを踏んでしまいました。なぜここまで不安視されるのか、私たちなりに腑に落ちた理由を整理してみます。
中国メーカーへの心理的な不安がある
一番大きいのは、これだと思います。「中国製の車って、本当に大丈夫なの?」という漠然とした不安です。
家電やスマホならまだしも、命を乗せて走る車となると、日本の消費者はどうしても保守的になります。我が家も正直、「数年後に日本市場から撤退しちゃったらどうしよう」「修理の部品が手に入らなくなるんじゃないか」なんていう妄想を膨らませていました。
中古車を買う次のオーナーも同じ不安を抱えるため、需要が伸び悩み、結果として買取価格が上がりにくいという構造があるようです。
日本での中古相場がまだ読みづらい
先ほども触れましたが、日本で本格的に販売が開始されてから日が浅いため、市場に出回っている中古車の絶対数が少なすぎます。
「データがないから、高く買い取って在庫を抱えるリスクは取れない」。これが、多くの中古車買取業者の本音でしょう。私たちがお世話になっている地元の車屋さんに世間話ついでに聞いてみても、「うーん、BYDねぇ……正直、うちみたいな小さな店だと値段つけるのが怖いなぁ」と苦笑いしていました。この「業者側の戸惑い」が、安い査定額に直結してしまうのだと痛感しました。
EV全体の値落ち不安がある
BYDだから、中国車だから、という以前に、「EV(電気自動車)自体が中古になるとガクッと値段が下がりやすい」という大きな問題もありました。
「スマホのバッテリーみたいに、数年乗ったら全然走らなくなるんじゃないの?」とママが言うように、EVの心臓部であるバッテリーの劣化を気にする人は多いです。実際、テスラのような例外を除けば、国産のEV(例えば日産リーフなど)でも、初期の頃は中古車価格が大きく落ち込む傾向がありました。EVの中古市場全体がまだ成熟していないことも、BYDのリセールを不透明にしている原因の一つです。
(テスラの売却タイミングについてはこちらで解説しています。)
新車値引きやキャンペーンが中古相場に影響する場合がある
これが一番「なるほど!」と思った落とし穴でした。
新車を買うとき、メーカーが大規模なキャンペーンをやって安く買えたり、国や自治体から手厚いEV補助金が出たりしますよね。買う側からすれば「めっちゃお得じゃん!」と大喜びですが、中古車市場から見ると話は別です。
「新車が実質そんなに安く買えるなら、わざわざ中古車を高い値段で買わなくてもよくない?」と誰もが思います。新車の実質的な購入価格が下がれば、それに引っ張られて中古車の買取相場も下がってしまう。これは経済の仕組みとして当然のこと。だからこそ、「新車時の値引きや補助金を含めた実質負担額」と「売るときの査定額」をセットで考えないと、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することになるんです。
BYDは中古車市場で本当に流通している?調べてみた結果
「補助金や新車価格の影響で相場が読みにくいのは分かったけど、そもそも中古のBYDって本当に市場に出回ってるの?誰も買ってくれないんじゃない?」
疑り深いママの追及は続きます。確かに、「相場が読みにくい=市場が存在しない」のであれば、売るに売れません。
そこで、私たち夫婦はスマホを片手に、大手中古車検索サイトやメーカーの公式サイトを徹底的に調べ上げました。結論から言うと、心配していたような「中古市場が存在しない」という最悪の事態は杞憂でした。
BYDの中古車掲載は確認できる
カーセンサーやグーネットなどの大手中古車サイトで検索してみると、ATTO 3やDOLPHINを中心に、しっかり中古車の掲載が確認できました。
「お、意外とたくさん出てるじゃん!」と夫婦で画面を覗き込みました。走行距離が少ない試乗車落ち(デモカー)のような物件も多く、価格もきちんとついています。つまり、中古車業者は「BYDの車は店頭に並べれば売れる」と判断して買い取っている証拠です。これを見て、ママも「ホントだ、ちゃんと中古車として成立してるんだね」と少し安心した様子でした。
BYD認定中古車制度もある
さらに調べていて我が家が一番ホッとしたのが、「BYD認定中古車(BYD AUTO Certified Pre-Owned)」という公式制度がすでにスタートしていることでした。
メーカーの厳しい基準をクリアし、手厚い保証がついた状態で中古車が販売される仕組みです。これがあるということは、メーカー自身が「中古としての価値」を下支えしようとしている何よりの証拠。次のオーナーの「バッテリーは大丈夫?」「故障したらどうするの?」という不安を公式がカバーしてくれるため、中古車の買い手がつきやすくなります。中古車市場での需要が安定してくれば、私たちが売るときにも値段がつきやすくなるという好循環が期待できるわけです。
ただし中古流通が増えるほど価格競争も起きやすい
「じゃあ認定中古車もあるし安心だね!」と胸を撫で下ろしたのも束の間、理屈っぽいパパは冷静に次のリスクに気づいてしまいました。
BYDは今、日本中でどんどん販売台数を伸ばしています。ということは、数年後には今の何倍ものBYD車が中古市場にドバッと流れ込んでくるということです。需要に対して供給が上回れば、当然ながら価格競争が起きて相場は下がります。
「みんなが手放すタイミングで一緒に売ろうとしたら、ライバルが多すぎて買い叩かれちゃうかもね……」
市場があるからといって油断は禁物。自分たちの車の状態を良く保ち、タイミングを見計らうことがますます重要になってくると痛感しました。
もし我が家のBYDを売るなら?査定で見られやすいポイントを徹底解剖
「もし今、うちがBYDを買って数年後に売るとしたら、業者さんはどこをチェックして値段を決めるんだろう?」
過去に愛車のミニバンを売った際、洗車もせずに持っていって査定員さんに渋い顔をされた苦い経験を持つ我が家。「敵(?)の評価基準を知らねば対策は打てない!」ということで、BYD特有、そしてEV特有の査定ポイントを徹底解剖してみました。
年式・走行距離・車検残
まず基本中の基本。これはガソリン車だろうとEVだろうと変わりません。
年式が新しく、走行距離が短いほど高く売れます。逆に「1年で2万キロ走りました」というような過走行だと、一気に査定額は落ちます。車検までの残り期間も長い方がプラスになります。
「週末の買い物や近所の送迎メインなら、走行距離はそこまで伸びないから、ここはクリアできそうかな」とママ。まずは一般的な車の価値基準をどれだけ維持できているかが見られます。
バッテリー状態・保証の有無
ここからがBYDならでは、EVならではの超重要ポイントです。スマホを何年も使っているとバッテリーが1日持たなくなるのと同じで、EVの査定でも「バッテリーの劣化具合」は最もシビアに見られます。
「え、じゃあ毎日乗ってたらどんどん値段下がっちゃうの!?」とママは焦りましたが、BYDには新車から8年または15万kmのバッテリー保証(SOH70%以上)などがあります。この手厚い保証が次のオーナーにも引き継げる状態かどうかが、査定額を大きく左右します。
EV査定で見られるバッテリー劣化や事故歴はこちらで解説しています。
グレード・ボディカラー・装備
車の見た目や装備も査定に直結します。日本の中古車市場では、どうしても「白」や「黒」などの無難なボディカラーが人気を集める傾向にあります。
BYDはインテリアやエクステリアのカラーバリエーションが豊富で個性的ですが、「私、このポップな色が可愛いと思う!」と直感で選んだ色が、いざ売るときには「好みが分かれるので査定は少しマイナスですね……」と言われてしまう悲劇が起こり得ます。リセールを最優先に考えるなら、万人受けするカラーや人気のグレードを選んでおくのが鉄則だと改めて学びました。
補助金の処分制限
そして、我が家が一番「危ない、知らなかった!」と冷や汗をかいたのがこれです。
BYDを新車で買うとき、国や自治体から数十万円単位の手厚い「CEV補助金」などをもらえるケースが多いですよね。でも、これには「定められた期間(基本は3〜4年)は原則として手放してはいけない」という縛りがあるんです。
EV補助金を受けた車を売るときの注意点はこちらで解説しています。
もし期間内に売却してしまうと、補助金を返納しなければならないケースがあります。査定額がいくら高くても、返納分を差し引いたら手元に全然お金が残らない……なんていう「実質的な大損」になりかねません。車を売る前に、自分たちの車がいつまで処分制限に引っかかっているのか、カレンダーに赤ペンでグルグル丸をつけておくレベルで管理しないとダメだと肝に銘じました。
ここを落とすと大損!BYDを売るときに不利になりやすいケース
「査定で見られるポイントは分かったけど、じゃあ具体的にどんな乗り方をしたら『大損』しちゃうの?」
補助金のトラップに震え上がったママが、さらに深掘りして聞いてきました。せっかく買ったお気に入りのBYDも、売りに出した瞬間に「あー、これはマイナス査定ですね」と容赦なく減額されてしまっては、家計へのダメージが計り知れません。
そこでパパは、過去の失敗(洗車もせずに査定に出して呆れられた事件など)も踏まえつつ、BYDやEVならではの「これをやったら買取価格がガタ落ちするNGケース」をリストアップしてみました。
走行距離が多い
先ほども少し触れましたが、やはり「過走行」は一番のマイナス要因です。
我が家の場合、子どもたちを乗せて毎週末のように遠出し、夏休みには長距離キャンプに行くのが恒例行事。「EVならガソリン代(電気代)が安上がりじゃん!」と調子に乗って走り回りすぎると、あっという間に走行距離が伸びてしまいます。
特にEVの場合、「走行距離が多い=バッテリーを酷使している」とストレートに見なされやすいため、ガソリン車よりも過走行による値落ち幅が大きくなりやすい傾向があります。「普段使いメインなら大丈夫だけど、過走行には気をつけなきゃね」と夫婦で釘を刺し合いました。
バッテリーや充電まわりに不具合がある
「スマホもさ、充電の挿し口がバカになるとジャンク品扱いになるじゃん?車も同じ?」とママ。
まさにその通りです。バッテリー自体の劣化はもちろんですが、充電ポートの接触不良や、充電ケーブルの断線など、EVの命綱である「充電まわり」に不具合があると査定は一気に下がります。
私たちも過去に、家の駐車場の壁に充電器のコードを引っ掛けて危うく断線させかけたことがありました。「あの時もし壊してたら、売るときに数十万単位でマイナス食らってたかも……」と想像するだけでゾッとします。
修復歴・水没歴がある
事故による修復歴はどんな車でも大幅なマイナスですが、EVの場合は「床下」に最も高価なバッテリーが敷き詰められているため、下回りのダメージには業者が超敏感になります。
「そういえば昔、細い道で脱輪して車の底をガリッて擦ったことあったよね……」
ママの痛い過去を掘り返して申し訳ないですが、もしBYDであれをやってバッテリーケースに損傷を与えていたら、それだけで「修復歴あり」どころか「バッテリー交換必須で査定額ほぼゼロ」なんていう悲劇にもなりかねません。水没による漏電リスクも同様で、EVはとにかく「下回りのダメージ」が致命傷になるということを学びました。
補助金の処分制限が残っている
前の章でも書きましたが、これは本当に我が家にとって最大の落とし穴でした。
「もしパパが急に海外転勤になって、泣く泣く手放さなきゃいけなくなったらどうするの?」
こういう「やむを得ない事情」でも、補助金の保有義務期間(3〜4年)を満たしていなければ、基本的には残存期間に応じた補助金の返納義務が発生します。
車自体には150万円の査定がついたのに、補助金を40万円返納しなきゃいけないから、実質手元に残るのは110万円だけ……。家計を預かる身としては、このキャッシュフローのズレは死活問題です。「補助金の縛りが解けるまでは、絶対に売らない覚悟」が必要だと痛感しました。
安物買いの銭失いにならない!BYDを高く売るためにやるべきこと
「NG行動は分かった。じゃあ、いざBYDを売るってなった時、どうすれば1円でも高く買い取ってもらえるの?」
家計防衛のために目を光らせるママからの最終ミッションです。ここを間違えると、これまでの苦労が水の泡。BYDのように「相場がまだ読みづらい車」だからこそ、私たち素人が業者の言いなりにならないための武装(事前準備)が必要不可欠でした。
1社だけで査定を終わらせない
過去の我が家は、車の買い替えといえば「ディーラーに下取りに出して終わり」でした。新しい車を買うワクワクで頭がいっぱいで、古い車の査定額なんて「まぁそんなもんか」とハンコを押していたんです。今思えば、本当に愚かでした……。
BYDのような新しいブランドは、業者によって「この車なら〇〇万円で売れる」という相場観がバラバラです。「BYDはよく分からないから安く買い叩いておこう」という業者もいれば、「うちの店はEVを探しているお客さんがいるから高く買えるよ!」という業者もいます。つまり、1社だけの査定で「あ、BYDはやっぱりリセール悪いんですね」と諦めるのは、自らお金をドブに捨てるようなものです。
EV・輸入車に強い業者を含めて比較する
では、どんな業者に査定を依頼すべきか。近所の大手買取店だけでなく、「EVの扱いに慣れている業者」や「輸入車を専門に扱っている業者」を必ず比較候補に入れるべきだという結論に至りました。
EVのバッテリー状態(SOH)を正しく診断できる機材を持っているか、中国メーカーの強みや価値を理解しているか。こういった専門知識を持つ業者を見つけることが、BYDを適正価格で評価してもらうための絶対条件です。「餅は餅屋に頼むのが一番だね」と、パパのノートには『EV査定は専門業者も交えて相見積もり!』と太字で書き込まれました。
補助金や保証の情報を整理する
これもズボラな我が家への戒めです。
「バッテリー保証があと何年残っているか」「いつ買ったから、補助金の縛りはいつ解けるのか」を、査定員にスラスラと説明できるようにしておくこと。
車のダッシュボードに保証書や点検記録簿をグシャッと突っ込んでいるようでは、「あ、この人は車の管理がテキトーだな。安く言ってもバレないだろう」と足元を見られます。パパは今度から、車の重要書類は専用のクリアファイルにまとめ、査定の時に「私はこの車の価値(保証期間など)を正しく理解していますよ」とアピールする作戦に出ることに決めました。
車検・タイヤ交換・修理前に査定する
「査定に出す前に、あのバンパーの擦り傷、直しておいた方が高く売れるんじゃない?」とママが提案してきましたが、これは大きな間違いでした。
修理代に5万円かけても、査定額が5万円以上アップすることはほぼありません。特にEVは車重が重いためタイヤの減りが早く、タイヤ交換費用も高額になりがちです。「もうすぐ車検だし、タイヤもツルツルだから、全部新しくしてから売ろう」なんて親切心を出しても、かけた費用は回収できないのです。
傷もタイヤも車検切れも、そのままの状態で「プロ(複数業者)に査定に出して競わせる」。これが一番損をしない、賢い立ち回り方だと改めて夫婦で納得しました。
BYDは下取りと買取どっちがいい?我が家の結論
「いろいろと高く売るための条件は分かったけどさ、結局ディーラーに下取りしてもらうのと、車買取店に売るのって、どっちが我が家にとって得なの? ほら、次の車の契約と一緒に手続きできた方が、子どもたちを連れて何度もお店に行かなくて済むしラクじゃない?」
現実的な手間の部分でラクをしたいママの気持ち、ものすごくよく分かります。週末に騒がしい子ども2人を連れて、何軒も車屋さんをハシゴするなんて想像しただけで白目を剥きそうです。
でも、かつてミニバンを買い替えたときに「ラクだから」という理由だけでディーラーの下取りに丸投げし、後から買取相場を知って夫婦で10万円以上も大損してガックリ肩を落とした苦い過去を持つ我が家。BYDを売る(あるいは買う前にリセールを想定する)にあたって、下取りと買取のどちらを選ぶべきか、あの時の痛い教訓をもとに徹底的に比較してみました。
下取りは楽だが価格比較しにくい
以前の我が家がまさにそうだったのですが、新車を買うお店でそのまま古い車を引き取ってもらう「下取り」は、手続きが1回で済むのでとにかくラクです。新しい車が納車されるその日まで、今の車に乗り続けられるという安心感もあります。
ですが、下取りの最大の弱点は「その査定額が本当に高いのか安いのか、一般の私たちには全く比較できないこと」です。
ディーラーの営業マンから「今回は新車の値引きを頑張る代わりに、下取りはこれで限界です!」なんて言われると、なんだかすごく得をした気分になりますよね。でもそれ、実は下取り額を意図的に低く抑えられているケースが珍しくありません。特にBYDのような新しいEVは、ディーラー側も中古車としての転売ルートを広く持っていないことが多く、防衛策としてかなり安めの査定額を提示してくるリスクが高いんです。
買取査定は複数社で比較できる
一方で、車買取店に査定してもらう「買取」は、車そのものの価値を純粋に評価してくれます。特に今はネットから簡単に複数社へ査定を依頼できるので、業者同士を競わせることができます。
「でも、買取店ってなんだかガツガツしてて交渉が怖そう……」とママは身構えていましたが、今の時代はそんな心配も不要でした。複数社の査定額を並べてみれば、「A社は180万円だけど、B社は210万円」といった具合に、一目でどこが高く買ってくれるかが分かります。同じEVという括りで言えば、テスラは下取りより買取が高い?一括査定で比較すべき理由でも解説されている通り、最先端のEVこそ複数社を競わせる買取査定で真価を発揮する傾向があるんです。データとルートを持っている専門店なら、ディーラーが怖がってつけられなかった高値をポンと出してくれることがあります。
おすすめは「下取り+買取査定」の比較
「じゃあ、最初から下取りなんて考えずに買取店だけに絞ればいいのね?」と思うかもしれませんが、実はそれももったいないんです。我が家が行き着いた最強の攻略法は、両方の良いとこ取りをする「下取り+買取査定」のハイブリッド比較です。
まず、新車を検討しているディーラーで普通に下取り見積もりをもらいます。その金額を“ベースライン(最低保障額)”としてキープした状態で、買取店の査定を受けに行くのです。
そして買取店の営業マンに、「ディーラーでは〇〇万円って言われたんですけど、これより高くなりますか?」と正直にぶつけてみます。もし買取店がそれ以上の高値を出してくれたらそこに売ればいいですし、万が一「その金額はうちでは無理です!」と言われたら、大人しくディーラーに下取りしてもらえばいいわけです。
この方法なら、私たちが損をするリスクはゼロになります。ちょっとの手間を惜しんで10万円、20万円という大金をドブに捨てるくらいなら、このワンステップを踏む方が、間違いなく家計を預かる主婦(主夫)の強い味方になってくれます。
BYDを買う前(売る前)にリセールで確認すべきこと
「よし、下取りのワナは分かった!でもさ、いざBYDを買うぞってなった時、後悔しないために今からできることってあるの?」
いよいよBYDの購入が現実味を帯びてきた我が家。ママの言う通り、売る時のことばかり考えて「買う時の注意点」を見落としていたら本末転倒です。安物買いの銭失いにならないため、我が家が購入前に(そして売る前に)絶対に確認しておこうと決めた3つの鉄則をまとめました。
安さだけで選ばない
新車の値引き額や、国・自治体からの手厚い補助金。正直、数字だけ見ると「えっ、こんなに安く最新のEVに乗れるの!?」とテンションが爆上がりします。
でも、これまでのリサーチで痛感したのは、「新車で安く買える=売る時の中古相場も引っ張られて安くなる」というシビアな現実です。目先の安さや勢いだけで飛びついて、マイナーなボディカラーを選んだり、必要なオプションをケチったりすると、数年後の査定で泣きを見ることになります。リセールを意識するなら、「自分が欲しい奇抜な色」よりも「中古市場で次に買う人が選びそうな無難な色(白や黒)」を選ぶなど、少し冷静な判断が必要です。
保証・販売店・整備体制を確認する
「もし旅行先で急に動かなくなったらどうするの?近くに直してくれるお店はあるの?」
子ども2人を乗せての長距離ドライブが多い我が家にとって、ママのこの不安は超重要。BYDは現在、日本全国に正規ディーラーを猛スピードで増やしていますが、それでもまだ国産メーカーのように「どこにでもある」状態ではありません。
車の査定では、「その車が正規のルートできちんと整備されてきたか」「手厚いメーカー保証が次のオーナーにも引き継げるか」が価格に直結します。近所に信頼できるディーラーがあるか、定期点検をしっかり受けられる環境かは、リセールを高く保つための生命線になります。
売却時は早めに査定額を確認する
そして、いざ売却するタイミングになったら、「ギリギリまで動かない」のは絶対にNGです。
特にEVは、新型モデルの発表やバッテリー技術の進化で、あっという間に旧型の相場が崩れるリスクがあります。私たちも過去の車で「まだ車検まで半年あるからいいや」と放置して、いざ査定に出したら「先月モデルチェンジがあったので、ガクッと値段落ちちゃいましたね」と言われて崩れ落ちた経験があります。
「そろそろ乗り換えようかな?」と家族会議で話題に出た時点で、まずは一度、買取店に査定を依頼して「今の価値」を把握しておく。これが大損を防ぐ最大の防衛策です。
まとめ|BYDのリセールは読みにくいからこそ複数査定で確認しよう
ここまで、我が家が体当たりで調べ上げたBYDのリアルな査定事情をお伝えしてきました。
夫婦で夜な夜なリサーチして出した結論は、「BYDのリセールは、国産人気車やテスラほど安定しているとは言いにくい。でも、決して売れない車ではない」ということです。
日本市場での歴史が浅く、中古流通やブランド認知が発展途上だからこそ、相場が読みにくいのは事実です。査定では年式や走行距離はもちろん、EV特有のバッテリー状態、手厚い保証の有無、そして「補助金の処分制限」といった複雑な要素が絡み合います。
だからこそ、一番やってはいけないのは「1社だけの言い値で決めてしまうこと」です。
BYDは業者によって「価値をどう評価するか」に大きな差が出やすい車です。ディーラーの下取り査定だけで「あぁ、やっぱり中国車は安く買い叩かれるんだな」と諦めてハンコを押してしまうのは、あまりにももったいない!
BYDは日本での中古相場がまだ読みづらく、業者によって査定額に差が出やすい車です。
そのため、1社だけの査定で「BYDは安い」と決めてしまうのはもったいない場合があります。
下取りだけで即決せず、EVや輸入車に強い買取業者を含めて複数社の査定額を比較してから売却先を決めましょう。
「手間を惜しまずプロ同士を競わせる」。これが、私たちのような一般家庭が愛車を1円でも高く売り、家計を守りながら次のワクワクするカーライフに繋げるためのたった一つの正解です。