車検の部品代金と取替工賃|業者によって差が出る隠れた比較ポイント

 

車検費用の内訳として、

  1. 法定費用
  2. 整備・点検費用
  3. 部品代金と取替工賃

と3つにわけることができますが、今回は一番下の部品代金と取替工賃について説明していきます。
業者によって取替工賃や部品代金も違ってきますが、そもそも見積もりの段階で提案される取替部品も違ってきたりしますし、
法定費用や整備・点検費用と違って、ユーザー側が取替を選択できる(予防整備の場合。)ので、かなり自由度が高い項目です。
その分、車検料金にも大きくかかわっていく部分なので、しっかり理解しておきましょう。

 

 

部品代金と取替工賃とは?

この部品代金と取替工賃について、まずは2つのパターンに分けて考えると分かりやすいです。
それが、

  • 整備・部品交換しないと車検に通らない必須の部品の場合
  • 整備・部品交換しなくても車検には通るが、予防整備の観点から業者から取替をおすすめされる場合

この2パターン。

 

そのままでは車検に通らないので必ず整備・部品交換が必要な場合

これは、車検を通すためには必ず整備や部品交換が必要です。
車検に通らないということは、どの業者にお願いするにしても必ず整備・部品交換が必要になります。
だって、そうしないと車検に通らないですからね・・・。

 

なので、比較する場合は各業者の【部品そのものの価格+取替工賃】を見ていく必要があります。

 

同じ部品の交換料金を各業者で比較してみた(ブレーキオイル編)

社名

部品代金

取替工賃

合計(税込)

コバック

-

-

6000円

ホリデー車検

2200円

3000円

5200円

車検の速太郎

-

-

4320円

ビッグモーター

1512円

2160円

3672円

オートバックス

-

-

4320円

イエローハット

-

-

3240円

カーコンビニ倶楽部

-

-

4320円

日産ディーラー

1950円

3672円

5622円

ダイハツディーラー

918円

3996円

4915円

トヨタカローラディーラー

4428円

1814円

6242円

 

例えばこんな感じで比較するわけです。
ただし、提案される部品のランクもそれぞれ違ってくるので、この比較だけで一概に高い安いとは言えません。
一番いいのは、同じ部品でそれぞれ見積もりを出してもらうことですが、そこまでやるとかなりの時間と労力がかかるので、とりあえずこんな感じで提示されたもので比較しつつ、異常に安い、高いといった場合には個別に型番などを聞くのもいいかもしれません。

 

必須ではないが予防整備の観点から整備・部品交換をおすすめされる場合

次に、そのままでは車検は通るけども、取り換えておいた方が良いですよ〜という業者からの提案ですね。
まず、前提として言っておきたいのが、車検に通る=絶対安全で安心とは言い切れないということです。

 

というのも、一応国もこれくらいであれば安全だろうという基準にのっとって車検の検査基準を決めている(はず)です。
ただ、その安全基準にも1つ落とし穴があって、それが検査当日に安全基準をクリアさえしていれば車検は通ってしまうということです。
これだけ言ってもおそらくどういうことなのか分からないと思うので、詳しく説明しますね。

 

例えば、ブレーキパッドの車検の検査基準はmmなのですが、それが検査当日0.0000000000000001mmでも上回っていればいいわけです。
そして、仮にあと一回走れば基準を下回ってしまうという場合でも、検査の当日さえ基準を下回っていれば車検は通ります。

 

つまり、車検に通ったからと言って次回車検のある2年後まで安全基準を満たしていることを保証するものではありません。
そのあたり、2年後まで走行することを見越したバッファ(余剰)をもっての基準を設けていればいいのですが、そういうわけでもなさそうなのです。
(正確には次の車検までに12か月点検がありますが、これはやってもやらなくても罰則はありません。)

 

何が言いたいか分かるでしょうか・・・。

 

極端な話、検査を受ける日に安全基準を満たしていて車検に通ったとしても、次の日に車検の安全基準を下回るが起こることだってあり得るのです。。

 

その辺を見越したうえで、2年後の車検までを安全に走行することを目的とした予防整備という考え方があります。
これは、今は車検の安全基準を満たしているけど、これから先次の車検までに不具合がある可能性がある部分をあらかじめ部品交換しておいて、次回の車検時まで安全に走行できるようにしましょうねということなんですね。

 

だから、「車検には通るけど・・ここも直していおいた方がいいですけど、どうされますか?」という感じで業者さんから提案されたりするわけです。

 

ただし、こういう安全のための予防整備という名目で車検費用が無駄に上がってしまうということもあるのです・・・。

 

予防整備を隠れ蓑にした過剰整備という車検ビジネス

 

ここまで予防整備について話してきましたが、こういった今回に車検に通るか通らないかでいったら必要のない部分かもしれませんが、今後次の車検までを安全に走行するためには必要なものだったりします。

 

ただし、この予防整備という名目で2年後の車検までの期間を見越しても「必要ないよね?」という部分まで余計に整備・部品交換することを私は過剰整備と呼んでいます。

 

ではなぜ、過剰整備という事態が起きるのか?
それはもちろん、業者側が儲かるからです。

 

部品を交換すれば、部品代金はもちろん取付工賃も発生するので、ビジネス的にみれば予防整備という目的で必要のない部品やサービスなどをどんどん付け加えていけばそれだけ業者側の利益になるわけです。

 

なので、こういった部品交換や追加整備の提案を受けた場合、それは必要な予防整備なのか?はたまた必要のない過剰整備なのか?ここを見極める必要があるんですね。

 

まとめ

今回は車検の費用の中でも最も価格の調整がしやすい部品代金と取付工賃の項目について説明しました。
車検時には色々整備やと部品交換の提案も業者さんからされると思いますが、それらはまず車検に通るために必要な整備・部品交換と車検には通るが次の車検までを安全に走行できるように整備・部品交換する予防整備とがありました。

 

え?車検に通れば別に部品交換なんてしなくてもいいんじゃないの?と思いがちですが、検査当日に車検の基準をクリアしていたとしても、次回車検時まで安全に走行できるという保証はないとうことも併せて説明しました。

 

また、予防整備という名目を隠れ蓑にした必要のない整備・部品交換をして利益を増やそうとする過剰整備についても話しました。
部品交換を提案されたときには、それが予防整備なのか過剰整備なのかを判断することが安心安全で適正価格の良い車検を受ける上で大事なポイントです。


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