車検がもうすぐ!となると、そわそわしてきちゃいますよね^^;
というのも、そのまま車検を受けるべきか?それとも、買い替えるべきか?で悩ましい・・・という状況に陥ることも多いからです。
- できるだけ乗った方が得なのは分かってるんだけど・・次の車検までの修理費用や今回の車検代を考えると、ここで乗り換えておいた方が得な気がする。
- そもそも、車はどこかで売るものなんだから、できるだけ高く売れる時に売って、次の車に乗り換えたい!
と大体この2パターンがあるかと思います。
どちらにせよ、ここでポイントになってくるのが、
- 今乗っている車のリセールバリュー
- 車検費用、維持費など次の車検までにかかる費用
この2つをまずしっかり把握して、次の車検までのシミュレーションをしてみることです。
今回の記事では、この2つのポイントを正確に把握するための方法と、調べた数字をもとにシミュレーションをしてみて、実際どこで買い替えの判断をするべきか?その判断基準について私の考えを紹介していきます。
車検前に買い替えか?ステイか?損得判断する2つのポイント
先ほども述べましたが、車検前に乗り換えた方が良いかどうかを判断するためには、
- 次の車検までにかかる総費用
- 今乗っている車のリセールバリュー
この2つを正確に把握することが先決です。
リセールバリューとは?
まずは、この2つの数字を調べる方法について紹介します。
次の車検までにかかる総コストを調べる

車検の見積もり用紙
まず、乗り換えた場合と比べて、乗り換えずにそのまま乗り続けた場合にだけかかってくるであろう費用について調べます。
これは、次に挙げる2つが代表的なもの。
- 今回の車検費用
- 次の車検までにかかるであろう修理費用
(税金や燃費、保険などは乗り換えて車種が変われば変わってきますが、これは次に選ぶ車種にもよるので、ここでは割愛します。)
車検費用に関しては、実際に見積もりを取ってもらえば一発ですね。
車検費用の抑え方はに関しては、この別サイトのメインコンテンツでもあるので、詳しくは下のリンクをご覧ください。
⇒安心安全な車検【費用最安値】を相場無視で各社見積もりを徹底比較!
あと、ここはなかなか把握しにくいところではあるのですが、
次の車検までどこか故障する可能性がある場合にはその予測修理費用も計算に入れておく必要があります。
そもそも、ディーラーや車検業者で車検を受ける段階で、車検に通る最低限のメンテナンスに加えて、
次の車検までに故障しそう、変えておいた方が良いと判断した部品をあらかじめ交換しておく、予防整備をしてもらうことがほとんどだと思います。
なので、あまり考えなくてもいいかもしれませんが、
別の車検サイトでも紹介している過剰整備と適切な予防整備の線引きというのが、素人目ではなかなか分かりにくいところではあります。
なので、今回は車検代金を抑えるために予防整備を最小限にした場合、見積もりを出してもらった部品に関しては、
実際に修理や部品交換をしてもらわなかったとしても、次回車検までに修理する可能性のある部位として、数字に入れておきましょう。
また、加えて突発的に全く予想のしなかったところでの修理費用がかかってくる場合もあると思います。
本当に突発的な事故などで、本当に予測不可能なものもありますが、
だいたい平均してこのくらいの年数経つと劣化してきて、交換が必要ですよ〜という部品ごとの目安もあったりするので、
それも把握して計算に入れておくことで、よりリスクヘッジができるようになります。
まぁ、どこまでを数字に入れるかという部分に関しては、その人の裁量によりますが・・。
今乗っている車の正確な資産価値を把握する
次に、今乗っている車の現時点での資産価値を調べましょう。
つまり、今売ったら乗っている車は一体いくらになるのか?というところです。
これを知るためには、実際に業者へ査定に出してみるのが一番手っ取り早いやり方。
どうしても簡易的に知っておきたいという場合には、中古車の相場を調べるサイトもあったりしますが、
これはあくまで業者が車を販売するときの価格なので、売る側の立場での売却価格とは違います。
また、やっぱり実際の生の金額を知っておく方が臨場感も湧きますし、
より正確な数字を知る、という意味では実際に業者に査定をお願いする、というもの以上に敵うものはありません。
なので、車検前に乗り換える可能性が1%でもあるのなら、まずは査定を受けてみるのが大前提です。
で、査定を受けるとなんか「どこかには売らないといけないっぽい・・」と思い込んでしまいますよね^^;
もちろん、業者的にも売ってもらうことを前提に話をしてくる場合もあったりと、けっこうタジタジになってしまうこともしばしば。。
ただ、査定を受けたからといって実際に売るか売らないかはあなたの判断。
ここは忘れてはいけません。
もちろん価格を聞いてみて、金額が合えば売る可能性もありますが、合わなければ無理に相手に合わす必要はありません。
向こうもこちらも、平等なテーブルについているのであって、
お互いの条件を付き合わせて条件が合えば商談成立ですし、もちろん合わない場合には破断もアリです。
つまり、査定を受けたからといってどこかに売らなければいけない、という先入観は捨てましょう。
あくまでも、現時点での愛車の価値を正確に把握して、
もし乗り換えるのであれば、少しでも高いところに売却する、というのが真の目的です。
査定は直接査定士さんにやってもらった方がいい?
ところで、ネットから売却金額が分かる一括査定を利用した場合、必要事項を入力して送信すると、
すぐに「あなたの愛車の売却相場」として、だいたいの相場の数字が自動システムで送られてきます。
「これだけでもいいんじゃない?実際に査定士さんに直接見てもらうのは、ちょっとハードル高いし、時間もないし・・・」
と思いますよね。
その気持ちはとっても分かります。
分かりますが、やっぱりできるだけ直接見てもらって、査定額をつけてもらった方がいいです。
なぜなら、情報を送信後すぐにもらう相場額は単純に車種と年式からその車の過去の取引額を引っ張り出して数字にしただけで、
自動的に送信される売却相場はもちろん見当違いな数字ではありませんが、正確さという面では難があります。
実際には、その相場額をベースにして、
あなたの車の状態などを査定士さんがチェックをして、具体的な金額がつくわけです。
なので、時間がなかったり、売り込みがきついんじゃないか、
などハードルが高いと感じている方でも、できるだけ直接の査定もうけた方が良いです。
次の車検まで待った場合と車検前に買い替えた場合の損得シミュレーション
で、ここからが本番です。
車検を受けて乗り続けたことによるかかる総費用。(これを仮にステイロス金額としましょう。)
このステイロス金額を高いとみるか、低いとみるかによって乗り換えた方がいいのか、そのまま車検を受けて乗り続けた方がいいか(ステイ)変わってきます。
ここからは、乗り換えを検討している2つのパターンで、実際にシミュレーションをして考えてみたいと思います。
できるだけ乗りたい、乗り潰すことを前提とした場合
まず、できるだけ乗って乗り潰すことを前提とした場合です。
この場合、実際に次の車検までにけっこう修理費がかさむのではないか?
と考えている方が多いと思います。(年式がまだ若かったり、現時点でその不安がほとんどないという場合には何も考えずに車検を受けて乗り続ければいいですよね。)
一番踏ん切りがつきやすいのは、おそらく次回の車検でかなり大きな修理費用が発生することが予測でき、かつ現時点でのリセールバリューが高いことです。
車検の費用も高くて、車の売値も高いんだからそのまま売ったらいいですよね。
ただし、どちらか一方だけという場合、困ってしまうことも多いと思います。
それぞれの場合に分けて、買い替えかステイかを検証してみたいと思います。
修理費用がかさむが、リセールバリューが低い場合
まず、将来の修理費用もかさむことが予測され、リセールバリューも低い場合。
この場合、買い替えた方がいいことがほとんどです。
なぜかというと、リセールバリューは年数が経つとまず間違いなく下がっていくからです。
下がり幅こそ、その時の状況にもよるでしょうが、よほど希少性があったりビンテージ価値のある車出ない限り、時間が経って値段が上がることはまず考えらえません。
そうであれば、修理費用がかさむ前に、リセールバリューが最大の現時点で、乗り換えする方がいいのは明白ですね。
1つ例で出すと、
- 年式が古く走行距離も多い外車
なんかはいい例ではないでしょうか。
車そのものが古かったり、走行距離も多いと修理費用や車検代も高くなりがちですし、もちろん査定額も低くなりがち。
さらに、国産車ではなく外車になるともっとこの傾向は強くなります。
修理費用はそこまででは無いが、リセールバリューが低い場合
次に将来の修理費用はそこまでかからないと予測が立って、かつリセールバリューが低い場合。
この場合には、乗り潰すという前提であれば車検を受けてそのまま乗り続けるのが妥当。
現時点でリセールバリューがそこまででもないので、すぐに売るメリットもないです。
もちろん、次の車検のときには今よりもリセールバリューは下がっていますが、現時点でかかってくる費用もそこまででもないので、そのままステイで問題ないでしょう。
この場合でいうと、
- 年式が新しく、走行距離も少なめの軽自動車
なんかは良い例だと思います。
年式が新しく走行距離も少ないと修理や交換部品を多くないでしょうし、車検費用もそれほど高くなることもないでしょう。
加えて、軽自動車であればもともとの購入金額がそれほど高くもないので(今はけっこう軽自動車も高くなってきているので、一概には言えないところはありまsが・・。)、査定額も普通車と比べて低くなるのは必然でしょう。
純粋に一番得をする時に売りたい場合
次に、純粋に一番得をする時に車を売って、次の車に乗り換えたい、と思っている場合。
この場合、現時点でのリセールバリューが次の車検時にどのくらい落ちているのか?というところも追加で要素に入ってきます。
例えば、先程出した仮のステイロス金額55万円。
時間が経過するごとに修理のリスクは上がり、車の価格は落ちていきます。
もちろんそうなのですが、それを言い始めると、「今売却して乗り換えた方が最もお得ですよ〜」という、どこかの車を買い替えさせる宣伝文句と変わりません。。
なので、1つの考え方として、ステイロス金額を次の車の頭金とそっくりそのまま利用するとしたらどいういうイメージになるか?
というところを考えると分かりやすいかなと思います。
- 一括購入を考えているのなら、購入金額からステイロス金額を差し引いて、その金額が今貯金額から無くなったとしたら、やっていけるかどうか?
- ローンで購入する場合は、ステイロス金額を頭金として利用したら、月々の返済はどれくらいになるか?それでやっていけそうか?
という部分を出してみるのです。
そのイメージを持って、かつこれからの将来の家族構成や用途などを併せて考えてみることで、買い換えるべきか、ステイするべきか、という部分が考えやすくなります。
まとめ:車検前に買い替えすべきタイミングは?
ということで、今回は車検間近で買い換えるべきか、それとも車検を受けてそのまま乗り続けるべきか、と迷っている方に対して、納得のいく選び方について紹介しました。
基本的にはできるだけ大事に乗って、乗り潰すのが一番コスパはいいと思いますが、そうはいっても、買い替えのタイミングによっては、「あぁ、あそこで乗買い替えておけば・・」と後悔することもあります。(ちなみに、うちの場合もそうでした・・。)
⇒【体験談】車検直後にファミリーカーへの買い替え必要性に気づく。
これは私の意見ですが、ほかにも違った考え方や、もっと良い方法があるよ〜という方は是非コメントで教えていただけるとありたいです。