【2025年版】最強のガソリン代節約術20選|給油・運転・アプリで得する方法

(サルヂエファミリー・パパ)「いやー、また上がったな、ガソリン価格。ニュースで見るたびにため息が出るよ」

(サルヂエファミリー・ママ)「ほんとそれ!うちみたいに子供2人いて、週末の買い出しも習い事の送り迎えも全部クルマなんだから、死活問題だっての!毎月の家計簿、ガソリン代の項目だけ真っ赤っかなんだけど!」

(パパ)「まぁまぁ。ママはすぐ感情的になる。でも、嘆いていても1円も安くはならないぞ。こういう時こそ、我らサルヂエファミリーの出番じゃないか。『なんでも自分達で調べてやってみる』がモットーだろう?」

(ママ)「…またパパのうんちくが始まる予感。でも、安くなるなら聞いとくか」

(パパ)「フン。いいか、ガソリン代っていうのは、実は『知ってるか、知らないか』だけで、月3,000円以上の節約も夢じゃないんだ。塵も積もれば山となる、だ。」

(ママ)「月3,000円!?それなら外食1回行けるじゃん!やる!」

(パパ)「よろしい。というわけで、今回はパパが徹底的にリサーチした『最強のガソリン代節約術』を、体当たり企画としてまとめていくぞ。給油のちょっとした裏ワザから、運転テクニック、支払い方法の見直しまで、今すぐ実践できることだけを厳選した。これを読めば、キミもガソリン節約マスターだ!」


まずは基本!給油時に確実に得するテクニック

(ママ)「よーし、じゃあ早速だけど、結局いちばん手っ取り早いのは給油の時でしょ?『1円でも安いスタンドを探す』ってやつ!」

(パパ)「ママ、早まるな。もちろんそれも大事だが、もっと『確実』に得する基本がある。それに、1円安いからと遠くのスタンドまで行ったら、そこまでのガソリン代で元が取れない本末転倒なことになるぞ。」

(ママ)「うっ…。じゃあ、どうすんのよ?」

(パパ)「大事なのは『いつもの行動範囲』の中で、どう節約を最大化するか、だ。まずは、給油する『その瞬間』にできることから見ていこう。」

H3:会員価格・アプリクーポン・セルフ給油の活用

(ママ)「『セルフ給油』は、もう当たり前すぎて節約術って感じもしないけどね。安いのは知ってるよ。」

(パパ)「うむ。だが、その『当たり前』を疑うところからだ。そもそも、なぜセルフが安いか? 人件費がかからない分、価格に還元できる。地域や店舗によるが、フルサービスの有人スタンドとセルフスタンドでは、レギュラーガソリン1リットルあたり2円〜5円程度の価格差があるのが一般的だ。」

【パパのうんちく】月50L給油する場合の差額シミュレーション

  • 差額が3円/Lの場合:3円 × 50L = 150円/月
  • 差額が5円/Lの場合:5円 × 50L = 250円/月

(ママ)「…まぁ、ゼロよりはマシだけど。それっぽっち?」

(パパ)「ここからが本番だ。セルフ給油を『ただ安い』で終わらせているうちは、まだ二流。一流は『会員価格』『アプリクーポン』を駆使する。」

(ママ)「出た、アプリ!またスマホの容量が増えるやつ…。」

(パパ)「その一手間を惜しむな!主要なガソリンスタンド(GS)チェーンは、ほぼ例外なく顧客の囲い込みのために独自の会員システムやスマホアプリを提供している。これを使わない手はない。」

▼ 主なガソリンスタンドの会員・アプリ割引の例

GSブランド 主な割引・決済システム 特徴(一例)
ENEOS EneKey / ENEOS SSアプリ ・EneKey登録で店頭価格から割引(店舗による)
・アプリでクーポン配布、QRコードをかざすだけ。
出光(apollostation) DrivePay / Drive Onアプリ ・DrivePay(キーホルダー型決済)で割引。
・Drive Onアプリでチェックインするとクーポンが貰えることも。
コスモ石油 コスモ・ザ・カード / 公式アプリ ・特定のクレジットカード払いで割引。
・アプリで「カーライフスクエア」に登録するとクーポンが当たる。
キグナス石油 LINE公式アカウント ・LINEで友だち登録すると、初回割引や定期的なクーポンが配信される。

(パパ)「いいか、これらのアプリや会員証を提示するだけで、店頭の表示価格からさらに『2円/L引き』になったり、週末限定の『5円/L引きクーポン』が配信されたりするんだ。さっきのセルフの差額と合わせれば、有人スタンドより7円/L以上安くなることだってある。」

(ママ)「5円引きはデカいね…。アプリ入れるのは面倒だけど、給油のたびに数百円浮くなら…やるか。」

H3:ガソリン価格が安くなる“曜日”や“時間帯”

(ママ)「ねぇ、スーパーだと『火曜市』とか『日曜朝市』みたいに安い日って決まってってるじゃない? ガソリンスタンドってそういうのないの?」

(パパ)「良い質問だ、ママ。実は、ガソリン価格にも『安くなりやすい傾向』というのは存在する。もちろん全国一律ではないし、原油価格の動向が一番大きいが、店舗ごとの戦略として『クセ』があるんだ。」

▼ ガソリンスタンドの価格変動の傾向

  1. 週末(金・土・日)に特売 or クーポン配布
    • 理由: 週末のドライブ客やまとめ買い需要を見込んで、「集客日」として設定するパターン。
    • ママの視点: 「土日にまとめて給油」派には狙い目だね。
  2. 逆に平日(火・水・木)が安い
    • 理由: 週末に値上げ(または特売終了)し、需要が落ち着く週の半ばに価格が安定する(=相対的に安くなる)パターン。
    • パパの視点: 卸売価格の変動(週初に発表されることが多い)が反映されるのが週の半ば、という説もある。
  3. 特定の曜日(例:水曜)にLINEクーポン配信
    • 理由: 店舗が「この日に来てほしい」と決めているパターン。

(パパ)「重要なのは、『自分の生活圏内にあるGSのクセを読む』ことだ。通勤ルートにあるA店は土日が安いが、家の近くのB店は水曜にLINEクーポンが出る、とか。それをスマホのメモかなんかに記録しておくだけで、給油の最適解が見えてくる。」

(ママ)「なるほどねー。パパ、そういうリサーチだけは無駄に得意だもんね…。」

(パパ)「無駄とはなんだ、無駄とは!ガソリン価格比較サイト(gogo.gsなど)で近所の価格をチェックするのもいいが、最終的には自分の目で『あの店は土日にこの看板が出てるな』と確認するのが最強だ。」

H3:レシート裏/LINE登録/地域イベントの裏技割引

(ママ)「はいはい、わかったよ。セルフでアプリ使って、安い曜日を狙うんでしょ。ほかは?」

(パパ)「まだある。ママ、給油した後のレシート、どうしてる?」

(ママ)「え?家計簿つけたらすぐ捨てるよ。たまにそのままゴミ箱かも。」

(パパ)「もったいない!

(パパ)「いいか、セルフスタンドのレシートは『宝の地図』かもしれんのだ。特にレシートの裏面下部をよく見てみろ。」

【見逃し厳禁!レシート&LINEの裏ワザ】

  • レシートクーポン:
    「次回給油時、このQRコードをかざすとリッター3円引き」
    「アンケートに答えるとBOXティッシュプレゼント(or 割引)」
    といった特典が印刷されているケースが非常に多い。
  • LINE公式アカウント:
    今や多くのGSがLINEをやっている。友だち登録するだけで「初回5円引き」「毎月クーポン配信」は鉄板だ。給油する直前にスタンドで友だち追加しても間に合う。
  • 地域イベント連携:
    「近所のスーパー〇〇の本日(または今週)のレシート提示で2円引き」
    「〇〇(地域の祭りやイベント)のパンフレット持参で割引」
    など、地域密着型の連携をしている場合もある。

(パパ)「これらは、まさに『知っているかどうか』だけの差だ。アプリと違って、その場で完結するものも多い。数タップの手間や、レシートを財布に1枚入れておくだけの手間で数百円浮くなら、やらない理由がないだろう。」

(ママ)「うわー、レシートは完全に盲点だった…。今度から絶対チェックするわ!」

(パパ)「そうだ。その心がけが、月3,000円節約への第一歩なんだぞ。」


運転テクでガソリン代を直接削減!エコドライブ術

(パパ)「エコドライブ、と聞くと難しく感じるかもしれんが、要点は3つだけだ。『急』がつく操作をしないこと、速度を一定に保つこと、ムダなエンジン稼働を減らすこと。これだけでいい。」

H3:発進・停止のコツで燃費が変わる

(ママ)「はい、『ふんわりアクセル』ね。わかってるけど、それが難しいんでしょ。」

(パパ)「だから『ふんわり』という感覚的な言葉で覚えるからダメなんだ。『最初の5秒で時速20km』。数字で覚えろ。」

(ママ)「最初の5秒で時速20km?」

(パパ)「そうだ。クルマが最もガソリンを消費するのは、停止状態から動き出す『発進時』だ。ここでアクセルをグッと踏み込むと、それだけで大量のガソリンを噴射してしまう。」

【パパのうんちく】急発進の燃費悪化データ

  • 資源エネルギー庁によれば、10回の急発進(アクセルを深く踏み込む)を行うと、それだけで約60cc(※車種や状況による)のガソリンを無駄に消費するという。
  • (ママ)「60ccって、ヤクルト1本分くらい? 微妙じゃない?」
  • (パパ)「1回で、だぞ! 1日に何回信号で止まる? 1ヶ月なら? 年間なら? サルヂエファミリーは『なんでも自分達で調べてやってみる』んだろう? その想像力が足りん!」

(パパ)「だから、発進時は『最初の5秒で時速20km』を目安に、アクセルをゆっくりと踏み込む。イメージとしては、アクセルに置いた足を『滑らせる』んじゃなく『じんわり沈める』感じだ。時速20kmくらいまで乗ってしまえば、あとは比較的スムーズに加速できる。」

(ママ)「なるほど。『5秒で20km』か。それなら私にもできそう。」

(パパ)「『停止』も同じだ。赤信号が見えたら、ギリギリで『急ブレーキ』を踏むのは最悪だ。エンジンブレーキを使え。」

(ママ)「エンジンブレーキって、なんかMT車(マニュアル車)のテクニックじゃないの?」

(パパ)「AT車(オートマ車)にだってある。アクセルペダルから足を離すだけでいい。最近のクルマは賢いから、アクセルをオフにするとガソリンの供給をカット(フューエルカット)する機能がついている。つまり、アクセルを離して惰性で走っている間は、ガソリン消費がほぼゼロになるんだ。」

(ママ)「え、そうなの!? ブレーキ踏むまでアクセル踏み続けてたわ…。」

(パパ)「だから、早めに先の信号を見て、赤ならアクセルを離す。これが最強の『ゼロ円走行』テクニックだ。」

H3:スピードを一定に保つ“速度維持走行”

(パパ)「発進をクリアしたら、次は『走行中』だ。最も燃費が良い状態とは、『一定の速度で走り続ける』こと。アクセルを踏んだり離したりする『ムラ』が一番燃費に悪い。」

(ママ)「でも、街中だと前の車もいるし、信号もあるし、一定なんて無理じゃない?」

(パパ)「もちろん、状況による。だが、意識はできるはずだ。特に郊外の道や高速道路では効果絶大だ。無意識にアクセルを踏みすぎて、前の車に追いついてブレーキ、また加速…これを繰り返していないか?」

(ママ)「…してるかも。」

(パパ)「それがムダの元だ。『車間距離を適切にあける』こと。これが速度維持走行のキモだ。車間距離があれば、前の車が多少減速しても、こちらはアクセルを少し緩めるだけで対応できる。ブレーキを踏む必要がないから、その後の『再加速』というガソリン消費を抑えられるんだ。」

(ママ)「なるほどー。車間距離って、安全のためだけじゃなくて、節約のためでもあったんだ。」

H3:不要なアイドリング/空ぶかしは燃費の敵!

(パパ)「そして最後、エコドライブの基本中の基本でありながら、見落としがちなのが『アイドリング』だ。」

(ママ)「あ、子供の習い事のお迎えで、冬とか夏とか、ついエンジンかけっぱなしで待っちゃうやつ…。」

(パパ)「それだ!もちろん、数分程度の待ち合わせなら仕方ない場合もある。だが、10分以上になるならエンジンを切るべきだ。」

【パパのうんちく】アイドリングの燃料消費量

  • 一般的な乗用車(エンジン排気量2,000ccクラス)の場合、10分間のアイドリング(エアコンOFF時)で、約130ccのガソリンを消費すると言われている。
  • (ママ)「うわ、急発進10回分より多いじゃん!」
  • (パパ)「エアコンをON(A/C)にすれば、消費量はさらに跳ね上がる。1.5倍〜2倍になることもあるぞ。」

(パパ)「『空ぶかし』は論外だ。エンジンをかける時にブンブンとアクセルをあおる行為だな。あれは昭和のキャブレター車の話で、現代の車(電子制御燃料噴射装置)には全く不要。ただのガソリンの無駄遣いだ。」

(ママ)「うう…パパのうんちく、今日はやけに胸に刺さるわ…。わかったよ、明日から『5秒で20km』と『早めのアクセルオフ』、それと『迎え待ちはエンジンオフ』、やってみる!」

(パパ)「うむ。その積み重ねが、家計を救うんだ。」


ガソリン代が下がる“支払い方法”の選び方

(パパ)「いいか、ガソリン代の支払い方法は、大きく分けて3つのパターンがある。これを理解するところからだ。」

  1. ガソリンスタンド(石油元売り)系のクレジットカード
  2. 一般的な高還元率クレジットカード + ポイント連携
  3. スマホ決済(QRコード決済やGS独自アプリ決済)

(ママ)「あー、ガソスタでよく『このカードならリッター〇円引き!』ってポスター貼ってるやつね。あれって本当にお得なの?」

H3:クレジットカードで1Lあたり最大7円引きも?

(パパ)「その疑問は正しい。結論から言うと、『特定のスタンドで集中的に給油する』人にとっては、間違いなくお得だ。」

(パパ)「いわゆる『元売り系カード』は、そのブランドのGSで使うと、請求時にガソリン代が直接割引(キャッシュバック)されるか、あるいは通常より大幅に高いポイント還元が受けられる仕組みになっている。」

▼ 主な石油元売り系カードの特徴(一例)

カード名(例) GSブランド 主な特典 注意点・特徴
ENEOSカード S ENEOS 請求時に2円/L引き
・年1回の利用で年会費無料
・シンプルに「いつでも2円引き」が欲しい人向け。
出光カード(apollostation the gold) 出光(apollostation) ・入会後1ヶ月は10円/L引き
・いつでも5円/L引き(※上限あり)
・ゴールドカードなので年会費は高い。
・長距離ドライバーなど給油量が極端に多い人向け。
コスモ・ザ・カード・オーパス コスモ石油 ・入会後一定期間は最大10円/L引き(※)
・会員価格で給油可能
・イオンカード(WAON)一体型。
・(※)キャッシュバックの上限あり。

※注:特典内容や年会費、割引の条件(上限リッター数など)は頻繁に変更されます。必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

(ママ)「10円引きとか7円引きってスゴイ!…けど、なんか『上限あり』とか『年会費高い』とか、裏がありそう…。」

(パパ)「その通り!そこが『批判的な視点』だ。これらのカードは、確かに割引額は大きいが、以下のような制約があることが多い。」

【パパのうんちく】元売り系カードの注意点

  1. 割引に上限がある: 「月間100Lまで」など、割引が適用される量に上限が設定されていることが多い。
  2. 年会費がかかる: 初年度無料でも次年度から有料(ただし「年1回利用で無料」となるカードも多い)な場合がある。
  3. 他の店での還元率が低い: ガソリンスタンド以外(スーパーやネット通販)で使った場合のポイント還元率が、一般的な高還元率カード(例:楽天カード、PayPayカードなど)より低い(例:0.5%程度)ことが多い。

(パパ)「つまり、『通勤で毎日ENEOSしか使わない!』という人には最強のカードだが、『あちこちのスーパーで買い物もするし、ガソリンは価格を見て色々な店で入れる』というママのようなタイプには、必ずしも最適解とは言えないんだ。」

(ママ)「うっ…。じゃあ、私はどうすりゃいいのよ。」

H3:楽天ポイント/dポイントなどの“二重取り”

(パパ)「そこで出てくるのが、我らのような『生活圏全体で得したい』ファミリー向けの戦略、『ポイント二重取り』だ。」

(ママ)「二重取り!いい響き!」

(パパ)「多くのガソリンスタンドは、Pontaポイント(出光/シェル)、楽天ポイント(ENEOS/出光/コスモ石油など)、dポイント(ENEOSなど)といった共通ポイントに対応している。」

(パパ)「ここで、多くの人がやりがちなミスは『ポイントカードを提示して、現金で払う』こと。これではポイントが0.5%〜1%しか貯まらない。そうではなく、『ポイントカードを提示 + 高還元率のクレジットカードで支払う』んだ。」

▼ ポイント二重取りの具体例(ENEOSの場合)

  1. ポイントカード提示: 楽天ポイントカード(またはdポイントカード/Tカード)を提示。
    → これでまず「ポイント①」が貯まる(例:2Lごとに1ポイント)。
  2. クレジット決済: 支払いは「楽天カード」(またはPayPayカードなど、自分がメインで使っている高還元率カード)で行う。
    → これで「ポイント②」が貯まる(例:100円で1ポイント=1%還元)。

(パパ)「こうすることで、元売り系カードの『○円引き』には一見劣るように見えても、汎用性の高い共通ポイント(楽天ポイントなど)がガッツリ貯まる。しかも、そのクレジットカードはガソリンスタンド以外でも高還元だ。」

(ママ)「なるほど! 私、楽天カードメインで使ってるから、ENEOS行くときは楽天ポイントカードも一緒に出せばいいってことね!やってなかった…。」

H3:EneKey/Drive On/各社アプリ連携の裏技

(パパ)「そうだ。そして、その『二重取り』をさらにスマートに、そしてお得にするのが、H2-1でも触れた『各社の決済システム(アプリ)』だ。」

(ママ)「あ、キーホルダー(EneKey)とか、スマホのQRコード(Drive On)とかのやつ?」

(パパ)「その通り。これらのシステムは、単なる決済ツールじゃない。『会員割引』と『ポイントカード』と『クレジットカード決済』を“全部乗せ”できる最強のツールなんだ。」

【パパのうんちく】全部乗せ決済の仕組み(例:ENEOSのEneKey)

  1. EneKey(キーホルダー型の決済ツール)を発行する。
  2. そのEneKeyに、自分の「クレジットカード」と「ポイントカード(楽天/d/T)」を紐付けて登録する。
  3. 給油時、EneKeyを決済端末にかざす。

▼ 何が起きるか?

  • かざすだけで「EneKey会員割引(例:1円引き)」が適用される。
  • かざすだけで「ポイントカードを提示した」ことになり、ポイント①が貯まる。
  • かざすだけで「登録したクレカで支払った」ことになり、ポイント②が貯まる。

(パパ)「出光の『Drive On』アプリ(QRコード決済)も、apollostation cardとPontaポイントを紐付けておけば、アプリのQRコードをかざすだけで同じことができる。」

(ママ)「え、なにそれ、超スマートじゃん! いちいち『ポイントカードお持ちですか?』『あ、楽天ので…』『支払いはカードで…』ってやる手間が全部なくなるってこと!?」

(パパ)「その通り! しかも、H2-1で言った『アプリクーポン(5円引き)』も、これらの決済システムと併用できることがほとんどだ。つまり、『アプリクーポン割引+会員割引+ポイント二重取り』という『三重・四重取り』が現実になる。これこそが、支払い方法における最強の節約術だ!」

(ママ)「す、すごい…! パパ、今日はいつになく頼もしく見える…! 早速EneKey作ってくる!」


車の整備&使い方次第で燃費が激変する

(パパ)「クルマのコンディションが燃費に直結する、というのは何も難しい話じゃない。人間だって、重いリュックを背負って、空気の抜けた自転車を漕いだら、普段より疲れるだろう? それと同じだ。」

(ママ)「あー、なるほど。クルマに『ムダな抵抗』がかかってるってことね。」

H3:タイヤ空気圧の調整だけで最大5%燃費改善

(パパ)「その通り! そして、その『ムダな抵抗』の最大の原因であり、かつ最も簡単に対策できるのが、『タイヤの空気圧』だ。」

(ママ)「タイヤの空気? あんまり気にしたことなかったかも。ガソリンスタンドでたまに『点検しましょうか?』って言われるけど、面倒で断ってた…。」

(パパ)「(カチーン)…今、なんと言った?」

(ママ)「ひっ!?」

(パパ)「一番やってはいけないことだ、それは!

(パパ)「いいか、JAF(日本自動車連盟)のテストデータによると、タイヤの空気圧が適正値よりも30%(※かなり減った状態)低いと、燃費が約4%〜5%も悪化するんだ。リッター180円なら、9円近く損し続けている計算になる。」

(ママ)「ご、5%!? ポイント二重取りとか必死にやってたのがアホらしくなるレベルじゃん…。」

(パパ)「そうだ。タイヤの空気が減っている状態(=つぶれた状態)で走るというのは、クルマが路面との摩擦(抵抗)と常に戦っている状態だ。それを無理やり動かすために、余計なガソリンを消費する。」

【パパのうんちく】空気圧の適正値はどこで見る?

  • 難しく考える必要はない。運転席のドアを開けたところ(ボディ側)や、給油口のフタの裏側に「タイヤ空気圧」と書かれたシールが貼ってある。
  • そこに「前輪:240 kPa」「後輪:220 kPa」といった感じで、キミのクルマの『適正値』が必ず書いてある。
  • 点検方法: ガソリンスタンド(セルフでも空気入れは大抵置いてある)で、その数値に合わせて調整するだけ。もちろん無料だ。

(パパ)「空気圧は、何もしなくても1ヶ月で約5%〜10%(10〜20kPa)程度は自然に抜けていくと言われている。だから、『ガソリンを入れるついでに、月1回は空気圧もチェックする』。これを習慣にするだけで、最強の節約になるんだ。」

(ママ)「無料(タダ)で5%改善…やらない理由がないわね…。パパ、あとで空気の入れ方教えて。」

(パパ)「(フン…)よろしい。」

H3:エンジンオイル/エアフィルターも見逃せない

(パパ)「空気圧の次に気にすべきが『エンジンオイル』と『エアフィルター』だ。これは『無料』とはいかないが、節約効果は大きい。」

(ママ)「オイル交換ね…。これもよく言われるけど、高いし面倒だしで、車検の時くらいしか…。」

(パパ)「それもダメだ! オイルは人間の『血液』、エアフィルターは『マスク』だと思え。」

  • エンジンオイル:
    • 役割: エンジン内部の摩擦を減らし(潤滑)、熱を冷まし(冷却)、汚れを洗い流す(洗浄)。
    • なぜ燃費に関わるか: オイルが古くなると、汚れでドロドロになり、潤滑性能が落ちる。つまり、エンジンが動くための『抵抗』が増える。抵抗が増えれば、パワーを出すためにより多くのガソリンが必要になる。
  • エアフィルター(エアクリーナー):
    • 役割: エンジンがガソリンを燃やすために必要な『空気』を取り込む際のフィルター(マスク)。
    • なぜ燃F燃に関わるか: フィルターがホコリやゴミで目詰まりすると、必要な空気が吸えなくなる(=人間がマスクしたまま全力疾走するようなもの)。結果、不完全燃焼を起こしたり、空気が足りない分をガソリンの噴射量で補おうとしたりして、燃費が悪化する。

(パパ)「もちろん、推奨交換時期(例:オイルは5,000kmごと、フィルターは20,000kmごとなど、車種による)を守るのが基本だ。だが、『最近やけに燃費が悪いな』と感じたら、エコドライブを疑う前に、まずこの2つが汚れていないかを疑うべきだ。」

(ママ)「なるほど…。目に見えない部分だけど、クルマが苦しがってるサインが『燃費の悪化』ってことか。」

H3:トランクの荷物が燃費を悪くする?

(パパ)「そして最後は、ママが一番ドキッとする項目かもしれん。」

(ママ)「え? なに?」

(パパ)「トランクに、要らないモノ、積みっぱなしにしてないか?

(ママ)「ギクッ…! (…いつか使うかも、な子供の砂場セットとか、履き替えない長靴とか、ゴルフバッグとか…)」

(パパ)「図星か。いいか、クルマは『重さ』にも敏感だ。重ければ重いほど、動かすのにより多くのエネルギー(ガソリン)が必要になる。当たり前の物理法則だ。」

(パパ)「環境省によれば、不要な荷物100kgを積んだまま走ると、燃費は約3%悪化するというデータがある。」

(ママ)「100kg!? さすがにそんなには積んでない…はず。」

(パパ)「まぁ、100kgは極端な例だが、キャンプ道具一式、子供2人分の遊び道具、パパのゴルフバッグ(これは必要経費だが)、これらを常時積みっぱなしにしていたら、すぐに50kgにはなるぞ。」

【サルヂエ的・やってみる】トランクの断捨離

  • 週末、家族でトランクの中身を全部出してみる。
  • 「この1ヶ月で使ったか?」を基準に仕分けする。
  • ベビーカーや緊急用具(パンク修理キットなど)以外は、原則『家に降ろす』。

(パパ)「どうだ?『給油』『運転』『支払い』と違って、『整備』と『積荷』は、一度やってしまえば効果が持続するものも多い。これも立派な『最強のガソリン代節約術』なんだ。」


“買い方&買い時”を工夫してさらに節約

(パパ)「スーパーの特売日を狙うように、ガソリンにも『買い時』がある。もちろん、完全に予測するのは不可能だが、『値上がりしやすいタイミング』を知っておくだけで、無駄な高値掴みを避けることはできるんだ。」

H3:ガソリン価格の“上がりそうなタイミング”を読む方法

(ママ)「『来週から値上がりします』って、よくスタンドの看板に書いてあるアレのこと?」

(パパ)「それも一つだ。だが、あれは『店の都合』による告知だ。もっとマクロな、世の中の動きと連動した『クセ』がある。」

【パパのうんちく】ガソリン価格が動きやすいタイミング

  1. 石油情報センターの発表(毎週水曜日)
    • 毎週水曜日(火曜の調査結果)に、全国のガソリン価格の平均が発表される。これが「今週の相場」の基準となり、週末に向けた各スタンドの価格設定に影響を与える。
    • ママの視点: 「水曜のニュースで『また値上がり』って言ってたら、木・金で高くなるかも」って予測できるね。
  2. 原油価格(WTIなど)と為替(ドル円)の動向
    • これは少し難しいが、ガソリンの元は『原油』で、それを『ドル』で輸入している。だから、原油価格が上がったり、円安(ドルの価値が上がる)になったりすると、数週間〜1ヶ月遅れて日本のガソリン価格に反映される。
    • パパの視点: 最近やけに円安ニュースが多いな、と思ったら、「来月はガソリン代上がるぞ」と覚悟(と対策)ができる。
  3. 大型連休(GW・お盆・年末年始)の前
    • 理由: 需要が高まる(みんなが一斉に車で移動する)タイミングだ。需要が増えれば価格は上がる、というのが市場の原則。
    • ママの視点: 「連休で実家に帰るから」と、連休の初日に給油するのは『高値掴み』の典型! 連休の数日前に満タンにしておくのが賢い選択だ。

(パパ)「これらの情報を知っているだけで、『あ、今週は水曜までに給油しておいた方が良さそうだ』とか『連休前に慌てて満タンにしなきゃ』といった『行動計画』が立てられるようになるんだ。」

H3:満タンにする頻度と量でコントロールする

(ママ)「ねぇ、前から疑問だったんだけど。給油って『満タン』にするのと、『2,000円分』みたいにチマチマ入れるの、どっちがお得なの?」

(パパ)「これは非常に良いうんちくポイントだ、ママ。この問いには、2つの相反する答えが存在する。」

▼ 満タン vs こまめ給油論争

派閥 主張(メリット) デメリット
満タン派 ・給油の回数が減るので、GSに行く手間(と時間と往復のガソリン)が減る。
・価格が安いタイミングで「まとめ買い」できる。
・「燃費」の観点では不利(H2-4の『積荷』と同じで、ガソリン自体も重さ)。
・価格が高い時に満タンにすると大ダメージ。
こまめ給油派 ・常に車体が軽い状態を維持できるため、燃費(km/L)はわずかに良くなる。
・価格変動リスクを分散できる。
・給油の回数が減え、手間がかかる。
・「あと少しでクーポンが使えるのに」という時に残量が足りない。

(パパ)「どうだ? どちらも一理あるだろう? だから、これも『正解は一つではない』んだ。」

(パパ)「だが、パパ(うんちく好き)としての結論はこうだ。」

【サルヂエ的・給油の最適解】

  1. 基本は「こまめ給油(タンクの半分〜7割程度)」を維持する。
    • 理由: 燃費への影響(車重)を最小限にしつつ、給油回数の手間もそこそこにするバランスが良い。
  2. ただし、『値上がり情報』を察知した時(例:連休前、円安が続いた時、スタンドの告知)だけは、「満タン」にする。
  3. (パパ)「つまり、普段は『こまめ』でリスク分散しつつ、ここぞという『安いタイミング』でだけ『満タン』という名の『買いだめ』をする。これが合理的だ。」

(ママ)「なるほどー。『いつも満タン』でも『いつもチマチマ』でもダメってことね。使い分けかぁ。」

H3:家族でまとめ買い/共同アカウント節約術

(パパ)「そして、最後の裏ワザだ。これはH2-3(支払い方法)の応用編でもある。」

(ママ)「まだあるの!?」

(パパ)「H2-3で『元売り系カード』の話をしただろう。『月間100Lまで○円引き』といった上限がある、と。」

(ママ)「うん、言ってたね。」

(パパ)「だが、よく考えてみろ。うちにはクルマが何台ある?」

(ママ)「え? パパの通勤用のと、私の買い物用の…2台だけど。」

(パパ)「そうだ。もし、その2台の支払いを『最強のガソリンカード1枚』に集約したらどうなる?」

(ママ)「あ…! 2台分使うから、割引の上限(100L)にすぐ届くし、ポイントも一気に貯まるってこと!?」

(パパ)「その通り! これが『支払いの集約』だ。ガソリンスタンドのアプリや決済システム(EneKeyなど)も、家族で同じアカウントを共有したり、家族カードを発行したりできる場合がある。」

(パパ)「バラバラのカードで中途半端にポイントを貯めるより、『ガソリン代だけはこのカード(このアプリ)』と家族ルールを決めて集中させた方が、ランクアップ特典や高額割引の恩恵を受けやすくなる。まさに『まとめ買い』だ。」

(ママ)「うわー、それは完全に盲点だった。パパと私、別々のカードで払ってたわ…。今すぐ見直そう!」

(パパ)「うむ。これで『買い時』と『買い方』もマスターしたな。」


まとめ:最強の節約術は“生活に無理なく組み込む”こと

(パパ)「いいか、ママ。今日、俺は『給油』『運転』『支払い』『整備』『買い方』と、5つの切り口から20近いテクニックを紹介した。だが、これを読んだキミ(読者)やママに、明日から全部やれと言っているんじゃない。」

(ママ)「え、そうなの? てっきり『全部やれ!やれば月3,000円だ!』って言うかと思った。」

(パパ)「それは三流の節約術だ。続かない節約は、やらないのと同じ。ゼロだ。」

H3:全てやる必要なし!自分に合う2〜3個を継続する

(パパ)「大事なのは『継続』だ。そして、継続のコツは『自分に合うものを選ぶ』ことだ。」

(ママ)「自分に合うもの?」

(パパ)「そうだ。例えば、キミ(ママ)のような直感タイプで、細かい運転が苦手なら、まずは『エコドライブ』は意識しなくていい。その代わり、キミが得意な『ポイント』や『支払い』を徹底的に見直すんだ。」

【タイプ別】“これだけ”やればOK!な選び方

  • ズボラ・面倒くさがりタイプ(ママタイプ)
    1. 支払い方法の見直し(H2-3):
      EneKeyやDrive Onアプリに、最強のクレカとポイントカードを「全部乗せ」登録する。
      理由: 一度登録すれば、あとは「かざすだけ」で勝手に節約(三重取り)が続くから。
    2. タイヤ空気圧チェック(H2-4):
      GSに行った時だけ、月1回、空気圧を入れる。
      理由: 無料(タダ)で燃費が5%改善する(かもしれない)最強のズボラテクだから。
  • コツコツ・理屈っぽいタイプ(パパタイプ)
    1. エコドライブの実践(H2-2):
      「5秒で20km」「早めのアクセルオフ」をゲーム感覚で実践し、クルマの燃費計の数字が上がるのを楽しむ。
      理由: 運転という「毎日の行動」が変わることで、最も効果が蓄積(チリツモ)するから。
    2. 給油タイミングの戦略化(H2-5):
      ニュース(水曜の発表)や連休のタイミングを見て、「安い時だけ満タン」を実行する。
      理由: 情報を元に合理的に行動し、節約できた時の「してやったり感」が快感だから。

(パパ)「どうだ? 20個全部じゃなくて、この『2〜3個』を自分の『習慣』にする。それだけで、ガソリン代は確実に今より安くなる。」

(ママ)「なるほど…。私なら『全部乗せ決済』と『トランクの断捨離』、あと『空気圧』かな。それくらいならできそう!」

H3:情報を“知ってるだけ”では損。行動して初めて節約になる

(パパ)「よろしい。だが、一番大事なことを忘れるな。我らサルヂエファミリーのモットーは?」

(ママ)「え? あ、『なんでも自分達で調べてやってみる』…?」

(パパ)「そうだ! 今、この記事をここまで読んだキミは、ガソリン代節約の『情報』は手に入れた。だが、『知ってるだけ』の状態が一番の“損”なんだ。

(ママ)「あ…。」

(パPA)「『ふーん、EneKeyって得なんだ』と知っているだけで、EneKeyを作らない人。『タイヤの空気圧が大事なんだ』と知っているだけで、明日GSで空気圧をチェックしない人。その人たちは、1ヶ月後も、1年後も、高いガソリン代を払い続けることになる。」

(ママ)「うう、耳が痛い…。『知って満足』しちゃうこと、よくあるわ。」

(パパ)「節約とは『行動』だ。行動して初めて、1円の節約になる。だから、俺たちは『やってみる』んだ。」

H3:次の給油から試してほしい実践ステップまとめ

(パパ)「というわけで、理屈はもう十分だ。ママ、そしてこの記事を読んでくれたキミ。次のアクションはこれだ。」

【サルヂエ的】次の給油で『やってみる』TODOリスト

  1. まず、トランクを開けて不要な荷物を降ろす。(今すぐできる)
  2. 運転席のドアを開け、「タイヤ空気圧シール」の数値(kPa)をスマホで撮影する。
  3. いつものGS(セルフ)に行く。給油する前に、空気入れで「2」で撮った数値に合わせる
  4. 給油機で、H2-1で調べた「アプリクーポン」や「LINEクーポン」がないか確認し、使う。
  5. 給油の支払いは、H2-3で決めた「ポイント二重取り(または全部乗せ決済)」を実行する。
  6. 発進時、「5秒で20km」と心で唱えながら、アクセルをじんわり踏む。
  7. 帰り道、「レシートの裏」にクーポンがないか確認する。

(ママ)「うわ、具体的! でも、これなら給油のついでに全部できるかも!」

(パパ)「そうだ。まずはこの『一連の流れ』を一度体験してみる。小さな成功体験が、節約を『習慣』に変える第一歩だ。さぁ、我らもやってみるぞ!」

(ママ)「おー!」