「パパー、今度の週末、新しい車の試乗行きたいんだけど!」
ウチの怪獣たち(息子2人)が後部座席で暴れまくるせいで、今のミニバンもそろそろ限界。ママが直感で次のターゲットを決めたらしい。
「お、いいな!試乗は賛成だ。……ところでママ、今の車、どうするつもりだ?」
「え?どうするって……新しい車買うディーラーで『下取り』してもらうんじゃないの?普通」
出た。ママの「普通」発言。
「ママ、それが思考停止っていうんだぞ。車を手放す方法は『下取り』だけじゃない。『買取』っていう選択肢もあるんだ。しかも、価格以外にも手続きの手間とか、入金のタイミングとか、結構重要な違いがあるらしい」
「えー、めんどくさい……。高く売れるならどっちでもいいけど」
「それがそうとも限らないんだ!『楽だと思ったら損した』とか、『高いと思ったけど手続きが超大変だった』とか、後から後悔するパターンもあるみたいでな」
うーん、これは理屈っぽいパパの血が騒ぐ。車の買い替えはデカい金が動く。直感だけで進めるのは危険だ。
よーし、決めた!
今回のサルヂエファミリー「やってみる」企画は、「車の『下取り』と『買取』、価格や手間でどう違うのか徹底検証」だ!
価格だけで決めて後悔しないために、まずは基本の「キ」、「査定」「下取り」「買取」の言葉の意味から、パパが徹底的に調べて整理していくぞ!
「査定」「下取り」「買取」の意味をざっくり解説
「まず言葉の定義からだ!」
「うわ、出た……パパのうんちくタイム……」
ママはもう飽きてスマホをいじり始めたが、構うもんか。お金の話だぞ。こういう「なんとなく」で進めるのが一番マズいんだ。
「下取り」と「買取」を比較する前に、大前提となる「査定」についてもしっかり押さえておかないと、話がややこしくなるからな。
そもそも「査定」って何?
「ねえ、査定って、要は『この車、今いくら?』って値段をつけてもらうことでしょ?それくらい知ってるわよ」
ママが不満げに口を挟む。
「その通り!さすがママだ。でもな、もう少し正確に言うと、査定っていうのは『その車の現在の価値を専門家が評価・算出する行為』そのものを指すんだ」
「だから同じだって……」
「違うんだな、これが。『誰が』『何のために』査定するかがポイントなんだよ」
例えば、ディーラーが「下取り」のために行う査定と、買取業者が「買取」のために行う査定は、同じ「査定」という名前でも、その後の目的が違う。査定は、あくまで車を売るための「最初のステップ」に過ぎない。
ちなみに、この査定を行うのは「中古自動車査定士」っていう資格を持ったプロだったりする(※必ずしも資格必須ではないらしいが)。車の年式、走行距離、車体のキズや凹み、修復歴、内装の状態、オプションなんかの細かいところまでチェックして、「今の市場価値」を弾き出すわけだ。
だから、「査定=売ること」じゃなくて、「査定=車の健康診断&市場価値の通知表をもらうこと」と覚えておくとスッキリするぞ。
「下取り」と「買取」の違いを一言で言うと?
「はい、じゃあ本題。パパ、下取りと買取の違いを、理屈っぽくじゃなくて、一言で説明してよ」
ママからの鋭い(?)ツッコミだ。よかろう。
一言でいうと、こうだ。
- 「下取り」= 新しい車を買うお店(ディーラー)に、今の車を“引き取って”もらうこと。
- 「買取」= 中古車買取専門店に、今の車を“買い取って”もらうこと。
「……え?同じじゃない?」
「全然違う!お金の流れと『相手』が決定的に違うんだ」
「下取り」は、あくまで「新しい車の購入」がセット。今の車の価値は、次に買う車の購入代金から「値引き」される形で処理される。だから、手元に現金が入ってくるわけじゃないんだ(※差額がプラスになれば別だが)。
一方の「買取」は、シンプルに「車を売る」という行為。新しい車を買うかどうかは関係ない。車を売った代金は、そのまま「現金」として受け取れる。そのお金で次の車を買ってもいいし、別のことに使ってもいい。自由度が違うんだよ。
「ディーラー下取り」と「買取専門業者」の役割
「ふーん。ディーラーは車を売るのが仕事で、買取業者は車を買うのが仕事ってこと?」
「お!ママ、核心を突いてきたな!まさにそこが、価格に差が出る最大の理由なんだ」
ここが一番のうんちくポイントだ。しっかり聞いておけよ。
ディーラー(下取り)の主な仕事は、もちろん「新車(や自社の中古車)を売る」こと。下取りは、お客さんが新車を買いやすくするための「サービス」の一環という側面が強い。買い取った車は、自社の認定中古車として売るか、業者向けのオークションに出す。
対して、買取専門業者(買取)の仕事は、「中古車を仕入れる」こと。それが彼らのビジネスの根幹だ。仕入れた車を自社で再販したり、オークションに出したりして利益を出す。彼らは「中古車市場のプロ」だから、どの車が今いくらで売れるか、どのオプションに価値があるかをシビアに見てるわけだ。
この役割の違いを表にまとめてみたぞ。
| 比較項目 | ディーラー下取り | 買取専門業者 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 新車の販売促進(サービス) | 中古車の仕入れ(本業) |
| 取引相手 | 新車を購入するディーラー | 中古車買取・販売業者 |
| 売却代金 | 次の車の購入費用に充当(値引き) | 現金で受け取る |
| 価格の傾向 | 市場価格より安めになる傾向。新車値引きと相殺されて分かりにくいことも。 | 市場価格が反映されやすい。複数の業者で価格競争が起きやすい。 |
| 特徴 | 手続きがワンストップで楽。納車日まで乗れる。 | 高く売れる可能性。売却先を自分で選べる。 |
「なるほど……。つまり、ディーラーは新車を売りたいから、下取り価格は『まあ、こんなもんでしょ』ってなりがちだけど、買取業者は『高くても欲しい車は仕入れたい!』って競争するから、値段が上がりやすいってこと?」
「そういうことだ!特に、年式が古いけど走行距離が短いとか、マニアックなオプションがついてるとか、そういう『特定の市場で価値がある車』は、買取業者の方が正しく評価してくれる可能性が高い、と言われているんだ」
もちろん、ディーラーだって「この下取り車は絶対欲しい!」となれば高値をつけることもあるだろうし、一概には言えない。だが、仕組みとして「高く売れる可能性」を秘めているのは、複数の業者が競う「買取」の方だ、というのがパパの仮説だ。
価格以外で見る!下取りと買取のリアルな違い
「ふーん、理屈はわかった。要は『買取』の方が高く売れる可能性があるってことでしょ?じゃあ買取で決まりじゃない」
「ママ、早まるな!話はそう単純じゃないんだ」
価格だけで飛びつくと、後で「こんなはずじゃなかった!」となりかねない。そこが今回の検証の肝だ。
「えー、価格以外に何があるのよ。お金が一番大事でしょ」
「まあ聞け。例えば、手続きの『手間』だ。ママ、役所に行って書類取ってきたり、あちこちに電話したりするの、好きか?」
「……絶対イヤ」
そうだろう。価格が高い(かもしれない)代わりに、「手間」「時間」「自由度」といった、お金以外のコストがかかる可能性がある。そこを比較しないと、トータルでどっちが「得」か、いや、どっちがウチらファミリーにとって「後悔しない」選択かは決められないんだ。
手続きの手間(書類・来店・キャンセルなど)
まず、一番リアルな問題、「手続きの手間」だ。
「下取り」の場合、これは圧倒的に楽だと言われている。
なぜなら、新しい車の購入手続きと、今の車の売却手続きを、全部同じディーラーが「ワンストップ」でやってくれるからだ。
車の売却には、印鑑証明書とか委任状とか、いろいろ面倒な書類が必要になる。でも下取りなら、新車購入の書類と一緒に「ここにもハンコお願いします」で済むことが多い。車の引き渡しだって、新しい車の納車日にディーラーに乗っていけば、そのまま新しい車に乗って帰れる。窓口が一つだから、話が早いんだ。
「お、それ最高じゃん。私、絶対それがいい」
「まあ待て。一方の『買取』は、そうはいかない」
まず、どこに売るかを自分で決めなきゃならない。複数の業者に査定を依頼するなら、その分、対応や交渉の手間がかかる(いわゆる『一括査定』の電話ラッシュ問題もここだ)。
売る業者が決まれば、その業者と売買契約を結び、書類を準備する。新車を買うディーラーとは「別」に、この手続きが発生するわけだ。当然、車の引き渡しも買取業者と調整しないといけない。
契約後のキャンセルについても違いがあるぞ。
下取りは、新車購入の契約の一部という扱いだから、新車の納車が遅れたりすれば、下取りのタイミングも調整しやすい。でも、買取は独立した契約だ。査定額に納得して契約したら、基本的にはキャンセルできない(またはキャンセル料がかかる)ケースが多い。手軽さ・安心感で言えば、下取りに軍配が上がるだろうな。
引き渡し・納車タイミングの自由度
「じゃあ、車を引き渡すタイミングはどうなの?新しいのが来るまで、今の車乗れないと困るんだけど」
いい質問だ、ママ。これも大きな違いだ。
「下取り」の最大のメリットの一つが、これだ。
「今の車の引き渡し」と「新しい車の納車」を、同じ日(=納車日)に設定できる。つまり、車がない期間(=空白期間)が一切発生しないんだ。
ウチみたいに、保育園の送り迎えや週末の買い出しで毎日車を使う家庭にとって、これは死活問題だろ?
「明日から1週間、車ありません」なんて言われたら、ママ、どうする?
「……無理。絶対無理。パパが全部自転車で送迎してよ」
「(やっぱりそうなるか……)」
一方、「買取」の場合は、このタイミング調整がシビアになる。
買取業者は「仕入れ」が仕事だから、契約したらなるべく早く車を引き取りたい。中古車は時間が経つほど価値が下がるからな。業者によっては「契約後1週間以内に引き渡してください」なんて言われることもあるらしい。
もし、新車の納車が1ヶ月先だったら?その間、レンタカーを借りるか、車なし生活を覚悟するしかない。
もちろん、業者によっては「〇日までなら引き渡しを待ちますよ」と交渉できる場合もある。だが、下取りのように「納車日まで」と自動的に決まる手軽さはない。この「自由度の低さ」は、買取を選ぶ際の大きなデメリットになる可能性があるな。
売却後のフォローや責任の違い
「あとさ、売った後に『車が壊れてたぞ!』とか文句言われたりしないの?そういうの怖いんだけど」
ママの直感、鋭いぞ。売った後の「責任」の問題だ。
これは法律用語で「契約不適合責任(昔でいう瑕疵担保責任)」っていうんだが、簡単に言うと「売った後に、契約書に書いてない重大な欠陥(例:エンジンが壊れてた、修復歴を隠してた)が見つかったら、売主が責任取ってね」というルールだ。
「下取り(ディーラー)」の場合、相手は長年付き合いのある(あるいはこれから付き合う)ディーラーだ。
もちろん隠し事はダメだが、万が一、売った後にちょっとした不具合が見つかっても、新車購入のお客さんに対して、いきなり「契約不適合だ!」と厳しく追及してくるケースは比較的少ないと言われている。まあ、関係性重視ってことだな。
対して「買取(買取業者)」は、純粋な「ビジネス」としての売買だ。
業者はプロだから、査定時にしっかりチェックする。それでも見つからなかった重大な欠陥(特に修復歴の隠蔽など)が後から発覚した場合、厳しく責任を追及される可能性がある。契約書にも「発覚した場合は減額や契約解除、損害賠償を請求する」といった内容(減額条項)が書かれていることが多い。
「えー、なんか買取って怖いじゃん!」
「いや、普通に乗ってて、事故歴とかを正直に申告してれば、何も怖がる必要はないぞ。ただ、『手続きの手軽さ』『納車のタイミング』『売却後の安心感』という3点においては、下取りの方が圧倒的に『楽』だということは、データとして覚えておく必要があるんだ」
「高く売れる」だけじゃない!見落としがちな判断基準
「うーん……パパの話を聞いてると、だんだんワケがわかんなくなってきた!『買取』は高そうだけど面倒で、『下取り』は楽だけど安いかもしれないってことでしょ?結局どっちなのよ!」
ママが混乱し始めた。まあ、無理もない。物事には必ずメリットとデメリットがあるからな。
「そうだ。だからこそ、『ウチの家族にとっては』どっちがベストか、判断基準をしっかり持つ必要があるんだ」
「判断基準?」
「そう。高く売れるかどうか、つまり『価格』だけで判断すると絶対後悔する。それ以外に、さっき話した『手間』や『時間』、そして『安心感』を天秤にかける必要があるんだ」
ここからは、お金には換算しにくい「見落としがちな判断基準」について、さらに深く掘り下げていくぞ。
「手間」と「時間」のコスト
まず、一番見落としがちなのが「手間」と「時間」のコストだ。
「ママ、もし買取業者に査定を頼むとして、何社くらいに声をかける?」
「え?そりゃあ、一番高いところがいいから、いっぱい……5社とか?」
「そうだな。仮に5社に査定を依頼したとしよう。それが『一括査定サイト』経由だとしても、その後の対応はママ(かパパ)がやるんだぞ」
まず、申し込み直後から各社からの電話が一斉にかかってくる(らしい)。その電話対応だけでも一苦労だ。さらに、各社と査定の日時を調整し、実際に査定に立ち会う必要がある。出張査定に来てもらったとしても、1社あたり30分~1時間。5社来たら、その対応だけで半日潰れるかもしれない。
「うわ……考えただけで疲れる……」
「だろ?その手間と時間を、ママの『時給』に換算したらどうだ?もし、その時間でパートに行けたら、いくら稼げた?」
「……!」
「下取り」なら、そのコストはほぼ「ゼロ」だ。新車の商談のついでに査定してもらうだけだからな。
「買取」で高く売る努力(=相見積もり)をする場合、この「見えないコスト」が確実にかかる。
もし、下取りと買取の差額が3万円だったとしよう。でも、買取のために5時間の手間(電話対応、査定立ち会い、交渉)を使ったとしたら?時給換算すると6,000円だ。その労力に見合うかどうか、という視点が必要なんだ。
急ぎかどうか/次の車の有無
次に、「時間的な制約」だ。
「ウチは今回『買い替え』だから、今の車を手放すのと、新しい車を手に入れるのがセットだ。でも、世の中にはいろんなケースがある」
例えば、こんな場合はどうだ?
- 海外赴任が決まったから、とにかく「急いで車を処分」したい。次の車は買わない。
- 親から車を譲り受けることになった。だから今の車は「売るだけ」でいい。
- 新車の納車が半年後。でも、今の車の車検が来月切れる。だから「先に売ってしまいたい」。
「あー、なるほど。そういう『買い替え』じゃないパターンね」
「その通り。こういう場合、『下取り』は使えないんだ。下取りはあくまで『次の車を買うこと』が前提だからな」
必然的に「買取」一択になる。この場合は、価格交渉の手間をかけるよりも、スムーズに引き取ってくれる業者を探す方が重要になるかもしれない。
逆に、ウチらみたいに「買い替え」で、しかも「次の車が来るまで絶対今の車が必要」という場合はどうだ?
「そりゃあ、さっきパパが言ってた『下取り』の方が楽なんでしょ?納車日に交換できるんだから」
「そう。そこだけ見れば下取りが最強だ。でも、もし買取業者が『納車日まで今の車に乗っててOKですよ』と言ってくれたら?しかも下取りより10万円高かったら?」
「……そりゃ、買取がいいに決まる!」
「だろ?つまり、自分たちの『タイムスケジュール』と『条件(空白期間NGなど)』を、買取業者がクリアしてくれるかどうか。そこが判断基準になるわけだ」
売却時の不安やトラブルを避けたいときは?
最後の判断基準は、ママがさっき気にしていた「安心感」だ。
「やっぱり、売った後でゴチャゴチャ言われるのが一番イヤ……」
「うん。その気持ちはよくわかる。特に、買取業者とのトラブルでよく聞くのが『契約後の減額(二重査定)』や『キャンセルの高額請求』だ」
これは、契約書をよく読まなかったり、口約束だけで進めてしまったりすると起こりやすいらしい。例えば、査定時には「これでOKです!」と言って契約したのに、車を引き取った後で「ここにキズがあったから5万円減額します」と言われるケースだ。
もちろん、全ての買取業者がそうだというわけじゃないぞ!むしろ、ほとんどの優良な業者はしっかりしているはずだ。だけど、そういうリスクがゼロではない、ということは知っておく必要がある。
その点、「下取り(ディーラー)」は、その安心感が強い。
相手は新車を売ってくれた(これから売ってくれる)お店だ。変なトラブルを起こして、新車購入のお客さんとしての信頼まで失いたくないはずだからな。価格は少し安くなるかもしれないが、その分を「安心料」と考えることもできる。
「うーん、パパはどっちなのよ?」
「パパは『理屈っぽく』考えるからな。手間をかけてでも、トラブルを避ける知識を身につけて、一番高い『買取』を狙いたい。でも、ママが『面倒なのは全部イヤ!安心が一番!』って言うなら、『下取り』を選ぶのも立派な『合理的判断』だとパパは思うぞ」
ケース別に見る!下取りと買取どっちが向いてる?
「よし、これまでの『うんちく』を踏まえて、いよいよ実践編だ」
「実践編?まだ調べるの?」
「当たり前だ。知識は使ってこそ意味がある。今までの比較データ(価格、手間、時間、安心感)を元に、具体的に『こういう人にはこっちが向いてる』というのをシミュレーションしてみるんだ」
車を売る人の状況は、それこそ十人十色。ウチら(サルヂエファミリー)のケースが全てじゃないからな。自分たちの状況を客観的に見るためにも、いろんなパターンを想定しておくのが、後悔しないための最短ルートだ。
「ふーん。じゃあ、私はどれに当てはまるかチェックしとくわ」
ママもようやく乗り気になってきたようだ。よし、パターン別にしっかり分析するぞ。
買い替えと同時に処分したい人
まずは、ウチらと全く同じ、「新しい車を買う。今の車は、そのタイミングで手放したい」という、ごく一般的な買い替えパターンだ。
この場合、「下取り」と「買取」の両方が選択肢になる。ここで重視すべきは、さっきから何度も言ってる「何を最優先にするか」だ。
▼「下取り」が向いている人
- 手続きの「楽さ」が最優先の人。
- 新車購入の窓口(ディーラー)と全部まとめて話を終わらせたい。
- いろんな業者と電話したり、査定に立ち会ったりする時間は「無駄」だと感じる。
- 車の引き渡しで「空白期間」ができるのは絶対に困る。
▼「買取」が向いている人
- 「価格」を最優先にする人。
- 手続きの手間がかかっても、1円でも高く売りたい。
- 複数の業者と交渉する「時間」と「労力」を惜しまない。
- (※ただし、「納車日まで今の車に乗れるか」は業者との交渉必須!)
「うーん……私は『下取り』派かなぁ。パパが全部やってくれるなら『買取』でもいいけど」
「おいおい。まあ、このパターンの人は一番悩むところだな。価格を取るか、手間を取るか。まさに価値観が問われる部分だ」
車の価値をしっかり見てもらいたい人
次は、「この車、ちょっと普通じゃないんだよね」というパターンだ。
「普通じゃないって?」
「例えば、すごく古い車だけど、めちゃくちゃキレイに乗ってるとか。あるいは、パパの夢だったスポーツカーみたいに、特殊な改造(※合法の範囲で)や希少なオプションパーツがついてるとか」
こういう車を「下取り(ディーラー)」に出すとどうなるか。
ディーラーの査定は、基本的に「画一的なマニュアル」に沿っていることが多い。年式、走行距離、基本的な状態で判断する。だから、マニアックなパーツや、年式の割に異様に状態が良い、みたいな「プラスアルファの価値」が見逃されやすいんだ。
「あー、パパがこだわって付けたあの高いホイールとか、タダ同然にされちゃうかもってこと?」
「その通り!そういう時こそ『買取(買取専門業者)』の出番だ」
買取業者は、中古車市場のプロ。特に、スポーツカー専門店とか、SUV専門店とか、特定のジャンルに特化した業者もいる。そういう店は、「その価値」をわかってくれる。喉から手が出るほど欲しい車なら、ディーラーの下取り価格とは比較にならない高値がつく可能性もあるんだ。
だから、「この車の価値をわかってほしい!」という熱い想いがある人は、手間を惜しまず買取業者を探すべきだ。
とにかく手間なく済ませたい人
最後のパターンは、ママが一番共感しそうなやつだ。
「もう、価格とかどうでもいい。とにかく、今すぐ、楽に、この車を視界から消したい!」
「え、そんな人いるの?もったいなくない?」
「いるんだな、これが。例えば、車検が切れて動かせないとか、もう何年も乗ってない車が駐車場を塞いでるとか。売却代金より、駐車場の月額料金の方がもったいな、みたいな状況だ」
この場合、選択肢は2つだ。
① もし「買い替え」なら、迷わず「下取り」
さっきも言った通り、手続きの楽さ、ワンストップで終わる手軽さは最強だ。ディーラーに任せておけば、新しい車が来た日に、古い車を(たとえ動かなくても)引き取ってくれる。
② もし「売るだけ」なら、「買取(1社決め打ち)」
「相見積もりで高く売る」なんて考えちゃダメだ。電話ラッシュで挫折するからな。そうじゃなくて、「大手」の買取業者や、オークション形式のサービス(※紹介するサービス)に絞って、「引き取り」を依頼するのが賢明だ。
特にオークション型サービスは、一括査定サイトと違って、複数の業者が「入札」する仕組みらしい。つまり、こっち(売主)が何度も電話対応したり、査定に立ち会ったりする必要がない。最高額を提示した1社とだけやり取りすればいい、というモデルだ。これは「楽さ」と「ある程度の価格」を両立したい人には、かなり有力な選択肢になるんじゃないか?
「へえ、そんなのもあるんだ。それなら私でもできそう!」
「だろ?『買取=電話ラッシュで面倒』って思い込んでたけど、こういう新しいサービスも出てきてる。これはパパ、大注目だぞ」
それでも「買取(特に一括査定)」がおすすめな場合
「でもさー、パパ。さっきオークション形式?が楽でいいって言ってたじゃん。あれは『買取』なんでしょ?じゃあ、もうそれでいいんじゃないの?」
ママが鋭い指摘をする。確かに、「楽さ」と「ある程度の価格」を両立するなら、そういう新しいサービスは魅力的だ。
「ママ、それは『手間と価格のバランス』を取った場合だ。でもな、世の中にはパパみたいに『手間はどれだけかかってもいい!俺は1円たりとも損をしたくない!』っていうタイプの人間もいるんだよ!」
「うわ、めんどくさい……」
「(ぐぬぬ……)そういう『価格絶対主義』の人にとっては、やっぱり古くからある、いわゆる『一括査定』、つまり『複数の買取業者に“直接”来てもらって、名刺交換して、目の前で競わせる』方法が、理論上は最高値を引き出す近道とされているんだ」
「え、オークション形式と何が違うの?」
「熱量が違う!……いや、理屈で言うと、オークションは業者が『画面越し』に入札するだろ?でも従来の一括査定は、業者が『対面』で査定して、その場で『A社はいくらって言いました?』って交渉が始まる。よりシビアな競争が起こりやすいんだ」
相場を正確に知りたい/価格重視の人
「まず、なんで従来型の『一括査定』が価格重視の人に向いてるか、その理屈から説明するぞ」
「はいはい、うんちくどうぞ」
「……いいか。車の『相場』って、実はあってないようなものなんだ。中古車は一台一台状態が違うし、業者が『今すぐこの車種が欲しい』かどうかで、値段は平気で数万円、場合によっては数十万円変わる」
ディーラーの下取り価格は、あくまでそのディーラーの基準だ。さっきのオークション形式は、そのサービスに加盟している業者間での最高値だ。
でもな、「一括査定」は違う。A社もB社もC社も、ライバルがいると分かった上で、ウチの車を直接見に来る。そして「A社は〇〇円でしたか。ウチはそれより1万出します!」「いや、ウチは3万上乗せします!」っていう、生々しい『競争』が目の前で起こるんだ。(※いわゆる「相見積もり」や「入札」と呼ばれる状態だな)
「うわー、なんか想像するだけで胃が痛い……」
「そうだ。でも、だからこそ『この車の今の市場での本当の最高値(に近い額)』を知ることができる。相場を正確に知る、というより、目の前で『最高相場を叩き出す』行為なんだよ。だから、価格を何よりも重視する人には、この方法が一番向いてるわけだ」
時間や手間をかけても損したくない人
「でも、それってH2-3で言ってた『電話ラッシュ』とか『査定立ち会いで半日潰れる』とか、あの面倒なやつでしょ?」
「その通り!まさにそこだ。時間や手間を『コスト』と考えるか、『最高値を得るための必要経費』と考えるかの違いだな」
「損したくない」という気持ちには、大きく分けて2種類ある。
- 「面倒な思いをして時間を無駄にした」という「時間的・精神的な損」
- 「もっと高く売れたはずなのに、楽したせいで10万円損した」という「金銭的な損」
「ママは圧倒的に1を嫌がるタイプだろ?」
「当たり前じゃない。その10万円のために、丸一日電話番とか絶対無理」
「でもパパは2が許せない。『あの時、あと3社見積もりを取っていれば、息子たちの習い事代半年分が浮いたかもしれない……!』とか、後で絶対にウジウジ考えるタイプだ」
「……自分で言ってて悲しくならない?」
「うるさい!だから、パパみたいに『金銭的な損』を絶対にしたくない、そのためなら電話対応も査定立ち会いも全部やってやる!という覚悟がある人。そういう人にとっては、一括査定の手間は『コスト』ではなく『投資』なんだよ」
ディーラー下取りで安く見積もられた経験がある人
「あと、こういう人も『買取(一括査定)』に走りがちだな」
「というと?」
「過去に、ディーラーの下取りで悔しい思いをした人だ」
例えば、昔乗ってた車をディーラーに下取りに出したら、「お客さん、これもう古いし、距離も走ってるから、ほとんど値段つかないですね。まあ、引き取り手数料とか考えると、実質タダで引き取りますよ」と言われたとする。
「あー、ありそう。で、パパみたいな人は『そんなはずはない!』って調べたわけでしょ?」
「そう!で、ダメ元で一括査定に申し込んだら、『えっ、30万円で買いますよ!』っていう業者が現れた……とか。そういう『成功体験(あるいはディーラーへの不信感)』がある人だ」
「30万!?タダが!?なにそれ詐欺じゃん!」
「詐欺とまでは言わないが、ディーラーの査定基準と、買取市場(特に海外輸出ルートを持ってるとか)の需要がそれだけズレてたってことだ。こういう経験を一度でもすると、『ディーラーの下取り=安い』という刷り込みができる。だから、次の買い替えでも『絶対に一括査定で相場を調べてからじゃないと、ディーラーとは交渉しないぞ』と心に誓うわけだ」
「なるほどね……。結局、何を一番大事にするか、ってことね」
「そういうことだ!棲み分けを理解するのが大事なんだよ」
車を売却する際の注意点
「よーし、これで『下取り』と『買取(従来型の一括査定やオークション型)』の違いと、それぞれのメリット・デメリットはだいたい整理できたな」
「お疲れ様、パパ。じゃあ、結局ウチはどうするの?やっぱりパパが頑張って『一括査定』やるの?」
「う、うむ……(ママのプレッシャーが……)。まあ、どの方法を選ぶにしてもだ!『下取り』以外を選ぶなら、共通して気をつけなきゃいけない『注意点』がある。これを怠ると、ママが一番嫌いな『トラブル』に巻き込まれるからな。最後までしっかり聞けよ」
「えー、まだあるの……。でもトラブルはイヤだから聞いとく」
「そうだ。特に『買取』は、ディーラーと違って『新車を買うお客さん』という立場じゃない、純粋な『売主』になるわけだ。だからこそ、自分の身は自分で守る『知識武装』が必要なんだ」
査定後すぐに契約しない/比較の重要性
まず、鉄則中の鉄則だ。
「査定してもらったら、その場で契約しない」
「え?でも、査定に来てもらったら、なんか契約しなきゃ悪い気しない?」
「ママ、その『人の良さ』が一番危険なんだ!特に、出張査定で1社だけ呼んだ場合、相手はプロの営業マンだぞ。『今ここで決めてくれたら、特別にあと3万円上乗せします!』『今日じゃないとこの値段は出せませんよ!』とか、あの手この手で即決を迫ってくるらしい」
「うわ、私、絶対押し切られる自信ある……」
「だろ?でも、そこで『ありがとうございます!じゃあお願いします!』って言ったら、その瞬間に『他の業者と比較して、もっと高くなる可能性』を捨てることになるんだ」
これは、ディーラーの下取り査定でも同じだ。「新車を〇〇万円値引きしますから、下取りもこれで決めてください」と言われても、即決しちゃダメだ。
必ず「比較」する。これが全てだ。
「下取り価格」と「買取価格(できれば複数社)」を天秤にかける。その手間を惜しんだら、数十万円損する可能性を、自分から受け入れることになるんだぞ。
キャンセルポリシー・手数料の確認
「わかったわよ。じゃあ、比較して一番高いところに決めたとする。そしたらもう安心でしょ?」
「まだ早い。契約書にハンコを押す前が、最後の勝負だ」
ここで確認すべきは、「契約した後のキャンセル」についてだ。
「え、契約したのにキャンセルするの?」
「するわけじゃない。でも、万が一の事態を想定するのが『理屈っぽいパパ』の役目だ。例えば、契約した翌日に、別の業者が『昨日より5万円高く買います!』って言ってきたらどうする?」
「……心が揺らぐわね」
「(正直だな……)まあ、それは道義的にどうかと思うが。そうじゃなくて、例えば『やっぱり車が必要になったから売るのやめます』とか、『新車の納車が急に遅れることになったから、引き渡し日を変えたい』とか、そういう時だ」
契約書には、ほぼ間違いなく「キャンセルポリシー(解約条件)」が書かれている。「契約後のキャンセルは一切不可」なのか、「引き渡し前ならOK」なのか、「キャンセル料として〇万円(または売却額の〇%)を支払う」なのか。ここは業者によって全然違う。
「うわー、小さい字で書いてあるやつだ……」
「その通り!そこを読まずに契約して、後で『キャンセル料30万円です』って言われたら、もう泣くしかないだろ?ついでに、名義変更の『手続き手数料』とか、車を引き取る『レッカー代』とか、そういう『手数料』が売却代金から引かれないかも、しっかり確認するんだ」
一括査定の営業電話対策も考えておく
「……ねえ、パパ。やっぱり、さっきから聞いてて思うんだけど」
「なんだ?」
「『一括査定』って、やっぱり電話がすごいんでしょ?それが怖くて、結局ディーラーでいいやってなっちゃいそう……」
ママのその懸念、最もだ。パパも理屈では「比較が大事」とわかっていても、あの「電話ラッシュ」のことを考えると、正直気が重い。
「確かに、それが従来型の一括査定の最大のデメリットとして、昔から言われ続けてることだからな。申し込みボタンを押した瞬間に、スマホが鳴り止まなくなる、なんて話も聞く」
「ヒィ……」
「だがな、ママ。それも『対策』を考えておけば、被害は最小限に抑えられるはずだ」
例えば、こんな対策だ。
- 申し込みフォームの「備考欄」に「電話は〇時~〇時の間、またはメールで連絡希望」と明記する。(※無視してかけてくる業者もいるらしいが)
- 査定の希望日を、あらかじめ「この日の午後」と決めておき、その場で電話口のアポを全部取ってしまう。
- 電話が落ち着いた(=アポが取れた)業者は、着信拒否にする。
「うーん、それでも大変そう……」
「そう。だからこそだ!さっき話に出た、そもそも電話ラッシュが起こらない仕組みのサービスが注目されてるんだ」
motaのサイトなんかをパパも読み込んでみたが、あそこは「最大20社が入札」するけど、「やり取りするのは高額査定の数社のみ(最大3社らしい)」、しかも「しつこい営業電話なし」って書いてある。これが本当なら、従来型の一括査定の『価格競争のメリット』と、ディーラー下取りの『手間の少なさ』を、いいとこ取りできる可能性がある。
「え、なにそれ、最強じゃない?」
「まあ、実際使ってみないとわからんがな。ただ、『買取』を検討するなら、こういう『電話ラッシュ対策』が組み込まれたサービスを選ぶ、というのが、現代の賢いやり方なのかもしれないな。これはパパ、今回の調査で一番の発見だぞ」
まとめ:価格だけで選ぶと損をする?自分に合う方法の見つけ方
「ふぅー……。パパ、お疲れ様。なんかわかったような、余計に悩ましくなったような……」
ママが大きくため息をついた。まあ、それだけ車を手放すっていうのが、いろんな要素が絡む複雑なイベントだってことだ。
「お疲れ、ママ。最後までよく聞いてくれた。でも、これで『なんとなくディーラーに下取りに出す』っていう思考停止状態からは脱出できただろ?」
「それは間違いないわ。ディーラーの言う『下取り価格』が、世の中の『絶対価格』じゃないってことと、楽なことには『安く買われるかもしれない』っていう対価を払ってる可能性が、よーくわかった」
「その通り!それこそが、今回のサルヂEファミリー『やってみる』企画(※調査編)の最大の成果だ!」
今回の調査で、車を手放す方法は大きく3つに分けられることがわかった。
- ディーラー下取り
- 買取(従来型の一括査定)
- 買取(オークション型サービスなど)
「じゃあ最後に、ウチら家族が、そしてこの記事を読んでくれている皆さんが、『自分に合う方法』を見つけるために、何を基準に選べばいいのか。パパがビシッとまとめてやるぞ」
比較するべき3つの軸
「結局、車を売るときに比較すべき軸は、たったの3つだ」
「え、3つだけ?もっといっぱいあった気がするけど」
「いや、突き詰めればこの3つに集約される。これまでの『うんちく』を、ママでもわかるように図解(表)にしてみたぞ」
▼「下取り」vs「買取」比較まとめ(サルヂエファミリー調べ)
| 比較軸 | ① ディーラー下取り | ② 買取(従来型一括査定) | ③ 買取(オークション型など ※カー・ドック想定) |
|---|---|---|---|
| 価格(高く売れるか) | △(安め傾向。新車値引きと曖昧に) | ◎(理論上は最高値。交渉次第) | 〇(手間をかけずに高値を狙える) |
| 手間(楽かどうか) | ◎(ワンストップ。超楽) | ×(電話ラッシュ、査定立ち会い多数) | 〇(やり取りは数社のみ。楽) |
| タイミング・安心感 | ◎(納車日まで乗れる。トラブル少) | △(調整がシビア。空白期間リスク有) | △(業者との交渉次第 ※カー・ドックは要確認) |
(※あくまで一般的な傾向。③はカー・ドックの公式サイト情報からの推測を含む)
「こうやって見ると、一目瞭然だろ?」
「うわ、本当だ。①の『下取り』は『手間』と『安心感』が最強だけど、『価格』が弱い。②の『一括査定』は『価格』が最強だけど、『手間』と『安心感』が最悪。……で、③の『オークション型』はその中間くらい?」
「そういうことだ!つまり、『価格』『手間』『タイミング・安心感』、この3つのうち、自分が何を一番優先して、何を一番妥協できるか。それを決めるのが、売却方法を選ぶってことなんだ」
「得する」より「後悔しない」を重視しよう
「じゃあ、パパ。結局、ウチはどうするのよ。パパは②(一括査定)で戦いたそうだけど」
「う、うむ……。それがパパの理屈では『一番得する』方法だからな。でも……」
「でも?」
「今回の調査で、ママが何を一番イヤがってるか、よーくわかった。ママは『電話ラッシュ』と『空白期間』が絶対にイヤなんだろ?」
「……わかってんじゃないの。そのストレスを抱えるくらいなら、数万円安くてもいいって思っちゃう」
「そう。そこなんだよ。パパがいくら『金銭的に得した』と喜んでも、そのせいでママがストレスを抱えたり、家族の時間が奪われたりしたら、それはファミリー全体で『損してる』ことになる」
「……パパ、どうしたの急に。理屈っぽくないじゃん」
「(照れるな……)だから、結論だ。ウチら家族が目指すべきは、『一番得する方法』じゃなくて、『一番後悔しない方法』を選ぶことだ」
「後悔しない方法……」
「そうだ。価格だけで選んで『手続きが面倒すぎてキレそう!』と後悔するのもイヤだ。楽さだけで選んで『後で調べたら20万も損してた!』と後悔するのもイヤだ」
じゃあ、どうするか。
ウチら(サルヂエファミリー)の「やってみる」結論はこうだ!
【サルヂエ家の結論】
- まずは新車を買うディーラーで「下取り査定額」を出してもらう。(※ただし、絶対に即決はしない!)
- 次に、オークション型サービスで「買取相場」を調べる。(※電話ラッシュなしで、手間と価格のバランスを見るため)
- その2つを天秤にかける!
「もし、カー・ドックの最高額が、ディーラーの下取り額より圧倒的に高かったら?その時は、納車日までの引き渡し交渉を頑張る。もし、数万円の差しかなくて、ディーラーが『納車日まで乗ってOK』って言うなら、手間と安心感を買って『下取り』を選ぶ」
「おー!それ、一番賢くない?私でもできそう!」
「だろ?手間を最小限に抑えつつ、比較対象(モノサシ)をしっかり持つ。これこそが、理屈と直感が共存する、ウチら家族らしいやり方じゃないか?」
車を売る方法は一つじゃない。この記事を読んでくれた皆さんも、ぜひ自分の「何を優先するか」を決めて、「後悔しない」選択をしてほしい!
よーし、パパ、さっそくディーラーの試乗予約と、オークションサイト、ブックマークしとくぞ!