車の買い替え

納車まで車がない!代車・レンタカー・カーリースどれが得?

新車を契約したときの高揚感もつかの間、営業担当さんからの一言に凍りついた経験はありませんか?
「納車まで3ヶ月ほどかかりますが、今の車検は来月で切れますよね…?」

ママ「えっ、じゃあその間の2ヶ月、車なしで生活しろってこと!? 子どもの送迎も買い物もあるのに無理!」
パパ「今の車を下取りに出す条件で値引きしてもらったけど、足がなくなるのは計算外だったな…」

私たちサルヂエファミリーも、以前車の買い替え時にまさにこの「空白期間」に直面しました。ディーラーに泣きつけばなんとかなると思っていたら大間違い。
今回は、納車までの「車がない期間」をどう賢く乗り切るか、代車・レンタカー・カーリースを徹底比較して、我が家なりの最適解を探っていきます。

なぜ納車まで「車がない」期間が発生するのか?

「新車を買うんだから、納車まではディーラーが面倒を見てくれるはず」
そう思い込んでいた私たちは、現実の厳しさを知ることになりました。なぜこんなにも「車がない期間」が発生しやすくなっているのでしょうか。まずはその背景を整理しておきましょう。

新車納期の遅れが増えている背景

ここ数年、半導体不足や世界的な物流の混乱により、新車の納期はかつてないほど不安定になっています。
以前なら「契約から1ヶ月で納車」が当たり前だった車種でも、今は「半年待ち」「1年待ち」と言われることが珍しくありません。メーカー側も努力はしていますが、生産ラインが止まったり部品が入ってこなかったりと、当初の予定よりもさらに遅れるケースも多々あります。
パパ「予定通りに来る前提で計画を立てていると、急に『さらに1ヶ月遅れます』と連絡が来て慌てることになるんだよな」

下取りや買取で車を早く手放しすぎるパターン

車を高く売るために、ディーラーの下取りではなく買取専門店を利用する人も増えています。確かに買取店の方が査定額が高いことは多いのですが、彼らの条件として「すぐに引き渡してくれるなら、この金額を出します」と言われることがよくあります。
目の前の高額査定に惹かれて「じゃあ来週引き渡します!」と即決してしまうと、新車が来るまでの数ヶ月間、手元に車がない状態になってしまうのです。
ママ「だって、少しでも高く売りたいじゃない? その後のことまで頭が回らないのよ…」

ディーラーの代車が出せない理由

「納車が遅れるなら、ディーラーが代車を出してくれるでしょ?」と思いがちですが、これも確実ではありません。
ディーラーが保有している試乗車や代車の数には限りがあります。特に最近は納車遅れが常態化しているため、代車の予約も数ヶ月先まで埋まっていることがザラです。
また、あくまで「サービス(無料)」で貸し出すため、ディーラー側にもコスト負担や事故のリスクがあります。「1週間程度ならなんとかなりますが、1ヶ月以上の貸し出しは難しいです」と断られるケースが非常に多いのが現実です。

納車までの移動手段3つを徹底比較(代車・レンタカー・カーリース)

では、実際に車がない期間をどう埋めればいいのでしょうか。現実的な選択肢は大きく分けて3つあります。それぞれの特徴と、我が家が感じた「リアルな使い勝手」を比較してみましょう。

ディーラー代車|無料だけど期間制限がシビア

最も理想的なのは、やはりディーラーから代車を借りることです。

  • メリット: 基本的に無料。手続きが楽。
  • デメリット: 借りられる期間が短い(数日〜1週間程度が一般的)。車種が選べない。そもそも空きがないことが多い。

パパ「営業担当さんに強く交渉してみたけど、『週末の2日間だけなら』とか『車検のお客さんが優先で』と言われて、長期確保は無理だったな」
あくまで「借りられたらラッキー」程度に考えておくのが無難です。

レンタカー|短期利用なら便利だが長期は割高

次に思いつくのがレンタカーです。必要な時だけ借りられる手軽さが魅力ですが、毎日使うとなるとコストが跳ね上がります。

  • メリット: すぐに借りられる。車種が豊富。整備が行き届いている。
  • デメリット: 日単位の料金設定なので、1ヶ月借りると10万円を超えることも。繁忙期(GWやお盆)はさらに高くなる。

ママ「週末の買い物だけならレンタカーでもいいけど、毎日の送り迎えに使ってたら家計が破綻しちゃうわ!」

カーリース|1ヶ月単位で借りられる中間的な選択肢

最近注目されているのが、1ヶ月単位など短期で利用できるカーリース(マンスリーリース)や、中古車リースです。

  • メリット: レンタカーより割安な月額料金設定。1ヶ月単位で契約できるプランがある。
  • デメリット: 審査や契約手続きが必要。駐車場の手配が必要(車庫証明など)。中途解約の違約金が発生する場合がある。

パパ「レンタカーとマイカーの中間みたいなイメージだね。納車待ちが『数ヶ月』と決まっているなら、これが一番コストパフォーマンスが良いかもしれない」

費用比較表:1ヶ月あたりのコストと条件

それぞれの手段で、例えばコンパクトカークラスを「1ヶ月間」利用した場合のイメージを比較表にまとめました。

比較項目 ディーラー代車 レンタカー (一般) 短期カーリース (中古含む)
費用の目安 無料 (※ガソリン代のみ) 約10万〜15万円 約3万〜6万円
利用期間 数日〜1週間が限界 1日〜数ヶ月まで自由 1ヶ月〜数ヶ月単位
確保のしやすさ 非常に困難 (在庫不足) 容易 (繁忙期除く) 在庫次第だが比較的容易
任意保険 店舗による (要確認) 料金に含まれる (補償厚め) 別途加入が必要な場合あり
向いている人 1週間以内のつなぎ 週末だけ使いたい人 1ヶ月以上ガッツリ使う人

※費用は地域や車種、時期により大きく変動します。

ママ「こうして見ると、1ヶ月以上車がないならレンタカーは高すぎるし、代車は無理だし、カーリースが現実的なのね。でも『リース』ってなんか契約が難しそう…」
パパ「そうだね。次は期間別にどのプランを選ぶのがベストか、もう少し具体的に掘り下げてみよう」

【期間別】納車待ちの長さで決めるおすすめプラン

「で、結局うちはどうすればいいの?」
移動手段の選択肢はわかっても、実際にどれを選ぶかは「納車までの待ち期間」によって正解が変わります。期間別に最適なプランをシミュレーションしてみましょう。

「1週間未満」なら代車・レンタカーで乗り切る

納車までの空白期間が数日〜1週間程度なら、長期契約の手続きをするのは時間の無駄です。
まずはダメ元でディーラーに「1週間だけなんとかなりませんか?」と強く交渉してみましょう。「新車を買ってくれたお客様だから」と、営業担当さんがなんとか調整してくれる可能性が最も高い期間です。

もし代車が無理でも、この期間ならレンタカーやタクシー利用の方が合理的です。
ママ「1週間で数万円かかるのは痛いけど、リース契約の手間を考えたらレンタカーでサッと済ませる方が楽かもね。あと、必要な日だけタクシーを使うのもアリかな」
パパ「そうだな。無理に契約を増やすより、ここは『必要経費』と割り切って、スポット利用で乗り切るのが賢い選択だ」

「1ヶ月前後」ならカーリースの“短期利用プラン”が最適

一番悩ましいのがこの「1ヶ月」という期間です。レンタカーを借りっぱなしにすると10万円オーバーコースですが、通常の年単位のカーリースは契約できません。
ここで活躍するのが、「1ヶ月から借りられる短期カーリース」です。
特に中古車を活用した格安レンタカー・リース店や、メーカー系のマンスリープランなどは、この「つなぎ利用」に特化しています。初期費用や解約金を抑えたプランが多いので、レンタカーの半額以下で済むケースも珍しくありません。

パパ「1ヶ月あれば、週末のお出かけも雨の日の送迎も回数が増えるから、マイカー感覚で手元に置いておけるリースの方が精神的にも楽だよね」

「2ヶ月以上」なら売却スケジュールの見直しも検討を

納車まで2ヶ月、3ヶ月と空白期間が空いてしまう場合、まず疑うべきは「今の車を早く手放しすぎていないか?」です。
買取店の査定額保証期間は一般的に1〜2週間程度ですが、交渉次第では引き渡し時期を遅らせることができる場合もあります。あるいは、多少査定額が下がったとしても、数ヶ月分のレンタカー代を払うよりは、今の車に乗り続けた方がトータルでお得になることもあります。

ママ「えっ、売る時期ってずらせるの? もう『売ります』って言っちゃった後でも?」
パパ「契約書にサインする前なら相談の余地はあるよ。もし既に手放してしまっているなら、迷わず短期カーリース(マンスリー契約)一択だね。3ヶ月もレンタカーを借りたら、中古車が1台買えちゃう金額になっちゃうから」

カーリースを納車待ちに使うときの注意点

「じゃあ、うちは2ヶ月待ちだから短期カーリースにしよう!」
そう決めたとしても、飛びつく前にいくつか確認しておかないと後悔するポイントがあります。私たちも調べてみて「危ない、見落とすところだった!」という落とし穴がありました。

短期リース対応のサービスを選ぶポイント

一口に「カーリース」と言っても、その多くは「3年」「5年」「7年」といった長期契約が前提です。「1ヶ月だけ借りたい」と言うと断られるか、高額な違約金を請求される可能性があります。
探す際は必ず「短期リース」「マンスリーレンタカー」「1ヶ月単位」といったキーワードを打ち出しているサービスを選びましょう。大手レンタカー会社がやっているマンスリープランや、地域密着型の中古車リース店が狙い目です。

パパ「ウェブサイトに『月々1万円〜!』と書いてあっても、よく見ると『※7年契約の場合』なんて小さく書いてあることがあるから要注意だね」

任意保険・契約満了後の返却ルールを確認

ここが一番の落とし穴です。
レンタカーの場合、利用料金の中に保険料が含まれているのが一般的ですが、カーリースの場合は「任意保険は自分で加入してください」というケースが少なくありません。
今の車の保険を「車両入替」で引き継げるのか、それとも短期専用の保険に入る必要があるのか、保険会社とリース会社双方への確認が必須です。

ママ「もし保険に入っていない状態で事故ったら…と考えるとゾッとするわ。ここはパパ、しっかり約款を読んでおいてね!」
また、返却時に「原状回復費用」としてキズや凹みの修理代を請求されるトラブルもゼロではありません。借りる前の車体チェックは、スマホで写真を撮るなどして念入りに行いましょう。

人気の短期リース業者比較

納車待ちのつなぎ利用でよく名前が挙がるサービスには、以下のようなものがあります(※あくまで一例です)。

  • 大手レンタカー系のマンスリープラン
    整備品質が高く、店舗数も多いので安心感があります。ただし、料金は通常のレンタカーより安いものの、中古車リース系よりは高めです。
  • 中古車販売店系の格安リース
    「テラニシモータース」や「ガッツレンタカー」などのように、古い年式の中古車を使うことで格安料金を実現しているサービスです。見た目は少し古いかもしれませんが、つなぎと割り切るならコスパは最強です。
  • メーカー系のサブスク(KINTOなど)の解約金フリープラン
    新車や高年式車に乗れますが、解約金がかからないプランは月額が高めに設定されていることが多いです。「つなぎ」にしては少し贅沢すぎるかもしれません。

パパ「我が家のように『とにかく安く、走ればOK』なら中古車系、『安心と綺麗さ重視』なら大手レンタカー系という選び分けになりそうだね」

まとめ|納車まで車がない期間を“うまくつなぐ”考え方

新車の納車待ちという、本来ならワクワクするはずの時間。足がない不便さでイライラして過ごすのはもったいないですよね。
最後に、この期間をサルヂエファミリー流に賢く、そして楽しく乗り切るための考え方を整理しておきましょう。

焦らず、生活動線をベースに選ぶのがコツ

「車がないと困る!」と焦って、高いレンタカーを長期で借りてしまったり、逆になんの対策もせず「なんとかなるだろう」と楽観視しすぎて後悔したり…。そんな失敗を防ぐには、家族の「生活動線」を書き出してみることが大切です。

  • パパの通勤: 電車やバスで代替できないか?
  • ママの買い物: ネットスーパーやまとめ買いで回数を減らせないか?
  • 子供の送迎: ここだけはどうしても車が必要か?

「どうしても必要なのは週に2回だけ」とわかれば、月極のリースではなく、都度のタクシーやカーシェアの方が安上がりかもしれません。逆に「毎日使う」なら、迷わず短期カーリースの手配を進めるべきです。

費用・自由度・安心感をバランスで考える

移動手段選びは、以下の3つのバランスで決まります。

  1. 費用: 出費をどこまで許容できるか(新車の頭金に影響しない範囲で)。
  2. 自由度: 好きな時に好きなだけ乗りたいか、最低限でいいか。
  3. 安心感: 保険や整備の不安なく乗りたいか。

ママ「うちはやっぱり、毎日の送迎があるから『自由度』は譲れないわね。でも新車にお金をかけたいから『費用』は抑えたい。だから中古車の短期リースがベストな選択だったわ」
パパ「そうだね。多少車が古くても、1〜2ヶ月の辛抱だし、割り切って使う分には十分だったよ」

納車までの期間は、新しいカーライフに向けた準備期間です。ご家庭のライフスタイルに合った「つなぎ方」を見つけて、新車を迎える日を笑顔で待ちましょう!

参考

今、見積もりを取っているということは、
下取り前提で話が進んでいるのではないでしょうか?

でもその前に、
愛車の“本当の価値”を知っておきませんか?

「電話がたくさん来るのが嫌で、一括査定はちょっと…」
そんな心配がある方には、
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  • 廃車・故障車でも買い取り可能で、他より有利となる場合あり

ただ、「やっぱり複数の売却先も比較したい」という方には、
一括査定「カービュー」も有効な選択肢です。

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  • “査定先を選べる”“メール等連絡手段を指定できる”という使い方も可能。

まずはカーネクストで相場を掴み、安心して買い替え交渉をスタートしましょう。

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