車の買い替え

フリードは2025年が売り時|GB型“ちょうどいいミニバン”は中古相場が底堅い理由

ママ、ちょっと聞きたいんだが、「ちょうどいいミニバン」と聞いて、何を思い浮かべる?

「え? なに急に。そりゃホンダのフリードじゃないの? よくCMでもやってるし、ママ友でも乗ってる人多いわよ。狭いスーパーの駐車場でもスッと入るし、スライドドアはやっぱり便利だって。子どもたちがジュースこぼしても『まぁ許せる』くらいの価格帯も“ちょうどいい”って感じよね」

…フフン。その通りだ。だがな、ママ。その「ちょうどよさ」という言葉だけでフリードを選んだり、逆に「まだ乗れるから」と乗り続けたりしていると、家計的には“ちょうどよくない”未来が待っているかもしれないぞ。

「…また始まった、パパの理屈っぽいの。どういうことよ?」

いいか? モノの価値ってのは、需要と供給で決まる。フリードがなぜあんなにリセールバリュー(売る時の価値)が高いか、真剣に考えたことがあるか? それは「ちょうどいいから」なんていう曖昧な理由じゃない。

「日本の道路事情」「家族構成の変化」「新車価格の高騰」…そういった様々な要因が複雑に絡み合い、結果として「中古でもフリードが欲しい!」という人が常に行列を作っている状態だからだ。

だが、その行列もいつまでも続くとは限らない。特に、新型の登場や市場が大きく動くと噂される2025年

ウチのブログコンセプトは「なんでも自分達で調べてやってみる」だ。今回のお題は、これだ。

「フリード(特に人気のGB型)は、本当に2025年が売り時なのか?」

多くの家族の“今”にジャストフィットしているように見えるこの車を、なぜ“今”手放す選択肢を(もし持っているとしたら)考えるべきなのか。感傷的な話は一切ナシだ。俺(パパ)の理屈とデータで、徹底的に「車の買い替え・節約技」として検証してみるぞ。

結論|フリードは“生活導線に最適化された車”だから中古で指名買いが強い

おう、パパだ。さて、いきなりだが結論から入るぞ。

なぜフリード(特にGB型)が「売り時」を気にする必要があるほど中古車市場で人気なのか。

それは、フリードが「日本の家族の“生活導線”に最適化された車」であり、新車がどんどん高くなっている今、「中古で“指名買い”したい」という層が非常に厚いからだ。

「出たわね、パパの小難しい理屈。生活導線って、要は『使いやすい』ってことでしょ?」とママ。

違う、違うなママ。単に「使いやすい」だけじゃない。そこには明確な「フリードじゃなきゃダメだ」という理由が存在するんだ。

3列シートなのに「扱いやすい」絶妙なサイズ感

「正直に言ってちょうだい。もしパパが『運転、任せた!』って言ってステップワゴンやもっとデカいアルファードとか買ってきたら、どうする?」

「…絶対イヤよ! あのデカさ、無理! ウチの近所の狭い路地とか、スーパーの直角駐車場とか、毎日がストレスじゃない! 運転しにくい車は、結局パパしか運転しなくなって、私が損するんだから!」

…そう、それだ。
ステップワゴンやセレナ、ノア/ヴォクシーといった「5ナンバーフルサイズミニバン」は、確かに室内は広い。だが、その分、全長も全幅も“それなり”にある。日常的に運転するのが主にママ(あるいは運転が得意ではないパパ)だった場合、そのサイズ感は純粋な「ストレス」になるわけだ。

フリードの強みはそこにある。

  • 5ナンバーサイズ枠に収まる(一部グレード除く)
  • ステップワゴンより全長が約40cmも短い(※モデルによる)
  • それでいて、いざという時(じいじ・ばあばが来た時、友達家族を乗せる時)に使える「3列目シート」を(オプションじゃなく標準で)持っている。

この「フルサイズミニバンは要らない、でも軽やコンパクトカーじゃ絶対に足りない」という、日本で最も多いであろう家族層の“どん真ん中”に突き刺さっている。だから「指名買い」されるんだ。

新車価格高騰の「受け皿」としての中古フリード

「それにしても、最近の新型車って高すぎない? この前、N-BOXの新型の値段を見てビックリしたわよ。軽なのに、ちょっとオプションつけたら200万軽く超えるじゃない」

「ああ、よくぞ気づいたママ。まさにそれが、中古フリードの価値を押し上げている第2の理由だ」

今、あらゆるモノの値段が上がっているが、車は特に顕著だ。安全装備の充実、電動化(ハイブリッド)の進展で、新車の価格は昔の感覚とは比べ物にならないほど高騰している。

例えば、「家族のためにスライドドア車が欲しい」と考えたとする。
新車のフリードやシエンタは、乗り出しで300万円近く、あるいは超えることもザラだ。かといって、新車の軽スーパーハイトワゴン(N-BOXやタント)を選んでも、結局200万円を超える。

そうなると、「新車は高すぎて買えない。でも、家族のためにスライドドアと広さは絶対に欲しい…」という層がどこへ向かうか?

…そう、「状態の良い、手頃な価格の中古フリード」だ。
新車価格の上昇が、中古車市場の「受け皿」としてのフリードの需要をさらに高めている。結果、中古市場での需要が供給を上回り、相場が下がりにくい(=リセールが高い)という状況が続いているんだ。

「ちょうどいい」は経済的にも“得”だった

「フリードって、結局『全部が中途半端』というか、『妥協の産物』なんじゃないの?って思ってたのよね、昔は」

「フフン。パパ、それは違うわよ。『最適解』って呼んでちょうだい」

…おっと、珍しくママと意見が合ったな。
かつては「大きい車=ステータス」という価値観があったかもしれない。だが、今は違う。「自分たちの今の生活サイズに、最も合った車を選ぶこと」こそが、経済的にも合理的だと考える家族が圧倒的に増えている。

フリードは、まさに「平日の買い物」「子どもの送迎」「たまの週末のレジャーや帰省」という、多くの家族の“生活導線”に最適化されている。

だからこそ、中古車市場でも「ウチもそう!」「こういうのが欲しかった!」という強い「指名買い」が発生する。これが、フリードの中古相場が底堅い、最大の理由だ。

2025年にフリードが高く売れる3つの理由

おう、パパだ。フリードの中古人気が底堅い理由は分かったな、ママ。

「ええ。要は『日本の家族の生活に“ちょうどいい”から人気』ってことでしょ。でも、それがなんで『2025年が売り時』に繋がるわけ? 人気なら、別にいつ売ってもいいじゃない。急ぐ必要ないわ」

甘いな、ママ! 市場というものはナマモノだ。人気の“質”と“量”は常に変化している。だがな、フリード(特にGB型)に関しては、2025年にかけて「今こそ中古で欲しい!」という需要が、むしろ強まる可能性のある、3つの明確な理由があるんだ。

① 軽からのステップアップ需要

「ステップアップ? ああ、ウチみたいに子どもが大きくなって、軽じゃ手狭になった家族のこと?」

その通りだ。特にN-BOXやタントといった「軽のスーパーハイトワゴン」。あれで十分だと思っていた家族が、2人目、3人目と家族が増えたり、子どもが小学生になって荷物(習い事の道具、自転車)が増えたりした瞬間に、一気に「軽じゃ無理だ!」となる瞬間が来る。

「わかるわー。軽のスライドドアは便利だけど、やっぱり4人乗ったら荷物はほぼ乗らないものね。ベビーカーと週末の買い出しでパンパンよ。結局、後部座席の足元に荷物を置く羽目になるのよね」

だが、そこでいきなりステップワゴンやノアに行くのはハードルが高い。価格もそうだし、さっきママが言った「運転のしやすさ」もある。そこで白羽の矢が立つのが、「軽とほぼ同じ感覚(5ナンバー)で運転できて、3列目シートがあって、スライドドア」のフリードだ。

N-BOXの新車がオプション次第で200万円を軽く超える今、「あと少し足して、状態の良い中古フリード(GB型)を買うほうが、家族全員が幸せになれる」と考える、極めて合理的な層が激増している。これが2025年にかけても続く、太い需要の1つ目だ。

② コンパクトSUVより「維持費」と「実用性」が安い

「でも、最近はヤリスクロスとかヴェゼルとか、あのシュっとしたSUV? ああいうのも人気じゃない。そっちに流れないの?」

いい質問だ、ママ。確かに見た目はSUVが流行っている。だがな、冷静に「家族の道具」として車を見たとき、フリードが圧勝するポイントがある。それが「維持費」と「実用性」だ。

まず、フリード(GB5/6型など)は、排気量が1.5L(1,496cc)だ。これは何を意味するか?

「えーっと…税金?」

その通り! 自動車税(種別割)は年間34,500円(※2019年9月30日以前登録の場合)だ。これが例えば、人気のSUVでも2.0Lクラスだと39,500円、2.5Lクラスだと45,000円になる(※同条件)。この差額が、毎年毎年、家計に地味なジャブを打ち続けてくる。

さらに決定的(けっていてき)なのが「スライドドア」だ。
SUVでスライドドアを採用している車種は、ほぼ皆無だ。子どもが自分で乗り降りするようになると、駐車場で隣の車に「ドアパンチ」するリスクが常につきまとう。

「ああ…考えただけでも恐ろしいわ…。ウチの怪獣たちなら、勢いよく『ガンッ!』ってやりかねないもの」

その点、フリードの電動スライドドアは「ドアパンチ・リスク・ゼロ」という、家族にとって最強の解決策だ。この「維持費の安さ」と「スライドドアという絶対的な実用性」を両立している車は、SUVには無い。だから、合理的な家族はフリードを選ぶんだ。

③ 国内都市部での「駐車幅」ニーズ

「確かに、税金とかドアパンチとか、超現実的な問題よね…。うちのマンションの駐車場も、正直キツキツだし」

そこだ! 3つ目の理由、それが「駐車幅」だ。

最近の新型車、特にステップワゴンやノア/ヴォクシーの新型は、ついに「3ナンバーサイズ」が標準になった。室内空間を広げるためには、もう5ナンバー枠(全幅1,700mm以下)では限界が来たんだ。

「あ! だからウチの隣の区画の新しいミニバン、いつもタイヤが白線ギリッギリなのね!」

そうだ。だが、日本の駐車場インフラはそう簡単には変わらない。特に都市部のマンションや、一戸建ての車庫、昔ながらの商業施設の駐車場は、5ナンバーサイズを前提に設計されている場所がまだまだ多い。

結果として、『スライドドアのミニバンが欲しい。でも、新型はデカすぎて(3ナンバーで)ウチの駐車場に入らない!』という「駐車場難民」が大量発生している。

彼らにとって、旧型になったGB型のフリード(全幅1,695mm)は、「ウチの駐車場に入る、スライドドア付き3列シートの、最後の希望」なんだ。新型フリードもキープコンセプト(5ナンバー維持)だったが、当然、新車は高い。だからこそ、型落ちになってもなお、GB型の5ナンバーサイズの中古車需要は、都市部を中心に非常に根強く残る。

「軽からのステップアップ」「SUVとの実用性比較」「駐車場難民」…。
フリード(GB型)は、いろんな人から「指名買い」される理由が揃いすぎている。これが2025年でも相場が底堅い、決定的な理由だ。

 

型式(GB3/4/5/6)で異なる査定ポイント

おう、パパだ。フリード(GB型)がなぜ「指名買い」されるほど人気なのか、その理由は理解できたな。

「ええ、大体はね。軽じゃ狭い、でもステップワゴンじゃデカい。そういう家族の“最適解”なんでしょ。でもね、パパ。一口に『フリード』と言っても、ウチの近所でも見かけるわよ? なんか目がシュッとしてる新しいやつと、もうちょっと丸っこい古いやつ。その『GB型』って何なのよ?」

フフン、良いところに気が付いたな、ママ。そこが一番重要なポイントだ。
「フリード」と一口に言っても、大きく分けて2つの世代が存在する。

  • 初代フリード(GB3 / GB4型):2008年~2016年。丸っこいヘッドライトが特徴だ。
  • 2代目フリード(GB5 / GB6 / GB7 / GB8型):2016年~2024年。シュッとした顔つきで、この記事で主に「売り時だ」と検証しているモデルだ。

「え、じゃあウチのブログで『古い方(GB3/4)』を持ってたら、もう売り時じゃないってこと?」

…残念ながら、そうだ。
2025年という視点で見ると、GB3/4型は「設計が古い車」という扱いになり、査定はかなり厳しくなる。逆に、GB5/6/7/8型(2代目)こそが、今まさに中古市場で引く手あまたの“主役”なんだ。

なぜそこまで評価が違うのか? 型式ごとに異なる「査定ポイント」を、理屈で解説しよう。

① 安全性の評価|「Honda SENSING」の有無は決定的

「パパ、正直に言うとね、古い車って運転するのちょっと怖いのよ。最近の車みたいに、ピピって止まってくれる機能とか、ついてないんでしょ?」

ママ、それが最大の査定ポイントだ。
2代目(GB5/6/7/8型)が中古市場で圧倒的に強い最大の理由、それが先進安全装備「Honda SENSING(ホンダセンシング)」の存在だ。

「ああ、CMでやってるやつね!」

そうだ。自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)や、車線をはみ出さないように支援する機能、前の車についていく機能(ACC)…。
中古車を買う家族層が、今一番何を重視しているか? 「安さ」よりも「安全性」だ。特に小さな子どもを乗せる車なら、なおさらだろう。

  • GB5/6/7/8型(2代目)
    • 発売当初から「Honda SENSING」を搭載したグレードが選べた(後期型では標準装備化が進んだ)。
    • これが中古市場で「安全な車に乗りたい」という層の需要にドンピシャで刺さる。センシング「有り」と「無し」では、査定額に数十万円の差が出ることもザラだ。
  • GB3/4型(初代)
    • 「Honda SENSING」は搭載されていない。
    • 2025年時点では「安全装備が古い車」とみなされ、積極的に選ぶ理由が弱くなり、査定額は大きく下落してしまう。

② ガソリン(GB5/6) vs ハイブリッド(GB7/8)

「じゃあ、2代目(GB5型とか)なら何でもいいのね! どうせ売るなら、燃費がいいハイブリッド(GB7/8型)のほうが絶対高いわよね?」

…それが、そう単純でもないのが中古車査定の面白いところだ。

確かに、ハイブリッド(GB7/8型)は燃費が良い。毎日長距離を運転する人や、都市部でのストップ&ゴーが多い人には根強い人気がある。

だが、冷静に考えてみてくれ。
「週末の買い物と、子どもの送迎くらいしか乗らない」というライフスタイルの場合、ハイブリッド車(GB7型)の高い車両価格のモトを取る(ガソリン車との価格差を燃費で取り返す)のは、一体何年かかると思う?

「う…言われてみれば…。ウチみたいに週末しか乗らないなら、あんまり関係ないかも」

そうだ。むしろ、「車両価格が安いほうが助かる」と考える合理的な層も多い。
さらに、ハイブリッドシステムは構造が複雑だ。中古で買う場合、「もしバッテリーが故障したら、交換費用が数十万円かかるんじゃ…」というリスクを懸念する人もいる。

その点、ガソリン車(GB5/6型)は構造がシンプルで故障リスクも相対的に低い。
結果として、中古市場では「ハイブリッドだからメチャクチャ高い」というわけでもなく、「シンプルなガソリン車で十分」という需要も非常に強い。査定額の差は、昔ほど大きくないのが実情だな。

③ ライバル「シエンタ」との関係性

「そういえば、似たような車でトヨタの『シエンタ』ってあるじゃない。カマキリみたいな顔のやつ。あれとどっちがいいわけ?」

フフン。良いライバルの話が出てきたな。フリード(GB型)の価値を語る上で、トヨタ・シエンタ(170系)の存在は無視できない。

この2台は、「ちょうどいいミニバン」市場のシェアを二分する最大のライバルだ。

  • シエンタ(170系):個性的なデザイン。トヨタ得意のハイブリッドシステムによる圧倒的な低燃費。3列目が床下にスッキリ収納できるギミックがウリだ。
  • フリード(GB型):四角くて広い室内空間。実用的な3列目シート(跳ね上げ式)。そして「Honda SENSING」の先進性。

中古市場でもこの2台は常に比較される。
シエンタは「燃費とデザイン」で選ぶ層に人気だが、「シエンタの3列目は狭すぎる」「あのデザインがどうしても…」という層が、必ずフリード(GB型)に流れてくる。

つまり、シエンタという強力なライバルがいるおかげで、「やっぱりフリードのこの“ちょうどよさ”がいい!」という「指名買い」が、より鮮明になるんだ。

(※ちなみに、シエンタの売り時については、また別の理屈があるから、興味があればこっちの記事で検証しているぞ → 【内部リンク:シエンタ売却記事(仮)】)

結論として、2025年に高く売れるフリードとは「Honda SENSINGを搭載した、2代目のGB5/6/7/8型」。これに尽きる。

相場が落ちる前に避けたい3つの状況

おう、パパだ。フリード(GB型)が中古市場で「指名買い」される安全・安心なモデルだってことは理解できたな。

「ええ。ホンダセンシング搭載のGB5型以降ね、覚えたわ。…ってことは、もしウチがそれを持ってたとしたら、人気なんだから別に焦って売らなくてもいいんじゃない? ギリギリまで乗るのが一番オトクでしょ?」

…甘いッ! ママ、それは典型的な「節約下手」の発想だぞ!
いいか? 車の価値ってのはな、「まだ動くから大丈夫」という“機械”としての寿命と、「いくらで売れるか」という“資産”としての価値は、全く別物なんだ。

フリード(GB型)のように人気がある車ほど、価値が「ガクン!」と落ちる“崖”が存在する。その崖を転げ落ちる前に売るのが、賢い「節約技」なんだ。

特にファミリーカーのフリードだからこそ避けたい、3つの「下落状況」を徹底的に解説するぞ。

① 10万km超え|家族車は「走行距離」に誰より敏感

「出たわね、10万キロ。でもパパ、昔言ってなかった? 『最近のホンダ車は丈夫だ、20万キロだって走れる!』って」

確かに「走れる」さ。だがな、「走れること」と「高く売れること」は、全く別の話だ。

考えてもみてくれ。中古でフリードを買おうとしている家族は、「これからウチの家族を乗せて、安全に、長く乗りたい」と思っている。その人たちが、「走行距離10万kmを超えた車」をどう思うか?

「…うーん。『前の家族が、かなりしっかり使い倒したんだな』って思うかも。これから故障とか増えたらイヤだなって…」

その通り!
「10万km」という数字は、中古車市場における最強の「心理的な壁」だ。
査定の現場では、「9万5千km」と「10万5千km」では、同じ車でも査定額が明確に変わる。大台を超えた瞬間、「過走行車」というレッテルが貼られてしまうんだ。

特にフリードのようなファミリーカーは、買い手(次の家族)がシビアだ。「10万km超え」は、それだけで敬遠される明確な理由になる。価値がガクンと落ちる最大の“崖”だ。

② 車検費が高くなる前|「払った維持費」は返ってこない

「あー、車検ね…。毎年毎年、自動車税だの車検だのって、本当にお金がかかるわよね、車って。でも、車検を通したばっかりの方が、その分高く売れるんじゃないの?」

フフン。ママ、それは「車屋さんに喜ばれる」典型的な勘違いだぞ。

  • 真実①:「車検を通すために払った10万円」が、そのまま「査定額10万円アップ」になることは絶対にない。良くて数万円プラスされる程度だ。
  • 真実②:本当に重要なのは、車検が「近づいている」タイミングだ。

5年目、7年目、9年目…。車検の時期は、タイヤ、バッテリー、ブレーキパッド、その他オイル類など、高額な消耗品の交換時期が一気にやってくるタイミングでもある。

「うわ…考えたくないわ。ディーラーに言われるがままに交換したら、15万、20万って請求されそう…」

そうだろ? そこで冷静に計算するんだ。
「ここで15万円払って、あと2年乗る」のと、「価値が残っている“今”、15万円を払わずに売却し、それを頭金に新しい車(あるいは次のライフスタイル)に乗り換える」のと、どちらが合理的か?

賢い「節約技」とは、その「大きな維持費(=車検代・消耗品交換代)を払う直前」に手放すこと。車検満了日の3〜4ヶ月前は、売却を検討する絶好のタイミングなんだ。

③ 子どもの成長で「サイズ適性」が変わる瞬間

「そういえばパパ。最近、ウチの子たち(想像)が、もしフリードに乗ってたとしたら、こう言うと思うのよ。『ねぇ、3列目ってなんか狭くない? 足が窮屈!』って」

…それだ! ママ、それこそが「売り時」を知らせる、家族からの最強のサインだ!

フリードの「ちょうどよさ」は、あくまで「子どもが小さい(小学生くらいまで)」という“期間限定”の最適解だ。
子どもが中学生になり、部活のデカいカバンを持ち、身長が160cm、170cmと伸びてきたらどうだ? フリードの3列目は、大人が乗るには正直キツイ。成長した子どもも、もう「大人」と同じなんだ。

「確かに…。それに、休日に家族4人で出かけるとき、もう荷物がパンパンになってるかも…」

そう感じたなら、もうそのフリードは「今のサルヂエファミリー」にとっての最適解じゃない。
そして、ここが重要なんだが、「ウチにはもう合わないな」と感じたその車は、まさに今、「もっと小さいお子さんがいる、次の家族」が喉から手が出るほど欲しい「最適解」なんだ。

「10万km」という機械的な期限、「車検」という経済的な期限、そして「子どもの成長」という生活上の期限。
この3つの“崖”を超える前に、「まだ乗れる」という感情論ではなく、「今が一番高く評価される」という理屈で判断すること。それこそが、車の買い替えにおける最大の「節約技」なんだぞ。

 

【3年試算】今売る vs 維持|節約できる総額は?

おう、パパだ。

「10万キロの崖」「車検費用の崖」「子どもの成長の崖」…。崖、崖って、パパは私たちを脅かしたいだけじゃないの?

「その通りよ! 大体ね、パパ。『今売るのが節約だ』って言うけど、車を売ったら新しい車を買うんでしょ? 結局、何百万も出ていくじゃない! 今のフリードに乗り続けて、次の車検も通したほうが、トータルで安上がりに決まっるわ!」

…フフン。ママ、それこそが、多くの家庭が陥る「節約のワナ」だ。
俺が言っているのは「次の車を買うかどうか」の話じゃない。今、目の前にある「フリードという“資産”」をどう扱うのが家計にとって合理的か、という話だ。

「資産? 車って、乗れば乗るほど価値が下がる“負債”じゃないの?」

違うな。価値が残っているうちは「資産」だ。そしてフリード(GB型)は、その「資産価値」が非常に高い稀有な車なんだ。
よし、ウチのブログコンセプト「なんでも自分達で調べてやってみる」に則って、ここで「もし今売ったら」と「3年後まで維持したら」で、家計にどれだけの影響が出るか、徹底的にシミュレーションしてみようじゃないか。


【仮定】サルヂエ家のフリード(と仮定する)

  • 車種:フリード G・Honda SENSING (GB5)
  • 年式:2019年式(今2025年として、2回目の車検=5年落ちの直前)
  • 走行距離:5万km
  • 状態:良好。修復歴なし。

(※パパのうんちく:この「5年落ち・5万km」という条件は、中古車市場で「最も高く売れる」とさえ言われる、まさに“ゴールデンタイム”だぞ)


Aパターン:今(2025年)売る場合

話は単純だ。今、このゴールデンタイムのフリードを売る。
仮に、この条件で「査定額150万円」がついたとしよう。(※あくまでシミュレーション上の仮定の相場だ)

  • 手元に残るお金150万円
  • 今後3年間で払う維持費0円(だって、もう車が無いんだからな)

Bパターン:3年後(2028年)まで維持する場合

「やっぱり、まだ乗れるわよ!」とママが主張し、次の車検(3回目)直前まで、あと3年間乗り続けたと仮定しよう。

(1)今後3年間で「必ず出ていくお金(維持費)」
まず、この3年間で家計から確実に出ていくコストを計算するぞ。

項目 金額(目安) 備考
自動車税 (3年分) 103,500円 34,500円 × 3回
重量税 (車検1回分) 24,600円 エコカー減税対象外として計算
自賠責保険 (車検1G回分) 約18,000円 24ヶ月契約
【高額注意】車検費用 約150,000円 5年目の車検は、タイヤ・バッテリー等の高額消耗品の交換が重なる時期だ。ディーラー見積もりなら、これくらいは覚悟すべきだろう。
3年間の維持費合計 約 296,100円

「うわっ…! 3年間で30万近くも払うのね、確実に…」

そうだ。これはガソリン代や駐車場代を除いた、最低限の維持費だ。

(2)3年後の「予想査定額」
そして3年後。車はこうなっている。

  • 年式:2028年(8年落ち)
  • 走行距離:8万km(年間1万km走行と仮定)

さあ、この「8年落ち・8万km」のフリードの査定額はいくらになるか?
当然、5年落ちの時と同じ値段はつかない。「10万kmの崖」も目前だ。
仮に、査定額が「90万円」になったとしよう。

結論:「今売る」 vs 「3年維持」の差額は?

どうだママ、結果を比較してみよう。

  • A(今売る)
    • 手元に150万円が残る。
  • B(3年維持)
    • 手元に90万円が残る。(←この時点で60万円減ってる)
    • さらに、3年間で約30万円の維持費を支払っている。

つまり、「まだ乗れるから」と3年間維持した結果、家計からは…

(資産価値の下落分)60万円 + (支払った維持費)30万円 = 合計 90万円

実質90万円もの“見えないお金”が消えていった計算になるんだ!

「ひぇっ…! 90万!? そんなに…!?」

そうだ! もちろん、その90万円で「3年間フリードに乗る権利」を買ったとも言える。だがな、もし「もうウチには“ちょうどよくない”かも」と感じ始めているなら?
「150万円で売れる権利」を今使うか、それとも「90万円の価値」まで乗り潰し、さらに30万円を払うか。

どちらが「節約技」として合理的か。理屈は通ったはずだ。
そして、この計算を始めるために一番大事なことは何だか分かるか?

「…え? …あ! 『今、いくらで売れるか』を知ること?」

その通り! それを知らないと、このシミュレーションすら始まらないんだ。

【30秒診断】あなたのフリード、売り時?

おう、パパだ。H2-5のシミュレーション、どうだった?

「…90万円。3年で90万円も“見えないお金”が消える可能性があるのね…。理屈は、理屈はわかったわよ! でも、それはあくまでパパが作った『仮定』の話でしょ? ウチのフリード(仮)が、本当に今売るべきかどうかなんて、まだ分からないじゃない!」

フフン。いいぞ、ママ。ようやく「自分ごと」として考え始めたな。
確かに、さっきのシミュレーションは一つのモデルケースだ。問題は、「あなたのフリード」が今、どのステージにいるか、だ。

「そうよ。ウチのはまだ3万キロかもしれないし、車検も通したばっかりかもしれないじゃない!」

よし、それならここで「サルヂEファミリー式・売り時診断」をやってみようじゃないか。理屈(パパ)と直感(ママ)、両方の視点で、今のフリードが「売り時の崖」のどのあたりに立っているか、チェックしてみてくれ。

難しいことはない。YESかNOかで答えるだけだ。

【30秒診断】あなたのフリード、本当に「まだ乗る」が正解?

「えー、めんどくさいなぁ…」と言うな、ママ。30秒で終わる。

【理屈(パパ)のチェックリスト】

  • Q1. 走行距離が「8万km」を超えている、または来年中には超えそうだ。
  • Q2. 次の車検まで、あと「半年」を切っている。
  • Q3. (初代のGB3/4型など)「Honda SENSING」が非搭載のモデルだ。

【直感(ママ)のチェックリスト】

  • Q4. 最近、子ども(特に小学生以上)が「なんか狭い」「足が当たる」と文句を言うようになった。
  • Q5. スーパーの駐車場で、スライドドアが「ウィーン…ガッ」と重そうに(あるいは異音が)動くことがある。
  • Q6. 3列目シートを、もう半年以上使っていない。(ただの荷物置き場になっている)

さあ、どうだった? YESはいくつあった?

▼ YESが0個だったあなた

おめでとう。あなたのフリードは、まだ「ゴールデンタイム」の真っ最中だ。
だが、油断はするな。価値は刻一刻と下がっている。今の最高額を知っておくだけでも損はない。

▼ YESが1〜2個だったあなた

「売り時の崖」の、まさに“ふち”に立っている状態だ。
「まだイケる」という感情と、「今なら高く売れる」という理屈がせめぎ合っているはずだ。
今こそ、H2-5でやった「節約シミュレーション」を、自分の車で具体的に実行すべき、最高のタイミングだ。

▼ YESが3個以上だったあなた

…残念だが、すでに「崖」を転がり始めている可能性が高い。
特にQ3(センシング無し)やQ5(スライドドア不調)にYESがついた場合、査定額は大きく下がる要因になる。
「いつか売ろう」ではなく、「1日でも早く」今の正確な価値を把握し、損失を最小限に食い止めるべきだ。

「売り時」の判断に必要な、たった一つの数字

「うーん…ウチ(仮)は、YESが2個ついちゃったわ…。『車検まで半年』と『3列目を使ってない』…」

そうか。なら、今すぐやるべきことは一つだ。
H2-5のシミュレーション(Aパターン:今売る場合)に必要な、「もし今、売ったらいくらになるのか?」という、たった一つの数字を手に入れることだ。

「…でも、その『今の査定額』って、どうやって調べるのよ。ディーラーに聞きに行くの? めんどくさいわ。それに、新しい車を買わされそうだし…」

フフン。だから「理屈」が必要なんだ、ママ。
ディーラーの下取りは、「新車を買ってくれるなら、古いのをこの値段で引き取りますよ」という取引だ。フリード(GB型)が中古車市場でどれだけ人気があろうと、関係ない。安く買い叩かれるリスクが高いんだ。

俺たちに必要なのは、「新車を売るプロ」の言い値じゃない。
「中古車のフリード(GB型)を、今一番欲しがっている業者がいくらで買うか」という“市場の最高額”だ。

「そんなの、どうやって…」

そこで、こういうサービス(カービュー)の出番だ。
ネットから、自分のフリードの年式や走行距離をポチポチ入力するだけ。面倒なのが大嫌いなママでも、スマホ一つで終わる。
そうすれば、「ウチのフリードが欲しい!」という全国の買取業者(ガリバーとかビッグモーターとか、地元の優良店とか)が、「ウチなら〇〇万円!」「いやウチは〇〇万円!」と競い合ってくれる。

「へぇー。家にいながら、一番高い値段がわかるわけね」

そうだ。もちろん、その金額を聞いたからといって、売る必要は全くない。
まずは「知る」こと。
ウチのフリードの“Aパターン”の金額が「150万円」なのか、それとも「120万円」なのか。それを知って初めて、ママの言う「このまま乗り続ける(Bパターン)」が本当にオトクなのか、俺たち家族で判断できる。

「なんでも自分達で調べてやってみる」がウチのコンセプトだろ?
まずは、ウチの「隠れた資産」がいくらなのか、調べてみようじゃないか。


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※査定額を聞いた後、売るかどうかは「あなた次第」です。

 

高額査定のコツ|フリードは“ファミリー感の薄さ”が命

おう、パパだ。

「よーし、パパ! やる気が出てきたわ! 『今の価値』を調べる前に、どうせなら1円でも高く売れるように、車をピッカピカにしときましょ! 私、ワックスがけ得意よ!」

…ストップ、ストップ、ママ。その意気込みは買うが、方向性がちょっと違う。
いいか? 俺たちが今からやろうとしているのは「週末のレジャー(洗車)」じゃない。「査定」という“ビジネス”だ。

もちろん、車が泥だらけよりはキレイな方が印象はいい。だがな、査定士は何百台、何千台と車を見ているプロだ。直前にワックスがけした“見せかけの輝き”に騙されて、査定額を上げるほど甘くはないぞ。

「えー、じゃあ何もしなくていいの?」

違う。彼らが見ているポイントは、もっとシビアだ。
フリード(GB型)のようなファミリーカーの査定で、彼らが一番気にするのは何か?

それは、「前の家族(つまりウチ)が、どれだけ“手荒く”使ったか」という痕跡だ。
言い換えれば、「いかに“ファミリー感”を薄めるか」が、高額査定の最大のコツなんだ。

① スライドドアの動作とレール周り

「ファミリー感って…ファミリーカーなんだから当たり前じゃない」

フフン。その「当たり前」が落とし穴なんだ。
例えば、フリードの最大のウリである「スライドドア」。ウチの怪獣たち(仮)が、毎日毎日、開け閉めする。時には半ドアのまま無理やり引っ張ったり、自動で動いている最中にモノを挟んだりするかもしれない。

査定士が必ずチェックするのは、「ウィーン…」という動作がスムーズか、異音や引っかかりがないかだ。
もし動作が重かったり、「ガガッ」なんて音がしたら?

「うわ…それはマズいわね」

マズイどころじゃない。「スライドドアの修理・交換」は数十万円コースだ。査定士は即座にその「最悪の事態(修理費用)」を査定額から差し引く。
そこまでいかなくても、ドアレールの溝に砂や小石、お菓子のカスが詰まっていると、「あ、この車、かなり手荒く使われてるな。モーターにも負担がかかってるかも」と判断され、マイナス評価に繋がる。

洗車でボディを磨くヒマがあるなら、まずはスライドドアのレールを古い歯ブラシか何かで徹底的に掃除する。それだけで「このオーナーは車を大事に扱っていたな」という印象を与えられるんだ。

② シートの汚れ・シミ|「クリーニング代」は必ず引かれる

「それと、やっぱりコレよね…。シートのシミ! ウチの子(仮)たち、後部座席で絶対ジュースこぼしてるわよ!」

…想像しただけで恐ろしいが、ママ、それこそが査定における“時限爆弾”だ。
査定士は、次の買い手(家族)が「この車、欲しい!」と思うかどうかを基準に値付けをする。
ドアを開けた瞬間、シートに謎のシミ食べこぼしの痕跡があったらどう思う?

「…絶対イヤだわ。どんなに安くても、他人の家の“汚れ”が染み付いた車なんて…」

そうだろ? 査定士も同じだ。彼らはそのシミを見た瞬間、「これは専門のルームクリーニングが必要だな。費用は〇万円」と、頭の中で即座に引き算する。

査定前にできることは、水で濡らして固く絞ったタオルで、叩くようにして汚れを浮かし、乾いたタオルで吸い取る作業だ。完全に消えなくても、「落そうと努力した痕跡」があるだけで、査定士の心証は変わる。
特にチャイルドシートを置いていた場所は、汗や湿気でシミになっていることが多いから、必ず外してチェックだ。

③ 車内の「ニオイ」と「見えない使用感」

「汚れはわかったわ。あとはニオイね! ファブリーズ! ファブリーズを撒きまくればいいのね!」

…ママ、それは逆効果になることもあるぞ。
芳香剤の強すぎる香りは、「何かマズいニオイを隠そうとしているな?」と査定士に勘繰られる原因になる。タバコやペットのニオイは論外だが、それ以上に気をつけたいのが「生活臭」だ。

食べ物のニオイ、汗のニオイ、そしてホコリと砂のニオイ。

「え、砂ってニオうの?」

ニオうというか、「使用感」として最悪の印象を与える。
査定士は必ずフロアマットをめくる。その下に、公園の砂や小石がジャリジャリ溜まっていたら?

「うわ、この家族、掃除とか全然しないんだな…」
=「車のメンテナンス(オイル交換とか)も、どうせズボラだったんだろうな」

…と、査定士は連想ゲームを始めるんだ。
フリードは3列目シートの足元や、ラゲッジスペース(荷室)の隅に砂が溜まりやすい。そこを掃除機で徹底的に吸い取っておく。

ピカピカのワックスがけという「加点(プラス)」を狙うより、シミ・砂・ニオイという「減点(マイナス)」を潰すこと。
フリードの高額査定は、「ファミリー感の薄さ」が命なんだ。

まとめ|生活にフィットした車こそ、“最適な時期”で手放すべき

おう、パパだ。さて、ママ。ここまでフリード(GB型)の「売り時」について徹底的に検証してきたわけだが、どうだ?

「…なんかね、分かったわよ。結局、私たちが『ちょうどいい!』って絶賛してたフリードだけど、それはあくまで“ウチの子どもたちが小さい今”っていう、期間限定の話だったってことよね」

フフン。その通りだ! ようやく俺の理屈が伝わったようだな。

「“ちょうどいい”は、“ずっといい”とは限らない。そういうことでしょう?」

満点だ、ママ。
ウチのブログコンセプトは「なんでも自分達で調べてやってみる」だ。そして今回の検証で分かった「理屈」は、非常にシンプルだ。

フリード(GB型)の資産価値は、「子どもが小さい、次の家族」が支えている。

だからこそ、自分たちの家族が成長し、フリードが「ちょうどよくない」と感じ始めた瞬間…。
例えば、

  • 子どもが中学生になり、3列目が「狭い」と言い始めた。
  • 部活の道具で、荷室がパンパンになった。
  • (あるいは)子どもが独立して、もう3列目シートは不要になった。

その瞬間こそが、「今の自分たちの生活」と「車の価値」が、最も“ズレた”瞬間なんだ。
そして、その「ズレ」を放置し、「まだ乗れるから」という感情論だけで維持し続けることが、H2-5でシミュレーションしたように、年間数十万円という「見えないお金」を家計から奪っていく正体なんだ。

「うーん…。わかっちゃいるけど、やっぱり愛着もあるしねぇ。それに、売るのって色々めんどくさそうだし…」

その「めんどくさい」という感情が、家計の“最適化”を妨げる最大の敵なんだぞ、ママ。
俺たちがやるべき「節約技」とは、1円でも安いモヤシを買いにスーパーをハシゴすることじゃない。「家族の成長」という“変化”に、家計(=資産)を敏感にフィットさせ続けることだ。

生活に“フィットした”車に乗ること。それは最高の贅沢だ。
だが、その車が“フィットしなくなった”と感じたなら、それは次の家族に「最高の状態」で譲り渡す“最適な時期”だということだ。

その判断をするために、俺たち家族に必要なのは「愛着」という感情論じゃない。
「今、ウチのフリードは、いくらの“資産価値”があるのか?」
という、客観的な「数字(データ)」だ。

その数字を知って初めて、俺たちは「まだ乗る(維持費を払い続ける)」という選択と、「今売って、次の生活(例えばステップワゴンやN-BOX)に進む」という選択を、同じテーブルで比較できるんだからな。

「なんでも自分達で調べてやってみる」。
まずは、ウチの家族の「隠れた資産」を、調べてみることから始めようじゃないか。

 

参考

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