車の買い替え

ランドクルーザープラドは2025年が売り時|150系は“資産SUV”として値落ちしにくい理由

パパです。いつも「またパパのうんちくが始まった…」とママに白い目で見られがちな、サルヂエファミリーの”理屈担当”です。

さて、我が家も上の怪獣(長男)が小学校に上がり、下の怪獣(次男)も日々スクスクと怪獣化が進み、そろそろ今の車も手狭になってきたな…と「車の買い替え」が議題に上がっています。

ママは「どうせ次はスライドドアのミニバンでしょ?現実見なさいよ」とバッサリ。確かに、子育て世代の最適解はそれかもしれません。でも、パパとしてはどうせ大金を使うなら「納得」したい。特に「資産価値」、つまりリセールバリューを徹底的に考慮して選びたい、といつものうんちく癖が発動してしまいました。

車は「買った瞬間に値下がりする負債だ」というのがママの(そして世間一般の)認識。でも、もし「乗れるのに、価値が落ちない車」があったら?

そこで今回、徹底的に調べ上げたのが「ランドクルーザープラド(150系)」の中古車市場について。

どうやらこのプラド、ただのSUVではなく「“資産SUV”」と呼べるほど異常な値動きをしているらしい。しかも、「売るなら2025年が歴史的なチャンス」なんて声まである。

本当か?なぜそんなことが起こるんだ?
「なんでも自分達で調べてやってみる」がモットーのサルヂエファミリー。今回は、なぜプラド150系が「資産」と呼ばれ、「プラドの売り時」が2025年と言われるのか、その理由を徹底的に掘り下げてみます。

結論|プラドは“乗れる資産”だからこそ、2025年が最高値のチャンス

「はいはい、どうせパパが欲しいだけでしょ?」
ママの冷ややかな声が聞こえてきそうですが、まず結論から言います。ランドクルーザープラド、特に「150系」と呼ばれるモデルは、もはや普通の「車」というカテゴリではなく「“乗れる資産”」と呼ぶべき存在になっています。

▼ 一般的な車とプラド(150系)の価値観の違い

観点 一般的な国産車(ミニバンなど) ランドクルーザープラド(150系)
購入後の価値 「負債」に近い。購入直後から大きく値下がりし、維持費がかかる。 「資産」に近い。値下がり幅が極端に小さく、乗車料(使用料)が実質無料、あるいは利益が出るケースも。
主な需要 国内のファミリー層、実用性重視。 国内需要に加え、圧倒的な海外(輸出)需要
価値の決まり方 年式、走行距離、国内の流行。 世界経済(特に円安)、海外のインフラ事情、国際的な信頼性。
売却時の心境 「少しでも高く売れたらラッキー」 「価値が落ちないうちに、最適なタイミングで利益を確定したい」

「車に乗る」って、普通は「お金を払って利便性を買う」ことですよね。ガソリン代、税金、駐車場代、そして何より「車両本体の価値の目減り」。これが一番大きい。

でも、プラド(150系)は、この「価値の目減り」が異常に少ない。
例えば、5年前に300万円で買ったプラドが、5年間しっかり乗ったにもかかわらず、今売っても300万円、あるいはそれ以上で売れる…なんていう、他の車種では考えられない現象が普通に起きています。

「え、じゃあ新型(250系)が出たから、150系は値下がりするんじゃないの?」
普通はそう思いますよね。ママも「新しいのが出たら古いやつは安くなるのが道理でしょ」と言っています。

しかし、プラドの場合は事情が異なります。
新型(250系)は確かに登場しましたが、その価格帯やデザイン、供給状況(すぐ手に入らない)などから、むしろ「信頼と実績のある150系」の需要が、特に海外で再燃している側面があるようです。

そして、なぜ「2025年がチャンス」なのか。
それは、プラドの価値を支える「海外需要」と「円安」という2つの大きな波が、今まさに歴史的なピークを迎えている可能性が高いからです。

この「“資産SUV”」としての価値は、永遠には続きません。
「いつか売ればいいや」と先延ばしにしていると、この最大のチャンスを逃すことになるかもしれない。

「本当にそんな価値があるの?」
「うちのプラドも高く売れるってこと?」

そう思った方は、まず「机上の空論」で終わらせず、今、自分の愛車にどれだけの「資産価値」があるのかを現実的に知ることがスタートです。理屈っぽいパパとしては、まずデータを押さえることを強く推奨します。

ボタン

あなたのプラド、その“資産価値”は今がピークかも?(カービュー)" rel="" webicon="" target="" color="#fff" bgcolor="#FFD54F" bgcolor_top="#ffdb69" bordercolor="#FFEB3B" borderwidth="1" borderradius="5" fontweight="bold" fontsize="120" width="90" webicon_after="st-svg-chevron-right" shadow="#FFB300" ref="on" mcbox_bg="#fafafa" mcbox_color="" mcbox_title="【最後の決断は、現実を知ってから】" beacon=""]※査定依頼をしたからといって、必ず売る必要はありません。

2025年にプラド(150系)が高額査定になる4つの理由

「“資産”だの“チャンス”だの、パパのうんちくが絶好調ね」と、ママはまだ半信半疑のようです。
確かに、なぜ特定の車種だけが、こんなおかしな(?)値動きをするのか。それは、プラドの価値が「日本国内の常識」ではなく「世界の需要」で決まっているからです。

僕たち(パパ)が「5年落ちの中古車」と見ているプラドを、海外の富裕層やバイヤーは「喉から手が出るほど欲しい“新車同様の機械”」として見ている。この認識のズレこそが、高額査定の正体です。

なぜ今、特に2025年が「売り時」として注目されるのか。その背景にある「4つの理由」を、理屈っぽく(笑)分析してみました。

① 円安で「輸出需要」が歴史的な水準にある

最大の理由は、これに尽きます。「歴史的な円安」です。

ママ「円安って、輸入品が高くなって家計が苦しくなる、悪い話じゃないの?」
パパ「その通り。でも、モノを“売る”側にとっては逆なんだ」

海外のバイヤーにとって、円安は「日本の高品質な中古車をバーゲンセールで買える」状態を意味します。

▼ 円安がプラドの査定額に与える影響(簡略図)

  • 円高時(例:1ドル100円)
    • 海外バイヤーが「3万ドル」で買える車は? → 300万円のプラド
  • 円安時(例:1ドル150円)
    • 海外バイヤーが「3万ドル」で買える車は? → 450万円のプラド

同じ「3万ドル」という予算でも、円安になればなるほど、バイヤーはより高い円(450万円)を支払うことができます。
つまり、僕たち(国内の売り手)から見れば、国内相場では350万円が妥当なプラドが、海外バイヤーにとっては「450万円でも安い」という現象が起きるわけです。

この結果、国内の中古車オークションでは、国内業者と海外バイヤーによる「プラドの奪い合い」が発生します。当然、入札価格は吊り上がり、その結果が僕たちの「買取査定額」に跳ね返ってくる。

2024年から2025年にかけての円安水準は、この「輸出ボーナス」が最大化している時期であり、これが「今が売り時」と言われる最大の根拠です。

② オフロードの「本格派」需要は世界中に存在する

ママ「でも、ピカピカのSUVなら、他にもいっぱいあるじゃない。ハリアーとか」
パパ「そこが違うんだよ、ママ。プラドは“なんちゃって”じゃない。“本物”のオフロード車なんだ」

プラド(ランドクルーザーシリーズ)が世界で求められる理由は、その「圧倒的な耐久性」と「悪路走破性」にあります。
日本のようにどこでも舗装路が整備されている国は、世界的に見れば少数派。

  • 中東の砂漠地帯
  • アフリカの未舗装路
  • オーストラリアの広大な荒野
  • 東南アジアの山岳地帯

こうした地域では、「故障しないこと」「どんな道でも確実に人や物を運べること」が、文字通り“命”に関わります。ランドクルーザーシリーズは、そうした過酷な環境で「壊れない信頼の証」として、絶対的なブランドを築いています。

特に150系プラドは、最新の電子制御と伝統的なラダーフレーム構造(※)を併せ持つ、信頼性と快適性のバランスが取れたモデルとして、世界中から需要が集中しているんです。
(※ラダーフレーム:簡単に言えば、頑丈な「はしご状」の骨格。普通の乗用車(モノコック)とは違い、非常に頑丈でねじれに強く、悪路走行や重い荷物の牽引に適している構造のこと)

③ 世界的な車両供給の不安定化(新車不足)

「新車がすぐ手に入らない」
これは日本だけの話ではありません。コロナ禍以降、半導体不足や物流の混乱で、世界的に新車の生産が不安定になりました。

ママ「あー、そういえば車買うのに1年待ちとか聞いたわね」
パパ「そう。新車が手に入らないなら、どうなる?」
ママ「…状態の良い中古車が欲しくなる?」
パパ「正解!」

新車供給が不安定になると、その需要は「状態の良い中古車」へと流れます。
特にプラドのような人気車種は、新車が手に入らない富裕層が「待つくらいなら、高くても程度の良い中古の150系が欲しい」と考えるため、中古車相場が異常に高騰する要因になりました。

2025年現在も、新型(250系)は登場したものの、すぐに手に入るわけではありません。この「新車がすぐに買えない」状況が続く限り、状態の良い150系プラドの価値は高止まりしやすいと言えます。

④ ランクルシリーズのブランド力は“別格”

最後の理由は、やや理屈を超えた「感情」の部分かもしれませんが、非常に重要です。それは「ランドクルーザー(ランクル)」というブランドが持つ“別格”のステータス性です。

これは「トヨタの高級車」というレベルではなく、世界中で「成功者の証」「信頼できる相棒」として認識されています。
盗難が多い車種のランキングで常に上位に入ってしまうのは、不名誉なことではありますが、裏を返けば「それだけ世界中が(悪いことをしてでも)欲しがる価値がある」ことの証明でもあります。

国内需要(流行や燃費)だけで価格が決まる車は、モデルチェンジや流行の変化で一気に値崩れします。
しかし、プラドの価値は「世界の需要」と「円安」、そして「ランクルブランド」という強固な基盤に支えられている。

だからこそ、「国内の常識」では測れない“資産価値”が生まれ、そしてその価値がピークに達しているのが「2025年」というわけです。


型式(150系)の中でも「査定が跳ねる」仕様とは?

「ふーん。理屈はわかったけど、じゃあウチのが古かったり、ヘンな色だったら意味ないんでしょ?」
ママの鋭いツッコミ。まさにその通りです。「プラド150系」と一口に言っても、製造時期(前期・中期・後期)やグレード、装備によって、その“資産価値”は大きく変動します。

ここでも重要なのは、「日本国内の常識」ではなく「輸出先のニーズ」です。
僕たちが「これは便利!」と思う装備が評価されなかったり、逆に「これは要らないんじゃ…」と思う仕様が、海外で奪い合いになることも。

「なんでも調べてみる」がモットーのサルヂエファミリー。徹底的に調査した「査定が跳ね上がる」傾向にある仕様を、その理屈と共に分析します。

ディーゼルモデル(人気最強)

まず、エンジンタイプ。150系プラドにはガソリン(2.7L)とディーゼル(2.8L クリーンディーゼル)が存在します。
国内では「ディーゼルは音が…」とか「ハイブリッドじゃないの?」という声も聞かれますが、輸出市場においてはディーゼルの人気が圧倒的です。

なぜディーゼルが強いのか?

  1. 経済性(燃料費):世界的にガソリンより軽油の方が安価な国が多く、燃料インフラとしても軽油の方が安定供給されている地域が多いため。
  2. 耐久性とトルク:ディーゼルエンジンは構造上頑丈(高耐久)であり、低回転から力強いトルク(車を押し出す力)を発生させます。これは、悪路や坂道を走る機会が多い海外では、ガソリン車にはない絶対的な信頼と実用性につながります。

日本国内の再販価値(リセール)だけを見てもディーゼルは強いですが、輸出市場というフィルターを通すと、その価値は「最強」と言っても過言ではないようです。

7人乗り → 輸出先の後席需要に一致

次に乗車定員。プラドには5人乗りと7人乗り(3列シート)があります。
国内のファミリー層(我が家もそうですが)だと、「3列目は狭くて実用的じゃないし、荷室が狭くなるから5人乗りで十分」と考えるケースも多いですよね。

しかし、これも輸出先では評価が逆転します。
海外(特に新興国やアフリカなど)では、車は「移動手段」として、とにかく一人でも多く乗れることが重視されます。
「狭くてもいいから席があること」が絶対的な価値になるため、7人乗り仕様は5人乗り仕様に比べて、明確に高い査定がつく傾向にあります。

黒 / パールホワイト → 世界共通の人気色

ボディカラーも査定を左右する大きな要因です。
プラドにおいて、国内人気はもちろん、世界共通で高値がつくのは「ブラック(黒)」と「ホワイトパールクリスタルシャイン(白パール)」の2強です。

  • 理由:これらの色は、世界中どこでも「高級車」「ステータスシンボル」として認識される普遍的な人気色だからです。リセール(再販)する際に最も高く売れる色を知っている海外バイヤーは、当然この2色を狙って買い付けに来ます。

逆に、アバンギャルドブロンズメタリックや赤系など、個性的な色は国内ではおしゃれでも、輸出市場ではこの2強に比べて需要が限定的になりがちなようです。(※あくまで傾向です)

オフロード仕様のカスタムは評価が分かれる(要注意)

「パパ、どうせ買うならゴツゴツのタイヤとかリフトアップとかしたいんでしょ?」
…ドキッ。ママ、よくお見通しで。
確かにプラドはカスタム(改造)が楽しい車ですが、売却時の査定においては注意が必要です。

▼ オフロードカスタムの評価

評価されやすいカスタム 評価が分かれる・マイナスになるカスタム
  • 純正オプション(例:ルーフレール、サンルーフ)
  • 有名メーカーの高品質なパーツ(JAOSなど)
  • 純正パーツがすべて揃っている(元に戻せる)
  • 極端なリフトアップやローダウン
  • どこのメーカーかわからない安価なパーツ
  • 純正パーツが残っていない(車検に通らない)
  • 下回りのサビ(特に塩害や泥遊びによる)

重要なのは、「輸出先でそのまま乗れるか、または純正に戻せるか」です。
特に輸出バイヤーが嫌うのは「下回りのサビ」。日本は雪国で融雪剤を撒くため、北陸や東北、北海道などで使用された車両は下回りが錆びていることがあり、これは海外で大きなマイナス評価となります。(逆に、都市部でキレイに乗られていた車両は評価が高い)

ゴテゴテにいじり倒したプラドは、一見カッコよくても「整備状態が不明」「元に戻すのにコストがかかる」と判断され、かえって査定が下がることも。
「資産価値」を考えるなら、「純正+α」程度の上品なカスタムに留めるか、純正パーツを必ず保管しておくことが鉄則のようです。

相場が下落する3つの転換点

「パパの理屈だと、プラドは永遠に値下がりしないみたいに聞こえるわよ」
ママの言う通り、どんな“資産”にも「下落リスク」は存在します。プラドがいくら「乗れる資産」だと言っても、それは「今、この瞬間の話」であり、未来永劫その価値が保証されているわけではありません。

この「2025年がチャンス」という話は、裏を返けば「このピークを逃すと、価値が下落に転じる可能性がある」という警告でもあります。
では、プラドの“資産価値”を脅かす「転換点」とは何なのか? パパなりに3つのポイントを予測・分析しました。

走行距離「20万km超」の大幅減価

プラドは「10万kmなんてまだまだ慣らし運転」と言われるほど、耐久性には絶対の自信がある車です。国内の中古車市場では、10万kmを超えるとガクッと価値が下がるのが普通ですが、プラド(特にディーゼル)は10万kmを超えても高値を維持します。

しかし、その無敵のプラドにも「20万km」という大きな壁が存在するようです。

輸出市場(特にアフリカなど)では、たしかに「走行距離はあまり関係ない」と言われることもあります。しかし、それは「整備状態が良ければ」という前提付き。
20万kmを超えてくると、いくらプラドでもエンジンや足回りの部品交換(オーバーホール)が現実味を帯びてきます。バイヤー側も、その分のコストを見越して査定額を調整せざるを得ません。

国内での再販価値は言うまでもなく、輸出市場においても「20万km」は、明確に査定額が一段階下がる「転換点」になると考えるのが妥当です。

3回目(7年落ち)・5回目(11年落ち)車検時の整備費重荷

「車検のたびに、何十万も飛んでいくのよね…」
ママが家計簿を睨みながらため息をつく姿が目に浮かびます。

一般的な国産車同様、プラドも年式が古くなればメンテナンス費用(維持費)はかさみます。特に「3回目の車検(7年落ち)」や「5回目の車検(11年落ち)」は、バッテリー、タイヤ、ブレーキパッドといった消耗品に加え、ウォーターポンプやオルタネーター(発電機)などの交換時期が重なる「お金がかかるタイミング」です。

車検を通すために20万、30万とかかることが見えてくると、多くのオーナーは「これだけお金をかけるなら、いっそ…」と売却を考え始めます。
つまり、市場に同じように「車検前に売りたい」と考えるプラド(=供給)が増加しやすいタイミングであり、相場が一時的に下落(足元を見られやすく)なる可能性があります。

新排ガス規制対応や、新型(250系)の安定供給

これが最も大きな下落リスクかもしれません。
今、150系プラドの価値を支えている要因の一つは「新型(250系)がすぐに手に入らない」こと、そして「150系の信頼性」です。

しかし、この状況が永遠に続くわけではありません。

  1. 新型(250系)の安定供給
    半導体不足などが解消され、新型(250系)の生産が軌道に乗り、中古車市場にも流通し始めたらどうなるか。当然、「待ちきれなかった」需要は新型に向かい、相対的に150系の需要は落ち着いていきます。
  2. 新排ガス規制の動向
    世界的に環境規制(排ガス規制)は厳しくなっています。今はまだ150系ディーゼルを輸入できる国も、「数年後には規制で輸入禁止」となる可能性はゼロではありません。そうなれば、最大の強みである「輸出需要」が根底から崩れることになります。
  3. 円安の終焉
    もし日本の金融政策が転換し、再び「円高」に振れた場合。H2-2で説明した「輸出ボーナス」は一瞬で消滅します。海外バイヤーは、今の価格(円)では採算が合わなくなり、プラドの買い控えが一気に進むでしょう。

「円安」「新車不足」「規制前」という、いくつもの好条件が奇跡的に重なっているのが「2025年」なのです。
このバランスが崩れた時が、“資産SUV”プラドの相場が「ただの中古SUV」へと転落する転換点になると、パパは分析しています。

車検を通す vs 売却|“資産価値の維持率”を比較

「もうすぐプラドの車検なのよねぇ…。結構かかりそう」
「でも、パパの理屈だと高く売れるんでしょ?どうするのが一番“お得”なのよ」

ママから、家計を預かる者として最も核心を突いた質問が来ました。
そう、プラドオーナーが今まさに直面している悩み。それが「次の車検を通すべきか、それとも“売り時”と噂の今、売却すべきか」という問題です。

普通の車なら、答えは簡単。「まだ乗るなら車検を通す、乗り換えるなら売る」。
でも、相手は“資産SUV”プラドです。ここで考えるべきは「維持費」ではなく「資産価値の保存率」、つまり「投資マインド」だとパパは考えます。

「ちょっと待って、車は投資じゃないでしょ」というママの声が聞こえますが、プラドに関しては「乗れる投資」という側面が強すぎます。
そこで、サルヂエファミリー恒例「やってみた(シミュレーション)」です。

【仮定】

  • 現在のプラド(車検切れ間近)の査定額:400万円
  • 次の車検費用(最低限):20万円

このプラドを「①今すぐ売却する」場合と、「②車検を通して2年後に売却する」場合で、どちらが“資産効率”が良いか比較してみましょう。

▼ 資産効率シミュレーション(車検 vs 今売却)

比較項目 ① 今すぐ売却する (2025年) ② 車検を通して2年後に売却 (2027年)
手元に入るお金 400万円 (A) 300万円 (B) ※仮定
かかる費用 0円 ・車検費用:-20万円
・2年分の維持費(税金・保険):約 -15万円
・2年後の相場下落リスク(※):-100万円 (400万→300万へ下落)
実質的な資産変動 400万円で利益(価値)確定 2年で失う価値:
(A)400万 - (B)300万 = 100万 (下落分)
+ 20万 (車検代) + 15万 (維持費)
= 合計 135万円の「価値」を失う
結論 最高のタイミングで「資産化」に成功 2年間乗るために「135万円」を支払った計算

※2年後の相場下落(-100万円)の根拠:
H2-4で分析した「円安の終焉」「新型の安定供給」「規制強化」などのリスクが現実化した場合、現在の「異常な高値」が維持されている可能性は低い、というパパの(やや悲観的な)予測です。

ママ「え、どういうこと?2年乗るのに135万円も払うってこと?」
パパ「そういう計算になる。これが“資産効率”の考え方なんだ」

理屈っぽく解説しましょう。
車検を通して2年間乗り続けるということは、「20万円の車検代」と「約15万円の維持費」という「確定した支出(掛け捨て)」を支払うことです。

さらに最大の問題は、「2年後の相場下落リスク」です。
今が「歴史的な円安」と「新車不足」によるピークだと仮定すると、2年後に今と同じ400万円で売れる保証はどこにもありません。むしろ、H2-4のリスクが現実化し、相場が100万円下落していても全く不思議はない。

つまり、車検を通すという選択は、「2年後に確実に価値が下がる(であろう)資産を、高い維持費を払いながら持ち続ける」という、投資マインドで言えば非常に合理性に欠ける判断になる可能性があるのです。

普通の車なら、2年で135万円(月あたり約5.6万円)のコストを払って乗ることは「当たり前」です。
しかし、相手は「今なら400万円で売れる」という“資産SUV”プラド。

「まだ乗れるから」という感情論で車検を通すのか。
「資産価値が最大化している今、利益を確定させる」という合理性(投資マインド)で売却を選ぶのか。

プラドのオーナーであるということは、この「悩ましいけれど、儲かる可能性のある」選択を迫られている、ということなのです。

【即判断】あなたのプラドが“売り時”か5つの質問

「パパのうんちくはもう十分。で、結局ウチはどうすりゃいいのよ!」
ママがしびれを切らしました。確かに、いくら理屈を並べても、自分事に落とし込めなければ意味がありません。

ここまで「プラドの資産価値」「2025年が売り時な理由」「下落リスク」を分析してきましたが、最終的に売るべきかどうかは、各家庭の状況によります。
そこで、サルヂエファミリーが「自分たちならどう判断するか?」を基準に、5つのYES/NO質問リストを作ってみました。

「YES」が多いほど、あなたは「資産価値が下落するリスク」を抱えている、つまり「2025年が絶好の売り時である」可能性が高いと言えます。

【プラド“売り時”判定リスト】

質問1:次の車検が半年以内(または1年以上先)に迫っている

  • YES → 売り時チャンス
    • [理由] H2-5で分析した通り、車検を通すための「数十万円の確定支出」が発生する直前です。そのコストを払う前に、最高の「資産価値」で売却できる最後のタイミングかもしれません。
  • NO (車検を通したばかりだ)
    • [判断] まだ慌てなくても良いかもしれません。しかし、2年後の車検時には、今ほどの高値(円安ボーナス)は期待できないリスクを認識しておきましょう。

質問2:走行距離が10万km(または20万km)の大台に近づいている

  • YES → 売り時チャンス
    • [理由] 国内市場では「10万km」、輸出市場でも「20万km」という「大台」は、査定額が一段階下がる心理的な壁です(H2-4参照)。大台に乗る「前」に売るのが、“資産価値”を最大化する鉄則です。
  • NO (まだ5万km程度だ)
    • [判断] まだまだ価値は安泰です。しかし、価値が高いからこそ「今売って利益を確定する」という選択肢も、他の車種より現実味を帯びてきます。

質問3:家族構成が変わり、プラドの「大きさ」を持て余している

  • YES → 売り時チャンス
    • [理由] 我が家(サルヂエファミリー)とは逆のパターン。子供が独立した、あるいは街乗りメインになった場合、プラドの維持費(税金、燃費)や大きさが負担になることも。「必要なくなった」時が、最高の「売り時」と重なっている幸運な状態です。
  • NO (まさに今、子供が大きくなってピッタリだ)
    • [判断] 実用性が高い状態ですね。しかし、H2-5のシミュレーションを思い出してください。「実用性のために、年間いくらの“資産価値下落リスク”を許容できるか?」を天秤にかける必要があります。

質問4:今の「異常な査定額」のうちに、一度利益を確定させたい

  • YES → 売り時チャンス
    • [理由] あなたは「投資マインド」を持っています。株価が最高値の時に「まだ上がるかも」と欲張らず、「ここで売る」と決断できるかどうか。今のプラド市場は、まさにその状況です。
  • NO (利益とかより、この車が好きだから乗り続けたい)
    • [判断] 素晴らしいカーライフです!それこそが車の本質。ただし、「趣味」として乗り続けるには、今後「資産価値の下落」というコストがかかる可能性が高いことだけは、覚悟しておきましょう。

質問5:ぶっちゃけ、新型(250系)や他の車に少し興味がある

  • YES → 売り時チャンス
    • [理由] 最高の買い替えタイミングです。なぜなら、プラドが「最も高く売れる」今のうちに売却すれば、次の車の購入資金(頭金)を最大化できるからです。下取りではなく「買取」で高値をつけてもらい、次の車選びを優位に進めましょう。
  • NO (150系プラドのデザインが一番好きだ)
    • [判断] 150系のデザインは完成されていますよね。その場合も、一度「今の価値」を知った上で、「この金額(例:400万円)を捨ててでも乗り続ける価値があるか?」を自問自答してみることをお勧めします。

【判定結果】

  • YESが3個以上
    あなたは「2025年の売り時」を逃すべきではありません。感情(愛着)よりも合理性(資産価値)を優先する方が、家計にとってはプラスになる可能性が極めて高いです。
  • YESが1〜2個
    悩ましいラインです。しかし、H2-4で挙げた「円安の終焉」という最大のリスクがいつ来るかは誰にも予測できません。「あの時売っておけば…」と後悔する前に、まずは「今のリアルな価値」を把握しておくべきです。

「うーん、うちはYESが2個だけど…車検が近いのは事実なのよね…」
ママも悩み始めたようです。

理屈っぽいパパの結論としては、「売る・売らないは別として、“今が最高値の可能性がある”という事実に気づかないまま乗り続けること」こそが、最大のリスクだと考えます。

「今の本当の価値」を知らずに、数ヶ月後に100万円損をする…。そんな悲劇を避けるためにも、まずは「自分のプラドがいくらの資産なのか」を調べること。それがサルヂエファミリーの「やってみる」精神です。

ボタン

あなたのプラド、その“資産価値”は今がピークかも?(カービュー)" rel="" webicon="" target="" color="#fff" bgcolor="#FFD54F" bgcolor_top="#ffdb69" bordercolor="#FFEB3B" borderwidth="1" borderradius="5" fontweight="bold" fontsize="120" width="90" webicon_after="st-svg-chevron-right" shadow="#FFB300" ref="on" mcbox_bg="#fafafa" mcbox_color="" mcbox_title="【最後の決断は、現実を知ってから】" beacon=""]※査定依頼をしたからといって、必ず売る必要はありません。

 

高額査定のコツ|プラドは“履歴証明”が命

「よし、パパの理屈に乗って、ウチのプラドの価値を調べるだけ調べてみるか」
「どうせ調べるなら、1円でも高く見積もってもらうコツはないの?そこまで調べてこそ『サルヂエ』でしょ!」

ママの言う通り。売る・売らないは別として、査定してもらうからには「最高値」を引き出したいのが人情です。
一般的な車査定のコツといえば「洗車しておく」「内装をキレイに掃除する」などが挙げられます。もちろん、それも大事。

しかし、“資産SUV”プラドの査定は、それだけでは不十分です。
なぜなら、プラドを買う(特に輸出する)バイヤーが見ているのは、「目先のキレイさ」以上に「その個体がどれだけ“健康”か」だからです。

彼らにとってプラドは、海を渡った先の過酷な環境で、あと10年、20年と走ってもらう「信頼できる機械」。だからこそ、その車の「健康診断書」とも言える“履歴証明”が、査定額を大きく左右するのです。

最重要チェックポイントは「下回りのサビ」

「車のお腹なんて、見えないじゃない」
そう、見えないところこそが重要なんです。
プラドの査定で、プロが最も(あるいは外装の傷以上に)厳しくチェックするのが「下回りのサビ(腐食)」です。

  • なぜ嫌われる?
    輸出先の多くは、中東やアフリカなど「塩害」が少ない地域です。彼らにとって「サビ」は、車の耐久性を根幹から破壊する「不治の病」のように映ります。
  • サビの原因は?
    日本特有の事情、すなわち「雪国の融雪剤(塩化カルシウム)」です。
  • 対策は?
    もしあなたが雪国(北海道、東北、北陸など)にお住まいなら、査定時に「下回り洗浄を定期的に行っていた」ことをアピールしたり、逆に「うちは雪が降らない地域で、雨の日もあまり乗らなかった」と(事実なら)伝えることが、プラス材料になります。

外装がピカピカでも、下回りがサビだらけでは「資産価値」は大きく下落します。逆に言えば、下回りがキレイな状態を維持しているだけで、それは大きなアドバンテージになるのです。

オフロード使用は「整備履歴」で信頼に変える

「パパ、どうせプラド買ったら河原とか走り回るつもりだったでしょ?」
…ギクッ。
確かに、プラドの魅力は悪路走破性。オフロード走行を楽しんだオーナーも多いはず。
査定時に「どうせバレるだろうし…」と不安になるかもしれませんが、重要なのは「走ったこと」そのものではなく、「走った“後”のケア」です。

  • マイナス評価:オフロードを走った形跡(泥汚れ、下回りの傷)があるのに、その後の整備記録(オイル交換、足回り点検など)が一切ない。
    → 「見えない部分にダメージが蓄積しているかも…」と疑われ、減額対象に。
  • プラス評価(または現状維持):オフロード走行の事実は認めつつ、「だからこそ、ディーラー(または専門店)で半年に一度は下回り点検とオイル交換を徹底していました」と「整備記録簿(メンテナンスノート)」を提示する。
    → 「このオーナーは車を理解し、しっかりケアしている」と信頼され、適正な評価を受けやすい。

隠すのではなく、「履歴」を提示して「健康体である」ことを証明する。これが“資産SUV”の正しい査定交渉術です。

最強の武器は「純正パーツ」への回帰

H2-3でも触れましたが、高額査定を狙う上で「カスタム」は諸刃の剣です。
特に、海外バイヤーが買い付けるオークション市場では、「最も高く売れるのはフルノーマル(純正状態)」が鉄則。

ゴツゴツのタイヤ、リフトアップ、社外マフラー…。それらにかけた何十万円もの費用は、残念ながら査定額にはほぼ反映されません。むしろ、車検非対応のパーツは「マイナス査定」となります。

もしあなたが売却を本気で検討していて、外した純正パーツ(タイヤホイール、サスペンション、マフラーなど)を保管しているなら、査定前にすべて純正に戻すか、「純正パーツもすべてお渡しします」と提示すること。
これが、査定額を数十万円単位で引き上げる、最も確実なコツです。

車(カー)の“健康診断書(ドック)”=整備履歴。
プラドの「資産価値」は、この履歴証明にかかっていると、パパは結論づけました。

まとめ|“資産SUV”である今の価値を最大化しよう

さて、ここまで「なぜプラド150系は“資産”なのか」「なぜ2025年が“売り時”なのか」について、パパのうんちく全開で徹底的に調べてきました。

ママ「長かったわね…。で、結論は?」
パパ「うむ。結論はシンプルだ」

ランドクルーザープラド(150系)は、もはや「乗るための道具」を超えた「乗れる資産」である。
そして、その資産価値は「円安」「新車不足」「海外需要」という3つの追い風を受け、2025年に歴史的なピークを迎えている可能性が極めて高い。

しかし、この「ボーナスタイム」は永遠には続きません。
円高への揺り戻し、新型(250系)の安定供給、排ガス規制の強化…。どれか一つでも状況が変われば、今の“異常な高値”は一気に崩れるリスクを孕んでいます。

▼ 今回の「サルヂE」で分かったこと

  • プラドの価値は国内ではなく「海外」が決めている
    円安の恩恵を最も受けている車種であり、国内の常識(年式、走行距離)が通用しない。
  • 「車検を通すか」の悩みは「投資判断」である
    「まだ乗れる」という感情論ではなく、「今、利益を確定させるか」「下落リスクを取りながら維持費を払うか」という合理性で判断すべき。
  • 価値のピークは「今」かもしれない
    あらゆる好条件が揃った2025年を逃すと、「あの時売っておけば…」と後悔する可能性も。
  • 査定の命は「履歴証明」
    下回りのサビ(融雪剤)を避け、整備記録簿をしっかり残している個体こそが、最高の評価を得る。

「じゃあパパ、ウチは結局どうするの?ミニバンに買い替えるんでしょ?」
「…(ゴクリ)。それは、まず“今いくらになるか”を調べてから、家族会議だ!」

僕たちサルヂエファミリーのように、車の買い替えを検討している人はもちろん、「まだ乗るつもりだけど、愛車の本当の価値を知りたい」という人も。
「行動しないこと」が、知らず知らずのうちに「損」につながっているかもしれません。

「車」を「資産」として捉え直す。
“資産SUV”プラドのオーナーであるあなたは、その「価値を最大化する」権利とタイミングを、今まさに手にしているのです。

ボタン

あなたのプラド、その“資産価値”は今がピークかも?(カービュー)" rel="" webicon="" target="" color="#fff" bgcolor="#FFD54F" bgcolor_top="#ffdb69" bordercolor="#FFEB3B" borderwidth="1" borderradius="5" fontweight="bold" fontsize="120" width="90" webicon_after="st-svg-chevron-right" shadow="#FFB300" ref="on" mcbox_bg="#fafafa" mcbox_color="" mcbox_title="【最後の決断は、現実を知ってから】" beacon=""]※査定依頼をしたからといって、必ず売る必要はありません。

参考

今、見積もりを取っているということは、
下取り前提で話が進んでいるのではないでしょうか?

でもその前に、
愛車の“本当の価値”を知っておきませんか?

「電話がたくさん来るのが嫌で、一括査定はちょっと…」
そんな心配がある方には、
単体買取の「カーネクスト」がおすすめです。

  • 連絡はカーネクスト1社のみ

  • オンライン+電話1本で査定完了のケースもあり

  • 廃車・故障車でも買い取り可能で、他より有利となる場合あり

ただ、「やっぱり複数の売却先も比較したい」という方には、
一括査定「カービュー」も有効な選択肢です。

  • 最短数分の入力で、最大10社まで一括見積もり可能。

  • “査定先を選べる”“メール等連絡手段を指定できる”という使い方も可能。

まずはカーネクストで相場を掴み、安心して買い替え交渉をスタートしましょう。

→ その後、比較のためにカービューの一括査定も活用すると、
「知ってる価値」×「比較できる価値」の両方が手に入ります。

無料相談はこちら →

-車の買い替え