こんにちは!
理屈っぽくてうんちく好きなパパと、そんなパパを(ちょっと)鬱陶しく思いつつも、結局は乗っかってしまう直感的なママです。
さて、今回のテーマは…ずばり「ステップワゴン(RP型)」です。
いやー、本当にデキる子ですよね、この車。ウチは所有してないんですが、子育て中の友人家族が乗っていて、この前その便利さを熱弁されたんですよ。ママ友界隈でも「ベビーカーを畳まずに突っ込める荷室と、雨の日に子どもをサッと乗せられるスライドドアは正義」なんて言われてるみたいで。
特にRP型についていた「わくわくゲート」! あれはすごかった。
後ろが狭い駐車場でも荷物をポイポイ入れられるし、子どもたちがそこから出入りしたり…(本当はダメだけど)。乗ってる家庭にとっては、ただの移動手段じゃなくて「家族の相棒」って感じなんだろうな、と。
…と、その友人の話を聞いていたら、ママが横から「で? そのお友達、もうすぐ車検じゃないの? どうするんだって?」と現実的な一言が。
確かに。どこの家庭も、怪獣化が進行中の子どもたちが大きくなってくると、「そろそろ次の車?」なんて話がチラチラ出始める頃合いですよね。
でも、ステップワゴンって、まだまだ乗れるどころか、この「使い勝手」を超える車がなかなか見当たらない、とも聞きます。
でも、パパは気になってしまいました。車って、どんなに愛着があっても「資産価値」は刻一刻と下がっていくという事実を。
特に最近、「ステップワゴン RP型は2025年が売り時」なんて話をネットで見かけたんですよ。
え、なんで? 新型が出たから? それとも、ライバルのノアとかヴォクシーが関係してる?
「ふむ…。これは放っておけないな」
「なにブツブツ言ってんのよ。ウチの車でもないのに。またお得意の“調べてみた”が始まるんでしょ?」
「当たり前だ! サルヂエファミリーたるもの、友人家族の悩みであっても、世の中の疑問であっても、徹底的に調べずにはいられないんだ!」
というわけで、サルヂエファミリー恒例「なんでも自分達で調べてやってみる」企画、スタートです。
今回は、「ステップワゴンは本当に2025年が売り時なのか?」を、その理由からリセール相場、注意点まで、徹底的にリサーチしてみたいと思います!
「ウチもステップワゴン乗ってる!」「乗り換え検討中!」というご家庭、必見ですよ。
結論|ステップワゴンは“使い勝手の王者”だから今も価値が落ちにくい
さて、パパのリサーチタイムだ。
まず結論から入ろう。なぜステップワゴン(特にRP型)が今も中古車市場で高く評価されているのか。
それは、多くのパパ・ママが絶賛する「圧倒的な使い勝手」が、単なる“思い出補正”ではなく、市場で明確に「価値」として認められているからだ。
家族の生活にフィットするのが最大の魅力
「まぁ、理屈はともかく、便利なのよ。とにかく」
と、乗っているママ達は言うが、その「便利さ」こそがロジックの塊なんだな、これが。
ステップワゴン、特に2015年〜2022年まで活躍したRP型が持つ価値を整理してみよう。
- 唯一無二の「わくわくゲート」:
これは本当に発明だった。縦にも横にも開くバックドア。日本の狭い駐車場事情(スーパーとか、マンションの駐車場とか!)で、後ろに壁があっても荷物の出し入れができる。これは同時期のライバル、ノア/ヴォクシーやセレナにはない絶対的な強みだ。 - 低床フラットフロアと広い室内空間:
ホンダお得意の「センタータンクレイアウト」の恩恵で、床がライバルより低い。これが何を意味するか? 子どもやお年寄りの乗り降りがラクなだけじゃない。室内高が稼げるから、開放感が段違いだ。 - 3列目シートの「マジックシート」:
使わない3列目シートを、床下に“完全に”収納できる。ここ、重要。ライバル車は横に「跳ね上げる」方式が多いから、荷室の横幅が犠牲になるし、後方視界もちょっと邪魔になる。でもステップワゴンは床下収納だから、広大な荷室がフラットに出現する。
「ふむふむ。言われてみれば、ステップワゴンを選ぶ家族の理由そのものね」
そうだろう。
つまり、ステップワゴンの価値は「〇〇馬力だから」とか「デザインが秀逸だから」といった部分“だけ”じゃなく、「家族のリアルな生活(子育て、買い物、レジャー)に、これ以上なくフィットする実用性」にある。
中古車市場というのはシビアで、こういう「実用的な価値」をしっかり評価する。「子どもが生まれたから、やっぱりスライドドアで荷室が広い車がいい」「ノア/ヴォクもいいけど、ステップワゴンの荷室の使い勝手は捨てがたい」…こういう「指名買い」の需要が、相場を支えているんだ。
一方で新車供給が追いつき始める前が売り時
「じゃあ、ずっと価値が落ちないってこと? なら急いで売らなくてもいいじゃない」
と、ママは言うが、それは早計だ。
この「高い価値」が続いているのには、外部的な要因も大きい。そして、その“追い風”が終わりかけているのが「2025年」というタイミングなんだ。
なぜ「今」が重要なのか?
- 新車の納期が正常化してきた:
ここ数年、半導体不足とかなんとかで、新車の納期がとんでもないことになっていたのは知ってるよな? 「新車が買えないから、程度の良い中古車で我慢しよう」という層が中古車市場に流れ込み、相場全体が高騰していた。 - 新車が市場に増え始めた:
でも、2024年あたりから、その新車供給がかなり回復してきた。新型ステップワゴン(RP6〜8型)はもちろん、ライバルの新型ノア/ヴォクシー(90系)も街でよく見かけるようになった。 - 中古車の「うまみ」が薄れる:
新車が普通に買えるようになると、どうなる? 当然、「あえて高い中古車(RP型)を買う」理由が薄れていく。中古車の需要は、新車に流れていくんだ。
つまり、2025年というのは、「新車の供給が完全に元に戻りきる“前”」であり、かつ「RP型の実用性を求める中古車需要が、まだ高い水準で残っている」最後のタイミングになる可能性が高い。
「なるほど…。『ステップワゴンの使い勝手がいい!』っていう需要はまだあるけど、新車が買いやすくなってきたから、そっちに流れちゃう前に売った方がいい、ってこと?」
その通り!
ステップワゴンの「使い勝手の良さ」という絶対的な価値は本物だ。でも、その価値を一番高く評価してくれる「中古でRP型が欲しい!」という人たちが、新車に目移りする前に判断するのが合理的、というわけだ。
「理屈はわかったわよ。じゃあ、乗ってる人のステップワゴンがその『高い価値』のうちに入るのか、そこが知りたいんだけど?」
お、いいところに気がついたな。
もちろん、同じステップワゴンでも、状態やグレードによって評価は全然違う。
その「愛車の本当の価値」を知るには、やっぱり複数の目で見てもらうのが一番手っ取り早い。
車の一括査定サービス、例えば『カーセンサー』や『カービュー』みたいなサイトを使うと、この「ステップワゴンの実用性を高く評価してくれる業者」を見つけやすい。
特に、ステップワゴンみたいなファミリーカーは、ミニバン専門店や海外輸出ルートを持ってる業者が高値をつけることがあるから、「1社だけの査定」で決めちゃうのは絶対にもったいないんだ。
まずは、愛車の「現在価値」を客観的に知るところからだな。
2025年にステップワゴンが高額査定になる理由
「新車供給が戻ってきたから、中古車相場が下がる前に売るべき、っていうのはわかったわ」
「ふむ。だがママ、それだけじゃないんだ」
「え、まだあるの?」
そうだ。ステップワゴンが「2025年が売り時」と言われる理由は、単に市場全体の流れだけじゃない。ステップワゴン“だからこそ”の、高額査定を後押しする積極的な理由が3つあることがわかった。
① 国内中古需要が底堅い
まず、国内の中古車市場での需要が非常に「底堅い」ということだ。
「底堅いって、要するに『欲しい人がいっぱいいる』ってことでしょ? さっきの『使い勝手』の話と同じじゃないの?」
近いが、もっと重要なポイントがある。
それは、新型ステップワゴン(RP6〜8型)で、「わくわくゲート」が廃止されてしまったことだ。
新型はデザインも洗練されて、安全性能も上がって素晴らしい車だ。だが、あの唯一無二の「わくわくゲート」は、電動スライド式の大きなテールゲートに変わってしまった。
もちろん、新型の方が良いという人も多いだろう。でもな、「あのわくわくゲートじゃなきゃダメなんだ!」という層が、確実に存在するんだ。
- 「マンションの駐車場が狭くて、後ろを開けられない」
- 「縦開きでサッと荷物を入れたい」
- 「あの機構が好きだった」
こういう人たちは、新型が出た今、「あえてRP型(特に後期型のRP1〜5型)の程度の良い中古車」を探すことになる。
この「新型では替えが効かない価値」が、RP型の中古車相場を強力に下支えしている。単なる型落ちではなく、「独自の価値を持つモデル」として扱われているんだ。
② ノア/ヴォク値上がりで“第二候補”が指名買いに昇格
「でもねぇ、パパ。やっぱりミニバンといえば、トヨタのノアとかヴォクシーが人気じゃない? あのオラオラ顔(失礼)が好きな人、多いでしょ」
ママの言う通り、ノア/ヴォクシー(通称ノアヴォク)はミニバン市場の絶対王者だ。リセール(再販価値)も非常に高い。
だが、そこがミソなんだ。
新型ノアヴォク(90系)は、デザインも性能も爆発的に進化した。だが、同時に「価格も爆発的に上がった」んだな、これが。
新車でオプションをつけたら、乗り出し400万円を超えることもザラ。当然、中古車市場もそれに引っ張られて高騰している。
そこで、中古ミニバンを探している家族がどう考えるか?
「ノアヴォクは魅力的だけど、ちょっと高すぎる…」
「もう少し予算を抑えて、でも信頼できて、使い勝手の良いミニバンはないか?」
ここで輝くのが、ステップワゴンRP型だ。
かつては「ノアヴォクの“次”に検討する車」という位置付けだったかもしれない。
だが今は、ノアヴォクが高くなりすぎた結果、「現実的で最も賢い選択肢=コストパフォーマンス最強」として、積極的に選ばれる「指名買い」の対象に昇格しているんだ。
この「価格性能比」の高さが、ステップワゴンの査定額を押し上げている大きな要因の一つだ。
③ 実用性評価は海外も強い(輸出需要)
「なるほどねー。国内では『わくわくゲート指名買い』と『ノアヴォク高すぎ』の受け皿になってるわけね。…まさか、それだけじゃないんでしょ?」
お見通しか。パパのうんちく、最後の仕上げだ。
それは「海外への輸出需要」だ。
「え、ステップワゴンって海外で人気なの?」
そうなんだ。我々が思っている以上に、日本のミニバンは海外(特に東南アジアやアフリカ、ニュージーランドなど)で絶大な人気を誇っている。
「壊れにくく、人も荷物もたくさん乗せられて、実用的」という評価は万国共通。
その中でもホンダのエンジンは信頼性が高く、ステップワゴンのような広い室内空間を持つ車は、現地で商用車や乗合タクシーとしても重宝される。
輸出需要がなぜ査定に関係するのか?
- 国内では走行距離が10万kmを超えたり、年式が古くなったりすると、査定額はガクンと下がるのが普通だ。
- だが、輸出業者は「車の基本性能(エンジン、ミッション、足回り)」さえしっかりしていれば、多少の古さや走行距離は気にしない。
- 彼らは「海外で高く売れる」ことを知っているから、国内相場よりも高い金額で買い取っていく。
ステップワゴン、特に人気の「スパーダ」系や、装備が充実しているモデルは、この輸出ルートのターゲットになりやすい。
つまり、2025年のステップワゴンRP型は、
- 国内:「わくわくゲート」指名買い層
- 国内:「ノアヴォク高すぎ」層の受け皿
- 海外:輸出業者からの買い付け
この「トリプル需要」によって、相場が支えられている。
だからこそ、国内のファミリー層向けに売るのが得意な業者と、海外輸出ルートを持っている業者とでは、査定額に平気で数十万円の差が出ることがある。
「どこか1社に査定してもらう」のが、いかに危険かわかるだろう?
型式ごとの相場差(RP/スパーダ/エア系)と注意点
「理屈は分かったわよ、パパ。ステップワゴンがいろんなところから引っ張りだこで、だから『売り時』だってことね」
「うむ。だが、一口に『ステップワゴンRP型』と言っても、実は様々なグレードや型式が存在する。そして、もちろん、その種類によって『査定額』は大きく変わってくるんだ」
「出た、うんちく…。でも、そこが一番大事なとこじゃない。どうせなら高く売りたいんだから」
そうだ。愛車の価値を正しく知るためには、自分の乗っているステップワゴンが「どのタイプ」で、「市場でどう評価されているか」を知っておく必要がある。
ここでは、特にリセール(再販価値)に差が出やすいポイントを解説しよう。
RP型 → 後期型は特にリセール強い
まず大前提として、ステップワゴンRP型は、2017年9月のマイナーチェンジを境に「前期型」と「後期型」に分かれる。
見分け方は簡単で、顔つきが違う。特に「スパーダ」は、後期型になってグッと迫力のあるフロントデザインになった。
「あ、ウチの友人の、顔がシュッとしてるから前期型かも」
「逆に、最近よく見るイカつい顔のが後期型だな」
市場の評価は、ハッキリ言って「後期型」の方が強い。
理由は単純で、デザインの人気が高いことと、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が標準装備になったことが大きい。
中古車を探すファミリー層にとって、「安全性能」は絶対に譲れないポイントだからな。
もちろん、前期型(RP1/RP2/RP3/RP4)だって、その使い勝手の良さから需要は十分ある。だが、もし後期型(RP3/RP4/RP5 ※RP5はハイブリッド)に乗っているなら、それは大きな強みだ。
スパーダ → 外観人気で査定上振れ
次にグレードだ。ステップワゴンには、大きく分けて標準モデルと、エアロパーツをまとった「SPADA(スパーダ)」がある。
「スパーダって、あのちょっとヤンチャな感じのやつね」
「(ヤンチャって…)ママ、それを言うなら『スポーティーでスタイLッシュ』だ」
この「スパーダ」、リセール市場では圧倒的に人気だ。
特にミニバンは、「家族のための車だけど、デザインも妥協したくない」というパパ・ママが非常に多い。そうなると、やはり標準モデルよりも精悍なデザインのスパーダ系に人気が集中する。
査定で有利なグレード例
| グレード名 | 人気の理由 |
|---|---|
| スパーダ(全般) | ・エアロ付きの迫力あるデザイン ・専用の内装や装備 |
| スパーダ クールスピリット | ・スパーダの上級グレード ・17インチアルミホイールやLEDフォグライトなど装備充実 |
| Modulo X (モデューロX) | ・ホンダ純正のカスタムコンプリートカー ・専用エアロ、専用足回りで走行性能も高い ・タマ数が少なく希少価値が高い |
もし、乗っているのが「スパーダ」や「モデューロX」なら、それは査定額が上振れする大きな要因になる。逆に標準モデル(Gグレードなど)は、実用性は同じでも、見た目の人気でやや不利になる傾向はあるな。
ハイブリッドは評価高いがバッテリー注意
「あと、ガソリン車とハイブリッド(e:HEV)はどうなの? やっぱりハイブリッドの方が高いんでしょ?」
鋭いな。その通り、ハイブリッドモデル(型式:RP5)は、中古車市場でも非常に人気が高い。
特にこのご時世、ガソリン代の高騰は家計に直結するからな。「どうせ買うなら燃費の良いハイブリッドを」と考えるのは自然な流れだ。
ただし、注意点が一つある。
それは「駆動用バッテリーの寿命」だ。
ハイブリッド車は、ガソリン車にはない「大きなバッテリー」を積んでいる。これはもちろん消耗品で、いつかは交換が必要になる。
一般的に、メーカーの特別保証は新車から10年または走行距離20万kmあたりで切れることが多い。
「え、じゃあ古くなったハイブリッドはダメってこと?」
いや、そういうわけじゃない。
ただ、査定する側(買取店)は、「この車を買い取った後、もしバッテリーがダメになったら、交換費用(数十万円)がかかるリスク」を考慮する。
だから、年式が古くなってきたり、走行距離が10万kmに近づいてきたりしたハイブリッド車は、そのバッテリー交換のリスクが査定額に影響し始める可能性がある。
まさに、バッテリーの価値がまだ十分に残っている「2025年」あたりが、高額査定を引き出せる一つの区切りになるかもしれない、というわけだ。
結局のところ、どのグレードであっても、ステップワゴンの価値の軸は「スライドドアの動作」や「荷室のキレイさ」、そして「わくわくゲートの機能」にある。家族みんなで使い倒す車だからこそ、その「実用性」がしっかり機能しているかが、査定の肝になるんだな。
相場が下がり始める前兆は?
「ふむふむ。グレードや年式で差が出るのはわかったわ」
「うむ。だがなママ、一番重要なのはそこじゃない」
「え、まだあるの? もうお腹いっぱいよ」
パパの調査はまだ終わらないぞ。
ここまでは「今、なぜ高く売れるか」というポジティブな理由を並べてきた。
だが、物事には必ず裏側がある。つまり、「この先、なぜ価値が下がっていくのか」という“下落リスク”だ。
「まだ乗れるし、愛着もある。急いで売Rなくても…」
多くのステップワゴンオーナーがそう思うはずだ。その気持ち、よくわかる。
だが、車には「ここまで」という明確な“崖”が存在する。その崖が近づいているサイン、つまり「相場が下がり始める前兆」を見逃してはいけない。
10万km超で整備費が跳ね上がる
「やっぱり『走行距離』でしょ? 10万km超えるとダメってよく聞くし」
その通り。ママにしては鋭いな。
日本では昔から「10万km=車の寿命」みたいなイメージが根強く残っている。
もちろん、今の日本車、特にホンダのエンジンは10万kmくらいじゃビクともしない。だが、「中古車として買う側」の心理的なハードルは、今でもかなり高いんだ。
そして、理屈の上でも「10万km」は一つの節目になる。
なぜ10万kmが節目なのか?
- タイミングベルト(またはチェーン):
ステップワゴンRP型はタイミングチェーン式なので、基本的には交換不要と言われている。だが、補機類(ウォーターポンプやベルト類)は別だ。 - 足回り(サスペンション):
ショックアブソーバーやブッシュ(ゴム部品)類がヘタってくる。乗り心地が悪くなるだけでなく、交換となると10万円単位の出費だ。 - 点火系(プラグなど):
エンジンを動かすための重要部品。これも10万km前後が交換目安だ。
「うわ…なんかよく分からないけど、一気に色々来そうね」
そう。10万kmを超えると、こういう「走るために必須だけど、高額な交換部品」が一斉に寿命を迎え始める。
買取業者は、この「将来かかる整備費」を当然のように査定額から差し引いてくる。10万kmを超える“前”と“後”で、査定額がガクンと落ちるのはこのためだ。
3回目車検 → バッテリー/足回り同時に来る
「じゃあ、走行距離だけ気にしてればいいのね?」
甘いな、ママ。もう一つの時限爆弾、それは「年式」だ。
特に、3回目(7年目)と5回目(11年目)の車検は、家計にとって大きな関門になる。
なぜなら、「走行距離」に関わらず、時間経過で劣化する部品が一気に交換時期を迎えるからだ。
車検で高額になりがちな部品
| 交換時期の目安 | 部品名 | 予想される費用(部品+工賃) |
|---|---|---|
| 5年〜7年(3回目車検) | バッテリー(通常) | 2万円〜4万円(アイドリングストップ車用は高額) |
| タイヤ | 6万円〜10万円(ミニバン用は減りが早い) | |
| 7年〜(3〜4回目車検) | 足回り(前述) | 10万円〜 |
| エアコン関連 | 5万円〜(ガス補充では効かない場合) | |
| ハイブリッド(RP5) | 補機バッテリー | 3万円〜5万円 |
「うっ…タイヤだけで10万近く飛ぶの!? ミニバンって維持費もヘビー級なのね…」
その通り。車体が重く、人も荷物も満載で走るミニバンは、乗用車よりもタイヤや足回りへの負担が大きい。
3回目の車検(7年落ち)あたりで、「高額なタイヤ交換」と「バッテリー交換」が同時にやってくる。
ここで「あと2年乗るために、20万円近く払うか?」それとも「この20万円を頭金にして、新車に乗り換えるか?」という選択を迫られるわけだ。
多くの人が「乗り換え」を選ぶから、このタイミングで中古車市場にタマ数が増え、相場が下がりやすくなる。
フロント周り修理は評価急減
最後に、これは前兆というか、すでに価値が下がってしまっているケースだ。
それは「修復歴」の有無。
「修復歴って、ちょっとぶつけただけでもダメなの?」
いや、バンパーを擦ったとか、ドアを軽く凹ませた程度なら「修復歴」にはならない。
問題は、車の骨格(フレーム)部分を修理・交換した場合だ。
例えば、フロント部分を大きくぶつけて、ラジエーターを支える「コアサポート」や「インサイドパネル」を修理した場合。
こういう車は、いくらキレイに直っていても「修復歴アリ」となり、査定額は数十万円単位で急落する。
なぜなら、いくら直しても「真っ直ぐ走らない」「安全性が担保できない」といったリスクを抱えるからだ。
もし、ステップワゴンのようなファミリーカーで「前の事故」があると、家族の安全を気にする買い手はまず選ばない。
「いや、ウチのは事故ってないし」という場合でも、フロント周りに不自然な隙間や塗装の色の違いがないか、確認しておいて損はないぞ。
車検 vs 売却|実用性と家計のバランスで比較
「10万kmだの、7年目の車検だの…わかったわよ。つまり、お金がかかるタイミングが『売り時』のサインってことね」
「うむ。だがなママ、問題はそう単純じゃない」
「まだあんの!?」
そうだ。問題は「家計」と、ステップワゴンが持つ「実用性」とのバランスだ。
「車検を通してあと2年乗る」のと、「車検前に売却して乗り換える」のと、どちらが我が家にとって“賢い”選択なのか。
ここが一番の悩みどころだろう。サルヂエファミリー、徹底検証だ。
ステップワゴンは燃費で劣りがち
まず、冷静なデータとして目を向けたいのが「燃費」だ。
「え、ステップワゴンって燃費悪いの? 友だちはそんなこと言ってなかったけど」
「いや、RP型のガソリン車(1.5Lターボ)は、当時としては画期的な『ダウンサイジングターボ』で、パワーと燃費を両立させていたんだ。そこは間違いない」
だが、時代は進んだ。
最大のライバルであるノア/ヴォクシー(90系)の最新ハイブリッドは、カタログ燃費(WLTCモード)で23.0km/Lを超える。
対して、ステップワゴンRP型のハイブリッド(e:HEV)は20.0km/L、ガソリン車に至っては13.0km/L前後だ。
ガソリン代のざっくり比較(年間1万km走行、レギュラー170円/Lとして)
- ノアヴォク新型HV (23.0km/L): 約73,913円
- ステップワゴンRP型 HV (20.0km/L): 約85,000円
- ステップワゴンRP型 ガソリン (13.0km/L): 約130,769円
「うわっ…! ガソリン車だと、新型ハイブリッドと比べて年間5万円以上違うじゃない!」
もちろん、これはカタログ燃費での比較だし、ハイブリッド車は車両本体価格が高い。
だが、「乗り続ける」ことを選んだ場合、このガソリン代の差額(ランニングコスト)を、この先ずっと払い続けることになる、という事実は重い。
税金/タイヤ代で差が出る
「燃費だけじゃないわよね? さっき言ってた『維持費』よ」
その通り。
特に年式が古くなると、ボディブローのように効いてくるのが「税金」と「消耗品費」だ。
- 自動車税の重課(グリーン化特例):
新車登録から13年を超えたガソリン車(ハイブリッド車は対象外)は、自動車税が約15%重くなる。
ステップワゴン(1.5L)の場合、通常34,500円が約39,600円になる。
「RP型は一番古くても2015年式だから、13年後は2028年か…。まだ先ね」
そう思うだろ? だが「売る時」を考えてみろ。買う側は「あと数年乗ったら税金が上がる車」として見る。当然、査定にも響いてくる。 - タイヤ代(前述):
さっきも出たが、ミニバン用のタイヤは高い。車検のタイミングで「車検代10万円+タイヤ代10万円=合計20万円」といった出費は現実的に起こり得る。
車検を通す、ということは、この「近い将来確実にやってくる高額な維持費」を払う覚悟を決める、ということでもあるんだ。
新型安全性能の恩恵が売却判断を後押し
「でもねぇ、パパ。お金のことばっかりじゃないのよ」
「と、言うと?」
「『わくわくゲート』とか『床下収納』とか、あの使い勝手はやっぱり捨てがたいのよ! 子どもが小さいウチは、アレが一番!って思うわけ」
ママの言う通り、そこがステップワゴンRP型の最大の魅力だ。
だが、パパとしては、もう一つ、お金では買えない価値に目を向けるべきだと思う。
それは「最新の安全性能」だ。
ステップワゴンRP型も「Honda SENSING」を搭載し、当時の安全基準は満たしている。
だが、新型ステップワゴン(RP6〜8型)や、ライバルの新型ノアヴォクが搭載する最新の安全システムは、その頃とは比較にならないほど進化している。
- 認識範囲の拡大: カメラやレーダーの性能が上がり、より遠くの歩行者や自転車まで認識できる。
- 渋滞時の追従機能(ハンズオフ): 高速道路の渋滞時など、一定条件下でハンドルから手を放せる機能(※ホンダセンシング エリートなど)。
- 駐車支援システム: もはや、ボタン一つで勝手に駐車してくれるレベルだ。
「うっ…それは確かに魅力的かも。駐車、いまだに苦手だし…」
「だろう? 『使い慣れた実用性』を(売却して)手放す代わりに、『最新の安全性』と『運転のラクさ』を(乗り換えて)手に入れる、とも言える」
家族を乗せる車だからこそ、この「安全性のアップデート」をどのタイミングで行うか。
車検代や維持費という「家計の理屈」と、家族の安全という「最大の価値」を天秤に掛けるのが、今回の「車検 vs 売却」問題の本質なんだ。
【30秒診断】あなたのステップワゴン、売り時です?
「うーん…。理屈はわかったけど、結局、ウチ(あるいはウチの友人)の場合はどう判断したらいいわけ?」
「ママ、いい質問だ。まさにそこだよな」
「『2025年が売り時』って言われても、7年落ちの人もいれば、まだ3年落ちの人もいるもんね」
そうだ。家族構成も、車の使い方も、家計の状況も、家庭によって全く違う。
そこで、サルヂエファミリー特製、「ステップワゴンRP型・売り時かも? 30秒診断」をやってみよう。
理屈抜きで、直感で「YES」か「NO」で答えてみてくれ。
ステップワゴン「売り時?」YES/NO診断
Q1. 子どもが小学生以上になり、ベビーカーを載せなくなった。
(YES / NO)
Q2. 「わくわくゲート」より「電動スライドのテールゲート」が羨ましいと思うことがある。
(YES / NO)
Q3. 次の車検(または12ヶ月点検)で、タイヤ交換かバッテリー交換が必要だと言われている。
(YES / NO)
Q4. 今のステップワゴンの走行距離が「8万km」を超えている。
(YES / NO)
Q5. 最新の「駐車支援システム」や「ハンズオフ機能」に強い魅力を感じる。
(YES / NO)
Q6. 今の駐車場(自宅や職場)が狭く、大きなミニバンの取り回しを負担に感じることがある。
(YES / NO)
…さて、どうだったかな?
「うーん…友人の場合だと…Q1とQ3は『YES』ね。Q5もちょっと迷ってたかな」
「ふむ。この診断で、YESが3つ以上ついたなら…」
それは、ステップワゴンの「圧倒的な実用性(わくわくゲートや荷室の広さ)」というメリットよりも、「維持費の負担」や「新型車への魅力(安全性・快適性)」というデメリット(あるいは乗り換えの動機)が上回り始めているサインだ。
▼ YESが3つ以上だった家庭は…
まさに「売り時」が近づいている可能性が高い。
もちろん、今すぐ売るかどうかは別として、「もし今売ったらいくらになるのか?」を知っておくことは、家計の防衛上、絶対に必要だ。
「えー、でも査定って面倒く S…」
「ママ、その『面倒くさい』が、数十万円の損を生むんだぞ!」
いいか? H2-2でも言ったが、ステップワゴンは「国内のファミリー需要」と「海外の輸出需要」が混在している車だ。
近所のディーラーや中古車屋さん“だけ”に持っていくと、その店が「海外輸出」に弱かった場合、輸出相場を反映しない安い査定額を提示されるリスクがある。
「じゃあどうしろと」
だから、ネットの「一括査定サイト」の出番なんだ。
これなら、スマホからポチポチ入力するだけで、ステップワゴンRP型を高く買ってくれる業者(ミニバン専門店や輸出業者も含む)が、一斉に競争(=見積もり合戦)を始めてくれる。
「『YES』が3つ以上ついた人は、次の車検代(タイヤ代とか)を払う“前”に、一度、今の愛車の『最高額』を調べてみる。これが合理的判断ってやつだ」
「ふん、パパの理屈はともかく、『今の価値を知っとく』のは、まぁ、大事かもね」
高額査定のコツ|ステップワゴン特有のチェック
「さて、売り時診断で『YES』が多かったそこのアナタ」
「うっ…友人のことだけど、なんだか耳が痛いわ」
「ふむ。もし『売る』という選択肢が現実味を帯びてきたなら、次は『いかに1円でも高く売るか』というフェーズだ。ここからは実践編だぞ」
「どうせなら高く売りたいわよ! でも、洗車して掃除機かけるくらいしか思いつかないんだけど」
「甘い! 甘すぎるぞママ!」
もちろん、車をキレイにしておくのは基本中の基本だ。だが、ステップワゴンのようなファミリーカーには、ファミリーカー特有の「査定士が厳しくチェックするポイント」がある。
ここを押さえるかどうかで、査定額は確実に変わってくるぞ。
スライドドアの動作確認
まず、ステップワゴンの命とも言える「スライドドア」だ。
「あー、子どもが駐車場で(隣の車にぶつけないように)無理やり開けようとしたり、坂道で開け閉めしたり、確かにハードに使ってるわよね」
「そうだ。査定士が絶対に見るポイントがここだ」
チェックリスト
- 電動(パワースライド)の動作: スイッチやドアノブで、スムーズに全開・全閉するか?
- 異音や引っかかり: 開け閉めの途中で「ギーギー」「ガガガ」といった異音がしないか? 途中で止まったり、動きが遅くなったりしていないか?
- イージークローザー: 半ドアの状態から、自動で「ウィーン」と閉まる機能が正常に作動するか?
もし、査定時に動きが悪いと「あ、モーターかワイヤーが弱ってるな。修理費〇万円マイナスですね」と、即座に減額の口実にされてしまう。
特にRP型は「わくわくゲート」という特殊機構もある。あそこの開閉(縦開き・横開き)が両方ともスムーズかも、もちろん見られる。毎日使う場所だからこそ、査定前にしっかり動作確認しておきたい。
後席シートの汚れ対策
次に、パパが「ファミリーカー査定の天国と地獄」と呼んでいる場所…そう、2列目・3列目の「後席シート」だ。
「(ギクッ)…お菓子とか、ジュースとか…ねぇ」
「そう! 怪獣たち(子ども)の戦場だからな! 食べこぼしのシミ、ジュースのベタつき、クレヨンの落書き…。これらは査定士にとって絶好の減点ポイントだ」
「でも、もう何年も前の汚れちゃってるし…」
「諦めるのはまだ早い。もちろん、何万円もかけてプロのクリーニングに出す必要はない。だが、『できる限りキレイにした』という努力を見せることが、査定士の心証を良くする上で非常に大事なんだ」
やるべきこと
- 徹底的な掃除機がけ: 特に「シートの隙間」「シートベルトの付け根」「フロアマットの下」は、お菓子のカスや砂が溜まっている。ここを徹底的に吸い出す。
- シミへの対処: 中性洗剤を薄めたお湯でタオルを固く絞り、シミの部分を「叩く」ようにして汚れを浮かす。ゴシゴシ擦ると広がるから厳禁だ。
- 拭き掃除: 手垢がつきやすいドアの内張りや、前のシートの背面(子どもが蹴る場所)も、キレイに拭き上げておく。
シートの状態は「この車がどれだけ大事に乗られてきたか」の指標になる。シミだらけだと「内装がこれなら、オイル交換とかの整備もズサンかもな」と思われてしまうからな。
天井・荷室の擦り傷
シートと並んで見落としがちなのが「天井」と「荷室」だ。
「天井? 子どもの手が届かないじゃない」
「甘いなママ。子どもが室内で傘を振り回したり、長いおもちゃを立てかけたりしなかったか? 天井のライナー(内張り)に黒い擦り傷や、ジュースを飛ばしたようなシミ、手垢がついてることが意外と多い」
「あ…」
「そして『荷室』。ここも戦場だ」
ベビーカーを雑に突っ込んだり、泥だらけのキャンプ道具を引きずったりして、荷室の側壁(プラスチック部分)や床が傷だらけになっていないか?
こういう「使い倒し感」は、査定額にジワジワ響く。
天井の汚れも、水拭きや中性洗剤で落ちるものは落としておく。荷室の傷は消せないが、せめて泥汚れなどはキレイに掃除しておく。
「家族で使ってたけど、キレイに使ってましたよ」というアピールが、査定額を底上げするんだ。
もちろん相見積もりで10〜30万円差
そして、パパが今日一番言いたいこと。これが最強のコツだ。
「もう分かったわよ。『相見積もり』でしょ?」
「その通り! これまでの『掃除』とか『動作確認』は、言ってみれば“小技”だ。査定額を数万円アップさせるための、いわば“守り”のテクニックだ」
「だが、『どこに売るか』という選択ミスは、平気で10万円、いや30万円以上の損を生む! これは“攻め”の戦略だ!」
「さんじゅうまん!?」
そうだ。H2-2で詳しく解説したが、ステップワゴンは「国内のファミリー向け」に売る業者と、「海外の輸出向け」に売る業者とで、買い取りたい価格が全く違う。
- A社(ディーラーなど): 「国内で再販します。走行距離が8万km超えてるので、査定は100万円ですね」
- B社(輸出業者): 「このスパーダは海外で大人気です。走行距離は関係ありません。130万円で買います!」
こういうことが、日常茶飯事に起きている。
それを、知らずにA社(例えば、いつも付き合ってるディーラーへの下取り)だけで決めてしまうのが、家計にとって一番の損失だ。
「だから『カーセンサー』や『カービュー』みたいな一括査定サイトを使って、この『B社(=一番高く買う業者)』を自動的に見つけ出す作業が必須なんだ。これは『コツ』というより、もはや『義務』だな」
「なるほどね…。掃除も大事だけど、それ以上に『高く買ってくれる人』を探すほうが、インパクトはデカいってことね」
「うむ。その通りだ!」
まとめ|“使い勝手の良さ”の価値がある今が判断のタイミング
「ふぅ〜。パパのうんちく、お疲れ様。長かったわ…」
「こら。だが、これでステップワゴンRP型がなぜ『2025年が売り時』と言われるか、その理由が骨身に染みてわかったんじゃないか?」
「まぁね。『わくわくゲート』みたいな唯一無二の価値があるうちに、ノアヴォクが高すぎて手が出ない層が中古に流れてきてて、さらに新車の供給が戻りきる前…っていう、いろんな理由が重なったタイミングが『今』ってことね」
その通り! まさに「理屈(市場相場)」と「感情(愛着や使い勝手)」の交差点だ。
ステップワゴンRP型は、間違いなくホンダの歴史に残る「傑作ファミリーカー」だ。あの使い勝手は、多くの家族の思い出と密接に結びついているはず。
だからこそ、「なんとなく乗り続ける」のはもったいない。
その「使い勝手の良さ」という“価値”が、中古車市場で(いろんな追い風もあって)最高に評価されているのが「今」なんだ。
一方で、車は機械だ。
乗れば乗るほど、時間が経てば経つほど、「10万kmの壁」や「7年目の車検」といった、高額な維持費が必ず発生する。
そして、そのタイミングで売ろうとすると、市場価値はガクッと下がっている…
「思い出はプライスレスだけど、車の価値はプライスレスじゃない、ってことね」
「うむ。厳しいが、それが現実だ」
だからこそ、判断のタイミングが重要になる。
車検代やタイヤ代で数十万円を払って「あと2年」乗り続けるのか。
それとも、その数十万円を払う“前”に、今一番高い査定額をつけてくれる業者を見つけて、「最新の安全性能」や「低燃費」を備えた次の車に乗り換える頭金にするのか。
これは、どっちが正解という話じゃない。
それぞれの家族の「生活価値」が、どこにあるか、という話だ。
「うちの家族は、まだベビーカー必須だし、わくわくゲートが最強!」というなら、車検を通して乗り続けるのが正解だろう。
「子どもも大きくなったし、そろそろ運転がラクな車もいいかも…」と思い始めたなら、それは売却のサインだ。
「パパの理屈はもう十分わかったわよ。で、結局、友だちに何てアドバイスするのよ?」
「もちろん、こうだ」
「今の愛着(価値)と、将来の維持費(コスト)を天秤にかけるために、まずは『今、いくらで売れるのか』という“事実”を知るところから始めよう」、と。
その「事実」を知るためには、1社でも多くの業者、特にミニバン専門店や輸出業者に声をかける必要がある。
『カーセンサー』や『カービュー』といった一括査定サイトは、そのための「最強の道具」だ。
スマホひとつで、愛車の「最高額」を知ることができるんだから、使わない手はないだろう。
「ふむ。まずは『知る』こと。それがサルヂエファミリーの基本だもんね。よし、友人にも教えてあげよっと!」
「うむ。それが合理的判断というものだ!」

