(サルヂエファミリー・ママ)「ねえパパ、聞いてよ。この前ママ友のAさんがさ、旦那さんの古い車を廃車するのに、すっごい苦労したんだって」
(サルヂエファミリー・パパ)「ほう。苦労した、とは?」
(ママ)「なんか、車検も切れちゃって動かせないし、ディーラーに頼んだら『処分費用』だの『レッカー代』だので、結局5万円くらいかかったって。しかも、手続きの書類がややこしくて、役所行ったり来たり…。考えただけでウンザリ。うちも将来買い替える時、あんな面倒なことになるのかしら…」
(パパ)「ふっふっふ。ママ、それはもしかしたら、Aさんは少し『損』なやり方を選んでしまったのかもしれないぞ」
(ママ)「は? 損? だって廃車って『車を捨てる』んでしょ? お金がかかるのが当たり前じゃないの?」
(パパ)「それが最近の常識とは限らないらしいんだ。俺もその話を聞いて気になって調べてみたんだが、最近は『廃車費用0円』どころか、『廃車でお金が戻ってくる』なんて話もある」
(ママ)「0円? むしろプラス? 怪しすぎ。どうせ後から『手数料だ』『手続き代行費だ』って取られるんでしょ。タダより高いものは無いって言うじゃない」
(パパ)「その理屈っぽさが俺に似てきたな(笑)。だが、その『なぜ0円なのか』『本当に追加費用はないのか』『お金が戻るって何のこっちゃ』を、俺たちサルヂエファミリーが徹底的に調べてみた!というのが今回の企画だ」
(ママ)「はいはい、パパのうんちく企画ね。でも、Aさんみたいに損するのは嫌だから、本当に得する方法があるならちゃんと分かりやすく解説してよ!」
(パパ)「任せろ。今回は特に、俺たちが調べた『ナビクル廃車買取(car-doc.biz)』っていうサービスを参考にしながら、廃車の手続きから費用、還付金の仕組みまで、家族会議で丸裸にしていくぞ!」
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廃車に本当にお金はかかるの?費用構造と「無料買取」の仕組み
(ママ)「で、早速だけど、本題よ。結局、廃車費用っていくらかかるの? Aさんが5万円取られたって話、あれが普通なの?」
(パパ)「ママの言う通り、まずは『従来の廃車』、つまりAさんのようにディーラーや中古車店、街の解体業者に『処分だけ』を依頼した場合の費用を見てみよう。これが一般的な相場観だ」
廃車費用の内訳:レッカー代・解体費・手続き代行料など
(パパ)「車を『ゴミ』として処分するには、当然コストがかかる。主にこんな感じだな」
| 項目名 | 費用の目安 | 概要 |
|---|---|---|
| レッカー代(引取費用) | 約5,000円 ~ 30,000円 | 車が自走不能(車検切れ、故障など)の場合、保管場所から解体工場まで運ぶ費用。距離によって変動する。 |
| 解体費用 | 約10,000円 ~ 20,000円 | 車をプレスして鉄くずにしたり、エアバッグなどを適切に処理したりする作業費だ。 |
| 抹消登録手続き代行費用 | 約5,000円 ~ 20,000円 | 陸運局での廃車手続き(抹mっしょうとうろく)を代行してもらう手数料。これをやらないと税金が来続けるからな。 |
| リサイクル料金 | 約7,000円 ~ 20,000円 | (※注意点あり) |
(ママ)「ほら見なさいよ! 全部足したら平気で5万円くらいになるじゃない! やっぱり廃車はお金がかかるんじゃない!」
(パパ)「落ち着けママ。まず一つ目のうんちくだ。最後の『リサイクル料金』。これは、平成17年(2005年)以降に新車購入したり、それ以降に車検を受けたりした車なら、基本的に購入時や車検時に『預託済み(前払い)』なんだ。だから、改めて請求されることはほぼない。リサイクル券っていうのが車検証と一緒にあるはずだ」
(ママ)「ふーん。まあ、それが無かったとしても、レッカー代とか解体費で数万円はかかるわけでしょ?」
(パパ)「そう。そこがポイントだ。今までの常識なら、そうなっていた。だが、ここで『廃車買取業者』の登場だ」
なぜナビクルでは0円で廃車できるのか?
(パパ)「俺たちが調べた『ナビクル廃車買取(car-doc.biz)』みたいな専門業者は、なぜ廃車費用を無料にできるのか。そのカラクリは、彼らがAさんのような車を『ゴミ』ではなく『商品』として見ているからだ」
(ママ)「あんなボロボロの車が商品?」
(パパ)「そうだ。彼らは買い取った車を、多様なルートで収益化する仕組みを持っている。ボランティアじゃない、ビジネスなんだ」
廃車買取業者が0円(またはプラス)で買い取れる理由
- 海外への再販ルート
日本では「もう誰も乗らない」ような古い車(低年式・過走行)でも、海外では「まだまだ現役」として需要が高い国がたくさんある。彼らはそこに直接輸出するルートを持っているんだ。- リサイクル部品(パーツ)としての販売
車としては動かなくても、エンジンやドア、バンパー、カーナビなど、使える部品は個別にリサイクルパーツとして販売できる。- 資源(鉄スクラップ)としての価値
最終的に車体がバラバラになっても、鉄やアルミなどの資源には価値がある。これを資源として売却するんだ。
(パパ)「つまり、これらの売上(利益)が見込めるから、僕ら(消費者)から手数料(レッカー代や解体費)をもらわなくても、十分に商売として成り立つ。むしろ『仕入れ』として買い取ってくれる、というわけだ」
(ママ)「なるほどね…。利益が出るから、面倒な手続きも無料で代行してくれるってこと?」
(パパ)「その通り。ナビクルのサイト(car-doc.biz)を見ても、『引取り手数料』『レッカー代』『解体費用』『手続き代行費用』がすべて無料、さらに『原則0円以上で買取』と明記されている(2025年11月調査時点)」
(ママ)「でもさ、パパ。そういうのって、絶対『※一部例外がございます』とか小さく書いてあるんでしょ。離島とか、地下駐車場の一番奥で動けないとか」
(パパ)「ママ、鋭い。まさにその通りだ。ナビクルのサイトにも『※一部例外がございます』とは書いてある。それと、他社の情報だが『契約が成立した後のキャンセルには料金がかかる』(ナビクルも有料)といったケースもある。だから、『無料』という言葉だけで飛びつかず、『自分の車の状態や保管場所でも、本当に無料の対象になるか』は、見積もりを依頼する段階でハッキリさせておく必要がある。これは鉄則だな」
(ママ)「ふん。まあ、ディーラーに最初から『処分お願いします』って数万円払うよりは、まず無料で見積もり取ってみる価値はありそうね」
(パパ)「だろ? まずは『お金を払う』前提から、『いくらになるか(0円以上か)』を聞いてみる、という思考の転換が大事なんだ。じゃあ次は、一番面倒くさい『手続きと必要書類』について解説するぞ」
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廃車手続きの流れと必要書類:最短で終わらせるコツ
(ママ)「はい、来ました! Aさんが一番『キーッ!』ってなってた、廃車手続きと必要書類の話。こういう役所系の手続きって、なんであんなに分かりにくいのかしら。結局『何が』『どこで』必要なのよ!」
(パパ)「まあ待て。ここが一番の山場だが、整理すれば怖くない。まず大前提として、『普通車』と『軽自動車』で手続きの場所も書類も違う。これをゴチャ混ぜにするとパニックになるぞ」
(ママ)「げっ、そうなの? めんどくさ…」
(パパ)「そこを面倒くさがらない! サルヂエファミリーのモットーだろ? 違いをしっかり理解することが、最短で終わらせるコツだ。まず、この表を見てくれ」
普通車と軽自動車で違う手続きと書類
(パパ)「普通車は『永久抹消登録』、軽自動車は『解体返納』という名前の手続きになる。管轄が違うんだ」
| 比較項目 | 普通車 | 軽自動車 |
|---|---|---|
| 手続きの場所 | 陸運支局(ナンバープレートの管轄) | 軽自動車検査協会(ナンバープレートの管轄) |
| 手続きの種類 | 永久抹消登録 | 解体返納 |
| 主な必要書類(本人申請の場合) | 1. 自動車検査証(車検証) 2. ナンバープレート(前後2枚) 3. 所有者の印鑑証明書(発行後3ヶ月以内) 4. 所有者の実印 5. リサイクル券(預託済みの場合) 6. 移動報告番号と解体報告日(※) |
1. 自動車検査証(車検証) 2. ナンバープレート(前後2枚) 3. 所有者の認印(※法人は代表者印) 4. リサイクル券(預託済みの場合) 5. 解体届出書(※) |
(パパ)「※印の『移動報告番号』や『解体届出書』は、通常、車を引き取った解体業者が発行してくれるものだ。自分で解体するわけじゃないからな」
(ママ)「うわ…。やっぱり書類いっぱいあるじゃない。しかも『印鑑証明書』って…。あれ、平日しか取れないし、期限もあるし、最悪!」
(パパ)「そうなんだ。特に普通車の廃車手続きは、実印と印鑑証明書が必要になるからハードルが高い。一方で、軽自動車は認印でOK。この差はデカいぞ」
(ママ)「てことはよ、パパ。ナビクルみたいな買取業者に頼んだら、この『印鑑証明書』とかも全部やってくれるの?」
(パパ)「いや、それは違う。重要なポイントだ。業者が『代行』してくれるのは、あくまで陸運局や軽自動車検査協会での『申請作業』だ。『印鑑証明書』や、業者に手続きを任せるための『委任状(実印を押す)』を準備するのは、僕ら(所有者)なんだ」
(ママ)「なーんだ。結局、役所には行かなきゃいけないんじゃない」
(パパ)「だが、行く回数が違う。ナビクル(car-doc.biz)のような業者に頼めば、基本的に『車を引き渡す日までに必要書類を揃えて渡す』だけで、あとの面倒な申請は全部やってくれる。自分でやろうとしたら、書類の不備で何度も陸運局と自宅を往復…なんてことになりかねない」
(ママ)「Aさんがハマったの、それかも…」
手続き期限と、気をつけたい税金のタイミング
(パパ)「そしてもう一つ。廃車は『いつやるか』がめちゃくちゃ重要だ。ここをミスると、払わなくていい税金を払うハメになる」
(ママ)「出た、税金。自動車税ってやつね」
(パパ)「その通り。自動車税(軽自動車税)は、『毎年4月1日時点の所有者』に、その年度の1年分が課税される仕組みだ」
廃車のベストタイミングは「3月末まで」!
- 3月31日までに廃車手続き(抹消登録)を完了させる
→ 翌年度の自動車税(4月からの分)は課税されない。- 4月1日を1日でも過ぎてしまう
→ 翌年度の自動車税の納付書(1年分)が5月頃に届いてしまう。
(ママ)「えっ、じゃあ4月2日に廃車したら、1年分まるまる払うの!? たった1日遅れただけで!?」
(パパ)「(普通車の場合は)正確には、後で『還付』といって払いすぎた分は戻ってくるんだが(詳細は次のH2で解説する)、軽自動車税には還付制度がない。つまり、軽自動車を4月2日に廃車すると、マジで1年分(約1万円)を丸損することになる」
(ママ)「こわっ! 軽自動車は絶対3月中に終わらせなきゃダメってことね」
(パパ)「そうだ。だから、年度末の3月は陸運局も軽自動車検査協会も激混みする。『3月中に手続きすればいいや』と悠長に構えて、書類不備で間に合わなかったら最悪だ。廃車を決めたら、3月と言わず、なるべく早く動くのが節約の鉄則だな」
(ママ)「なるほどね…。『無料』とか『買取』とかに目が行きがちだけど、こういう税金のタイミングをミスらないことも大事なんだ」
(パパ)「その通りだ。費用を0円にしても、税金で1万円損したら意味ないからな。じゃあ次は、さっき出た『戻ってくるお金(還付金)』について詳しく見ていくぞ」
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廃車で戻るお金「還付金」とは?普通車・軽で違う仕組み
(ママ)「さっきからパパが言ってる『還付金(かんぷきん)』って何よ。払った税金が戻ってくるってこと? Aさんはそんなの貰ってないって言ってたけど」
(パパ)「それはAさんが損した(かもしれない)ポイントの2つ目だな。廃車手続きをすると、法律に基づいて『払いすぎた税金』の一部が戻ってくる制度があるんだ。これを還付金という」
(ママ)「払いすぎた税金?」
(パパ)「そうだ。H2-2で『自動車税は4月1日に1年分を前払いする』って話をしただろ? 例えば、5月末に1年分(12ヶ月分)を払ったのに、10月末に廃車したとする。そうすると、11月~翌3月までの5ヶ月分は、車に乗ってないのに税金を前払いしちゃってることになる」
(ママ)「あ、なるほど。その『払いすぎた5ヶ月分』が戻ってくるってことね!」
(パパ)「そういうことだ! ただし! ここでも『普通車』と『軽自動車』で大きな違いがある。ここを間違うと『貰えるはずだったのに!』と大損するぞ」
還付金の種類と受け取り方
(パパ)「まず、廃車で戻ってくる可能性のある還付金は、大きく分けて3つだ」
廃車で戻ってくる還付金
- 自動車税(種別割)の還付
- 対象:普通車のみ
- 仕組み:廃車手続き(抹消登録)が完了した翌月~翌3月までの月割り分が還付される。
- 注意点:軽自動車税には、この月割りの還付制度がない。
- 自動車重量税の還付
- 対象:普通車・軽自動車どちらもOK
- 仕組み:車検の残存期間が1ヶ月以上ある状態で、適正に解体された場合(永久抹消登録 or 解体返納)に限る。
- 注意点:車検切れの車は当然、対象外。
- 自賠責保険料の還付
- 対象:普通車・軽自動車どちらもOK
- 仕組み:車検残存期間が1ヶ月以上あれば、保険会社に自分で申請すれば戻ってくる。
- 注意点:これは『税金』ではなく『保険料』。廃車業者ではなく、自分で保険会社に連絡する必要がある場合が多い。
(ママ)「ちょっと待った! 一番大事なこと書いてあるじゃない! 『軽自動車税には還付制度がない』って!?」
(パパ)「そうだ。これが最大の注意点だ。H2-2で『軽自動車は4月1日を過ぎると1年分丸損』と言ったのはこれが理由だ。普通車なら、たとえ4月や5月に廃車しても、残りの月の分はちゃんと戻ってくる。だが、軽自動車は1円も戻ってこない」
(ママ)「ひどい…。じゃあ、軽自動車の廃車は、何がなんでも3月31日までに終わらせないとダメなのね…」
(パパ)「そういうことになるな。逆に普通車は、慌てて3月にやらなくても金銭的なダメージは(軽自動車ほどは)ない。まあ、自動車税を一度立て替えて払う手間は発生するが」
(ママ)「じゃあ、その『ナビクル廃車買取(car-doc.biz)』みたいな業者に頼んだら、こういう還付金の手続きも全部やってくれるわけ?」
(パパ)「ナビクルのサイト(car-doc.biz)を見ると、『自動車税・重量税・自賠責保険の還付金もお客様へお返しします』と明記されているな(2025年11月調査時点)。重量税の還付手続きなんかは、解体とセットだから業者がやってくれる」
(パパ)「ただし、さっきも言ったが自賠責保険は『保険会社との契約』だから、業者によっては『ご自身で保険会社に連絡してくださいね』と言われる可能性もある。これも見積もり時に確認すべき項目だな」
廃車時期によって還付金が変わる理由
(ママ)「なんとなく分かってきた。つまり、廃車 還付金を最大限もらうには、『車検が残ってるうち』に『なるべく早く(特に軽自動車は3月までに)』手続きしろってことね」
(パパ)「その通り! まさに『時は金なり』だ。還付金はすべて『月割り』で計算されるからな」
例:自動車税(普通車)の還付金
- 4月中に廃車手続き完了 → 11ヶ月分が還付
- 5月中に廃車手続き完了 → 10ヶ月分が還付
- ...
- 2月中に廃車手続き完了 → 1ヶ月分が還付
- 3月中に廃車手続き完了 → 0ヶ月分(還付なし)
(パパ)「3月に廃車すると、ギリギリなので還付金は0円だ。だが、翌年度の課税は止められるから、これが一番『キリがいい』タイミングではあるんだ」
(ママ)「なるほどね…。うちの車がもし普通車で、車検がまだ残ってるなら、Aさんみたいに『車検が切れるまで放置』しないで、さっさと廃車にした方がお金が戻ってくるってことか」
(パパ)「そういうことだ。車検切れのボロボロの車でも0円以上で買い取ってくれる業者はあるが、『車検が残っているボロボロの車』なら、『0円以上の買取価格』+『重量税・自賠責の還付金』が手に入る。どっちが得かは明らかだろ?」
(ママ)「納得。もう乗らないって決めたら、1日でも早く動くのが正解ね。でもさ、うちの車みたいにローンが残ってたり、書類なくしたりしてたら、そう簡単にはいかないんじゃないの?」
(パパ)「お、いいところに気づいたな。じゃあ次は、そういう『よくある廃車のトラブル』について解説しよう」
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よくある失敗と注意点:書類紛失・名義違い・ローン残
(パパ)「さて、ここからは応用編だ。廃車費用0円、手続き代行無料、還付金もOK。よし、これで完璧!と思っても、思わぬ落とし穴にハマることがある。それが『所有権』と『書類』の問題だ」
(ママ)「うわ、また面倒くさそうな話…。Aさんも言ってたわ。『車検証の住所が古いままだった』とか『旦那じゃなくて、なんか知らない会社(ローン会社?)の名前になってた』とか」
(パパ)「それ、めちゃくちゃ『あるある』な失敗例だ。廃車手続きは、原則として『車検証に記載されている所有者』じゃないとできない。ここがズレてると、印鑑証明書を持って行っても『あなた誰ですか?』で門前払いだ」
名義が違う・書類をなくしたときの対応
(パパ)「まず、一番厄介なパターンから行こう。『車のローンが残っている』場合だ」
(ママ)「あ、それ気になる。ローン終わってないと廃車できないの?」
(パパ)「厳密には『廃車手続きが(面倒に)なる』だ。ローンを組んで車を買うと、多くの場合、車検証の『所有者』欄は、ディーラーやローン会社(信販会社)の名前になっている。僕ら(使用者)は、あくまで『借りて使っている』状態なんだ」
(ママ)「え、じゃあ所有者はウチじゃないってこと!?」
(パパ)「そういうケースが多い。この場合、廃車するには、まずローンを完済して、ローン会社から『所有権解除』という手続きをしてもらい、車の名義を自分に戻す必要がある。これが前提だ」
(ママ)「うへぇ…。じゃあ、ローンがまだいっぱい残ってたら…」
(パパ)「廃車(車の売却益)だけでは完済できないなら、差額を自己資金で払って、まず完済しないと手続きが進まない。ナビクル(car-doc.biz)のような買取業者も、さすがにローンを肩代わりはしてくれないからな。『まずローン会社に相談してください』となるわけだ」
(ママ)「そりゃそうか…。じゃあ、車検証をなくしたとか、住所変更してないとかは?」
(パパ)「それもよくあるな。一つずつ潰そう」
- 車検証を紛失した場合
- 普通車: 陸運支局で「再発行」の手続きが必要だ。
- 軽自動車: 軽自動車検査協会で「再発行」の手続きが必要。
- 車検証の住所から引っ越している場合(1回だけ)
- 車検証の住所と、今の住所(印鑑証明書の住所)のつながりを証明する必要がある。
- 普通車: 「住民票(除票)」が必要。
- 軽自動車: 「住民票」でOK(認印だから)。
- 何度も引っ越している、または結婚で姓が変わった場合
- 普通車: 「戸籍の附票(ふひょう)」や「戸籍謄本(抄本)」など、住所や氏名の変更履歴がすべて繋がる公的書類が必要。これが一番ややこしい。
(ママ)「…ダメだ、パパ。文字ばっかりで頭に入ってこない。無理」
(パパ)「(笑)まあ、そう言うと思った。要するに、『今の自分』と『車検証の所有者』が、書類上で完全に一致しないとダメってことだ。そして、それを代行業者に頼むにも、結局、住民票とか戸籍謄本を揃えるのは自分自身だ」
(ママ)「はぁ…。やっぱり面倒じゃないの…」
(パパ)「だからこそ、ナビクル(car-doc.biz)みたいな専門業者の出番だ。ナビクルのサイトにも『書類を紛失した』『所有者がローン会社』『住所変更していない』といったケースの相談窓口(Q&A)が用意されている。素人判断で『これは無理だ』と諦める前に、まず『こういう状態なんですけど、どういう書類が必要ですか?』とプロに聞くのが一番早い」
廃車前にやっておくべきチェックリスト
(パパ)「よし。じゃあ、今までの話を全部まとめるぞ。廃車で損しないために、まず確認すべきチェックリストだ」
サルヂエ流! 廃車で損しないためのチェックリスト
- 【費用】 ディーラーや近所の解体屋に「処分」で出す前に、必ず「廃車買取業者(ナビクルなど)」に「買取」の見積もりを依頼したか?
- 【費用】 レッカー代や手続き代行費が「本当に無料」になるか、例外条件(離島、特殊な場所など)に当てはまらないか確認したか?
- 【書類】 車検証の「所有者」は自分名義か?(ローン会社やディーラー名義になっていないか?)
- 【書類】 車検証の「住所・氏名」は、現在の印鑑証明書(または住民票)と一致しているか?
- 【税金】 (軽自動車の場合)廃車手続きは「3月31日」までに絶対に間に合うか?
- 【還付金】 車検や自賠責保険の残存期間は1ヶ月以上あるか?(重量税・自賠責還付金の対象か?)
(ママ)「こうやって見ると、やることはハッキリしてるわね。特に『所有者』と『住所』の確認。これが一番最初にやることね」
(パパ)「その通り。これがクリアできてないと、いくら『費用0円!』って言われても、スタートラインに立てないからな」
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【まとめ】ムダな費用をかけず、最短で廃車するなら?
(ママ)「はー、疲れた。パパのうんちく、お腹いっぱいよ。でも、Aさんが5万円払って、なんで『ナビクル廃車買取(car-doc.biz)』みたいな業者は0円どころか買取になるのか、その理屈はよーく分かったわ」
(パパ)「だろ? 要するに、昔ながらの『処分(ゴミ扱い)』を頼むか、今の時代の『買取(商品扱い)』を頼むか。ただ、それだけの違いなんだ。Aさんは前者を選んでしまった、と」
(ママ)「でもさ、結局『手続き代行』って言っても、印鑑証明書とか住民票は自分で取らなきゃいけないし、ローンが残ってたらまずそれを何とかしなきゃいけない。結局、面倒なことは変わらないんじゃないの?」
(パパ)「確かに、本人じゃないと取れない書類の手間は残る。だが、そこからのプロセスが決定的に違うんだ」
(パパ)「自分で全部やろうとしたら、『書類を揃える』→『車を解体業者に運ぶ(レッカー手配)』→『解体報告をもらう』→『平日に陸運局に行って申請する』…これを全部、不備なくやる必要がある。ママ、できるか?」
(ママ)「…絶対ムリ。陸運局ってどこにあるかも知らないし、平日にそんな何回も休めないわよ」
(パパ)「だろ? 廃車 代行の本当の価値は、そこなんだ。僕らがやるべきことを『必要書類の準備(印鑑証明書など)』だけに最小化してくれて、一番面倒な『レッカー手配』と『平日の役所手続き』を全部巻き取ってくれる。しかも、廃車費用 無料で」
(ママ)「なるほどね…。『無料』って聞くと怪しいけど、『買取』した車の売却益で運営されてるビジネスモデルだって分かれば、納得感はあるわね。むしろ、利益が出るんだから無料で代行してくれないと割に合わないか」
(パパ)「そういうことだ。今回のサルヂエファミリーの調査結果をまとめると、こうなるな」
廃車で損しないための結論
- 「処分」ではなく「買取」を選ぶ
→ まずはディーラーに「処分料」を払う前に、廃車買取専門業者に「査定」を依頼する。- 税金と還付金のタイミングを逃さない
→ 特に軽自動車は「3月末まで」が鉄則。普通車も車検が残っているうちに動けば還付金が戻る。- 面倒な手続きはプロに任せる
→ 書類不備や税金トラブルを避けるためにも、手続き代行(無料)は積極的に使うべき。
(ママ)「ふーん。で、その『ナビクル廃車買取(car-doc.biz)』ってのは、結局どうなのよ。パパ的には『買い』なの?」
(パパ)「『買い』というか(笑)、まず見積もりを依頼する一社としては十分アリだな。サイトを見た限り、『原則0円以上買取』『各種手続き代行無料』『還付金も返金』と、俺たちが今回調べた『損しないためのポイント』は全部押さえている」
(ママ)「でも、どうせ『うちが一番高く買い取ります!』って、どこも言うんでしょ?」
(パパ)「そこがミソだ。廃車買取は『中古車買取』とは少し違う。海外ルートに強い業者、パーツ販売に強い業者で、得意な車種・状態が違うからな。ナビクルの特徴は『買取価格を最大化する仕組み』にあるらしい」
(パパ)「ナビクル(car-doc.biz)は、申し込みがあった車(廃車)の情報を、全国の提携事業者(解体業者や輸出業者など)のオークションにかける仕組みなんだ(2025年11月調査時点)。」
(ママ)「オークション?」
(パパ)「ああ。だから、A社は『パーツ代』として5,000円の価値しか感じなくても、B社が『輸出用』として15,000円の価値を感じるかもしれない。その場合、一番高い15,000円を提示したB社が落札する。結果的に、僕ら(消費者)への買取価格が自動的に一番高くなる、という理屈だ」
(ママ)「なるほど。私たちが相見積もりで走り回らなくても、ナビクルが自動で一番高い業者を探してくれるってワケね。それは合理的だわ」
(パパ)「もちろん、だからといって絶対最高値になるとは限らないし、車の状態によっては本当に0円(※手数料は無料)かもしれない。だが、少なくともママ友のAさんのように、5万円を払って『処分』する未来は避けられるはずだ」
(ママ)「確かに。お金を払うどころか、0円か、もしかしたらプラスになるかもしれないなら、試さない理由はないわね。よし、うちの車もいよいよヤバくなったら、まずここに相談してみるか!」
(パパ)「それが賢明な判断というものだ。サルヂエファミリーの『やってみる』検証、今回はここまで!」