廃車買取

車検切れでも売れる!放置車をお得に手放すための買取ガイド

 

家計の見直しで気づく「放置された車検切れ車」という現実。

「動かないし、どうせ売れない」と思っていない?

実は“車検切れでも買取できる”って本当?

本記事では、車検切れ車の売却の流れ・相場・買取業者選びをわかりやすく解説。

車検切れの車でも売れる?買取できる理由を徹底解説

パパ「なあ、ママ。この前、家計を見直してて気づいたんだけどさ。駐車場にずっと置きっぱなしの、あの古い車。税金と保険だけ払ってるけど、車検切れてるからもう何年も動かしてないよな?」

ママ「そうよ、もう早く片づけたいわよ!動かせないし、どうせ売れないと思って放置してたけど、このまま維持費を払い続けるのももったいないわ。」

子どもたち「あれ、かっこいいけど乗れないんだよねー。ラジコンみたいに動かせないの?」

家族会議の結果、「動かない車検切れの車でも、本当に売却できるのか?」を徹底的に調べることになりました。結論から言えば、車検切れの車でも、ほとんどの場合で売ることができます。これは、単なる中古車としての価値だけでなく、車そのものに「資産価値」があるからです。

車検が切れている車=売れない、は誤解

車検が切れている車に対して、「公道を走れないから価値がない」「廃車にするしかない」と考えている人は少なくありません。しかし、これは大きな誤解です。

車検が切れていても、その車には以下のような価値が残っています。

  • 部品としての価値: エンジン、ミッション、足回りなどの機能部品や、ヘッドライト、バンパーなどの外装部品は、中古部品として国内外で需要があります。特に年式の古い車や、海外で人気の高い車種は、パーツ取り車として高値がつくこともあります。
  • 素材としての価値: 鉄、アルミ、銅などの金属は、資源として再利用されます(スクラップとしての価値)。どんなに古い車でも、この資源価値がゼロになることはありません。
  • 輸出車としての価値: 日本の車検制度は世界的に見ても厳しいですが、海外では車検制度がない国や基準が緩い国も多くあります。日本国内では価値が低くても、海外市場では問題なく走行できる「中古車」として取引されるケースが非常に多いのです。

もちろん、車検が残っている車に比べれば査定額は下がりますが、「売れない」わけではなく、「売る相手と売り方を選ぶ」のが重要になります。

業者が車検切れ車を買い取れる仕組み

私たちが車検切れの車を公道で運転できないのは、道路運送車両法によって禁止されているからです。では、買取業者はどのように車検切れの車を扱っているのでしょうか?

答えはシンプルで、業者は「仮ナンバー」「積載車(レッカー)」を使って、公道を走行せずに車を移動させます。

  1. 積載車による引き取り: 車検切れの車は、公道を自走できないため、業者が専用の積載車やレッカーを手配して、ご自宅の駐車場まで引き取りに来ます。このため、持ち込みの必要がなく、手間がかかりません。
  2. 一時的な公道走行許可(仮ナンバー): 業者が、運輸支局で「臨時運行許可(仮ナンバー)」を取得すれば、一時的に公道を走行することが可能です。これは、査定や整備工場への移動に利用されます。

このように、業者は法律と設備を整えているため、車検の有無に関わらず車を買い取ることができます。重要なのは、「車検切れの車を専門に扱っているか」「引き取り費用を無料にしてくれるか」という点です。

実際の市場相場と「走行可否」の影響

結局のところ、車検切れの車がいくらで売れるのか?という疑問が残ります。相場は車の状態によって大きく変動しますが、査定額のポイントは「公道走行が可能か」よりも「エンジンがかかるか」にかかっています。

車の状態 買取相場の目安(あくまで傾向) 査定額への影響
走行可能車 (車検切れ) 中古車相場の50〜80%程度 再車検すれば中古車として再販可能。部品価値+再販価値が高くなる。
エンジン始動可能 (長期放置) 中古車相場の10〜30%程度、もしくは廃車費用相当額以上 整備やバッテリー交換で動く見込みあり。輸出部品や素材としての価値。
エンジン不動車 (故障・大事故) 資源(スクラップ)価値がメイン 走行・部品価値が低く、引き取り費用などが差し引かれる場合もある。

ママ「え、バッテリーが上がってるだけなら、もしかしたら少しは高く売れるの?」

パパ「その可能性はあるな。エンジンがかかれば、部品としての需要や輸出の可能性がグッと上がるから、査定士も強気になる。逆に、完全に動かないと、ただの鉄の塊になっちゃうってことか。」

たとえ車検が切れていても、車を「動くもの」として扱えるかどうかが、買取価格に大きく影響することを覚えておきましょう。

車検切れ車を売るときに必要な書類と準備

パパ「よし、売れることはわかった。じゃあ、次の課題は書類だな。車検が切れてるから、何か特別な書類が必要なのか?」

ママ「普通の車の売買でも書類が多くて大変なのに、車検切れだと余計にややこしそうね。早く手続きを終わらせて、スッキリしたいわ。」

車検切れの車を売却する場合、基本的には車検が残っている車と必要な書類はほとんど変わりません。ただし、放置期間が長いと紛失している書類も多いため、売却を決めたらすぐに手元にあるか確認することが大切です。

普通車・軽自動車で異なる書類一覧

車を売る際に必須となる主な書類は、車の種類によって少し異なります。特に、印鑑証明書や委任状が必要になるのは普通車特有の手続きです。

書類名 普通自動車 軽自動車 補足事項
自動車検査証(車検証) 必須 必須 車検が切れていても必ず必要です。
自賠責保険証明書 必須 必須 有効期限が切れていても、原本を用意します。
自動車税納税証明書 必須 必須 直近のもの(原則として最新のもの)が必要です。紛失時は再発行できます。
実印 必須 不要 譲渡証明書や委任状に押印します。
印鑑証明書 必須 不要 発行後3ヶ月以内のもの。原則2通用意します。
リサイクル券 必須 必須 預託済みの場合。紛失しても再発行は不要ですが、控えがあれば提出します。
譲渡証明書・委任状 必須 必須 業者が用意してくれます。実印での押印が必要です(軽自動車は認印でOK)。

子どもたち「書類がいっぱい!パパ、ハンコを押すだけでいいの?」

パパ「そうだよ。普通車の場合は、市区町村役場でもらえる『印鑑証明書』と『実印』が特に重要だ。軽自動車なら、手続きが少し楽になるんだ。」

車検切れ特有の注意点(自賠責保険・ナンバー有無など)

車検切れの車を売却する際、特に注意が必要なのが「自賠責保険」と「ナンバープレート」の扱いです。

  1. 自賠責保険の有効期限
    車検が切れると同時に、自賠責保険も切れているケースが多いです。しかし、自賠責保険は車検とは切り離して考えることができます。有効期間が残っていても、売却時に特に手続きは必要ありません。残期間がある場合は、解約手続きをすることで返戻金を受け取れる可能性がありますが、売却後に業者側で名義変更や解約を行うことが多いため、まずは業者に確認しましょう。
  2. ナンバープレートの有無
    車検切れでも、基本的にはナンバープレートを付けたまま売却します。ただし、公道で動かせないからといって、勝手にナンバープレートを外してはいけません。 廃車手続き(永久抹消登録)や一時抹消登録を自分で行った場合はナンバープレートを返納しますが、買取業者に売却する場合は、業者が手続きを代行するため、そのまま渡すのが一般的です。
  3. 住民票/戸籍謄本が必要な場合
    車検証に記載されている住所や氏名が、現在の印鑑証明書の記載と異なっている場合(引っ越しや結婚などで変更があった場合)は、その変更の経緯を証明するための住民票や戸籍謄本が追加で必要になります。放置期間が長いほど、住所変更を忘れているケースが多いので注意が必要です。

書類紛失時の再発行手順

「久しぶりに車検証を探したら見つからない!」といった書類紛失も、長期放置車にはよくある話です。書類がないからといって売却を諦める必要はありません。

書類名 再発行手続きを行う場所
自動車検査証(車検証) 運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)
自賠責保険証明書 加入している保険会社または代理店
自動車税納税証明書 都道府県税事務所(軽自動車は市区町村役場)
リサイクル券 再発行は不可。自動車リサイクルシステムのサイトで「預託状況」を印刷し、控えとして代用する。

パパ「なるほど。面倒だけど、売却を決めたら、まず役所や運輸支局に電話して、書類の再発行から始めるのが賢いな。」

買取業者を選ぶポイントとおすすめタイプ

パパ「書類の準備ができたとして、次にどういう業者に売るのが一番得なんだ?近所の車屋さんに持って行けない以上、買取業者選びが鍵になりそうだ。」

ママ「車検切れで動かない車でも、ちゃんと引き取りに来てくれるところがいいわ。できれば少しでも高く買ってくれるところに。」

車検切れの車を高く、そしてスムーズに売るためには、業者選びが非常に重要です。なぜなら、業者によって「車検切れ車の査定基準」や「引き取り対応の料金」が大きく異なるからです。

車検切れ車に強い業者の特徴(出張査定・引き取り対応など)

車検切れの車や長期放置車を売る場合に、特に注目すべき業者の特徴は以下の3点です。

  1. 出張査定・無料引き取りを標準にしている
    車検切れ車は公道走行ができないため、出張査定や引き取りのサービスが必須となります。これらのサービスが有料だと、査定額から引き取り費用が差し引かれてしまい、手元に残る金額が減ってしまいます。「無料引き取り」を大々的に謳っている業者を選びましょう。
  2. 海外への販路を持っている
    日本で再販が難しい車検切れ車でも、海外に独自の流通ルートを持っている業者は、部品取りや再整備車として高く買い取ってくれます。特に発展途上国向けに中古車を輸出している専門業者は、古い年式や過走行の車でも高額査定を出す傾向があります。
  3. 廃車買取のノウハウがある
    もし車の状態が悪く、中古車としての価値がほとんどない場合でも、廃車として資源価値を見出してくれる業者が有利です。廃車買取を専門にしている業者は、鉄資源の相場に詳しく、中間マージンをカットできるため、廃車同然の車でも「最低保証価格」をつけてくれることがあります。

ガリバー・カーネクスト・廃車本舗など比較視点

国内の主な買取業者を、車検切れ車への対応という視点で比較してみましょう。

業者タイプ 代表的な業者名 特徴・強み 車検切れ車への適性
大手中古車買取店 ガリバー、ビッグモーターなど 中古車としての再販力が高い。年式が新しければ高額査定の可能性あり。 △(年式・走行距離が浅いなら)
廃車買取専門 カーネクスト、廃車本舗など 廃車・事故車・動かない車の買取を専門とする。鉄資源や部品価値を最大限に評価。 ◎(長期放置車や不動車に強い)
一括査定サイト カーセンサー、楽天Carなど 複数の業者が同時に査定するため、競争原理が働きやすい。 ◎(業者選定の土台として必須)

パパ「なるほど。年式が古くてどうしようもない場合は、大手の中古車店よりも、廃車買取専門業者の方が期待できそうだな。」

ママ「でも、専門業者が一番高いとは限らないわよね。やっぱり色んな業者に見てもらうのが安心ね。」

高く売るなら“複数査定”が鉄則

車検切れの車を少しでも高く売るための最も重要なステップは、「一括査定サービスを利用して、最低3社以上に査定してもらう」ことです。

車検切れ車は、業者によって「中古車として整備して売るか」「パーツ取りとして輸出するか」「純粋に鉄資源として廃車にするか」という売却後の目的が全く異なります。そのため、査定額のバラつきが非常に大きくなる傾向があります。

例えば、ある業者が「5,000円(引き取り費用込み)」と提示した車が、別の廃車専門業者では「3万円(無料引き取り)」となることも珍しくありません。

最初から1社だけに絞ってしまうと、その価格が適正かどうか判断できません。手間はかかりますが、一括査定サイトを利用し、車検切れ車に強い業者をリストアップし、必ず複数社の査定額を比較検討することが、後悔のない車検切れ 買取を実現する秘訣です。

放置期間が長い車の注意点とトラブル回避法

ママ「ずっと駐車場に置きっぱなしで、最後に動かしたのはいつだったかしら...。もう何年も放置しているから、車検切れ以前に、車そのものが心配だわ。」

パパ「そうだな。ただ車検が切れているだけじゃなくて、長期放置特有のトラブルも査定に響きそうだ。変なトラブルで査定額が下がるのは避けたい。」

車検が切れてから長期間(数年以上)放置されている車には、特有の劣化や問題が発生している可能性が高いです。これらの放置トラブルは査定額に直結するため、売却前にどのような影響が出るのかを知っておくことが重要です。

バッテリー上がり・タイヤ固着など査定への影響

長期にわたる放置は、車のさまざまな部品に悪影響を及ぼします。査定士が見る主なチェックポイントと、その査定への影響度をまとめました。

放置トラブル 発生しうる現象 査定への影響 事前対応策(推奨)
バッテリー上がり エンジンが始動しない。電子機器が作動しない。 大:エンジン始動可否は買取額に直結する。 売却前に充電・交換は不要。業者にその旨を正直に伝える。
タイヤの固着・劣化 長期間同じ位置にあることでタイヤが変形したり、ブレーキパッドが錆びてローターにくっつく(固着)。 中:移動させる際に費用や手間がかかる。 無理に動かそうとせず、業者に状況を伝える。
エンジン内部の錆 オイル交換が行われないと内部部品が錆びつく。 大:エンジン不動の原因となり、修理費用が高額になる。 放置後の対応は困難。定期的なエンジン始動が理想(放置前)。
車内・トランク内のカビ 湿気によりシートや内装材にカビが発生。異臭の原因に。 小〜中:クリーニング費用が発生する。 査定前に可能な範囲で換気・清掃・乾燥を試みる。

パパ「やっぱり一番はエンジンだな。査定士が来たときに、エンジンだけでもかかると印象が全然違うはずだ。」

子どもたち「カビは嫌だ!早く売って、新しい車にしよう!」

重要なのは、自分で無理に修理や部品交換を行わないことです。例えばバッテリーを交換しても、その費用が買取額のアップ分を上回るケースがほとんどです。正直に車の状態を伝え、業者の査定を待ちましょう。

公道走行はNG!引き取りの正しい依頼方法

車検切れの車を公道で走行させることは、法律で厳しく禁じられています。罰則(無車検運行で6点減点、30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金など)は非常に重いため、絶対に避けてください。

売却時の「引き取り」は、以下のどちらかの方法で専門業者に依頼するのが正しい手順です。

  1. 積載車(キャリアカー)での引き取り
    最も一般的で安全な方法です。業者が自社の積載車を手配し、車をまるごと乗せて運びます。この場合、車検切れの車が公道を走行することはないため、私たちは何も心配する必要がありません。多くの車検切れ 買取業者は、この積載車による引き取りを無料で行っています。
  2. 仮ナンバー(臨時運行許可)の利用
    業者が一時的に公道を走行するための許可証(赤い斜線が入ったナンバープレート)を申請し、それを付けて自走して引き取る方法です。ただし、仮ナンバーの使用は目的やルートが厳しく制限されるため、ほとんどの場合、積載車による引き取りが採用されます。

NGな引き取り方法: 「車検切れだけど、近所だしちょっとだけなら運転してもいいか」と自走したり、親戚や友人の車で無理に牽引したりすることは、違法行為になるため厳禁です。

長期放置車の買取価格を下げないコツ

放置期間が長い車でも、少しの工夫で買取価格の下落を最小限に抑えることができます。

  • 車内を徹底的に掃除する: 見た目の印象は非常に重要です。いくら古い車でも、ゴミや汚れがないだけで、査定士の印象が良くなり、「大切に使われていた」という評価につながります。
  • 保管状況を正直に伝える: ずっと屋内のガレージに保管していたか、屋外の青空駐車場に放置していたかなど、保管状況は査定に影響します。正直に伝えることで、後々のトラブルを防げます。
  • エンジンの始動状況を記録しておく: バッテリーが上がっていても、ブースターケーブルを繋げばエンジンがかかる場合は、その状況を動画などで記録しておくと、査定士への説得力が増します。

車検を通してから売るべき?そのまま売るべき?

ママ「ねぇパパ、もし車検を通したら、もっと高く売れるんじゃないの?車検費用をかけてでも、満タンで売った方が得なんじゃない?」

パパ「それは俺も考えたんだけど、車検の費用ってけっこう高いだろ?その費用を回収できるほど買取額がアップするかどうか、慎重に計算しないと意味がないんだ。」

車検切れの車を売却する際、多くの人が悩むのが「車検を通して満タンで売るか」「車検切れのまま売るか」の選択です。結論から言うと、ほとんどのケースで「車検切れのまま売る」方が経済的に得になります。

車検費用と買取額の損得比較

車検費用をかけても売却で損をする主な理由は、業者が負担する車検費用は私たちよりも遥かに安いからです。

  • 私たち(ユーザー)の車検費用: 約10万円〜15万円(法定費用+整備費用+代行手数料)。古い車ほど整備費用が高くなりがちです。
  • 業者(買取店)の車検費用: 約3万円〜7万円(法定費用+自社工場での安価な整備費)。

私たちが15万円かけて車検を通した結果、買取額が「プラス10万円」にしかならなかった場合、5万円のマイナスです。業者は自社の整備工場を使うなどしてコストを抑えるため、私たちはその費用を回収するのが難しいのです。

再車検の費用が高い車の見極め方

特に車検を通すのが損になりやすい車には、以下のような特徴があります。

  1. 年式が古く、走行距離が多い車:
    整備箇所が多くなりがちで、部品交換費用がかさみます。車検費用が高額になりやすく、仮に車検を通しても市場での需要が低いため、買取額のアップ幅が小さいことが多いです。
  2. 輸入車や特殊なスポーツカー:
    純正部品の調達に時間がかかり、部品代も高額になりやすいです。国内での販売ルートも限られるため、車検を通した費用を回収しにくい傾向があります。
  3. 大がかりな修理が必要な車:
    「車検のついでに修理が必要」と言われた場合、その修理費用が数十万円になることもあります。この費用は買取額に反映されにくいため、修理せずにそのまま売却するのが鉄則です。

通さずに売る方が得なケースとは

以下のケースに該当する場合は、車検を通さずにそのまま売却するのが、最も賢い選択です。

  • 車の価値が低い場合: (例:10年以上経過している、走行距離が10万kmを超えている、故障がある)
  • 業者側で再販の計画がある場合: 業者は中古車として売るだけでなく、海外輸出や部品取りなど、様々な販路を持っています。車検なしの状態でも、これらの販路を見越して適正な価格をつけてくれます。
  • 車検が切れてすぐの場合: 車検が切れていても、車体の状態が良ければ、中古車としての価値は高いままです。あえて車検費用をかけても、その費用に見合うだけの買取額の上乗せは期待できません。

パパ「やっぱり、車検切れ車はそのまま売るのが基本なんだな。手間もお金もかからないし、このまま一括査定で勝負しよう!」

まとめ|「売れない」と思っていた車検切れ車は実はチャンス

ママ「動かせないから、売れないし、しょうがないと思って諦めていたけど、ちゃんと調べてみたら、意外とちゃんと売れることがわかったわね!」

パパ「そうだな。維持費もかかっていたし、早く売ってしまえば、その分家計も駐車場もスッキリする。まさに賢い節約術だ。」

車検切れの車や、長期間放置していた車は、「どうせ売れないだろう」と諦めてしまいがちです。しかし、車検切れはあくまで公道を走行できないという制約であり、車の部品や資源としての価値が失われているわけではありません。この事実に気づき、適切な手順を踏めば、数万円〜数十万円の臨時収入に繋がる可能性があります。

手続きを知っておくだけで数万円の差に

車検切れ車をお得に売却するための最も重要なポイントは、「車検を通さない」「複数業者に査定してもらう」「書類を事前に準備する」の3点です。

特に、業者によって査定額が大きく変動する車検切れ車では、1社だけの見積もりで決めてしまうと、本来得られたはずの数万円を損してしまう可能性があります。

  • 車検を通さない: 業者の方が安く車検を通せるため、ユーザーが費用を負担するメリットはほとんどありません。
  • 複数査定の実施: 廃車専門業者、中古車買取業者など、様々なタイプの業者を競合させることで、最も高い買取額を引き出しましょう。
  • 書類の準備: 放置期間が長く、書類を紛失している場合は、早めに再発行手続きを済ませておけば、売却決定後の手続きがスムーズになります。

早めに動くほど高く売れる理由

車検切れの車を売る決断をしたら、「できるだけ早く動く」ことが、買取価格を高く維持するための鉄則です。

なぜなら、車は長期放置すればするほど、確実に劣化していくからです。

  • バッテリーやタイヤの劣化
  • エンジン内部の錆や不動化
  • 車体そのものの腐食(特に屋外放置の場合)

これらの劣化は、買取業者にとって「整備費用」というコストになります。今日の査定額よりも、半月後の査定額の方が高くなることは、ほぼありません。 「売ろう」と決めたら、すぐに一括査定サイトを利用し、複数の業者にコンタクトを取るのが賢い選択です。

家計と駐車場がすっきりする“賢い処分術”

車検切れの車を売却することは、単に車を処分するだけでなく、家族の家計と生活空間にも大きなメリットをもたらします。

  1. 維持費の節約: 自動車税や任意保険など、毎年かかっていた維持費の支払いがなくなります。
  2. 駐車場の有効活用: 車を撤去することで、駐車場を別の用途に使えるようになり、賃貸の場合は月々の駐車場代の節約にもなります。
  3. 臨時収入の獲得: 「売れない」と思っていた車が、数万円〜数十万円の現金に変わります。

サルヂエファミリーが調べたように、車検切れ車でも売却のチャンスは十分にあります。適切な知識と手順で、損なく、賢く愛車を手放しましょう。

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