自動車保険

チューリッヒ自動車保険は本当に安い?他社比較と見積もり手順まで“最短で結論”ガイド

サルヂエファミリーのパパです。ママ、いつもブログに来てくれる皆さん、こんにちは!

いやー、最近また物価が上がってるよな。うちの怪獣たち(息子2人)の食費も天井知らずだし、そろそろ本気で家計の「固定費」を見直さないとマズイぞ、と。

(ママ:「またパパの理屈っぽい節約会議が始まったわ…どうせ電気代とか通信費でしょ?もうやったじゃない」)

フッ、甘いなママ。もちろん通信費も見直したが、今回パパが目を付けたのは、もっとデカい固定費…。そう、「自動車保険」だ!

(ママ:「えー、自動車保険?あれって毎年同じ内容で更新してるだけだし、手続きめんどくそう…。そもそも、安くしようとして補償がスカスカになったら、いざという時困るじゃないの」)

その「めんどくさい」「安かろう悪かろう」っていう思い込みこそが、家計を圧迫する“盲点”なんだよ!
「ネット型(通販型)自動車保険」って聞いたことあるだろ?「チューリッヒ」とか、よくCMでもやってるやつだ。

正直、パパも「ネット型って本当に安いの?」「事故対応は大丈夫なの?」って疑ってたんだが…そこはホラ、なんでも自分で調べてみないと気が済まないタチなんでね。

というわけで、今回のサルヂエ検証企画はこれだ!

「チューリッヒ自動車保険は本当に安いのか?ネット型保険のメリット・デメリットを徹底比較検証!」

この記事では、「なぜ安いのか?」「代理店型と何が違うのか?」「他社と比べてどうなのか?」という疑問を、理屈っぽく(笑)徹底的に調べてみた結果をまとめている。

先に結論を言うと、「安さには明確な理由がある」し、「自分に合った補償を選べば、むしろ合理的」ということが分かってきた。

「自動車保険の見直しなんて後回しでいいや」と思ってる人ほど、この記事を読んでみてくれ。年間数万円単位で家計が変わるかもしれないぞ!


自動車保険の見直しで家計はどれだけ変わる?

(ママ:「で、パパ。そもそも自動車保険の見直しって、そんなにインパクトあるわけ?電気代をチマチマ節約するのとはワケが違うんでしょ?」)

いい質問だ、ママ。そこが今回のキモなんだよ。みんな家計の見直しっていうと、まず食費とか水道光熱費に目が行くだろ?でも、ああいう変動費って、節約を頑張っても効果が出にくいし、何よりストレスがかかる。

固定費の中で最も“盲点”なのが自動車保険

(パパ):本当に見直すべきは「固定費」。家賃、通信費、そして自動車保険だ。
特に自動車保険は、一度契約すると「まあ、こんなもんか」って感じで、惰性で更新し続けてる家庭がめちゃくちゃ多い。うちもそうだっただろ?

(ママ:「確かに…。保険証券とか車検証とか引っ張り出すのも面倒だし、代理店の担当者の顔も浮かぶしねぇ。なんとなく『お付き合い』で更新してたかも」)

そう!その「なんとなく」が一番もったいない。
車に乗る以上、保険は絶対必要だ。でも、その中身をちゃんと理解して、「自分たち家族にとって本当に必要な補償」だけを選べているか?と聞かれると、自信がない人も多いんじゃないか?

(パパ):昔ながらの「代理店型」だと、担当者にお任せパッケージで契約してるケースが多い。そこには、正直「これ、うちにいらないんじゃない?」っていう特約や、手厚すぎる補償が含まれてることがよくあるんだ。

年間平均保険料と節約ポテンシャル(データ提示)

(パパ):じゃあ、実際に見直すとどれくらい変わるのか。ちょっと古いデータだけど、金融庁の資料(※)なんかを見ると、自動車保険の平均保険料って、だいたい年間6万円~8万円くらいがボリュームゾーンだと言われている。
(※参考:金融庁「自動車保険の概況」など。実際の保険料は年齢や車種、等級で大きく変動する)

(ママ:「うわ、うちもそれくらい払ってるかも…。結構な金額よね」)

だろ?ここで重要なのが、「代理店型」から「ネット型(通販型)」に切り替えた場合の節約ポテンシャルだ。
もちろん条件によるが、一般的にネット型は代理店型に比べて保険料が安い傾向にある。パパが調べた口コミや比較サイトだと、年間で2万円~3万円、人によっては5万円以上安くなった、なんてケースもザラにあるんだ。

(ママ:「ご、5万円!?それはデカいわね…。怪獣たちの習い事代が1ヶ月分浮くじゃない…」)

(パパ):そうだろ?月々にならすと数千円かもしれないが、年間で見ればこの差は大きい。しかも、一度見直せばその節約効果が「毎年」続くんだから、やらない手はない。
この「数万円」の差がどこから生まれてくるのか。それが次の話だ。

ネット型保険が選ばれる背景:代理店型との構造的違い

(パパ):じゃあ、なんで「チューリッヒ」みたいなネット型自動車保険は、そんなに安くできるのか。
「安いってことは、事故の時にちゃんと対応してくれないんじゃないの?」ってママも不安だったろ?

(ママ:「そうよ!安かろう悪かろうが一番怖いじゃない。いざという時に『ネットなんで対応できません』とか言われたら最悪よ」)

(パパ):そこをちゃんと理解するために、まず「代理店型」と「ネット型(通販型)」の構造的な違いを説明しよう。これはどっちが良い・悪いじゃなくて、仕組みの違いなんだ。

比較項目 代理店型(従来型) ネット型(通販型・ダイレクト型)
販売形態 保険代理店(街の保険屋さん、ディーラーなど)を通じて契約 インターネットや電話で保険会社と直接契約
コスト構造 ・代理店への手数料
・店舗運営費
・人件費(営業担当など)
・中間マージン(手数料)なし
・店舗コストが少ない
・広告費はかかるが、人件費を圧縮
保険料 高め(コストが上乗せされるため) 安め(中間コストが削減されるため)
メリット ・対面で相談できる安心感
・複雑な契約もお任せできる
・保険料が安い
・ネットで24時間手続き可能
・自分で補償を細かく選べる
デメリット ・保険料が高い
・営業担当者の提案に左右されやすい
・自分で補償内容を判断する必要がある
・対面での相談が基本できない

(パパ):つまり、ネット型が安い最大の理由は、「中間マージン(代理店手数料)や店舗コストがないから」なんだ。
代理店型は、担当者が対面で相談に乗ってくれる分、そのコストが保険料にしっかり乗っている。一方、ネット型は、契約者が自分でネットで見積もりして契約する。その分、保険会社はコストを削減でき、保険料を安く設定できる、という理屈だ。

(ママ:「なるほど…。安いのにはちゃんと理由があるわけね。じゃあ、その『事故対応』の質は大丈夫なの?」)

(パパ):鋭いな。そこが一番の懸念だよな。それこそが、今回パパが「チューリッヒ」を名指しで調べた理由なんだ。
次の章では、その「安さの秘密」と「事故対応の評判」について、さらに深く掘り下げていくぞ。


チューリッヒ自動車保険はなぜ安い?

(ママ:「ふーん、ネット型が安い理屈はわかったわ。でも、ネット型って言っても『チューリッヒ』以外にも色々あるじゃない?なんでわざわざチューリッヒなの?やっぱり一番安いの?」)

(パパ):お、核心を突いてきたな。
パパもそこが気になって、各社の比較サイトや口コミを読み漁ったんだ。結論から言うと、「チューリッヒが“常に”一番安いとは限らない」が、「“多くの人にとって”安くなる可能性が非常に高い」保険なんだ。

その安さには、さっき説明した「通販型」という特徴に加えて、チューリッヒ独自の「設計思想」が関係しているんだよ。

広告費・人件費を抑えた通販型のコスト構造

(パパ):まずおさらいだが、チューリッヒが安い最大の理由は、H2-1で説明した通り「通販型(ダイレクト型)」であることだ。

  • 街の代理店(店舗)を持たない
  • 契約手続きはネットや電話で完結
  • 代理店に支払う中間マージン(手数料)が発生しない

(パパ):これにより、従来の代理店型保険と比べて、運営コストを大幅に圧縮できる。その削減できたコストを、保険料の安さに反映させているわけだ。

(ママ:「それは分かったけど、テレビCMはバンバンやってるじゃない。あれ、結構お金かかってるんじゃないの?」)

(パパ):確かに、広告宣伝費はかかっている。でも、考えてみてくれ。全国に何百、何千とある代理店の店舗網を維持するコストや、そこにいる大勢の営業担当者の人件費と比べたら、どうだ?
ネット型は、広告で認知度を上げて、興味を持った人(=見込み客)に「自分で」ネット検索や見積もりをしてもらう仕組みだ。これは、保険会社が営業マンを雇って1件1件訪問して契約Tるコスト構造とは根本的に違う。

(ママ:「なるほどね…。営業マンの人件費が、そっくり保険料に乗ってたって考えると、ちょっと複雑だけど…。でも、安さの理由はそれだけ?」)

自分で補償をカスタマイズできる設計思想

(パパ):それだけじゃない。ここからがチューリッヒ、いや、ネット型保険を選ぶ上での「肝」だ。
チューリッヒが安いもう一つの大きな理由は、「補償内容を徹底的に自分でカスタマイズできる」設計思想にある。

(ママ:「カスタマイズ?なにそれ、面倒くさそう…」)

(パパ):逆だ、ママ!これこそが「無駄をなくす」ってことなんだよ。
例えば、代理店型で「とりあえず安心だからフル装備で」って契約してるとする。でも、よく見たら…

  • 「弁護士費用特約」:あれ?家の火災保険にも付いてたかも?(補償がダブってる)
  • 「手厚いロードサービス」:あれ?JAFの会員だし、クレジットカードにも付帯してるぞ?
  • G

  • 「運転者年齢条件」:子供も運転するかも…で「全年齢補償」にしてたけど、上の子ももう26歳過ぎたな…。

(パパ):こういう「ムダ」や「ダブり」が、保険料をジワジワ押し上げてるんだ。
チューリッヒみたいなネット型は、見積もり画面で「この特約は必要ですか?」「運転者の範囲は?」「車両保険の免責金額(自己負担額)はいくらにしますか?」って、一個一個自分でチェックしながら決めていく。

(ママ:「うわー、絶対パパが好きなやつじゃない…。理屈っぽく一個ずつ調べて『これは不要!』とかやるんでしょ…」)

(パパ):その通り!(笑)
でも、これをやるからこそ、「我が家にとっては不要な補償」をバッサリ削って、必要な補償(例えば、対人・対物は無制限にする、とか)だけを残せる。
この「補償の“ダイエット”」ができるから、結果として保険料を安く抑えられるんだ。

チューリッヒが「安いのに信頼される」理由(事故対応体制の評価)

(ママ:「でもさ、パパ。散々『削る』とか『ダイエット』とか言ってるけど、肝心の事故対応までダイエットされてたら困るのよ!安かろう悪かろうの典型じゃない?」)

(パパ):う…そこは一番の懸念だよな。
パパも「安かろう悪かろう」は絶対に嫌だ。だから、第三者機関の評価や、実際の事故対応に関する口コミも徹底的に調べた。

(パパ):まず、チューリッヒは外資系だけど、日本での歴史もそれなりにあって、「スイス・チューリッヒ保険会社日本支店」として事業を展開している。世界的な保険グループの一員だ。

(ママ:「会社が大きくても、現場がダメなら意味ないわよ」)

(パパ):その通り。だから「事故対応」の体制だ。
チューリッヒの場合、事故受付は24時間365日対応している。これはまあ、今や当たり前だ。
重要なのはその後の「初期対応」。チューリッヒの公式サイトや各種比較サイトの情報を見ると、「事故発生当日の初期対応」(被害者への連絡や病院への手配、代車の手配など)に力を入れていることがわかる。

(パパ):もちろん、ネットの口コミには「対応が早くて助かった」という声もあれば、「担当者と話が噛み合わなかった」みたいなネガティブな声もゼロじゃない。これは正直、どこの保険会社でもあることだ。
ただ、少なくとも「安すぎて事故対応の組織が機能していない」というレベルでは全くない。

(パパ):JDパワー(※)みたいな顧客満足度調査でも、チューリッヒは事故対応満足度で上位に来ることも多く、一定の評価は確立されていると言える。
(※JDパワー:世界的に有名な顧客満足度調査会社)

(ママ:「ふーん…。『絶対に安心』とは言い切れないけど、『安さの割に体制はちゃんとしてる』って感じかしらね」)

(パパ):そういうことだ。安さには「中間コストの削減」と「補償のカスタマイズ性」という明確な理由があって、その上で「事故対応の体制も一定レベルで担保しようとしている」というのが、パパの分析結果だな。

チューリッヒ vs 他社:主要ネット型保険を徹底比較

(パパ):さて、ここまでの話で「ネット型は安い構造だ」「チューリッヒは補償を削れるから安い」ってことは分かったと思う。

(ママ:「ええ、理屈はね。でもさ、パパ。ネット型って、チューリッヒ以外にも『SBI損保』とか『ソニー損保』とか、色々聞くじゃない?結局、どこが一番いいのよ?」)

(パパ):出たな、ママの「で、結局どれ?」攻撃(笑)。
その「どこが一番いいか」が、自動車保険選びの最大の難関なんだよ。なぜなら、「保険料は人(条件)によって全く違う」からだ。

(ママ:「は?なにそれ。ズルくない?」)

(パパ):ズルいんじゃなくて、合理的とも言える。保険料ってのは、運転者の年齢、免許の色、車のモデル、走行距離、そして何より「等級(無事故の年数)」で決まる。
だから、「A社は30代には強いけど、20代には高い」とか、「B社は走行距離が短い人には激安だけど、長い人には割高」みたいなことが普通に起こるんだ。

(ママ:「めんどくさいわね…。じゃあ、比較する意味ないじゃない」)

(パパ):いや、だからこそ比較する意味があるんだ!
ここでは、チューリッヒを軸にして、他の主要なネット型保険(SBI損保、ソニー損保、アクサダイレクトあたり)と「どういう点が違うのか」を、パパなりに比較検証してみたぞ。

SBI・ソニー・アクサと比較した保険料と補償内容

(パパ):まず大前提として、対人・対物賠償が無制限とか、基本的な補償はどこも当たり前に設定できる。差が出るのは「保険料の安さ(の傾向)」と「特約(オプション)」だ。

  • チューリッヒ
    • 傾向:保険料は業界トップクラスの安さを狙えることが多い。特に、補償を自分でキッチリ選別したい人(=パパみたいなタイプ)に向いてる。
    • 特徴:「スーパー自動車保険」が主力で、補償内容がシンプル。必要なものを積み上げる方式。
  • SBI損保
    • 傾向:ここも保険料の安さでは常にチューリッヒと競合する存在。特に30代~50代の「事故リスクが低い」とされる層の保険料が安い傾向にある、という分析が多いな。
    • 特徴:とにかく安さを追求したい人向けの筆頭候補。
  • ソニー損保
    • 傾向:ネット型の中では、保険料は「激安」というより「やや安め~標準」のポジション。
    • 特徴:その分、「事故対応の満足度」や「サービスの質」で高い評価を得ていることが多い。「安さも大事だけど、安心感も欲しい」というバランス派に人気だ。走行距離が短い人(「くりこし割引」など)にメリットがある設計だったりする。
  • アクサダイレクト
    • 傾向:保険料はチューリッヒやSBIと競合するレベル。
    • 特徴:外資系(チューリッヒもだが)で、合理的な補償設計が特徴。例えば「走行距離区分」が他社より細かいとか、そういう設計で保険料を最適化しようとする傾向がある。

(ママ:「もう、カタカナばっかりでよく分からないわよ!」)

(パパ):まあ待て(笑)。要するに、「安さ最重視」ならチューリッヒかSBI、「安さと安心感のバランス」ならソニー損保、ってあたりがネット型の比較軸になりやすいんだ。

ロードサービス・特約の違い早見表

(パパ):保険料以外で各社の差が出るのが、事故や故障の時に助けてくれる「ロードサービス」だ。これは正直、各社がめちゃくちゃ力を入れていて、競争が激しい。

(ママ:「あ、それ大事!JAF入ってないから、パンクとかバッテリー上がりとか、絶対必要よ!」)

(パパ):だろ?実はこのロードサービス、ネット型は代理店型よりむしろ充実してるんじゃないか?ってくらい手厚いんだ。

【主要ネット型 ロードサービス比較(一例)】
(※2025年11月時点のパパ調べ。必ず最新の公式情報で確認してくれ!)

保険会社 サービス拠点数(提携含む) レッカー距離(指定工場まで) 特徴的な無料サービス(一例)
チューリッヒ 約10,000拠点 100kmまで無料 ・ガス欠時のガソリン代(10L)
・緊急宿泊費・帰宅交通費サポート
SBI損保 約10,000拠点 150kmまで無料 ・ガス欠時のガソリン代(10L)
・落輪引き上げ(制限あり)
ソニー損保 約10,000拠点 150kmまで無料(※) ・ガス欠時のガソリン代(10L)
・宿泊費・帰宅交通費サポートが手厚め
アクサダイレクト 約10,000拠点 150kmまで無料(※) ・ガス欠時のガソリン代(10L)
・ペット宿泊費サポート(特約)

(※ソニー損保、アクサダイレクトは指定工場までの距離制限がない場合もあるなど、条件が異なる。要確認。)

(パパ):どうだ?チューリッヒも100kmまで無料と十分手厚いが、SBIやソニー損保は150km無料だったりする。
(ママ:「100kmも150kmも、そんなに遠くまで運んでもらうことある…?」)
(パパ):まあ、高速道路のど真ん中で止まった時とか、旅行先での故障を考えると、長いほうが安心だろ。
ただ、チューリッヒは「宿泊費・帰宅費」のサポートも標準で付いてくる。こういう「いざという時」の細かいサービス内容が、各社で違うんだ。

家族構成・走行距離別のおすすめ傾向

(パパ):結局、「じゃあ、うちはどれ?」って話だが、パパの分析ではこうだ。

  • チューリッヒが合いそうな人
    • 理屈派で、補償を細かく見直したい人(=パパ)
    • 週末ドライバーで走行距離がそこまで長くない人(走行距離区分が他社よりざっくりしてる場合がある)
    • 安さを重視しつつ、ロードサービスの安心感も欲しい人
  • SBI損保が合いそうな人
    • とにかく保険料の安さを最優先したい人
    • 30代~50代のゴールド免許ドライバー
  • ソニー損保が合いそうな人
    • ネット型がいいけど、事故対応の評判・安心感を一番重視したい人
    • 年間走行距離が極端に短い人(「走った分だけ」の保険料プランがある)

(ママ:「なるほど…。うちはパパが理屈っぽく補償を削りたがるし、車は通勤と買い物・送迎がメインだから…チューリッヒかSBIが候補になりそうね」)

(パパ):そういうことだ。だから、次のステップとして、「実際に見積もりを取ってみる」ことが何より重要なんだよ。


チューリッヒの見積もり手順と注意点を解説

(パパ):さて、理屈はもう十分だろう。H2-3で「結局、人によるから見積もらないと始まらない」って結論になったわけだからな。

(ママ:「はいはい、分かってますよ。で、その『見積もり』ってのが、どうせまた面倒なんでしょ?車検証とか保険証券とか、色々引っ張り出してきて、暗号みたいな数字を打ち込むんでしょ?」)

(パパ):ママ、いつの時代の話をしてるんだ(笑)。
確かに、準備するものはある。でも、今のネット型保険の見積もりは、驚くほどカンタンなんだぞ。パパも実際にやってみたが、ゲーム感覚とは言わないまでも、5分~10分もあれば終わる。

今回の「サルヂエ・やってみた」企画、本番はここからだ!

5分でできる見積もりの流れ(実際の入力項目ベース)

(パパ):まず、見積もりに必要な「情報」を準備しよう。これがないと始まらない。

【見積もり前に準備するもの】

  1. 今契約している自動車保険の「保険証券」
    • これに「等級」とか「今の補償内容」が全部書いてある。最重要!
  2. 「車検証」
    • 車の型式とか登録年月日を確認するぞ。
  3. 「運転免許証」
    • 免許の色(ゴールドか?ブルーか?)は保険料に直結するからな。

(ママ:「うわ、やっぱり面倒じゃない…。その証券、どこやったかしら…」)

(パパ):探せ!(笑) それさえあれば、あとはチューリッヒの公式サイトに行って、「お見積もりスタート」みたいなボタンを押すだけだ。
実際にパパが試した時の入力項目は、だいたいこんな感じだった。

  1. 車の情報
    • メーカー名(トヨタとかホンダとか)
    • 車種名(プリウスとかステップワゴンとか)
    • 型式、初度登録年月(これは車検証を見ながら入力)
  2. 使用状況
    • 使用目的(「日常・レジャー」か「通勤・通学」か「業務使用」か)
      ※ここ大事!通勤で使ってるのに「日常」にすると、いざという時マズイぞ。
    • 予想される年間走行距離(5,000km以下とか、10,000km以下とか)
  3. 運転者の情報
    • 主に運転する人(記名被保険者)の氏名、生年月日、免許の色
    • 運転者の範囲(「本人限定」か「本人・配偶者限定」か「家族限定」か)
    • 運転者の年齢条件(「26歳以上補償」とか「30歳以上補償」とか)
  4. 今の契約情報
    • 現在の等級(保険証券に書いてある「15等級」とか「20等級」とか)
    • 事故の有無(過去1年~3年)
  5. 補償内容の選択
    • 対人・対物賠償(これは迷わず「無制限」だ)
    • 人身傷害保険(いくらにするか?)
    • 車両保険(付けるか?付けないか?免責金額は?)
    • 各種特約(弁護士費用特約はいるか?など)

(パパ):これらをポチポチ選んでいくだけで、最後に見積もり結果がバーン!と表示される。メールアドレスを登録すれば、その場ですぐに保険料がわかるんだ。

見積もり時によくある落とし穴(補償の選びすぎ・免責金額設定)

(ママ:「ふーん、思ったよりカンタンそうね。でもさ、その『補償内容の選択』ってとこがクセモノなんでしょ?パパがさっき言ってた『補償のダイエット』ってやつ」)

(パパ):その通り!さすがママ、鋭いな。
ここで「不安だから」って、何でもかんでも「アリ」で選んでしまうのが最大の落とし穴だ。

(パパ):特に保険料に大きく影響するのが「車両保険」だ。自分の車が壊れた時の修理代を出す保険だな。

  • 落とし穴①:なんとなく「一般条件(フルカバー)」を選ぶ
    • 車両保険には、電柱にぶつかったり(自損事故)当て逃げもカバーする「一般条件」と、自損事故は対象外になる「エコノミー(車対車+A)」みたいなタイプがある。
    • 当然、「一般条件」のほうが保険料はメチャクチャ高い
    • 「もう古い車だし、自損事故は自腹で直す覚悟で、万が一の“車 対 車”だけ備えよう」と割り切れるなら、「エコノミー」にするだけで数万円安くなることもザラだ。
  • 落とし穴②:「免責金額」をゼロにする
    • 免責金額ってのは、「修理代のうち、いくらまで自己負担するか?」って金額だ。「免責5万円」なら、修理代が30万円かかったら、5万円は自腹、残りの25万円が保険から出る。
    • この免責を「0円(ぜんぶ保険で払う)」にすると、保険料は高くなる。
    • 「1回目の事故は5万円、2回目以降は10万円自己負担する(5-10万)」みたいに設定すれば、保険料はグッと安くなる。

(ママ:「なるほどね…。『ちょっとした擦り傷』でいちいち保険を使ってたら、翌年の等級も下がって保険料上がっちゃうし、ある程度の自己負担は覚悟しとけってことね」)

(パパ):そういうことだ!「何でも保険で」と思うと保険料は青天井。チューリッヒみたいなネット型で見積もる時は、「どこまでのリスクを自分で負うか」を決めるのが一番大事なんだ。

見積もり後に比較するポイント(年齢条件・走行距離など)

(パパ):さて、チューリッヒで見積もりが出たら、それで終わりじゃないぞ。
(ママ:「えー!まだやるの!?」)
(パパ):当たり前だろ!H2-3で比較した「SBI損保」とか「ソニー損保」でも、全く同じ条件で見積もりを取るんだ。

(ママ:「うわー、パパの理屈っぽい比較が始まったわ…」)

(パパ):同じ条件で複数の会社を見積もって、初めて「あ、チューリッヒはA社より5,000円安いな」とか「いや、B社のほうが特約が充実してるのに安いぞ」って比較ができるんだ。

【見積もり後の比較チェックリスト】

  1. 総額の保険料
    • 当たり前だが、年間いくらか。月払いは割高になるから年払いで比較する!
  2. 車両保険の条件
    • A社とB社で「一般」と「エコノミー」が混在してないか?免責金額は同じ設定か?
  3. 運転者の範囲・年齢条件
    • 「家族限定」「26歳以上」など、条件がズレてないか確認する。
  4. ロードサービスの内容
    • H2-3でやったみたいに、レッカー距離や無料サービスに納得がいくか?
  5. 特約のダブり・漏れ
    • 「弁護士費用特約」は、今の火災保険や他の保険に付いてないか?(ダブってたらチューリッヒ側では外す、とか)

(パパ):この比較作業をやることで、初めて「我が家にとっては、チューリッヒが一番コスパがいい」とか「いや、トータルで見たらソニー損保の安心感がいいな」っていう“最短での結論”が出せるんだ。

(ママ:「なるほどね…。めんどくさいけど、これをやるかやらないかで、年間数万円変わるかもしれないってことね…。怪獣たちのために、やるしかないか…」)

(パパ):そういうことだ!見積もり自体は無料なんだから、やらないだけ損なんだぞ!

ネット型自動車保険を選ぶときの注意点と向いている人

(パパ):さて、ママ。ここまで「ネット型は安い!」「チューリッヒはカスタマイズ性が高い!」「見積もりカンタン!」と、イケイケドンドンで説明してきたわけだが。

(ママ:「……なんか、パパがそこまで褒めると逆に不安になるわね。絶対、何か『ウラ』があるんでしょ?デメリットとか、そういうの」)

(パパ):……流石、よく分かってるな(笑)。
その通りだ。何事にもメリットがあればデメリットもある。今回の「サルヂエ検証企画」は、中立的な視点でメリット・デメリットを洗い出すのがコンセプトだからな。

(パパ):ネット型自動車保険は、確かに安い。だが、その「安さ」と引き換えに、「自分でやらなければいけないこと」がある。そこを理解しないまま乗り換えると、「こんなはずじゃなかった!」って後悔することになるぞ。

代理店型とのサポート差を正直に解説

(パパ):まず、一番大きな違いは「サポート体制」だ。
(ママ:「あ、やっぱりそこよね!事故った時に『ネットなんで知りません』って言われるのが一番怖いのよ」)

(パパ):いや、事故「対応」そのものは、H2-2で説明したように、チューリッヒも専門の部隊が24時間体制でしっかりやってくれる。
問題は、そこじゃないんだ。

(パパ):代理店型(昔ながらのディーラーや保険屋さん)の最大のメリットは、「顔の見える担当者」がいることだ。

  • 契約時:「お客さんの場合は、こういう特約を付けたほうがいいですよ」「この補償は削っても大丈夫でしょう」と、プロが提案(お節介とも言う)してくれる。
  • 事故時:保険会社の事故受付センターに電話するのは同じだが、その後で「いやー、大変でしたね」って、担当者が間に入ってフォローしてくれたり、修理工場とのやり取りをスムーズに進めてくれたりする「安心感」がある。

(パパ):一方、ネット型は?
(ママ:「……全部、自分でやる、と」)

(パパ):そういうことだ!

  • 契約時:H2-4でやった「見積もり」を全部自分でやる。補償がダブってないか、足りなくないか、その判断も全部自己責任だ。
  • 事故時:事故受付センター(これはプロ)に連絡した後、保険会社の「担当者(知らない人)」と、電話やネットで直接やり取りする。間に立ってくれる「いつもの担当さん」はいない。

(パパ):もちろん、ネット型の担当者もプロだが、あくまでも「保険会社の社員」だ。代理店型のような「うちのお客さんを守る」みたいな、ある種の「お付き合い」的なウェットな関係性は期待できない。

(ママ:「うーん、合理的だけど…ドライね。パパはそういうの平気そうだけど、私はちょっと不安かも」)

(パパ):そう。この「ドライさ」と「自己責任」を受け入れられるかが、ネット型を選ぶ最大の分岐点だ。

ネット型が向いている人・向かない人

(パパ):ここまでの分析で、どういう人がネット型(チューリッヒ含む)に向いているか、見えてきたな。

【ネット型自動車保険が向いている人】

  • 保険料をとにかく安くしたい人(=家計の固定費を本気で削減したい人)
  • 自分で調べるのが苦じゃない人(=パパみたいな理屈屋)
  • 補償内容を自分で理解し、「これは要る、これは要らない」を判断できる人
  • 保険会社とのやり取りは、電話やネットで十分(ドライでOK)と思える人
  • ある程度、車や保険の知識がある人

(ママ:「まんまパパじゃない…」)

(パパ):逆に向かない人はこうだ。

【ネット型自動車保険が向かない人(代理店型がおすすめ)】

  • 保険料が高くても、対面での手厚いサポートや安心感が欲しい人
  • 保険のことはサッパリ分からないから、プロに全部お任せしたい人
  • 見積もりや契約手続きを「面倒くさい」と感じる人
  • 事故った時に、間に入ってくれる「いつもの担当者」がいないと不安な人
  • 超高級車や特殊な車に乗っていて、補償内容が複雑な人

(ママ:「うーん、私は後者かもなぁ…。でも、節約もしたいし…」)

(パパ):悩ましいだろ?だからこそ、まずは「見積もり」をして、「この金額の差(年間数万円)なら、自分でやる手間をかけてもいいか?」を天秤にかけるんだ。

チューリッヒを選ぶ前に押さえておきたい2つのポイント

(パパ):最後に、もし「よし、ネット型にしよう!チューリッヒを試してみよう!」と決めた人に、パパから2つだけ注意点だ。

  1. 「補償のダブり」と「補償漏れ」は徹底的にチェックしろ!
    • ネット型は安いが、「必要な補償」まで削ってしまったら本末転倒だ。特に「人身傷害」や「弁護士費用特約」はケチらないほうがいい。
    • 逆に、H2-4でも言ったが、火災保険や他の保険に「弁護士費用特約」が付いてないかは絶対確認だ。ダブって入っても保険金は2倍出ないからな!
  2. 事故時の連絡先は、スマホと車検証入れに必ず入れておけ!
    • 代理店型なら「とりあえず担当に電話」ができたが、ネット型は「事故受付センター」に自分で電話しないと始まらない。
    • チューリッヒなら、その緊急連絡先やロードサービスの番号を、スマホの電話帳の「A(あ)」とか、すぐ出せるところに登録しておくんだ。いざという時、絶対に焦るからな。

(ママ:「なるほどね…。安い分、自己管理が大事ってことね。肝に銘じとくわ」)

(パパ):そういうことだ。さて、これでチューリッヒに関する検証はほぼ終わりだな。


まとめ:チューリッヒで“ムダのない保険”を設計しよう

(パパ):ふぅ…。さて、ママ。今回の「サルヂエ検証企画:チューリッヒ自動車保険は本当に安いのか?」、これにて検証完了だ!

(ママ:「お疲れ様、パパ。なんか、すごい量の情報を浴びた気がするわ…。で、結局、我が家はチューリッヒにするの?」)

(パパ):まあ待て、慌てるな(笑)。
今回の検証で分かった「結論」を、理屈っぽくまとめておこう。

  • 結論①:チューリッヒ(ネット型)は、構造的に「安い」
    • 代理店型にある「中間コスト(手数料や店舗費)」がないから。安いのには明確な理由がある。
    • 安くても、事故対応やロードサービスの体制はしっかり整備されている。
  • 結論②:「安さ」のキモは「カスタマイズ(自己責任)」
    • チューリッヒが安いのは、「補償を自分で選べる(削れる)」から。
    • 「車両保険」や「免責金額」、「特約」を自分たちの家族構成や車の使い方に合わせて最適化(=ダイエット)することで、保険料は劇的に安くなる可能性がある。
  • 結論③:ただし、「誰にとっても一番安い」わけではない
    • 保険料は、年齢・等級・走行距離などで決まる。
    • チューリッヒ、SBI損保、ソニー損保など、主要なネット型は「同じ条件で」見積もり比較しないと、本当に安いかは分からない。
  • 結論④:ネット型は「向く・向かない」がハッキリしてる
    • 「自分で調べて判断できる人(=パパ)」は向いてる。
    • 「全部お任せしたい、対面の安心感が欲しい人」は、高くても代理店型のほうが幸せかもしれない。

(ママ:「なるほどね…。つまり、『安くなる可能性は高いけど、自分でちゃんと見積もりして、中身を理解して決めなさいよ』ってことね」)

(パパ):その通り!100点満点の回答だ、ママ。

(パパ):自動車保険って、家計の中でもトップクラスの「固定費」だ。ここを見直すか放置するかで、年間数万円、10年なら数十万円の差がつく。
「めんどくさい」「よく分からない」って思考停止して、惰性で更新し続けるのが一番もったいない。

(ママ:「確かに…。年間5万円安くなったら、それだけで家族旅行の足しになるもんね…」)

(パパ):だろ?
代理店型が悪いわけじゃない。でも、もし今、家計の見直しを真剣に考えていて、「保険料、高いなぁ…」って少しでも感じてるなら、まずは「見積もり」を取ってみることだ。

チューリッヒの公式サイトなら、5分もあれば「今よりどれだけ安くなるか」の目安が分かる。もちろん見積もりは無料だ。
そこで出た金額を見て、「これだけ安くなるなら、ネット型に乗り換える手間をかけてもいいな」と思えるかどうか。

それが、今回の“最短での結論”だ!

(パパ):さて、ママ。保険証券と車検証、持ってきたか?
(ママ:「え、今やるの!?」)
(パパ):当たり前だろ!善は急げ、固定費削減はスピード勝負だ!(笑)

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