自動車保険

子育て家庭にちょうどいい補償とは?東京海上日動の特約を「無駄」と「安心」で仕分けしてみた

(ママ)「ねえパパ、今年も来たわよ。自動車保険の更新通知。」

(パパ)「ん、ああ。もうそんな時期か。どれどれ…(書類を見て)うわ、気のせいか?またちょっと保険料上がってないか?」

(ママ)「それよ!私も思った。なんかさ、この『ドライブレコーダー特約』ってやつ。これ、本当にいるのかな?月々で割ると大したことないように見えるけど、年間にすると結構な金額じゃない?」

(パパ)「うーん、確かに安くはないな。だがしかし、これは東京海上日動のサービスで、万が一の時に自動で通報してくれたり、オペレーターが状況を確認してくれたりする『見守り機能』がついてるやつだろ?証拠が残る以上の価値がある、と俺は思うが…」

(ママ)「でもさ、うちのミニバン、そろそろ買い替えも考えてるのに、今からドラレコ新しくするのもねぇ…。あ、あとこれ!『代車特約』!これ、ここ5年くらい使ったことある?」

(パパ)「(うっ…)そ、それは確かにない。ないが!もし事故って修理が長引いた場合、平日の息子の習い事の送迎、どうするんだ?僕の通勤用の軽自動車だけじゃ、週末の買い出しも含めて到底回らないだろ。そのリスクを考えたら…」

(ママ)「うーん…理屈はわかるけど、結局『使わない安心』にお金を払い続けてる気がするのよね。もう、一体どれが我が家にとって『ちょうどいい』補償なのか、さっぱりわかんない!」

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…なんて会話、全国の子育て家庭で繰り広げられていませんか?
我が家、サルヂエファミリーも、平日の送迎や通勤に使う「軽自動車」と、週末のレジャーや家族旅行で活躍する「ミニバン」の2台持ち。日々怪獣化する息子たちを乗せて走るだけに、「もしも」の時の安心は絶対に必要です。

でも、家計を預かる身としては、「本当に必要なの?」と首をかしげたくなる特約があるのも事実。

「無駄な保険料は1円だって削りたい。でも、家族の安心は絶対に捨てたくない!」

この自動車保険における永遠のテーマに、今回こそ決着をつけたいと思います。
そこで今回は、自動車保険の「補償」と「特約」について、特にラインナップが豊富な「東京海上日動」のプランを参考に、僕たちサルヂEファミリーにとっての「最適解」はどこにあるのか、徹底的に調べてみることにしました。

「特約、多すぎて選べない!」「うちの家族構成に合った補償って何?」
そんなモヤモヤを抱えるパパさん・ママさん、必見です。

家族構成で変わる“最適補償”の考え方|通勤・送迎・旅行それぞれのリスクを整理

(ママ)「よし、じゃあ早速見直すわよ!で、パパ、何から手をつければいいわけ?結局、保険証券に書いてある『対人賠償:無制限』『対物賠償:無制限』ってところだけ見ておけば、ひとまずは安心なんじゃないの?」

(パパ)「おいおい、ママ。そこが一番のキホンであることは間違いないが、それだけで思考停止しちゃダメだ。特にウチのように『軽自動車とミニバンの2台持ち』で、かつ『子育て真っ最中』という家庭こそ、補償内容の『ズレ』や『ムダ』が潜んでいる可能性が高いんだ」

軽+ミニバンの2台持ち家庭にありがちな“補償のムダ”

(ママ)「え、ムダ?どういうこと?」

(パパ)「例えばだ。ウチは車2台とも同じ保険会社(東京海上日動)で契約しているだろ?その方が管理しやすいからな。だが、その2台の契約内容をよーく見比べてごらん」

(ママ)「(書類を広げて)えーっと…。あ、どっちにも『弁護士費用特約』ってのがついてるわ。あと『個人賠償責任特約』も…」

(パパ)「そう、それだ!この『個人賠償責任特約』。これは自動車事故『以外』の日常生活で、他人にケガをさせたり、モノを壊したりした時に使える、めちゃくちゃ優秀な特約なんだ。例えば、息子が友達の家でゲーム機を壊したとか、自転車で人にぶつかったとか…」

(ママ)「うわ、ありそう…。超必要じゃない!」

(パパ)「だろ?だがこの特約、実は『1つ契約していれば、家族全員(※)』が補償されるケースがほとんどなんだ。
(※補償される家族の範囲は保険会社によって定義が異なります)

それなのに、ウチみたいに2台分の契約それぞれにこの特約をつけていると、単純に補償がダブって、1台分の保険料を余計に払っていることになる。これが『補償のムダ』の正体だ」

(ママ)「な、なんですとー!?今すぐ1台分は解約よ!」

使用目的(通勤・送迎・レジャー)でリスクを可視化

(パパ)「落ち着け(笑)。そういう『重複』をなくすためにも、まずは我が家の2台の車が、それぞれ『どんなリスク』を背負っているのかを整理するぞ」

(ママ)「リスクの整理?車なんて、どっちも事故るリスクは同じじゃないの?」

(パパ)「違うんだな、これが。我が家の使い方を『見える化』してみよう」

サルヂエファミリーの“車の使い方”と“想定リスク”

使用車両 主な用途 想定されるリスク 重点を置くべき補償
軽自動車(パパ) ・平日の通勤(毎日)
・近所の買い物
・走行距離が長く、事故遭遇率が上がる
・朝夕のラッシュ時の追突・被追突
・単独での運転がほとんど
・自分自身のケガ(人身傷害保険
・相手へのしっかりした補償(対人・対物
ミニバン(ママ) ・平日の子供の送迎
・週末の家族レジャー
・たまに長距離の帰省
・家族全員が乗車中に事故に遭う
・不慣れなレジャー先での運転ミス
・狭い駐車場での接触事故
・家族全員分のケガ(人身傷害保険
・車の修理代(車両保険
・他人とのトラブル(弁護士費用特約

(ママ)「なるほど…。こうして見ると全然違うわね。パパの軽は『毎日乗るリスク』、ミニバンは『家族みんなで乗るリスク』と『不慣れな場所で乗るリスク』か。」

「家族限定」「年齢条件」「運転者範囲」で調整できる節約ライン

(パパ)「その通り。そのリスクの違いを理解した上で、次に保険料に直結する『運転する人の範囲』を決めるんだ。これが節約のキモだ」

自動車保険には、主に以下の「限定」がある。

  • 年齢条件:ウチはまだ子供が小さいから関係ないが、もし20代の子供が運転するとなると保険料は一気に跳ね上がる。
  • 運転者範囲:一般的に「限定なし」→「家族限定」→「本人・配偶者限定」→「本人限定」の順に保険料は安くなる。

(ママ)「じゃあ、パパの軽は『本人限定』が一番安くていいじゃない!私もたまに借りるけど…」

(パパ)「ダメだ!それをやると、ママが運転して事故った時に1円も保険が出ないぞ。ウチの場合、軽は僕とママが運転する可能性があるから『本人・配偶者限定』が妥当だろう」

(ママ)「ふむふむ。じゃあミニバンは?私がメインだけど、パパも週末運転するし…あ、これも『本人・配偶者限定』で良くない?」

(パパ)「待った。そこに落とし穴がある。例えば、実家に帰省した時、じいじ(義父)が『ちょっと運転代わってやるよ』と言い出したら?」

(ママ)「あ、ありそう…」

(パパ)「『家族限定』の『家族』には、一般的に『同居の親族』しか含まれない。つまり、別居しているパパの親やママの親は対象外なんだ」

(ママ)「えー!そうなの!?じゃあ、たまに遊びに来た友達家族と出かけて、向こうのパパに運転を代わってもらうのもダメ?」

(パパ)「もちろんダメだ。その場合は『限定なし』にするか、その時だけ使える『1日自動車保険』に入ってもらう必要がある。運転者範囲を狭めれば保険料は安くなるが、ライフスタイルに合わない設定にすると、万が一の時にとんでもないリスクを負うことになる」

見直しの基本は“家族単位”で考えること

(ママ)「うーん、難しいわね…。じゃあ、どうすればいいのよ」

(パパ)「だから、保険は『車1台ごと』にバラバラで考えるんじゃなくて、『サルヂEファミリーという家族のリスク』をどうカバーするか、という視点で見直すんだ」

さっきの「個人賠償責任特約」のように、補償が重複しているなら1台分にまとめる。
逆に、ミニバンで別居の親が運転する可能性があるなら、保険料が上がっても「家族限定」ではなく「限定なし」にするか、他の方法を考える。

(ママ)「なるほどね…。今までは車2台分の更新通知書を別々に見比べて『高い!』って怒ってたけど、2台で1セットの『家族のお守り』として中身を見直さなきゃいけなかったのね」

(パパ)「そういうこと。まずは土台となる『誰が運転するか』『どこまで補償するか』の基本が決まった。じゃあ、次はいよいよ本丸。ママが気になっていた『特約』について、どれが必要で、どれが不要かを仕分けていくぞ!」

知っておきたい東京海上日動の主要特約|必要度と費用感をマトリクスで整理

(パパ)「さて、ここからが本番だ。自動車保険の『特約』は、例えるなら“料理のトッピング”みたいなものだ」

(ママ)「トッピング?というと?」

(パパ)「ラーメンで言えば『対人・対物』が麺とスープという“基本”だ。それに『人身傷害』や『車両保険』という“チャーシューやメンマ”の基本具材が乗る。特約は、そこからさらに『味玉』『コーン』『バター』『全部乗せ』をどうするか、という選択肢なんだ」

(ママ)「なるほど。全部乗せたら美味しい(安心)けど、値段は高くなるし、そもそも私コーンいらないわ、みたいなことが起きるわけね」

(パパ)「ご名答。だから、我が家の“お好み”に合わせて、トッピング(特約)を賢く取捨選択する必要がある。今回は、数ある特約の中でも特に子育て世帯が迷いがちなものをピックアップし、東京海上日動のプランを参考にしながら仕分けしてみよう」

特約一覧(ドラレコ・代車・弁護士・個人賠償ほか)

(パパ)「まず、主要な特約の機能をざっとおさらいするぞ。名前は聞いたことあるけど、中身は曖昧ってのが多いからな」

子育て世帯が迷う主要特約リスト(東京海上日動の例)

  • ドライブレコーダー特約(ドライブエージェント パーソナル)
    • 機能:専用ドラレコがレンタルされ、強い衝撃を検知すると自動で事故受付センターに通報。オペレーターによる状況確認や「あおり運転」時の警告も。
  • 弁護士費用特約(弁護士費用等補償特約)
    • 機能:いわゆる「もらい事故」のように、自分に過失がない事故で保険会社が示談交渉できない時、弁護士に相談・依頼する費用を補償。
  • 個人賠償責任特約(日常生活賠償責任補償特約)
    • 機能:【H2-1】で触れた通り。自動車事故「以外」で、家族が他人にケガをさせたり、物を壊した時の賠償責任を補償。
  • 代車特約(事故・故障時等代車費用特約)
    • 機能:事故や故障で車が修理や買い替えになる間、レンタカーを借りる費用(日額など)を補償。
  • 車内外身の回り品特約
    • 機能:事故(※車内・トランクのみ)で車内のゴルフバッグやカメラ、ベビーカーなどが壊れた場合に補償。

(ママ)「うわぁ…やっぱり多いわね。名前だけ聞くと、どれも『あった方が良さそう』って思っちゃう」

特約別「つけるべき人・不要な人」早見表

(パパ)「そう、そこが保険のワナだ。だが、冷静に『我が家の生活スタイル』に照らし合わせれば、優先順位は見えてくる。サルヂエ流に『必要度』を仕分けてみよう」

特約名 サルヂエ的「必要度」 つけるべき人(推奨) 不要かもしれない人(検討)
個人賠償責任特約 【高】★★★★★ 子育て世帯(全員)
・自転車によく乗る家族
・ペットを飼っている
・既に火災保険などで加入済みの人(※重複チェック必須)
弁護士費用特約 【高】★★★★☆ ・「もらい事故」が不安な人
・運転頻度が高い人
・家族が複数台運転する
・自分で交渉する自信がある人(※非推奨)
・他の保険で加入済みの人
ドライブレコーダー特約 【中】★★★☆☆ ・事故時の証拠が欲しい人
・事故後の対応が不安な人
・運転に不慣れな家族がいる
既に高性能ドラレコを設置済みの人
・月額費用を抑えたい人
代車特約 【中】★★★☆☆ 車が1台しかない家庭
・修理中に車がないと生活が困る人(送迎・通勤)
・週末しか乗らない人
車を2台以上持ち、融通が利く家庭
・公共交通機関で代替できる人
車内外身の回り品特約 【低】★☆☆☆☆ ・高価な荷物(ゴルフ等)を常に積んでいる人 ・貴重品を車内に置かない人
・「車両保険」で十分と考える人

費用対効果が高いのは?年間コストの目安と利用率データ

(ママ)「こうして見ると分かりやすい!『個人賠償』は、もうウチには必須ね。怪獣(息子)たちが何をしでかすか…」

(パパ)「だろ?しかもこの特約、補償は数億円と手厚いのに、保険料は年間で数千円程度と、費用対効果(安心コスパ)がズバ抜けて高いんだ。これは『買い』だ」

(ママ)「じゃあ、逆に私が悩んでた『代車特約』は?」

(パパ)「ウチは軽とミニバンがあるだろ?もしミニバンが修理になっても、最悪パパが電車通勤すれば、ママの送迎は軽でカバーできる。逆もしかりだ。だから、ウチの『必要度』は【低】~【中】。保険料を払ってまで備えるか、微妙なラインだな」

(ママ)「確かに…。冷静に考えたら、なんとかなりそう。これは『削る』候補ね!」

補償の“安心コスパ”を見極める視点

(パパ)「そういうことだ。大事なのは、保険料の『年間コスト』と、それが『どれくらい使われるか(利用率)』、そして『万が一の時のダメージのデカさ』を天秤にかけることだ」

  • 個人賠償:コスト(小)× 利用率(中)× ダメージ(特大)= コスパ最高
  • 弁護士特約:コスト(小)× 利用率(低)× ダメージ(大)= お守りとして優秀
  • 代車特約(ウチの場合):コスト(中)× 利用率(低)× ダメージ(小)= コスパ微妙

(ママ)「なるほどね!『安心コスパ』っていう視点、すごくしっくりきたわ。じゃあ、残る大物…あの『ドラレコ特約』はどう仕分ければいいのよ?」

ドラレコ特約・事故発生時の“見守りサービス”は本当に必要?

(ママ)「よし、じゃあ本丸の『ドライブレコーダー特約』よ。パパは導入で『価値がある』とか言ってたけど、やっぱり高くない?だって、普通にカー用品店で買えば、もっと安くて高性能なドラレコもありそうじゃない?」

(パパ)「ママの言う通り、視点は2つある。①単なる『録画装置』として と、 ②『保険サービス』として の比較だ。まず、東京海上日動の『ドライブエージェント パーソナル』の仕組みを整理しよう」

ドラレコ特約の仕組みと他社との違い

(パパ)「この特約は、単にドラレコをレンタルして終わり、じゃないんだ。最大の特徴は『通信機能』と『見守りサービス』にある」

東京海上日動のドラレコ特約の主な機能

  1. 録画機能
    • 常時録画+衝撃検知時の前後を自動保存(これは一般的)。
  2. 強い衝撃を検知(通信機能)
    • 事故を検知すると、ドラレコが自動で事故受付センターに発報(通報)する。
  3. オペレーターによる対応(見守りサービス)
    • ドラレコを通じてオペレーターがドライバーに呼びかけ、状況を確認。
    • 必要に応じて、消防や警察への連絡、レッカーの手配などを代行・サポートしてくれる。
  4. その他の機能
    • 「あおり運転」を検知した場合の警告や、自動での録画保存。

(ママ)「へぇ…。事故ったら勝手に電話かけてくれるんだ」

(パパ)「そうだ。他社のドラレコ特約にも似た機能はあるが、東京海上日動の場合は『強い衝撃(エアバッグが作動するレベル)』だけでなく、『やや強い衝撃(急ブレーキや軽い追突)』でも専用安否確認デスクにつながり、オペレーターが対応してくれる点が手厚いと言われている」

実際の事故発生時フローとリアルな活用場面

(ママ)「でもさ、事故ったら自分ですぐスマホで110番なり保険会社なりに電話するじゃない?『自動』って、そこまで必要かな?」

(パパ)「そこがミソだ。想像してみろ。もし、ママが平日に息子たちを乗せて送迎中、交差点で大きな事故に巻き込まれたら?」

(ママ)「え…」

(パパ)「自分もケガをして動揺しているかもしれない。後部座席では息子たちが泣き叫んでいるかもしれない。そんなパニック状態で、冷静にスマホを取り出して、状況を正確に説明し、必要な手配を全部できるか?」

(ママ)「……(絶句)。無理かも。まず子供たちをなんとかしなきゃって焦るわね…」

(パパ)「だろ?そんな時に、ドラレコが勝手に通報してくれて、スピーカーから『大丈夫ですか!?サルヂエさん!すぐに救急車を手配しますか?』とプロが冷静に話しかけてくれたら、どれだけ心強いか。これが『録画するだけ』の市販ドラレコとの決定的な違いだ」

(ママ)「う…それは…確かに。特に子供と二人きりの時の運転だと、価値観変わるわね…」

(パパ)「逆に、僕が一人で通勤中に事故った時は『大丈夫です、意識はハッキリしてます。相手のナンバーは…』と冷静に対処できるかもしれない。つまり、この特約の価値は『誰が』『どんな状況で』運転するかによって大きく変わるんだ」

「過剰装備」になりがちな家庭との境界線

(ママ)「なるほどね…。ウチみたいに、ママが子供を乗せて運転する機会が多い家庭には、録画機能以上の『お守り』として価値が高いってことか」

(パパ)「そういうことだ。逆に、この特約が『過剰装備』になる可能性があるのは、こんな家庭だ」

ドラレコ特約が「過剰装備」になりがちなケース

  • ケース1:既に高性能なドラレコ(通信機能付き)を設置している
    • 最近の車は純正で通信・通報機能(トヨタのT-Connectやホンダコネクトなど)がついていたり、高機能な市販ドラレコを設置済みの場合は、機能が重複する可能性がある。
  • ケース2:運転するのはベテランドライバーのみ
    • 運転するのはパパ(運転歴20年)だけで、万が一の時も冷静に対処できる自信がある、という場合。
  • ケース3:とにかく保険料を1円でも安くしたい
    • 「見守り」よりも「コスト」を最優先する場合。録画機能だけなら市販品の方がトータルコストは安い。

(ママ)「ふーむ。ウチのミニバンは、まだそういうハイテク機能はついてない古い型だし、私がパニッカー(パニックになりやすい人)なのを考えると…『過剰』とまでは言えないわね」

(パパ)「だろ?年間コスト(保険料)と、『万が一の安心感』を天秤にかけて、我が家がそのコストを許容できるかどうか。そこが判断の分かれ目だな」

(ママ)「悩ましいけど、判断基準はすごくクリアになったわ!よし、これで全部の特約が出揃ったわね!」

まとめ|補償を削るより“選び直す”が正解。家族の安心を守る設計術

(ママ)「いやー、疲れた!でも、頭の中がスッキリしたわ。今まで『高い!』『ムダ!』としか思ってなかったけど、一つ一つの特約にちゃんと意味があることがわかった」

(パパ)「だろ?今日の議論で、我が家の方針が明確になったな。ちょっと整理してみよう」

サルヂエファミリーの「補償見直し」結論

  1. ムダは削る!
    • 2台の車で重複していた「個人賠償責任特約」は、ミニバン(家族が乗る方)の契約に1本化する。
    • 2台持ちで融通が利くため、「代車特約」は思い切って外す。
  2. 必要な安心は買う!
    • もらい事故に備える「弁護士費用特約」は、両方の車に継続してつける。(※これも1台で家族全員OKな場合もあるが、車ごとの事故に備えるため要確認)
    • 「個人賠償責任特約」は、子育て世帯の必須特約として絶対にキープする。
  3. 価値で判断する!
    • 「ドラレコ特約(見守りサービス)」は、市販品とのコスト差(年間数千円)と、「ママと子供の安心」を天秤にかける。
    • → 我が家は、ママが子供を乗せて運転するミニバンにだけ「お守り」として導入を継続。パパの通勤軽自動車は、市販の録画ドラレコで十分、という結論に至った。

(ママ)「そうそう、こういう結論!なんだか、ただ『節約』するよりもずっと賢くなった気がするわ。『全部つける』でもなく、『とにかく削る』でもなかったのね」

(パパ)「その通り。一番大事なのは、『補償を削る』ことではなく、『自分たちの家族の今の使い方に“選び直す”』ことだったんだ」

子供が小さかった10年前と、行動範囲が広がった今とでは、必要な補償は違って当然です。
「去年と同じでいいや」と思考停止で更新を続けるのが、一番の「ムダ」と「リスク」を生む原因だったんですね。

今回、僕たちが調べた東京海上日動のプランは、確かに多機能で手厚いぶん、パッと見は複雑で「割高」に感じたかもしれません。
でも、その一つ一つの特約の意味を理解し、「我が家には、なぜこれが必要(あるいは不要)なのか」を家族で話し合うことで、保険料という『コスト』が、家族の『安心』を守るための『投資』に変わるんだと実感しました。

「特約、多すぎてわかんない!」
「ドラレコ特約って、結局どうなの?」

そう悩んでいる子育て世帯の皆さん。
ぜひ一度、保険証券を広げて、「我が家の安心コスパ」について、家族会議を開いてみてはいかがでしょうか?

(※本記事は、サルヂエファミリーが独自に調査した内容に基づいています。実際の契約にあたっては、必ず保険会社または代理店にご確認ください。)

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