ガソリン代

【楽天経済圏】ガソリン代を1円でも安く!楽天ポイントで給油節約する5つの方法

いやはや、またガソリン価格が上がったみたいだ。テレビのニュースで「高止まり」なんて言葉を聞くたびに、うちのママが「またぁ?」とため息をつくのが聞こえてきそうだ。

我が家は怪獣化した息子2人を抱える4人家族。週末の買い出しやら、ちょっとした公園への移動やらで、車は生活必需品。正直、これがないと生活が回らない。

「だったら乗らなきゃいいじゃない」とママは簡単に言うけれど、そうもいかないのが現実だ。「じゃあ、どうやってこのガソリン代という固定費を抑えるか?」……そこでパパの出番だ。

「なんでも自分達で調べてやってみる」のが、我らサルヂエファミリーのモットー。

どうせ払うなら、1円でも安く、賢く支払いたい。
そこで今回、理屈っぽいパパが徹底的に調べ上げたのが、ずばり「楽天の仕組みを使ったガソリン節約術」だ。

うちは生活の多くを「楽天経済圏」で回している。楽天市場での買い物、楽天モバイル、楽天証券……。ならば、このガソリン代だって「楽天化」できるはずだ。

「ガソリンスタンドで楽天ポイントなんて使えるの?」
「楽天カードで払うだけで、本当に安くなるの?」

そんなママの直感的な疑問にも答えつつ、今回は「楽天の仕組みを利用してガソリン代を安く入れる5つのコツ」を、パパがうんちくたっぷりに、しかし分かりやすく解説していこう。これを読めば、次の給油から「ああ、損してた!」なんて思わなくて済むはずだ。

楽天カードでガソリンを支払うだけでポイントが貯まる

まず、ガソリン代を楽天の仕組みで安くするための「基本のキ」。それは、「給油の支払いを楽天カードにする」ただそれだけだ。

「え、それだけ?当たり前じゃない」とママは言うかもしれない。
だが、この「当たり前」を意識しているかどうかで、年間の節約効果は大きく変わってくる。なぜ楽天カードでの支払いが「節約の第一歩」なのか、その理屈を今から説明しよう。

楽天カードはどのスタンドで使える?(ENEOS/出光/コスモなど)

まず、根本的な疑問。「そもそも、近所のガソリンスタンドで楽天カードなんて使えるの?」という点だ。

ママなんかは「楽天って、ENEOS(エネオス)だけじゃない?」なんて思い込んでいるかもしれないが、それは大きな間違いだ。

ここで言う「使える」は、「楽天ポイントカードが提示できる」という意味ではなく、「クレジットカードとして決済できるか」という意味だ。

楽天カードは、国際ブランド(VISA、Mastercard、JCB、AMEX)が付帯している、ごく一般的なクレジットカード。つまり、「クレジットカード払いOK」の看板が出ているガソリンスタンドであれば、ほぼ全ての場所で利用可能だ。

  • ENEOS(エネオス)
  • 出光(apollostation、出光SS、シェルSS)
  • コスモ石油
  • キグナス石油
  • SOLATO(ソラト)
  • JA-SS
  • その他、地域のガソリンスタンド

上記のような主要なガソリンスタンド(SS)は、まず間違いなくクレジットカード決済に対応している。だから、「楽天カードが使えないかも」という心配は、ほぼ不要だ。

還元率1%で月5000円給油なら…年600円分の差

「でも、たかがカードで払うだけでしょ?そんなに変わらないんじゃない?」
ママのその直感的な意見、パパが論破しよう。

重要なのは「ポイント還元率」だ。
楽天カードの基本還元率は、ご存知の通り1%(100円の利用につき1ポイント)。

仮に、我が家(や、あなたの家)が月に5,000円分ガソリンを入れるとしよう。
これを現金で払っていたら、当然ポイントはゼロだ。

しかし、楽天カードで支払うだけで、

  • 5,000円 × 1% = 月間 50ポイント

が自動的に貯まる。
「なーんだ、50円でしょ」と侮ってはいけない。
これが1年間続けば、

  • 50ポイント × 12ヶ月 = 年間 600ポイント

600ポイントあれば、楽天市場でちょっとした日用品の足しになるし、息子たちのお菓子だって買える。ママの好きなコーヒーだって買えるかもしれない。

もし月1万円給油する家庭なら、年間1,200ポイントだ。
これが「ただ支払方法を変えるだけ」で手に入るのだから、やらない手はない、というのがパパの理屈だ。

“楽天ポイント貯め”目的なら請求時還元を意識

さて、ここからが少し「うんちく」パートだ。
ガソリンスタンドのポイントの仕組みは、実は少しややこしい。

「ENEOSだとTポイント、出光(apollostation)だと楽天ポイントかPontaポイントを提示するように言われるけど、どう違うの?」

いい質問だ。
ガソリンスタンドで貯まるポイントには、大きく分けて2種類ある。

  1. SS独自のポイント(提示系)
    • 例:ENEOSでTカードやdポイントカードを提示して貯まるポイント
    • 例:出光で楽天ポイントカードやPontaカードを提示して貯まるポイント
  2. 決済手段によるポイント(決済系)
    • 例:楽天カード(クレジットカード)で支払って貯まるポイント
    • 例:楽天ペイ(QRコード決済)で支払って貯まるポイント

ここでパパが力説している「楽天カードで支払うだけで貯まる1%」というのは、後者の「2. 決済系」の話だ。

これは、ガソリンスタンド側がくれるポイントではなく、楽天カード(カード会社)が、利用額に応じて請求時に付与してくれるポイントだ。

だから、例えばENEOSで給油する場合、
「Tカード(提示系)を提示してTポイントを貯めつつ、支払いは楽天カード(決済系)で行い、楽天ポイントも1%貯める
という合わせ技が可能なわけだ。(※一部SSでは併用不可の場合もあるので現地確認は必要だが)

まずは「どのスタンドで給油するにせよ、支払いは楽天カードにしておけば、最低でも1%の楽天ポイントは確保できる」。この事実をしっかり認識することが、楽天の仕組みでガソリン代を安く入れるための、最も重要な基礎知識なんだ。

楽天ペイ対応スタンドで“キャッシュレス×ポイント”の二重取り

さて、H2-1では楽天カード(クレジットカード)で「貯める」話、H2-2では楽天ポイントで「使う」話をした。
ここまでは、いわば楽天ガソリン術の「王道」だ。

だが、理屈っぽいパパは、さらに効率的な方法を見つけてしまった。
それが、第3の方法「楽天ペイ(アプリ決済)で支払う」だ。

「えー、また新しいのが出てきた」
「ガソリンスタンドでスマホをピッてやるの?なんか面倒くさそうだし、うまくいくか不安……」

ママのそんな腰が引けた声が聞こえてきそうだが、まぁ待て。
この楽天ペイ払いをマスターすると、H2-1の「楽天カード払い(1%還元)」を超える還元率を叩き出し、なおかつH2-2の「ポイント払い」の手軽さも享受できる、まさに「いいとこ取り」が可能になるんだ。

楽天ペイが使える給油所は増加中!

まず、そもそも「ガソリンスタンドで楽天ペイなんて使えるの?」という疑問。
ママが不安に思うのも無理はない。数年前までは、ガソリンスタンドの決済といえば現金かクレジットカード、あるいはそのスタンド専用のプリペイドカードくらいだったからな。

だが、時代はキャッシュレスだ。
結論から言うと、楽天ペイが使えるガソリンスタンドは、着実に増えている。

特に積極的なのが、H2-2でも登場した「出光(apollostation、出光SS、シェルSS)」だ。
出光は楽天ポイントと提携しているだけあって、楽天ペイでの支払いにも多くの店舗が対応している。(※一部店舗を除く)

一方で、「ENEOS」や「コスモ石油」は、残念ながら楽天ペイ対応店舗はまだ限定的だ。(2025年11月現在)
だから、「楽天ペイでガソリン代を安く入れたい」と考えるなら、現時点での最適解は「出光(apollostation)」を選ぶことだ。

楽天キャッシュ利用でポイント残高もフル活用

「でも、パパ。楽天ペイで払っても、どうせ引き落としは楽天カードなんでしょ?」
「それなら、H2-1の楽天カードで直接払うのと、何が違うのよ?」

ママ、それは半分正解で、半分不正解だ。
ここが、今回のうんちくの最重要ポイント。よく聞いてほしい。

楽天ペイで支払う時、その「支払元(お金の出どころ)」を何に設定しているか?
もし「楽天カード」に設定しているなら、ママの言う通り、還元率は1%のままだ。

だが、パパが推奨するのは、支払元を「楽天キャッシュ」に設定する方法だ。

「楽天キャッシュ?なにそれ、また新しい……」
簡単に言えば、楽天サービス内で使える「電子マネー残高」のことだ。
この楽天キャッシュに、「楽天カードからチャージ(入金)」する。

この「一手間」を加えることで、ポイントの付き方が劇的に変わる。

【楽天ペイ(楽天キャッシュ払い)のポイント二重取りロジック】

  1. チャージ時: 楽天カード → 楽天キャッシュへチャージ
    • 還元:0.5% (200円チャージごとに1ポイント)
  2. 支払い時: 楽天ペイ(支払元:楽天キャッシュ)でガソリン代を支払う
    • 還元:1.0% (100円支払いごとに1ポイント)

→ 合計:1.5%還元

わかるだろうか?
ただ楽天カードでガソリン代を払うと1.0%
楽天カードから楽天キャッシュに「チャージ」という一手間を加えてから楽天ペイで払うと1.5%

この0.5%の差をどう見るか。
月1万円給油する家庭なら、年間600ポイント(1.0%)だったのが、年間1,800ポイント(1.5%)になる。
(※注:チャージ時の0.5%還元は楽天カード(通常カード)の場合。楽天ゴールドカードやプレミアムカードなど条件によって異なる場合があるし、キャンペーンで変動することもある。あくまで基本ロジックだ)

さらにだ。
この「楽天キャッシュ」、H2-2で話した「楽天ポイント(通常ポイント)」を充当することもできるんだ。
楽天市場などで貯めたポイントを楽天キャッシュにチャージ(※)しておけば、支払いはすべて楽天ペイで完結する。(※期間限定ポイントは楽天ペイの支払いに直接利用できる)

まさに、楽天経済圏の仕組みをフル活用した合わせ技、というわけだ。

スマホ1つで完結するからママにも人気

「理屈はわかったけど、やっぱり面倒くさそう……」
「チャージとか、設定とか……」

まだそんなことを言っているのか。
この方法の最大のメリットは、その「手軽さ」にあるんだ。

特に、直感的に物事を進めたいママにこそ知ってほしい。

フルサービスのスタンドなら、
「楽天ペイで。ポイントも使います」
と言って、楽天ペイアプリのバーコードを提示するだけ。

セルフスタンドでも、
「QR決済」や「楽天ペイ」のボタンを選び、スマホのバーコードを読み取らせる。

これだけで、

  1. 楽天ポイントカードの提示(ポイントを貯める)
  2. 楽天ポイントの利用(ポイントで払う)
  3. 楽天ペイでの決済(キャッシュレスで払う)

これら全てが「スマホアプリ1つ」で完結するんだ。

考えてみてくれ。
今までは、「えーっと、ポイントカードは財布のここでしょ。それからクレジットカードはこっち……あ、Tカード出しちゃった」なんてやっていたのが、スマホ1つ出すだけで全部終わる。

財布をパンパンにしたくないママにとって、これほどスマートな解決策があるだろうか?
理屈(1.5%還元)と利便性(スマホ1つ)を両立できる。これが、パパが「楽天ペイ」を推す最大の理由だ。

楽天カード×ガソリン関連キャンペーンを逃さない

さて、H2-1からH2-3まで、楽天カード、楽天ポイント、楽天ペイを使った「通常時」のガソリン節約術を解説してきた。
これらは、一度仕組みさえ作ってしまえば、あとは自動的に節約が回っていく「基礎」の部分だ。

だが、我ら楽天経済圏の住人が、その真価を発揮するのはここから。
そう、「キャンペーン」だ。

「うわ、出た。キャンペーンって、どうせエントリーが必要とか、期間が短いとか、面倒くさいやつの典型じゃない」

ママのその直感的な拒否反応、よくわかる。
確かに、キャンペーンを追いかけるのは面倒だ。いちいち楽天のサイトをチェックするなんて、ママじゃなくてもやってられない。

だが、パパは理屈で考える。
なぜ企業が面倒な手続き(エントリー)をさせてまでキャンペーンを打つのか?
それは、「それだけ大きなリターン(ポイント還元)を提供するから」に他ならない。

この「期間限定のボーナスタイム」を見逃すか、きっちり拾っていくかで、年間のガソリン節約効果は、文字通り「桁」が変わってくるんだ。

ENEOS×楽天カードの限定キャンペーンとは?

ここで注目したいのが、H2-2では「楽天ポイント払いができない」と切り捨てた、あの「ENEOS(エネオス)」だ。

ENEOSは確かにポイント払いはできない。
だが、楽天カードや楽天ペイ(楽天経済圏)との連携キャンペーンは、非常に積極的に打ってくる。ここが面白いところだ。

例えば、過去にはこんなキャンペーンがあった。

  • 「ENEOSで楽天カードを使うとポイント2倍!」
    (通常1%還元 → 期間中2%還元)
  • 「ENEOSで楽天ペイ(楽天キャッシュ払い)を使うとポイント最大3%!」
    (通常1.5%還元 → 期間中3%還元)
  • 「楽天カード利用で、抽選でガソリン代全額ポイントバック!」

なぜENEOSがこんなことをするのか?
理屈は簡単だ。「うちはTポイントやdポイントも使えるけど、楽天ユーザーにもうち(ENEOS)で給油してほしい」からに決まっている。

つまり、ENEOSは「キャンペーン」という形で、他のスタンド(出光やコスモ)に対抗しているわけだ。
我々消費者は、この「競争」をうまく利用させてもらえばいい。

エントリー式キャンペーンは“通知ON”で対応

「でもパパ、そういう情報、どうやって知るのよ」
「毎日楽天のサイトなんて、パパだって見てないでしょ?」

その通り。
理屈っぽいパパは、根性論では動かない。「仕組み」で解決する。

ママのような直感タイプでも、これだけはやっておいてほしい。

  1. 楽天カード会員サイト「楽天e-NAVI」のメルマガ(特にキャンペーン情報)を購読する。
  2. 「楽天ペイ」アプリの通知をONにしておく。

たったこれだけだ。
特に楽天ペイアプリは優秀で、「【ENEOS】楽天ペイでお支払いすると最大○%還元!」といったお得な情報が、プッシュ通知で勝手にスマホに届く。

ママは、その通知が来たら、アプリを開いて「エントリーする」というボタンを直感的にポチッと押すだけ
あとは、その期間中にENEOSで(あるいは出光で)楽天ペイや楽天カードを使えばいい。

「調べる」手間を「通知」で自動化する。
これで、面倒なキャンペーン情報も、逃さずキャッチできるというわけだ。

期間中だけでも給油スタンドを乗り換える価値アリ

「ふーん。でも、うちはいつも楽天ペイが便利な『出光』って決めてるんだけど」
「わざわざキャンペーンのために『ENEOS』に行くの?」

そこだ。そこが節約の「分水嶺」だ。
普段、H2-3で解説した「出光×楽天ペイ(キャッシュ払い)」で1.5%還元を受けているとする。これは非常に賢い選択だ。

だが、もしENEOSが「楽天ペイ支払いで3%還元キャンペーン」を始めたら?

  • いつもの出光:1.5%還元
  • 期間中のENEOS:3.0%還元

この場合、5,000円給油したら、

  • 出光:75ポイント
  • ENEOS:150ポイント

その差、75ポイント。
この「75円」のために、いつものスタンドを曲がって、少し先のENEOSまで行くか行かないか。

「たかが75円でしょ」とママは言うかもしれない。
だが、その75円を面倒くさがらずに取りに行くのが、サルヂエファミリーの「なんでも自分達で調べてやってみる」精神じゃないのか?

ガソリン代は、どうせ毎月必ず出ていく固定費だ。
その固定費を、キャンペーンという「仕組み」を使って、最も合理的に圧縮する。
普段は「出光」、キャンペーン中は「ENEOS」と、お得な方に「乗り換える」勇気

これこそ、理屈と行動が伴った、最強のガソリン節約術だとパパは断言する。

楽天ポイントの“見落としがちな”活用シナリオとは?

さて、ここまで4つのコツ(①カード払い、②ポイント払い、③楽天ペイ払い、④キャンペーン)を解説してきた。
これらを実践するだけでも、我が家のガソリン代はかなり「楽天化」され、節約が自動で回っていくはずだ。

だが、理屈っぽいパパは、さらに一歩踏み込んで考察する。
楽天ポイントという「通貨」を、もっと根源的に、家計全体で最適化する方法はないか?

「もう十分でしょ、パパ」
「これ以上、うんちく聞いても覚えられないわよ」

まあ、そう言うな。
ここから話すのは、テクニックというより「心構え」や「仕組み化」の話だ。
特にママのように直感的にポイントを「使っちゃう」タイプにこそ、聞いてもらいたい。

楽天経済圏にどっぷり浸かっている家庭ほど、見落としがちな「ポイントの本当の価値」について、最後に解説しよう。

期間限定ポイントをガソリンに充てるテクニック

まず、楽天ユーザーをいつも悩ませる「アイツ」の話だ。
そう、「期間限定ポイント」

「あ、またポイントが500円分もらえる!ラッキー!」
と喜んだのも束の間、
「※ただし、有効期限は今月末まで」
なんていうシビアな現実。

ママなんかは、決まってこうだ。
「ああ、ポイントが切れちゃう!もったいない!」
「どうしよう、パパ。何か買うものない?(楽天市場をポチポチ)」
「あ、この服かわいい。ちょうど500ポイント使えるし、買っちゃおうかな(ポチッ)」

……待て、待て。
それが典型的な「ポイントに踊らされる消費」だ。
その服、本当に今必要だったか? ポイントがなければ買わなかったんじゃないか?
それでは、500ポイント(500円)得したようで、結局は数千円の「不要な出費」をしているだけだ。

理屈で考えよう。
ポイントとは「現金」だ。その「現金」の使い道として、最も合理的なのは何か?
それは「どうせ必ず払うもの」に充てることだ。

その筆頭が、「ガソリン代」だ。

H2-2やH2-3で解説した「出光」や「コスモ石油」での楽天ポイント払い(または楽天ペイ経由でのポイント利用)。
これらは、なんと「期間限定ポイント」から優先的に消費してくれる仕組みになっている。

つまり、月末に切れそうな500ポイントがあったら、楽天市場で無理やり服を買うのではなく、
「よし、今週末にガソリンを入れに行くか。出光で500円分ポイント払いしよう」
と考えるのが、最も賢い「ポイント防衛術」なんだ。

  • ママの発想:ポイントが切れる → 何か買う(支出が増える)
  • パパの発想:ポイントが切れる → ガソリン代に充てる(支出が減る)

この差は、年間で見ればとんでもなく大きい。
「もったいない」という直感を、ぜひ「固定費の削減」という理屈に向けてほしい。

家族全体で“ポイント集約”して給油代に回す

次に「仕組み化」の話だ。
我が家はサルヂエ「ファミリー」だ。パパもママも、それぞれ楽天アカウントを持っているかもしれない。

  • パパ:楽天カードで月500ポイントゲット
  • ママ:楽天市場の買い物で月1000ポイントゲット

こんな風に、ポイントが家族内で分散していないだろうか?
そして、ママは貯めた1000ポイントを「ラッキー!」と自分の服やコスメに使って、パパは500ポイントで自分の趣味のものを買い……。

これでは、家計全体の節約にはなっていない。
ただの「お小遣い」だ。

パパは提唱する。
「楽天ポイントは、家族で集約し、家計の固定費(ガソリン代)から差し引くべし」と。

楽天には「家族カード」の仕組みもあるが、もっと簡単なのは「楽天ポイントを家族間で移行する」サービスだ。
(※50ポイント以上、月1万ポイントまでなど一定のルールはある)

例えば、
「ママが楽天市場で得たポイントも、一旦パパのアカウント(あるいは家計用アカウント)に移行する」
「そして、その集約したポイントで、パパがガソリンを入れる」

こうすれば、「ママがポイントで服を買ったから、家計のお金が減らない」のではなく、「家計から出ていくはずだったガソリン代(現金)が、ポイントによって明確にゼロになる」という現実が生まれる。

ポイントを「お小遣い」として分散させるか、「家計防衛費」として集約するか。
家族でこのルールを決めるだけで、節約意識は劇的に変わるはずだ。

「ポイント支払い」こそ家計の見えない節約

結局、パパがこの長いうんちくで何を言いたかったか。
それは、「ポイントで支払うことの価値」を、もっと真剣に考えるべきだ、ということだ。

ガソリン代が5,000円かかったとする。
楽天カードで払えば、確かに50ポイント(1%)が返ってくる。これは素晴らしい「守り」だ。

だが、もし楽天ポイントが5,000ポイント貯まっていたら?
それをガソリン代に使えば、その月の家計簿上のガソリン代は「0円」だ。
手元の現金(あるいは銀行口座)から、5,000円がビタ一文減らない。

これは、還元率1%とか1.5%とかいうレベルの話ではない。
「100%オフ」と同じことだ。

楽天経済圏で生活し、様々なサービス(買い物、携帯、金融)を使う。
その結果として得られた「楽天ポイント」という報酬を、生活に絶対不可欠な「ガソリン」というコストにぶつける。

これこそ、楽天の仕組みをフル活用した、最強の「攻撃的節約術」だ。
「ガソリンを安く入れるコツ」を突き詰めた先にある答えは、「ガソリン代をポイントで払うこと」に他ならない。
そのための方法を、我々サルヂエファミリーは、これからも研究し続けるべきなんだ。

まとめ:ガソリン代も「楽天化」すれば節約は自動で回り出す

さて、長々とパパのうんちくに付き合ってくれて感謝する。
「楽天の仕組みでガソリン代を安く入れる5つのコツ」、もう一度おさらいしておこう。

  1. 楽天カードで払う(基礎:最低1%還元を確保)
  2. 楽天ポイントで払う(攻撃:出光・コスモで固定費を0円に)
  3. 楽天ペイで払う(応用:楽天キャッシュで1.5%二重取り)
  4. キャンペーンを狙う(戦略:ENEOSなどでボーナスゲット)
  5. ポイントを家計に集約する(仕組み化:期間限定Pを固定費に)

「……結局、やることが多すぎてわからないわよ」
と、ママが頭を抱えている姿が目に浮かぶようだ。

大丈夫。全部を一気にやる必要はないんだ。
理屈っぽいパパが、直感的なママにも分かるように、最後に「これだけやればOK」という結論を伝えよう。

仕組みさえ知れば“勝手にお得”が続く

まず、大前提として、ガソリン代は「どうせ払い続ける」ものだ。
この事実からは逃げられない。

だからこそ、「支払い方を最適化する」価値がある。
我々サルヂエファミリーのように「なんでも自分達で調べてやってみる」精神で、一度だけ「仕組み」を作ってしまえばいい。

例えば、

  • ママ(直感・手軽さ重視)なら:
    • スマホに「楽天ペイ」アプリを入れる。
    • 支払い元を「楽天キャッシュ」に設定し、「楽天カード」からオートチャージ設定をしておく。
    • 給油は「出光(apollostation)」「コスモ石油」に行く。
    • 支払いは「楽天ペイで」とスマホを出すだけ。
    • (これだけで、自動的にH2-2、H2-3、H2-5の一部がクリアできる)
  • パパ(理屈・最大効率重視)なら:
    • 上記(ママ)の仕組みをベースにしつつ、
    • 「楽天ペイ」アプリの通知をONにしておく。
    • 「ENEOS」や「出光」のキャンペーン通知が来たら、「エントリー」ボタンを押す。
    • その期間だけは、一番お得なスタンド(例:3%還元のENEOS)に乗り換える。

たったこれだけだ。
一度設定してしまえば、あとは「いつものスタンド」で「いつもの楽天ペイ」で払うだけ。
それだけで、現金で払っていた頃に比べて、勝手に1.5%以上お得になり、勝手にポイントが貯まり、勝手にポイントが使えるようになる。

「調べる」のは最初の一回だけ。
あとは「仕組み」が自動で節約を続けてくれるんだ。

車生活を続ける限り、ポイントで支払うのが最強

結局のところ、パパが一番言いたいのはH2-5の結論だ。
楽天の仕組みでガソリンを安く入れるコツ、その頂点にあるのは、

「楽天経済圏で貯めたポイントで、ガソリン代を払うこと」

これに尽きる。

ガソリン代が5,000円。
それを「現金」で払えば、家計から5,000円が消える。
だが、「楽天ポイント」で払えば、家計の現金は1円も減らない。

この差は、あまりにも大きい。
楽天市場での買い物、楽天モバイルの通信費、楽天証券での積み立て……。
そうやって生活のインフラを「楽天化」することで得られたポイントという「報酬」が、今度は「ガソリン代」というコストを打ち消してくれる。

この「最強の節約ループ」を回せることこそ、楽天経済圏で生きる最大のメリットだとパパは思う。

次の給油から“楽天ガソリン術”を始めよう

「ふーん。理屈はわかったわよ」
ママがそう言ってくれたなら、パパのうんちくも報われるというものだ。

ガソリン価格は、我々にはコントロールできない。
だが、「どう支払うか」は、我々が100%コントロールできる。

もし君が、今まで何も考えずに現金で払っていたり、ポイントが使えないENEOSでなんとなく楽天カードを使っていたりしたなら……。
それは、非常にもったいない。

まずは、次の給油。
近所の「出光(apollostation)」か「コスモ石油」を探してみるところから始めてみないか?
そして、楽天ペイのアプリを開いてみるんだ。

「なんでも自分達で調べてやってみる」
その第一歩を踏み出せば、高止まりするガソリン代へのため息も、少しは軽くなるはずだ。

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