ここでは、子育て世代にとって日常生活の中で子供の載せたり下ろしたりすること、そしてたくさんの荷物を寄せたり下ろしたりすることは重要なポイント。
今回はそんな荷物や子供の乗せ降ろしのしやすさについて、4つのポイントから利便性の高いファミリーカーについて比較していきたいと思います。
子供や荷物の乗せ降ろしがしやすい4つのポイント
2列目ドアの大きさと車高の高さ
まず子供をチャイルドシートに乗せ降ろしするときに大事になってくるポイントとしては、2列目ドアの大きさです。このドアの大きさが大きいほど余裕を持って赤ちゃんを乗せることができます。
ただ、ドアの大きさと言っても横の幅広さに関してはスライドドアを全開にすればどの車種も十分な広さがあります。
問題なのは、ドアの幅ではなく高さの方。
この高さがしっかりとあれば、非常に楽に赤ちゃんをチャイルドシートに乗せることができるんですね。
このドアの高さがイマイチなのがコンパクトミニバン、特にトヨタのシエンタなんかは提唱香りにしていますが室内の高さも低くチャイルドシートに赤ちゃんを乗せたり落としたりするにはちょっと不便かなと感じました。
その点Mクラス以上のミニバンであれば、どの車種でも車高も室内の高さも充分あって、チャイルドシートに赤ちゃんのせたり、2列目シートで赤ちゃんを寝かせてオムツ替えをするのもかなり楽ちんです。
自動開閉できるパワースライドドア
後はワンタッチで自動開閉できるパワースライドドアは非常に便利。
逆にパワースライドドアでない場合には、スライドドアって結構重いので赤ちゃんをや荷物を持ったまま片手で開け閉めするのは非常に大変。
大人の男性にとってもそうですが特に女性、ママさんや小さい子供にとってはなおさらです。
ただし、今のミニバンはほとんどの車種がパワースライドドアを標準装備しているので、あまりこの点に関しては心配しないでも大丈夫です。(※ただし、車種によっては標準装備のパワースライドが片側だけの場合もあります。)
さらにその上で、非常に便利なのが両手が塞が時に足でロックの解除、そしてスライドドアの開閉までできてしまうハンズフリースライドドア。
日産のセレナや、ホンダのステップワゴンでオプションでつけることができます。
ステップが低い低床性
次に車の乗り降りがしやすいのは、床が低い低床化設計の車。
車に乗り込む時に、地面から見たステップの高さが低いほど乗りやすい車といえます。
これは、小さい子供だけでなくお年寄りなんかもそうですよね。特に行事ごとなどでおじいちゃんやおばあちゃんも乗ることが多いのがファミリーカーです。
スペックを見ていくと、車の寸法の中に最低地上高という項目があります。名前の通り、地上から車の一番低いところの高さを図ったもので、この高さが低いほど低床化設計の車ともいえそうです。
車種名 | 最低地上高 |
シエンタ | 145mm |
フリード | 135mm |
ヴォクシー/ノア/エスクァイア | 160mm |
セレナ | 160mm |
ステップワゴン | 155mm |
オデッセイ | 145mm |
エスティマ | 160mm |
アルファード/ベルファイア | 160mm |
ただし、マフラーやエアロパーツなどゆかりも低いパーツがある場合、そこまでの高さを最低地上高となってしまい、純粋に最低地上高が低い=低床化とは言えません。
なので、あくまでもこの数値は参考程度に。
後は、ステップが車内の床とフラットになっている場合には乗りやすいですね。
こんな感じで、ヴォクシーやノア、エスクァイアなんかはステップがフラットになっていて乗りやすいです。
一方で日産のセレナはステップが2段になっているため、若干乗りにくさを感じます。
荷物の乗せやすいバックドアの開け方の工夫
最後に、荷物のせわしさで最も重要なポイントはバックドアの開閉の仕方。
写真のように、縦型にがばっと開くタイプが一般的ですが、荷物がより載せやすいように工夫のされた写真もあります。
これはホンダのステップワゴンですが、縦みなぎらなくて横に観音開きのように開くタイプになっています。
これだと、縦に大きい荷物が載せやすいですし、駐車場スペースなどで後ろが狭い場合にもドアの開け方で荷物が取り出しやすいです。
また、特に女性はバックドアの開閉は力もいりますしとっても大変だと思いますが、このタイプであれば開閉にそれほど力も必要ありません。
後は砂のように、上半分がコンパクトに開ける2WAYタイプのもの。
この明け方の場合にも、後ろが狭い場合にコンパクトに開くことができますし、上からものをとりだしたり載せたりすることもできます。
上だけを開けるだけなら非力な方や女性でも開け閉めが楽ちんですしね。
まとめ
ここまで、荷物や子供乗せ降ろししやすいミニバン選びとして4つのポイントを紹介しました。
赤ちゃんをチャイルドシートに乗せ降ろししやすい、子供やお年寄りが乗り降りしやすいという部分では、Mクラス以上のミニバンであればどの車種も必要十分なスペックだと思います。
加えて、荷物を載せ降ろししやすいポイントとしてバックドアがありましたが、このバックドアを改良して他との差別化に成功しているのが日産のセレナとホンダのステップワゴン。
それぞれ、上半分がコンパクトに開くタイプか、横に観音開きに開くタイプかという特徴があり、用途によってそれぞれ使いやすさは使ってくるかなと思います。
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