生活トラブル・困りごと

学資保険って要る?保険の仕組み&入ったときのメリット、デメリットについて。

友達やパート先の先輩ママさんに話を聞いている中で

出産する前に学資保険に入っている

ママさんがとっても多いことにびっくり。

今まであまり意識してなかったのですが、これを機会にちょっと考えなきゃな~と思い始めてきました。

 

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学資保険とは?

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「まず、学資保険っていったい何なの?」

私もそこからのスタートでした。

生命保険や損保はイメージとして分りやすいですが、学費のための保険って?
よく分らないですよね。

そこでまずは、学資保険ってそもそもどんなものなのか?どんな仕組みになっているのか?を調べるところから始まりました。

保険というと何かあったときの保障だったり、不測の事態のために入るものというイメージがあります。
しかし、学資保険に関しては名前に保険とついておきながらこういったイメージに当てはまりません。

学資保険を端的に言うと、

教育資金(主に大学入学資金)のための利率の良い定期預金

と言っていいと思います。

何かあったときのための備えではなくて、「子供の教育資金のために今から積立しましょうね」
ということなんですね。

また、「子供の教育資金のために」と言いましたが、ほとんどの場合が大学の入学資金の備えのためです。
子供の教育資金として一番お金がかかるのが大学です。
大学の入学金として、一番安い公立大学でも30万円前後、私大の医学部・歯学部などになると200万円は下らないですからね。
参考:2015年度 国公立大学 受験料・初年度学費一覧|河合塾

逆に言うと高校まで、特に中学校までの義務教育はほとんどお金がかかりません。

「一番まとまったお金が必要な大学の入学金に備えて、今から貯蓄をしていきましょう。」

というのが、学資保険の一番の目的になります。

学資保険には入るべき?

ここまでで学資保険の大まかな仕組みは大体は把握できました。

後は、本当に学資保険は必要なのか?というところですよね。

今度は、学資保険のメリットとデメリットを洗い出し、両方を突き合わせて本当に入った方がいいのか?別に入らなくてもいいのか?を考えてみました。

学資保険についてなぜ入るのか?メリット

  1. 意思が弱くても強制的に貯金ができる
  2. 普通預金で貯金するよりも金利が高い
  3. 加入者が亡くなった場合、以後の保険料の支払いが免除される
メリット1:意思が弱くても強制的に貯金ができる

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子供の教育資金のために貯蓄をしなければいけないと分かっていても、
ついつい生活費やその他の出費がかさんでしまったときに貯金を切り崩してしまう。
貯金をしようと思っても意思が弱くて自信がない。

学資保険に入ってしまえば、毎月定額が強制的に引き落とされて、途中で引き出しも不可能。
必ず毎月しっかりと貯蓄ができるところは大きなメリットです。

メリット2:普通預金で貯金するよりも金利が高い

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マイナス金利になっている現在、銀行の定期預金へ預けたとしても金利は0.2%未満。
仮に20年間で毎月1万円ずつ元金240万円を定期預金で預けたとしても、合計で5万円ちょっとしか増えません。
20年間で2%ちょっとの利回りということになります。

対して学資保険の場合は、20年間の利回りが10%を超える(返戻率110%以上)のところもあります。
元本240万円のところ、24万円以上増えることになるのです。

現時点では定期預金として貯蓄していくなら、学資保険に入った方が明らかに帰ってくる金額は多いのです。

メリット3:加入者が亡くなった場合、以後の保険料の支払いが免除される

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学資保険は保険料の支払者が突然の不幸で亡くなってしまった場合、以後の保険料が免除されます。
これが学資保険が簡易な生命保険代わりになるといわれる理由でもあり、唯一保険っぽいところです。
まさかの不幸に対応できるところが大きな強みですね。

学資保険は入らない方がいいという人の意見 デメリット

  1. 金利の変動(上昇)リスク
  2. 自由に引き出しできない、途中解約すると元本割れに
  3. 保険会社の倒産リスク
デメリット1:将来金利が変動(上昇)すると・・・?

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メリットの1つとして金利の比較で圧倒的に学資保険の方が利回り(返戻率)が良いという話をしました。
しかし、将来金利が上昇して学資保険の利回りを定期預金が追い抜くということも考えられます。

その場合、結果論ですが定期預金で貯蓄しておいた方が得だったという状況になる可能性もあります。

そもそも、学資保険の返戻率が110%といっても金利が10%になっているということではありません。
あくまでも、20年間の利回りが10%ということであって、これを年単位に直すと0.5%の年利でしかないのです。

現在の定期預金は高いところでも0.2%止まりですので、現状は学資保険の方が得であることに変わりはありませんが、
将来預金の金利が0.5%を超えてきた場合には、貯蓄をした場合よりも損をしてしまうということも十分あり得ます

学資保険会社によっては、この金利上昇に対する救済措置をしてくれるところもあるかもしれません。
そこのあたりをしっかりと確認しておく必要があると感じますね。

デメリット2:自由に引き出しできない、途中解約すると元本割れに

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初めに「高校までに教育資金で大きな出費はかからない」という話をしました。
とはいえ、人生は何が起こるか分りません。
旦那さんがリストラにあったり、別のところで思いがけない出費が発生する場合もあります。

ちょっとお金が入用・・・となったときに、簡単にお金が引き出せないのが学資保険のデメリットでもあります。

無論、「どうしてもお金が必要になった」という場合には解約してお金はいくらか戻ってきますが、
途中解約の場合には元本割れになる可能性が極めて高いです。

デメリット3:保険会社の倒産リスク

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最後のデメリットは、契約した保険会社が倒産した場合
可能性としては一番低いのかもしれませんが、一応考えておくべきリスクです。

保険会社も実際は「倒産した場合の保険」に加入している場合が多く、
現実に倒産したとしても契約内容に響くといったことはないような仕組みになっているみたいです。

この辺りは契約する際にしっかり保険会社に確認をとっておく必要がありそうですね。

学資保険・・やっぱいるかも・・・

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ここまで調べてきて思ったことは、

学資保険やっぱいるかも

です。。

すぐに引き出せなかったり、金利の上昇といったリスクはありますが、
毎月強制的に貯蓄ができるのと、110%以上の返戻率は魅力です。

何より、子供の将来のことを考えると将来を考えて今から備えがあった方が絶対良いと思いました。
親の都合で子供の将来が決まってしまうことを考えると、自分たちのできる範囲でやってあげたいとう気持ちになりました。

それに、保険会社をしっかり選んだら絶対損(元本割れ)はしないと思うので。

とりあえず、いろいろ保険会社を比較してみようと思います!

⇒フコク生命さんに学資保険について話を聞いてきたよ!(※準備中)

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